紫色部さんの映画レビュー・感想・評価

紫色部

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2017上半期新作ベスト

(台北ストーリー)
スプリット
未来よ こんにちは
美しい星
ハクソー・リッジ
バンコクナイツ
海は燃えている イタリア最南端の小さな島
ミューズ・アカデミー
グリーンルーム
人生タクシー
パーソナル・ショッパー

2015.11.28以降鑑賞作品のみ記録 大学生
スコアは2.5で±0 4.0から傑作 評価変動相場制

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

2.5

2017.11.19 GYAO!

石井輝男みたいな熱量とテイストで風通しの良いキラキラ青春モノをやっていく勢いは面白いし、もう戻れない「あの頃」の思いが諸々かけがえのない記憶として集約されていくラス
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ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.0

2017.11.19 DVD

女と車という映画的要素のプリミティブさと、絶妙な間によって引き出される独特の空気感がとても沁みる。ミシェル・ウィリアムズの“I'm just fine!”×2や、クリス
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HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION(2017年製作の映画)

2.5

2017.11.19 TOHOシネマズららぽーと横浜

上下運動を基調としてさらに洗練を極めた序盤の滑らかな一連のアクション、無名街取り壊しを図る笹野高史を捉えたシーケンスでの流麗な長回し(ショベルカ
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壊れた心(2014年製作の映画)

1.5

2017.11.18 DVD

全てがイメージ先行のMVみたいで、映画とすら呼びたくないのだが、ここまでテキトーにオナニーをやられると何となく憎めない感じもしてくる。浅野忠信を先頭にパレードみたいなこ
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.0

2017.11.18 GYAO!

めっちゃ重いけどめっちゃ良い。若干のミスリードが生み出すサスペンスは微妙だが、ある種の気づきを与えてくれるジュディ・デンチの演技の凄まじさったらない。キリストの肖像
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アラビアの女王 愛と宿命の日々(2014年製作の映画)

3.0

2017.11.18 DVD

人が彷徨い、ラクダが跪く、異邦愛と動物愛とに満ち満ちたいつものヘルツォーク。ニコール・キッドマンと肩を並べてしまえば、どんな男も非力な小人にすぎなくなるのだ!門や扉を出
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しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

2.5

2017.11.17 GYAO!

『シェルブールの雨傘』オマージュのような傘の配置や、三原色の色彩統一、唐突に挟まれるミュージカルシーン(?)はそりゃあ楽しくないわけないのだが、作為的がすぎて捏造さ
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31 サーティーワン(2016年製作の映画)

2.5

2017.11.17 DVD

ゾンビ嫁の起用には飽々だし、ブレブレカメラのカッティングやアクションも見づらいにも程があるが、見たいもの/見せたいものにひたすら特化したインバランス感で『悪魔のいけにえ
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海の沈黙(1947年製作の映画)

4.5

2017.11.17 角川シネマ新宿

色々と凄すぎるが、つまるところニコール・ステファーヌのクローズアップに尽きる…

ある道化師の24時間(1946年製作の映画)

3.0

2017.11.17 角川シネマ新宿

神に祈る犬の芸と、2階にいる妻に帽子を求めるシーンでの2階と1階の切り返し、チャップリン的な午前の描写がなかなか好き。

処女の寝台(1969年製作の映画)

-

2017.11.16 アテネ・フランセ文化センター(字幕なし)(ラスト数分三度中断)(青山真治×坂本安美×中原昌也トークショー)

ひたすら彷徨い続ける男女。ロバに乗ったイエスの長回し、足や服を洗う貯
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妻の秘蜜~夕暮れてなお~(2016年製作の映画)

3.0

2017.11.16 DVD

梅干しの種の使い方だったり、アルミ缶を潰す和田みさの反復だったりは超凄いし、飯島大介のファーストカットや風の描出、緑の配色に至ってはもはや巨匠の域ですらあると思うが、声
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ポルト(2016年製作の映画)

4.0

2017.11.15 シネマカリテ

あまりにロマンティックな冒頭のふたりの切り返し、女がカフェの前で回転させる傘の鮮烈な赤色、もしくは、一線を越える直前の男女という、男女の関係性において最もエロティ
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

2.5

2017.11.14 DVD

鏡の配置や野外のロングショットなど、絵画的な決めのショットは多いし、照明もかなり気を遣ってる感じがするが、エゴンのキャラとは異なり、話や語り口は俗で下劣で退屈だし、史実
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おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

2.0

2017.11.14 テアトル新宿

岸井ゆきのと柳英里紗の2ショットが最高でした

CM畑出身の凡人が小津とか大林宣彦とかを山戸結希っぽくやっても上手くいくわけないということを誰か監督に伝えてあげた
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影の軍隊(1969年製作の映画)

3.5

2017.11.14 角川シネマ新宿

長さ自体は感じないが、冗長なシーンがないこともない。影の描出、モノクロのようなカラーの質感、車で辿り着く海の青さ、真っ暗闇に灯った紅い炎、画面上部の外から差し伸
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ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(2010年製作の映画)

