ベンジャミンサムナーさんの映画レビュー・感想・評価

ベンジャミンサムナー

ベンジャミンサムナー

2019年映画ベスト10(暫定)
①クリード 炎の宿敵
②スパイダーマン スパイダーバース
③THE GUILTY ギルティ
④アベンジャーズ エンドゲーム
⑤運び屋
⑥スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
⑦ハロウィン
⑧ファーストマン
⑨グリーンブック
⑩アクアマン

映画(2125)
ドラマ(1)

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.5

「家族と歩くから日曜が楽しいんだよ。お前と一緒じゃ日曜はダメさ」

加賀まりこの衝撃的な可愛さ!

色んな男と関係を持つ女だが、本当の愛が分からず修の家の前に花びらを撒いたり、母と一緒に社長に会
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

「僕はまだ立っている」

中盤の展開は『ボヘミアンラプソディ』と大体同じ(フレディもエルトン・ジョンも同性愛者だし)。
だが、超現実的なミュージカルシーンが始まったかと思いきや突然現実に引き戻され
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

そりゃあ″人種差別″を題材にした映画は黒人監督のスパイク・リーが撮るのがふさわしいし、『グリーンブック』の方がアカデミー作品賞を取ったことにスパイク・リーが不満を抱くのも分かる。

…でもその上で
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散り行く花(1919年製作の映画)

4.0

「どこの集団にも他より弱い者がいて、粗暴な知能や癇癪の標的になるものだ。哀れなルーシーはそういった一人だった」

リリアン・ギッシュ演じるルーシーが父親に無理矢理笑顔を作らされる場面が、その後鞭で
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ダーク・スター(1974年製作の映画)

3.5

「すまん、ド忘れした」

人物達とAIのディスコミュニケーションが悲劇を招く様をユーモラスに描くテイストは『博士の異常な愛情』を彷彿とさせる。
エレベーターに宙吊りになる下りは、「あんなに尺割い
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.0

「壁と 自分と 扉と闘うため」

セガールの映画で『沈黙の脱獄』というのがあるけど、本作にこそこの邦題をつけたい。

やはり″サスペンス″に音楽は不要であることを本作は証明してくれる。

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月光の囁き(1999年製作の映画)

4.0

「その夜、紗月の分身達を燃やした」

主人公の声なんか聞き覚えあると思ったら『秒速5センチメートル』の人か!
改めて水橋研二のモノローグの心地良さを実感した。

終盤、日高は左目を包帯で覆い、
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スリ(掏摸)(1960年製作の映画)

4.5

「彼は自分の弱さに負け、スリという冒険を行う」

流れるようなスリの所作だけでも映像的快楽がある。

屋外でスリを行うのがメインなのに足音以外のSEがほぼ皆無なのは彼の視野の狭さを表してるのだろ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

監督が山崎貴なので期待してなかったけど面白いじゃん!

冒頭の大和沈没シーンは″つかみ″であると同時に、その後に語られる「艦隊決戦にこだわる事がいかに不合理か」の視覚的な説明にもなってる。

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地獄(1960年製作の映画)

3.5

「宗教は人間の死後、法に代わって刑罰を与えてくれる世界を夢想した。これが″地獄″である」

幸子や洋子が死ぬ場面があまりに唐突すぎない?

本作は現世パートと地獄パートがハッキリ分かれてるので、
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

フランス本国でかなり評価されてる作品だが、序盤の戦場描写やエドゥアールの仮面や美術といった表面的なビジュアル面以外にはほとんどノれなかった。

終盤でエドゥアールは父と再会し、その愛情を知り涙を流
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「僕は自分のために作って自分で食べる」

そもそもヘミとベンはグルっぽいんだよなぁ。
ヘミの思い出話に対してジョンスは「そんな事あったっけ?」というリアクションしか取らないし。

ベンの家に化
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

5.0

「どういう具合に生きてったらいいか、分からないなぁ…」

まさに和製『タクシードライバー』。
だが、全体的な陰鬱さは『タクシードライバー』を超えてると思う。

なんてったって実際に自殺未遂で
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

3.5

「この歌 頭にこびりつく~よ♪
この歌 頭にこびりつく~よ♪
この歌頭にこびりつく~よ♪」

前作の監督が脚本を手掛けてるので、手堅く、決して悪くない内容。
ラプトルが一匹ずつ襲われたり、ダ
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.5

「この恨み、晴らさずにおくべきか」

有名所のホラー映画は大抵観てきたが、リアルに鳥肌立ったのは本作が初めて。

ホラー映画は基本的に″謎″(襲ってくる物の正体や動機の分からなさ)で恐怖を助長
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吐きだめの悪魔(1986年製作の映画)

3.0

「幸せそうに昼寝するな。同情してもらえんぞ」

「タイトルからして俺好みのヤツやーん」(『死霊のはらわた』、『悪魔の毒々モンスター』系)と思って見てみたが…

中弛みが半端じゃねえ!
中盤の見せ
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.5

「その人形、意思があるの?」

本作は『チャイルド・プレイ』ではなく『トイストーリー5』だ!

