ベンジャミンサムナーさんの映画レビュー・感想・評価

ベンジャミンサムナー

ベンジャミンサムナー

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

 自分が観た回では、観客の半分ぐらいが女性(中にはセーラー服の女学生もいた)だったので、男の俺はめっっっっちゃいたたまれなかった。

 12歳の少女(を装ってる成人女性)に、自分の股間をイジってる様を
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.5

 これだよこれぇ!! 

 "他者"、ひいてはその"他者とのやりとり"の可笑しさ、愛おしさこそが沖田修一監督の真骨頂だよ!

 前作の『おらおらでひとりいぐも』は、孤独なお婆さんとそのイマジナリーフレ
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.0

 『ウインド・リバー』で華々しい監督デビューを果たしたテイラー・シェリダン2作目の監督作。

 …ん〜、『ウインド・リバー』や脚本を担当した『ボーダーライン』に比べると見劣りする。

 刺客の二人は会
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スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

3.0

 吹き替えで鑑賞。
 小さい頃にカートゥーンネットワークを観てたので、山口勝平の「どったの、センセー?」や高木渉の唾を飛ばす喋り口調に懐かしさを感じた。

 レブロン・ジェームズがルーニー・テューンズ
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豚の王(2011年製作の映画)

3.0

 実写作品とアニメ。
 両方手掛ける監督は珍しいが、それぞれの作風がここまで違うヨン・サンホ監督はもっと稀有なんじゃないか?
 
 しかも、実写作品の方が『新感染』とその続編みたいにアニメ的なケレン味
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無職の大卒(2014年製作の映画)

2.5

 飲酒シーンや喫煙シーンになる度に画面左下に「健康を害するので控えましょう」のテロップか出る映画。
 逐一テロップ出して映画への没入感を阻害するなら最初からそういうシーン入れるなよ!

 「大学を出て
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.5

 カメラワークがさり気なく凄い。
 
 隊員が縦になって吊り橋を渡る場面を前から捉え、「カメラマンが一緒に橋を渡ってるんだな」と思ったらカメラがおもむろにスゥーっと吊り橋の外側に移動していく流れはどう
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.0

 オーディション人数39.2万人、衣装4万着、欧州最大の1万2千平米のセット、主要キャスト400人、エキストラ1万人、制作年数15年をかけてソビエト社会を完全再現!

 …という触れ込みからして、(作
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スピオーネ(1928年製作の映画)

3.0

 フリッツ・ラングがSF映画の金字塔『メトロポリス』の翌年に撮ったスパイ映画。

 ルドルフ・クライン=ロッゲ演じる見た目からして悪者オーラ全開の敵キャラの造形や、主人公のコードネームが数字である点、
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.0

 本作を観てると、映画のアクションシーンにおけるスケールのでかさと面白さはイコールではないことがよく分かる。
 
 序盤のバスのシーンは歴代のMCUの中で一番のアクションシーンじゃないかな。

 車内
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

 劇場公開時はスルーしたけど良いじゃん!

 演者(成田凌と清原果耶)のやりとりで転がして行くタイプの作品。
 成田凌演じる大野の「聞き返す癖」が小気味よいリズム感を生んでいる。(ミキの漫才みたいな?
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.0

 『神と共に』に続くマ・ドンソク兄貴無駄使い案件。
 何で兄貴がずっと司令室でパソコンイジってるだけの役回りなんだよ!

 まあそれはさておき、ついに韓国でもハリウッドに迫る勢いのディザスター映画を作
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クルエラ(2021年製作の映画)

2.0

 動物の毛皮を剥いでコートにする事を生業とし、ヘビースモーカーでもあるクルエラのオリジンストーリー。

 でもご安心下さい!

 本作のクルエラは終始ワンちゃんと仲良しで動物に危害を加えるシーンなんて
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101(1996年製作の映画)

3.5

 本家のアニメを観てから『クルエラ』に行こうと思ったけど、ついでに最初の実写版であるこっちも鑑賞。

 本家のアニメよりも好き!

 てかコレって『クリッター』や『ビルとテッドの大冒険』の監督なのね。
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101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

2.5

 Disney+で『クルエラ』の見放題になったけど、思い返せば元の作品をちゃんと観たことなかったので先にこちらを鑑賞。

 アニメとして初めてトレスマシンを導入した作品なので、そのメリットを誇示するよ
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

 「スタンド攻撃」だっ…………!!
 て…「敵」がいるのかッ!
 このビーチの中にッ!

 予告編の時点で『ジョジョ』を連想した人は多いんじゃないかな?


 ※一応シャマラン映画なので、この先ネタバ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

 「本当に他人を見たいと望むなら、自分自身をまっすぐ見つめるしかないんです」

 物語とは、問題を抱えた登場人物がそれを解消する過程を描くものだが、中には時間をかけないと解消できない問題もある。

 
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死闘の伝説(1963年製作の映画)

4.5

 「これが一億一心、心を一つにして戦っている日本国民のすることでしょうかね…」

 83分しかないのにズシンとくる。

 冒頭、画に描いたように長閑な北海道の風景が映し出され「あれ、見る映画間違えた?
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スプリー(2020年製作の映画)

3.0

 迷惑系YouTuberの究極形?