2.5

2017.11.13 GYAO!

ヌーヴェルヴァーグの空気に触れるだけでどこか幸せな気分になれる不思議。観て損はしない。

カサノバ(1976年製作の映画)

3.5

2017.11.13 DVD

ベスト盤フェリーニのような趣。乱発する花火と狂った群衆まみれの中で湖に沈んだ像を引き上げようとするOP、1時間で何回できるのかを競うローマでの精力競争シーケンス、高所に
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

2.5

2017.11.13 TOHOシネマズ新宿

的確な伏線回収の巧さや、白黒/内外/善意と悪意の反転などは中々気が利いてて面白いことは面白いのだが、スリラーとしての内発的な恐怖演出を突発的な効果音とベテ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

2017.11.12 TOHOシネマズ新宿

笑って、泣いて、それじゃあバイバイ!ジュヴナイルものなんだからそれでオールオッケー!

大通りの店/大通りの商店(1965年製作の映画)

3.5

2017.11.12 イメージフォーラム

終盤のおばあちゃんとのやり取りが若干グダついていたり、商店の目の前に建てられたモニュメントの光が店内に差し込んでくるシーンなど、映像として語り過ぎなところが
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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

2.5

2017.11.11 DVD

上司を車に乗せて向かった工場での一連のシーンや、歓喜のあまり階段の手すりで性の喜びを謳歌するシーンの撮り方は面白いし、ヘルメットを被りながらドアに頭をぶつけたりする主人
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いぬ(1963年製作の映画)

4.5

2017.11.11 角川シネマ新宿

長く伸びる陰影を先端まで捉えたショット、顔を覆い隠すブラインドの黒い影、帽子や鏡の絶妙な反復、ベルモンドの尋問シーンでの長回し、ベルモンドのピースサイン… こ
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ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.5

2017.11.11 DVD

ディケンズ的な作品のプロット、フェリーニ的でギリアム的な映像の雰囲気、ホドロフスキーがインタビューで「唯一自分が独裁者になれなかった」と憂いていたほどに整然と陳列された
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ホドロフスキーの惑星(1994年製作の映画)

2.0

2017.11.10 DVD

ホドロフスキーは「遊び」の天才である
アラバールの元気そうな姿が拝めたのは良かった

夜の人々(1948年製作の映画)

4.5

2017.11.10 アテネ・フランセ文化センター(中原昌也×結城秀勇トークショー)

超良い。キャシー・オドネルの完璧なクローズアップ。『暗黒街の弾痕』の100倍好き。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.0

2017.11.10 HTC渋谷

美女と怪物の動きとが連動していることを決定づける、画面の奥に備えられたテレビの液晶画面に映る怪物の腕がアン・ハサウェイの体に被さって伸びるショット、また、一人の女性
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

2.5

2017.11.9 CS

会話のやりとりのぎこちなさが一定のリアリティを生んでいて良いし、セス・ローゲンが直接映っていないシーンから感じられるセス・ローゲンの存在感に何故か無性に泣かされる。バス停で
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変態だ(2015年製作の映画)

2.0

2017.11.9 DVD

中途半端なサブリミナル演出の真意は窺い知れないが、足元のカットから足元のカットに帰着する構成、本当に見せたいシーンだけ見事に彩られたパートカラー演出、モノクロの色調が格段
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ホワイトリリー(2016年製作の映画)

1.5

2017.11.8 DVD

心理学的には興味深いプロットと、準主役的な存在感を見せるビーズのれんをかろうじて映画的に視覚化していく近藤龍人のカメラがせめてもの救い。飛鳥凛はまだしも、山口香緒里が全体
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

3.5

2017.11.8 CS

「神秘」を注文した男のカメラ目線によって、物語を拒絶したゴダールの観念は現実と一致した…のか? 道路、建物、団地妻、工事現場、銃の玩具… かくして、彼女たちは、コ
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牝猫たち(2016年製作の映画)

2.5

2017.11.7 DVD

凡庸な語り口とは対照的に、店の看板や広告で溢れかえる池袋駅周辺での横の構図や、赤と青とが混ざり合うネオンライト、アパートの一室やビルの屋上での風の描出への意識には溜飲が下
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

2.0

2017.11.7 イオンシネマ新百合ヶ丘

話自体は心底くだらないが、海を一望できる(恐らく日本海だろう)孤児院というロケーション、『ラストエンペラー』的な竹野内豊のアレ、二宮を起用するに十分な理由
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ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

2.0

2017.11.6 DVD

イかない/イけないロマンポルノリブート。この人が今度撮った映画が『火花』らしいです。嘘です。中央線の使い方はつまらないし、引きの長回しでずっとカメラが揺れていたりするのも
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

2017.11.6 TOHOシネマズシャンテ

一瞬の隙も見当たらないキャスティングの妙と、スピーディかつスリリングに展開していく(アーロン・ソーキン的な)脚本の圧倒的な素晴らしさ。ジェシカ・チャステ
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