つるばみ色の秋津凡夫さんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

つるばみ色の秋津凡夫

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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

2.5

個人と社会が混ざり合う前に整理出来た部分もあったが、それらを棚上げしたまま物語は進行する。
ハッシュタグ付きの善悪を飛び越える躍動が欲しいところだが、敢えてチープにして双方に対する皮肉を貫いたその意欲
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インドシナ(1992年製作の映画)

2.2

蛇足行進

最初の30分間の規模で描いていれば、青いパパイヤの香りに化けたかもね。

フロント・ページ(1974年製作の映画)

2.2

芸術精神は皆無だが

軽妙にして痛快。
娯楽を愛する人へ。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

2.6



全ての子供達が重荷から解き放たれて、幸せになって欲しい。
ラストの炎が優しく映る演出に感動した。

パターソン(2016年製作の映画)

2.9

双子座

同円は存在せず、連なりは同じくしても連帯ではない様に、二人は一人ではなく、離れはしないが、交わりもしない。
一見空虚に映る星々の彼方に光るポエジー。
それらを分解せしめた時、火の粉の上昇や一
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.2

トーナメント

現代の感覚的にまともな人は粛清。
結果、碌でなしばかりが残る新撰組。
幕末の京都はだめんずブートキャンプ。
徳川慶喜の描き方はちょっとどうかと思いますが、日本映画史に刻まれるであろう最
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巴里の屋根の下 4K デジタル・リマスター版(1930年製作の映画)

1.8

性悪女

レイアウトが冴えているので美しいが、ドラマはそうではない。
もっとコメディに寄せたら気にならないのに。

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

2.9

臨界

輝きも醜悪さも、土の中水の中に溶けて、掛け値なしの絶望だけが残る。

エル・トポ(1970年製作の映画)

1.3

ヘラクレス

逸話をリアルタイムで描くには演劇の方が良い。

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

2.6

井の中の解脱

いつものお下劣さは健在だが、この作品に限ってはユーモアもペーソスもある。

変身物語 神々のエロス(2014年製作の映画)

3.0

身体

自分自身である事の苦しみと同時に生じる解脱の苦しみ。

蜂の旅人(1986年製作の映画)

2.7

女王と働き蜂

一年の恵みを掻き集め、蜜を作る。
一年の巡りを掻き集め、過去に寝る。

太陽(2005年製作の映画)

1.6

ユーモアの無いギャグ

演劇と映画の違いに気付かぬ愚かさが演出のそこここに。
教養と理解と心配りの無さはその背後に。

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

1.8

失楽園

貧相で大仰。
ディズニーにアニメ化させた方がマシ。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.0

登り

ヴィルヌーヴ監督にしては、画面の詩情が今ひとつ。
全てはここから、続編が待ち遠しい。

ズートピア(2016年製作の映画)

2.2

百獣夜行

ユーモアは健在。
ディズニーならば音楽に力を入れて貰いたかった。

モンタナの風に抱かれて(1998年製作の映画)

1.4

でまかせ

子供に母親が必要であっても、それが映画に当て嵌まる訳ではない。
都会人の描き方をチープにする事でしか自然の美しさを語れないという弱点。

モーリス(1987年製作の映画)

2.7

二人

理性がプラトニックに干渉しない不幸、或いは幸福。

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.5

畢竟

経験は無くても、この余韻は万人に伝わるものですね。

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.2

岩の下

抱きすくめた両腕の隙間から零れ落ちる水の中に溶け、再び重なる愛。

木靴の樹(1978年製作の映画)

2.4

余白が無いから

私は閉じた農夫の生活を美しいとは思わない。