山田森氏さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

山田森氏

山田森氏

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.2

全てが安っぽい、特に芝居とセリフ。
2作目の3丁目の夕日以来、山崎貴の作品観てなかったけど、何一つとして成長していない。役者が慟哭、絶叫、それっぽい悲しげな劇伴を流せば観客に切実さが伝わるとでも思って
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.4

全体的に芝居やライティングがもっさりしてて自主映画っぽいし、後半説教や教訓めいた長台詞がクドくて映画としてはあんまり面白くないけど、主演の女の子がめちゃくちゃキュートで脱ぎっぷりも良くてそれだけで観れ>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.8

10年振りくらいに観た。前観た時はアート系な良い意味でズボラな作りの映画な印象だったけど、見返したら結構ウェルメイドでカッチりしたエンタメ映画だった。車の車輪の煙と煙草の煙のアクション繋ぎに痺れた。前>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

5.0

たまらん、本当に大好き。この世界観にずっと酔いしれていたい。

まずオスカーアイザックの声が良い。ポールシュレイダー特有の日記的なモノローグとの相性が抜群。劇伴も素晴らしい。

ポーカーのシーンが良い
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無防備都市(1945年製作の映画)

5.0

言わずもがなだけど、傑作。役者の芝居がずっと豊かで面白い。その役者、役柄じゃないと出せない滲み出るような可笑しみや優しさや悲哀が素晴らしい。この"滲み出るような"っていうのが重要で、その役者、役柄を深>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

2.9

前作よりは軽減してるものの、相変わらず窮屈なショットばかり撮る監督だなという印象。役者の身体よりも表情を撮ることに重きを置いてるのか。

前作はスーパーバッド童貞ウォーズの女子版、今回はジョーダンピー
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愛の記念に(1983年製作の映画)

4.4

会話シーンの長回しでサンドリーヌ・ボネール演じる主人公の表情の機微や変化を捉えてるのが素晴らしかった。とあるキッカケで主人公が悲しみにくれて雨の街角を歩くシーン、水滴が付いたバス停のガラス越しのショッ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.3

アクションシーンやダンスシーンは単純に役者の身体性の高さや絵の迫力やアイデアや仕掛けの斬新さだけでも度肝抜かれるのだが、ちゃんとアクションの中で登場人物の関係性の変化を描いてるのが素晴らしかった。>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.4

 文房具店での窪田正孝と安藤さくらとの出会いのシーン、雷が落ちて停電になり、ブレーカーが落ちて、窪田がブレーカーを入れると左頬の傷が映し出される一連は言葉ではない映像的な語り口として上手いと思った。ま>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

あまり刺さらなかった。主人公の切実さが画面から伝わって来なかった。同じ系統の作品でWANDAやウェンディ&ルーシーなどの作品がある。その2作品の主人公とも家を出て放浪するに至る明確な目的があり、また旅>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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感情的に泣き叫ぶ永野芽郁ちゃんの演技やメンヘラのリスカシーンが観ていて辛かった。ショットの一つ一つのキレや小道具の使い方、窪田正孝のキャラクターは良かった。
あと、エンドロールにかかるTHE ピーズの
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血煙高田の馬場(1937年製作の映画)

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爆裂するような疾走感とエネルギー。映画のある種の臨界点

星空(2011年製作の映画)

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ジュブナイル映画はいいねえ。少年少女の純粋な眼差しを観てるだけどキュンキュンする。家庭環境に揺らぐ主人公の母親の心情を表現するレストランでのダンスシーンが良かった。ダンスの振付がゴダールのはなればなれ>>続きを読む