寿司さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

「人が思うがままに幸せを追い求めたらどうなるか」をテーマに描かれているのではないかと思う。
主人公の男は自分の幸せや喜びをひたすらに追い求めており、所帯があるにも関わらず別の愛を求めてしまい、その結果
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.4

ただただ友達の家を探す話なのに何故か面白い。現地の人を起用したリアルなキャスティングや独特なカメラワーク等、キアロスタミ監督の演出力には舌を巻いてしまう。

物語の中では純粋無垢で優しい子供に対して、
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オアシス(2002年製作の映画)

4.3

観ている間、感情を揺さぶられっぱなしだった。
最初はジョンドゥの行動や振る舞いをどうしても第三者目線で見てしまい、正直鬱陶しさを覚えてしまっていたが、物語が進むにつれ彼の内面の純粋さがわかってきて、彼
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

音楽がかっこよすぎで、2人のノリも素敵。これに尽きる。

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

クロエ・ジャオ監督作品だけあって映像、特に風景のシーンはとても綺麗だった。エターナルズが守る「地球」の美しさはうまく表現されていたと思う。

物語に関しては正直自分のマーベル作品に対する期待を超えてく
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

サスペンス・人間ドラマ・正義・政治的批判等々、様々な要素を詰め込んで一本の綺麗な作品に仕立て上げてしまうのは本当にすごいと思う。

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.5

ストーリーの構造は2・3作目とほぼ同じだが、アクションの派手さが前3作よりも少しスケールダウンしているように個人的には感じてしまって、物足りなさを覚えてしまった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

視覚的な演出がすごかった。砂漠はもちろん、他の惑星の情景から室内の内装まで世界観に忠実にきめ細かに作り込まれていて、映像美に没頭することができた。可能であれば映画館で観るべき作品だと思う。

物語につ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.3

とんでもなく完成度の高い映画。3時間半があっという間に感じてしまう程、映画の中にのめり込んでしまった。

"アイリッシュマン"の視点を中心として、マフィア達の権謀術数の人間ドラマを描きつつ、同時に戦後
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

3.8

登場人物の感情の変化の整合性がきちんと取れた脚本で、最後まで違和感を感じることなくスッと観れた。
最後の一連のシーンをより書き込んでいたらもっと良い作品になったような気もする。

フィッツジェラルド夫
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ラスト・オブ・モヒカン(1992年製作の映画)

3.8

ダニエル・デイ=ルイスの凄さを改めて認識させられる映画でした。山の中を走る姿でも、ドラマパートでの落ち着いた佇まいでも、どの場面を観ても先住民の役を演じてる感が全くなく、本物にしか見えなかったです。引>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドの最終作。
5作続いた一連の007の物語の完結編として、とても完成度が高い作品だと感じました。

本作ではジェームズ・ボンドの「国家の安全の為に働くスパイ」
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.9

クレイグボンド4作目。
本作に関しては演出がとても良い作品だと感じた。
様々な場所で様々な小道具を使って展開されるアクションシーンはすごい迫力だった。また、サム・メンデスの画作りというか撮り方が素晴ら
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

クレイグボンド3作目。
ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、ロリー・キニアという従来メンバーに加え、今作からレイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリスと言ったこれまた英国屈指の名優が参加し
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.5

ストーリーに政治的・社会的な要素を組み込んできたのは良い挑戦だと思うが、各組織の色々な思惑が絡まりすぎて、スムーズに世界観に入っていくことができなかった。台詞も若干説明不足な感じがして、逐一情報を整理>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.8

ダニエルクレイグのボンドの1作目。
この作品での出来事をきっかけに、ボンドは悪意と暴力と復讐の大きな渦に巻き込まれていくことになる。

とにかくダニエルクレイグがカッコいい。立ち振る舞いに品格があり、
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

並の映画であれば本作の前半分にあたる箇所を最後に持ってきて「衝撃の結末」みたいな作りにすると思うが、この映画はトリックをトリックで終わらせず、その後の顛末を全く違ったジャンルとして後半で描いていて、普>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.8

人は、然るべき場所に落ち着いていくものだという、ある種の達観を感じさせられる映画だった。喧騒を求める人は街の中でで過ごすべきだし、のどかさを求める人は自然の多い場所に行き着くべきだと。

ティモシーシ
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.4

昔の武具を使ったアクションシーンは迫力があって良かった。
もう少し登場人物の性格や思考に深みがあって欲しいと感じた。

観賞後に調べたら史実とあまりにもかけ離れていて驚いた。

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

戦闘シーンがとにかく格好良く、体術をメインにしたアクションの面白さを再認識させられた。

悪役である父親がとにかく魅力的。長い歴史の中で裏の世界を牛耳ってきた人間だが、どこか人間臭いところがあり、作中
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.9

ワイスピについては派手にアクションしていてくれればそれで良いです!
この設定・場面いる?みたいなシーンや、人物の感情の動き方に疑問が残るシーンがない訳ではないですが、勢いとテンションの高さで押し切るい
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

移民・障がい・階級意識等の様々な話題を上手くまとめて1本の感動的なストーリーにしてるのはすごいと思った。
主人公2人の関係性にもう少しアップダウンがあっても良かったのではないかと思うが、実話を元にして
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.7

ジェームズガン監督作品。監督のギャグや選曲のセンスの良さが遺憾なく発揮されており、更にスプラッタ・下ネタ・露骨な政治的話題等のマーベルではできないような要素も加わった盛り沢山の演出になっており、最後ま>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

全体的に俳優陣の演技が良い映画だと感じた。ジェイミーフォックスとクリストファーヴァルツは相変わらず達者だし、ディカプリオもサミュエルLジャクソンも悪役を楽しそうに演じていた。
タランティーノの映画はど
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

ところどころ目的や意図が曖昧なシーンがあったものの、科学や人間性のあり方に対する製作者の主張はストーリーの中に上手く組み込まれており、とても説得力のある映画だと思った。
協力者や恋人などの様々な人物が
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

このようなクライム映画は追う者と追われる者の逃げる・追い詰めるの一進一退の攻防が最大の醍醐味だと思うのだが、今作は捜査官が一方的に後手に回る展開がほとんどで、観てる間もどかしい気持ちでいっぱいになって>>続きを読む

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.5

演者の演技やスタイリッシュな演出は楽しめたが、いまいち作品のテーマが見えてこなくて歯痒かった。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.8

現実のアフリカの問題を取り上げながら、見応えのあるストーリーにできていたのは良かった。
ただ、偽悪的な主人公やロマンスシーンに強い"ハリウッドらしさ"を感じてしまい、少し冷めてしまった。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.3

抑圧的な男性社会からの女性の解放という現代的なテーマを上手にアメコミに落とし込んでエンタメに昇華させているのがとても面白かった。
時系列の入れ替え等でだいぶ冒頭がゴチャゴチャしていたのだけが残念だった
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