たなかさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

たなか

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ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(1976年製作の映画)

4.8

「暴走族」という言葉に現代人がイメージするものが出来上がる前の暴走族、ブラックエンペラー新宿支部のドキュメント
当時の音楽とキマッた構図に痺れるところが多いがブラックエンペラーの面々のやり取りもなかな
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.6

予想はしていたんですが十代の時によく聴いていたオルタナロックと最近よく聴いてる80〜90'sヒップホップが延々と流れててそっちに意識いきがちでした
主人公のサンバーンが設定より幼くみえたがその真っ直ぐ
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.5

ゆるく観てしまったが末恐ろしい世界に今自分がいる事はなんとなく理解出来た
享受すべきモノは享受して拒絶する部分はしっかり拒絶する、距離とバランスを保ちそれを実践する、通知切るとかあなたへのおすすめに易
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.5

映画音響について歴史や構成しているものの解説をザクッとまとめた作品
割りと歴史の部分には力を入れてたのかなと思ったが、ステレオを取り入れるのが割りと後発だったんだなとかトリビア的な知識を得れました

バンコクナイツ(2016年製作の映画)

5.0

タイのバンコクが一応メインだがラオスや他東南アジア全体までと視野は広く、テーマも娼婦、武器、麻薬をメインに添えながら絡み合って取り込みあってかなりスケールのデカい作品に仕上がっていて(とはいえ映像的に>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

5.0

ノアバームバック作品をドカッと観た時期が最早一昔前でこんなテイストの監督だっけ?ってなりましたがグイグイ引き込まれてあっという間にエンディングでした
スカヨハもアダムも凄く良い役者さんですね
些細なこ
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カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)

5.0

富士フィルムによる国産初総天然色映画なんて記念碑的作品ですがこれで1951年ですからね、底力を感じます
キャストが松竹ぅーって中にまだピチピチなデコちゃんで謎なテンションになりました
馬とか牛とかの毛
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運び屋(2018年製作の映画)

4.9

イーストウッド主演兼監督作品は案外観てなかったもんでコレが初
イーストウッド本人の人生の懺悔や贖罪をここ10年くらいは作品にかなり投影してる的な話は有名だがこんな感じなんですね
眉間に皺寄せて常に辛気
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

5.0

ダスティンホフマン主演作を久しぶりに観たけど良い役者さんだなあ
離婚と親権が主題だけど仕事人間だった父がアレよアレよと残された子の為に変わっていく様の方が印象に残った
母役のメリル・ストリープにあまり
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パプリカ(2006年製作の映画)

5.0

久々再見
ネトフリで観てしまったので特典のインタビューとか解説みたさがすごい
終盤でやっと気づいたけどパレードにだいぶ皮肉というか風刺きいてますよね?
声優さんのラインナップだけでも熱くなっちゃいます
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E.T.(1982年製作の映画)

5.0

ジョンウィリアムズの音楽たまらんです
ライティングがユニーク(というよりスピルバーグは家の外から中にライト当てるのフェチなのか?)なんでそこだけ観てても面白い
納屋と家のショットが先日見た大林監督のH
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ソウル・パワー(2008年製作の映画)

4.5

ややボリューム感に欠けるかなと思うものの要所要所でJBやモハメドアリ、ミリアムマケバやビルウィザースのコメントにグッと来るところもありました。
映画ウッドストックを踏襲したフェス映画って印象

修羅雪姫(1973年製作の映画)

5.0

初梶芽衣子、想像していた程の血のりの量ではなかったけど見所も沢山ありました

父子草(1967年製作の映画)

5.0

毎日響くうるさい踏切の音も気持ち次第で響き方が変わる、とか
父子草に互いを重ねそれに気持ちを託す、とか
いちいちクサいんだけど、まあたまりませんね

役者も良いし撮影もキマッてていうことなし、キャラの
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

5.0

BlackLivesMatterについてもう一歩、ということで拝見
その根深さは想像より遥かに深いが克服していかなければならない、国は違えど日本にも根差している問題ですね
手短にでしたが今まで知らなか
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