※以下『トイストーリー4』のネタバレ有り

本来『チャイルド・プレイ』は殺人鬼の魂が人形に乗り移り
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.0

「襲ってきた・闘牛みたいに・私を」

ザジちゃんが『トムとジェリー』のジェリーの如く大人をたぶらかすスラップスティックな前半は、捉えどころのない自由奔放なジャンプカットと早回しの演出も相まって面白
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ビルとテッドの地獄旅行(1991年製作の映画)

3.5

「お互いにエクセレントであれ」

序盤は前作と同じくストーリーもギャグもユルいが、死神と勝負して天国行く下りは面白い。
死神が良いキャラしてる。

天国から科学者連れてきてロボット作ってもらう
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

3.0

「エクセレント!」

おバカな高校生二人が歴史のレポートの為にタイムマシンで過去に行って偉人達に会いに行く。
…という導入から「この二人が過去でどんなドタバタを繰り広げるんだ?」とワクワクしてい
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ミュータント・フリークス(1993年製作の映画)

4.0

「ブーだぜ!」

映画際で一度上映したきり一般公開もソフト化もされなかった幻の映画がまさかのブルーレイ化!

もうオープニングから頭おかしい!
フリークス達の造形がバリエーション豊かでブッ飛ん
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.0

「みんな 違う考えで生きてるのさ」

ロメロ監督の″ゾンビ三部作″で一番好きかもしれん。
これほどまでにゾンビの演技に感動させられる映画があるだろうか?

当初の脚本を大幅に変えてゾンビとの闘
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フロム・ビヨンド(1986年製作の映画)

3.0

「すぐにばれるぞ。お前が不能だって事は」

「装置が作動してる間だけ異次元のクリーチャーが見える」という設定に最初はワクワクするが、異次元のクリーチャーのバリエーションは少ないし、登場する場面が屋
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ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

4.0

「なぜ皆鍵をかける?遺体は逃げたりしないのに」

パッケージ、及び冒頭のシーンで「コイツが悪玉か」と思わせておいてツイストの効いた展開。
序盤のダンの心肺蘇生、ヒル教授のレーザードリルと、細か
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ゾンゲリア(1981年製作の映画)

4.0

「ポッターズ・ブラフへようこそ」

目に注射器ブッ刺したり、鼻から酸を流し込んで頭が内側から溶けたりと、バイオレンス描写が斬新。

しかも、そういったスプラッタな表現の為にリアルな人間の頭部や体
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的には「法を犯そうとも、世界を歪めようとも自分の願望に忠実に生きる」という話自体は割りと好きな方ではある。(『テルマ&ルイーズ』、『スカーフェイス』、『小さな恋のメロディ』等)

でも、それを
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.5

「少しのミスで即爆発!」というシチュエーションは無音状態に近ければ近いほど緊張感がでるが、本作は雨が吹き付ける音等、常に環境音が鳴り響いていて一触即発の緊迫感は薄い。

それにクルーゾー監督のオリ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「ええっ!3でこの上なく綺麗に完結させたのにまだ続けるの!?」
本作の制作が決定した時からずっと不安しかなかった。
「でもピクサーならあるいは…」という一縷の希望を胸に劇場に赴いたが…。
残念
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47RONIN(2013年製作の映画)

3.0

「人は主君を奪った者と同じ空の下では生きられません」

『忠臣蔵』をベースにした内容だが、主人公を異人(キアヌ)にした必然性が薄く感じる。

赤穂藩主の浅野が、身寄りのない異人であるカイを家臣達
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ニンジャ・アサシン(2009年製作の映画)

4.0

海外映画で、いや日本映画でもここまでニンジャをスタイリッシュに描いた映画が他にあっただろうか!?

前半の回想シーンでは『少林寺三十六房』のようなトンデモ修行シーンで。
後半も演者のキレのある動き
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ナイト・トーキョー・デイ(2009年製作の映画)

2.5

本作は菊池凛子が殺し屋を演じているが、アクション映画ではなくあくまでラブストーリー。

だが、各人物の行動動機がほとんど解らない。

菊池凛子演じるリュウは最初から暗殺のターゲットとしてダビに接
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ヒッチハイク(1976年製作の映画)

3.5

「俺には銃がある。名ゼリフは必要ない」

なんかスゴく変な物を見た…。

展開が所々唐突だったり中弛みしてるので決して出来の良い作品とは言えない。
これで安易にハッピーエンドのラストだったら「
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ライジング・サン(1993年製作の映画)

3.0

「アイ アム ベリーベリー オコッタ!」

ショーン・コネリーとウィズリー・スナイプスのカタコトの日本語は一聴の価値はあると思うが、サスペンス映画としての面白味は薄い。
事態が二転三転していくが
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キラー・エリート(1975年製作の映画)

3.5

「最初の判断が正しい事は多い。決めた道を進むのだ」

前半は組織を解雇された主人公のリハビリを延々見せ、ラストには金の亡者の上司を突っぱねる。
という本作の内容は、映画業界内でトラブルメーカーの
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「人は他者に妄想を抱かせることができる。それが宗教であり…第三帝国だ」

虚言で人々を先導する集団(ナチス等)を題材にしているとのことなので、本作における超常現象はあくまで催眠術や幻覚の類いのモノ
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燃えよNINJA(1981年製作の映画)

3.5

「日本人でもないのにハラキリか」

ヌンチャクやらトンファーを使うとはいえ、基本的なアクションが敵アジトへの″潜入″なので思いの外忍者していた。
でも潜入の内容は警備員を一人ずつ不意討ちで始末し
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