山田森氏さんの映画レビュー・感想・評価

山田森氏

山田森氏

スマッシングパンプキンズが死ぬほど好きです

映画(330)
ドラマ(5)

ジョーカー(2019年製作の映画)

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正直映画としてはあんまり面白くなかった。ホアキンの演技が凄いだけでシーンとしては大したことやってない。
ただ社会からつま弾かれている主人公の状況は共感せざるを得ないし、心抉られるシーンはいくつかあった
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

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最初の方で時間が巻き戻るところ、テロップを使わずに宮本と靖子の関係性の変化で時間が巻き戻った事を分からせる演出が上手い。そこから靖子の部屋でのシーン、靖子の元カレとの一悶着で宮本が靖子に対して敬語から>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

5.0

冒頭、殺し屋達がやってくるだだっ広い駅のホームがパッと映るだけで涙が出てくる。狭っくるしくて不潔な駅舎内からの圧倒的な空間の広がり。レオーネ作品と言えば人物の顔面への極端なクローズアップが特徴の1つだ>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

5.0

雨に唄えばを歌いながら女を陵辱するシーンを演出したキューブリックは天才と言わざる得ない。全てのシーンがちょっとした細部に至るまでセンスオブワンダーに満ちてて何度観ても発見があって面白い。クラシックの使>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

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ただの会話シーンをどう工夫して面白く見せるかに演出力点が置かれてて素晴らしかった。例えばレコーダーで録音してるという仕掛けを入れる事で男性のゲイ同士の会話に一種の背徳感やサスペンスが生まれる。セリフと>>続きを読む

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)

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映画監督でありながら音楽に対して常人ならざる知識を要する高畑勲ならではの音楽シーンの演出が素晴らしかった。特に冒頭のオーケストラのシーン、音楽の振幅と共に室内の演奏者が雨風にさらされ宙を舞う表現はアニ>>続きを読む

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

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たぬき達の楽しげなシーンでも人が死んでるという情報をサラッと差し込む。高畑勲の突き放した演出が全編冴え渡ってた

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

5.0

児童向けアニメを呈した題名や看板のビジュアルからは想像出来ない程、観念的で哲学的な作品。
ヒロインのヒルダが自分の中にある善と悪に引き裂かれていく様を物凄く緻密に映像化してる。この長編デビューの時点か
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

5.0

今さら観たけど、とんでもない大傑作だった。
色んな側面から語れんだけど、宮崎駿との対比で言えば少女を生身の人間として描くことに徹底してて、昨今のアニメではお目めにかかれないような少女像を確立してた。少
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夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

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ドキュメンタリーとしては駄作。ジブリ及び宮崎駿の夢と狂気が全くカメラで捉えられていない。ただ宮崎駿が風立ちぬを作った真意を知ることが出来たのは良かった。お目当ての宮崎駿と高畑勲の関係性の描写はほぼゼロ>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

アニメーションとしての革新性はもちろんだけど、かぐや姫が生の喜びをまとって舞い踊るシーンの躍動感に心揺さぶられた。ラストの虚無感が凄まじい

パンダコパンダ&パンダコパンダ雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

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パンダコパンダコパンダ♪

主人公の女の子とパンダコパンダが親子の関係を結ぶ展開が物凄くあっさりしてて逆に良い。
漫画的な誇張表現が随所に見られて楽しかった。特にベッドを船がわりにして浸水した街を渡る
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凪待ち(2019年製作の映画)

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役者の演技、撮影、編集、ライティング等全ての演出が奇をてらわず物語を語るという一点に集約されている感じがして好感が持てた。

あのおじいちゃんが何故赤の他人の為に自分の大切な物まで売り捌いて救おうする
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よこがお(2019年製作の映画)

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マスコミの描かれ方が死ぬほど気持ち悪い。怖いんじゃなく気持ち悪い。主人公の自宅や職場にハエのように集る様も気持ち悪いけど、不規則にインターホン鳴らすあの感じや玄関モニターに映るあの太々しい態度も死ぬほ>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

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前作と引き続き同い年くらいの彼女と年上のセフレみたいな主人公を取り巻く女性の描き方や主人公を徹底的に甘やかすその作劇が虫酸が走るくらい気持ち悪かった。終盤のラブホのシーンとかスピリチュアル系のエロゲー>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

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邦画史上の名作と言われる本作、自分にはいまいち良さが分からなかった。全編の大半を占める聴取シーンが同じ絵面ばっかで単純につまんなかった。
クライマックスのオーケストラコンサートと容疑者の回想がカットバ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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登場人物達の関係性の変化だったり、感情の変化だったり、ドラマ的な起伏みたいなものは全くと言っていい程無いのに3時間弱が一瞬に感じる程面白いのは何故なんだろう。タランティーノが考える映画的快楽要素を全編>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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シリーズの中で一番好きかも。前の3部作の持ち主とおもちゃとの関係性という重いテーマから解放されて作品として良い意味で物凄く軽くなった。今までの作品には無かった過去の映画へのオマージュが随所に見られて楽>>続きを読む

ワイルドツアー(2018年製作の映画)

5.0

今年の暫定ベスト。目線の演出が物凄く豊か。子供たちの視点(子供たちが撮ったiPhone映像)を通して幼少の頃に誰もが味わったであろう未知の世界に対するワクワク感を我々鑑賞者に追体験させるという圧倒的な>>続きを読む

XYZマーダーズ(1985年製作の映画)

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大袈裟な演技、誇張しすぎたギャグ表現、あからさまなご都合主義などなど映画的な嘘が随所に散りばめられててむちゃくちゃ楽しかった。割と最近の映画はリアリティラインが高くてこういう嘘っぽかったり大袈裟な表現>>続きを読む

藍色夏恋(2002年製作の映画)

5.0

橋口亮輔監督の渚のシンドバッドと並んでLGBT青春映画の傑作
とにかく主演の女の子が可憐で美しい。浜辺で彼女が立ってるショットだけでもう映画的な多幸感に満たされた。
あと夜のシーンが全部良くて、なんか
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

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変な映画だった。脈略がなくシーンがポンポン飛んで登場人物達の詳しい状況の説明がないまま物語が進行していく。一見不親切に見える作劇でありながら、観てる側は登場人物達の状況をその身なりやら言動やらで脳内で>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

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多分凡百の映画監督なら主人公のどうでもいい葛藤と適当な現地の人との薄っぺらい感動の交流とか描いてなんかソフトな良い映画風を装うしか出来ないだろうぼんやりとした題材をエンタメ旅行映画として見せきる黒沢清>>続きを読む

Tu dors Nicole(原題)(2014年製作の映画)

5.0

素晴らしかった。一つの一つのシーンが純映画的な快感で満ち満ちていた。シーンとシーンで韻を踏むかのように登場人物が同じアクションをする(ロッカーの鍵開けから自転車の鍵開けへ)のも気持ちよかったし、単純に>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

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劇場で観る気なんてさらさらなかったけど、ツイッターでフォローしてるMCU好きが軒並み騒いでたので騙されたと思って鑑賞。
正直騒ぐほど傑作じゃねぇってのが感想。ただゼンデイヤMJが個人的に過去最高のMJ
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