KeishiTamuraさんの映画レビュー・感想・評価

KeishiTamura

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

待望のクリストファーノーラン新作。
伝記映画でも時間軸を巧みに操る得意のやり口は顕在。

180分という長尺だけど、音楽や映像展開のスピード感で全然退屈はしない。

日本人としてはやっぱり思うところは
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

世界観、映像、音楽、、ジブリしか描けないものを見せるという意気込みを感じました。
インコの軍団とか最高。

ただ、ポニョ以降ある死生観やイマジナリーな表現がどうも飲み込みにくい部分がある。

まっすぐ
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリー風フィクション映画。
ディテールにやたら拘ってるからこその面白さ

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

リバイバル映画をミニシアターのシネコヤで鑑賞。

この映画、まず何が良いって1発目ロサンゼルスのウィノナライダーが良すぎる。
個人的にタバコの吸い方がかっこいい役者が好きなんだが、トラボルタ並みに良い
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

山崎貴監督の得意技を余すことなく発揮。

まずゴジラパートが素晴らしかった。
着ぐるみではなくVFXだからこその近さ、迫力があって、ゴジラを見上げるような一人称視点の映像や空からの視点なども個人的には
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.1

緊張と緩和。
アクションも面白いし、会話劇も良い。

他の映画いじりや新しい学校のリーダーズなど、程よい小ネタも散りばめられており、1にも増してエンターテイメント性が強く、シンプルに楽しめる1作。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

軽くて、面白い映画。

よくある日常に程よい非日常。

時間も短くて、頭も使わなくていいしっかりとしたエンターテイメント

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

月並みだけど、役所広司の演技が本当にすごい。

人生の大半を塀の中で過ごした人間がもがきながらもなんとか一般社会の生活へ馴染もうとする様を描く。

いわゆる一般社会に溶け込んでいる普通の人間が当たり前
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

近年稀に見るタイトルの秀逸さ。
それが一つの仕掛けになってるし、問いかけにもなっている。

そして、とにもかくにも坂本裕二さんの脚本の力。
セリフが全て繋がっていて、これだけ矛盾なく、でも視点を変える
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

三大こんな東京の若者になりたかった映画。
(後の2つは「花束みたいな恋をした」、「ちょっと思い出しただけ」)

東京の明け方は「ここが世界の中心なんだ」って錯覚させる何かがある。たぶんアボリジニと同じ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

基本、説明はしない。
100%楽しむためには、見る人に周辺領域の知識を求める作品で、まさに庵野節でした。

たぶんわかる人が見たらめちゃくちゃ興奮するシーンとか設定が散りばめられてだんだろうな。。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

 「俳優はカメラの前で演技している。それは演技する俳優のドキュメンタリーでもある。1回限りの何かをその都度やっている」(2021/08 日本経済新聞)
本作の監督 濱口竜介氏はフィクションの中から真実
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

流石の坂本裕二。
有村架純と菅田将暉の会話がめちゃくちゃ良い。

何気ない会話に物語の核が散りばめられている。
よくある会話だからこそ、受け取り側の思い出となんらかリンクして感情が動かされる。

特に
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.9

クリープハイプの楽曲からインスパイアを受けて作られたらしい。

よくあるであろう男女の出会いと別れを男の誕生日の1日を1年ずつ振り返り、時系列逆行で見ていく。

「最初から話なんて噛み合ってなかったの
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までずっと目頭熱い。

原作は何度も読み直したし、結末も知ってるし、ほぼ原作に忠実(魚住の見事な桂剥きがなかったのは残念)なのに、終始手汗握るし、山王は絶望的だし、でも何度も蘇るし、声出そ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

その感覚持ってたよなー
みたいなことを気づかしてくれる作品。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.4

ロードムービーは必ず目的地があって、そこに向かってストーリーが展開していく。
ストーリー展開が分かりやすいから、その道中での喜怒哀楽や心情変化をどう表現するかに映画としての魅力が宿るが、この映画はまさ
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

茶室を通して、
日本の美しい音、四季、所作を知る。

"すぐに分かるもの"と"すぐに分からないもの"

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