 流石に、
 10年間動画投稿しても全然再生数が伸びない!
         ↓
 よし、殺人現場を生配信しよう。

 …となるのが、飛躍しすぎ。
最初は小さな迷
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ジェノサイド004(2020年製作の映画)

2.5

 この手の映画ってパッケージ詐欺が多いけど、本作はちゃんとパッケージ通りのマシーンが出てくる。

 だが、ストーリーはどっから突っ込んでいいやら…。

 まず、スマホのSDカードでさえ挿入口がカバーで
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野球少女(2019年製作の映画)

3.0

 「早いか遅いかではなく、打たせないこと」

 一応「野球映画」だが、試合の描写が一切なく、ヒロインのチュ・スインが劇中で投球するのは練習とトライアウト(実技試験)のみという地味な内容。
 
 まあ、
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.0

 吉田監督は『ばしゃ馬さんとビッグマウス』でも夢破れる主人公の話を描いていたけど、本作は終始登場人物に向けられる視線が温かい。

 自分自身ボクシングとは無縁なので、ボクシングのディティール描写につい
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

 自分の住む世界がゲーム(仮想現実)だと気付いたフツーの男が、サングラスをかけ救世主として覚醒していく。
 …という、いわばコメディ版『マトリックス』な話であるが、同僚の黒人にもサングラスをかけさせよ
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.0

 ストーリーも、主人公やヒロインのキャラもノワール映画のテンプレートなのに、一度見たら忘れられないシーンに満ち溢れている。

 闇夜の中、光るスニーカーを履いた警察たちがワラワラと集まってくる場面。
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

4.0

 138分もあるが、ダニエルのいつまで過酷な監禁生活が続くのか分からない状態と、彼がそんな状態なのに高額な身代金を用意できるまで見てる事しかできない家族の精神的負荷を少しでも観客に体感させるためのこの>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.0

 今日は注目の洋画が3本も同時に公開される日。
 でも、TOHOシネマズは毎週水曜日は1200円で鑑賞できるので『スースク』以外は水曜に観ようかと思ったけど、せっかく"13日の金曜日"なのでホラーの本
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』以上にジェームズ・ガン監督のブラックなテイストが炸裂している!

 冒頭、星条旗をバックに颯爽と出撃するスーサイド・スクワッドの面々。(この時点で彼らがアメリカ
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クイーン&スリム(2019年製作の映画)

3.0

 白人警官ともみ合いになった末、射殺してしまった黒人の男女二人が逃走する冒頭はサスペンスフルだが、その後の逃避行は何ともまったりしている。
 
 これはサスペンスとして作られてないのか?

 警官を射
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.0

 色んな意味で一番コロナの被害を受けてしまった映画。

 主演を務める予定だった志村けんが亡くなってしまったのもそうだけど、コロナ禍に入って追加撮影されたシークエンスが映画の内容をより散漫にしている。
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お遊さま(1951年製作の映画)

4.0

 「また、若葉の頃になりましたなぁ…」

 お見合い相手の姉に惚れてしまう話。

 慎之助の母が「お通さんと添い遂げるなら駆け落ちするしかないじゃないの」と言った時は『近松物語』みたいになっていくのか
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白蛇:縁起(2019年製作の映画)

3.0

 去年の『羅小黒戦記』に続いての中国アニメーション映画。

 あちらはジャパニメーション風の手書きアニメだったが、本作はピクサー味のあるCGアニメ。(特に犬のはらまきの挙動というか表情はディズニー味が
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

 「請求書の山」とか「物価はあがるばかり」等の愚痴をラテンの軽快な曲調に乗せて歌い上げる冒頭が印象的。

 街が停電になっても花火を上げて踊り明かしたりと、バイタリティ(まさにラテン語が語源)にあふれ
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とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー(2021年製作の映画)

3.5

 今更ながら映画館で初鑑賞。

 しかも、地元の劇場でひっさびさの3D上映がされるということで3D版で観てきた。

 結論から言えば別に3Dで観る必要ななかったな。

 モルカー達の羊毛フェルトの質感
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.0

 SNSを介してボーイミーツガールを描いてるのが、現代の青春モノだなぁと感じる。

 なんと言っても本作の白眉は主人公チェリー(このあだ名は悪口なのか?w)が、

 やまざくら
  隠したその葉
  
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.5

 本作を観ると、「スタントマン」という職種名は改めるべきだと思えてくる。

 その職種名のせいで、自動的に「男かやる仕事」と刷り込まれてしまう。
 でも、スタントにかける技術や情熱に性差はない。

 
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

 「暴力や戦争のニュースをクリックするのは、自分のクソな人生を少しはマシなクソだと思いたいからだ」

 ハリー・ポッターと二丁拳銃デスゲーム

 敵の親玉がスキンヘッドでまさにヴォルデモートw

 馬
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