漫画版を読んで5年以上は経つが初めて映画版を4kリマスターで劇場で観ました

漫画版とは内容もやや異なるが二時間どっぷり大友ワールドに没入耽溺することが出来ました
後世への影響力は計り知れず、多岐にわ
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ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

5.0

劇場行きたい欲がおさまらず神保町シアターに駆け込んでしまいました

植木等もといクレイジーモノはお初だったんですが良いですね、当時どんな受け入れられ方をしていたのかイマイチ理解していないですが事件を事
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

まさかのスチールショットで進行していくSF、コレも押井さんのお話が面白かった笑

サーミの血(2016年製作の映画)

5.0

映画だけでもう少し深く理解出来る学があったら良いなと思いつつも楽しめました(宮台真司の対談を参照)

博徒外人部隊(1971年製作の映画)

5.0

鶴田はあと何回シャバに出たらこのヤクザモノ輪廻から解脱出来るんだろう…って思ってしまったんですがオープニングから山下毅雄の音楽がカッコいい

大和人は嫌いと沖縄人の富三郎と今井健二に煙たがられたり返還
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

5.0

現代の青春映画、グッときましたねー

友達のいない中国人の秀才の女の子がラブレターの代筆をやむなくするところから話が転がっていくんですが
ヴェンダース作品のセリフを覚えてる高校生なんて嫌だ!笑
他にも
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ボイス・オブ・ムーン(1990年製作の映画)

5.0

昼は屋根上に、夜は井戸の底に誘惑がある

遺作だけあってフェリーニ自身の強烈な投影を節々に感じたが本当夢の様に幻想的でトんでる

のっけからオッパイ見たいは流石に吹きました笑
ロベルトベニーニもやっぱ
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たそがれ酒場(1955年製作の映画)

5.0

エンディングの退場シーンとオープングだけで白飯三杯いけます

居酒屋の場内ということもあってざわめきで登場人物のセリフはやや聞き取りづらいところもあったが聞こえるところはしっかり聞こえるもんですね

GONIN(1995年製作の映画)

4.9

もっくんがずっと艶っぽい、それだけで結構観れちゃう

話の大筋はバイオレンスモノにありがちなストーリーだが、この同性愛の入り混じる感じが妙に90年代感を更に引き立ててる気がする

竹中直人はマーロンブ
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アメリカの影(1959年製作の映画)

5.0

シネフィルWOWOW60日間無料キャンペーンということで自粛ついでに拝観

50年代末のニューヨークの空気がムンムンと感じれて最高、即興による作品と名うつあたりもそうだ
コンパクトな三人兄弟の青春群像
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音楽(2019年製作の映画)

5.0

オブビートな感じでヌルッと楽しめました。
せーので鳴らす快感とか演奏による昂りなんかもうまく伝わってきて良かったですね
坂本さんの声で高校生とは…なんて思ってましたがなかなかハマってました、岡村ちゃん
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日本侠客伝(1964年製作の映画)

5.0

健さんに錦之助、松方も長門も津川もまだ若くてギラッギラした新鮮さがあって気持ち良い

長門と南田洋子、錦之助と三田圭子のくだりは、惚れ惚れしました
子を抱きしめる錦之助、今生の別れと知らずに涙を拭う子
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

4.7

ジョーカーでのガリッガリなホアキンからは想像も出来ない巨大なホアキン
髪型はどうなったらそうなるんだという仕上がり
ハリウッドを世界を出し抜いた才能は計り知れないなーと
本心の時もある、100%演技の
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

二回に分けての視聴になってしまったが緊張感のある運びでなかなか楽しめました。
登場人物が多く上手くつかめない所もありましたが話の筋は明瞭でしたしダンの葛藤がよく描かれていたなと。
まだ彼の国には矜恃を
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

イギリスらしい皮肉のセリフがどれも良い

2017年のカンヌパルムドールというのは肯ける作品でした、貧困と人の話
ダニエルが遺した言葉が全てであり自分もそうでありたい、そうでなければと思った
真っ当で
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