pikaさんの映画レビュー・感想・評価

pika

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古典や欧州などの有名作品を監督で選んで見てます。好みは不条理、シュールレアリズム、ドイツ表現主義、SF、ソ連、モノクロフランス映画。ちなみにリテラシーと文章力はありません。

映画(1504)
ドラマ(7)

快楽(1952年製作の映画)

4.0

筋的に見ると他愛もないのにあらぬところから映画的快楽をぶっこんでくるので油断してられぬ面白さ。館は室内に入らず窓越しに、草むらの間から、木々の隙間から、人生の1場面を覗いているかのようなカメラが良い。>>続きを読む

輪舞(1950年製作の映画)

4.5

アッパレな群像恋愛喜劇!ベルイマン初期作もだけどこういうジャンルで狂言回しが出てきてメタ的に演出するのはこの時代に流行っていたのか、メタ演出は下手するとクサくなるけどセンス良く盛り込まれると格別に面白>>続きを読む

忘れじの面影(1948年製作の映画)

4.5

胸がベッシャベシャにつぶれた。つらい。。せつない。。少女漫画とフランス映画の融合みたいなフィクショナルっぷり。実際こんな片想いねーだろ、と思いつつもあるかもしれない、いやきっとある!と願ってしまうよう>>続きを読む

楽聖ベートーヴェン(1936年製作の映画)

4.5

ほぼ見せ場しかないとか言いたくなるレベルの濃度!叙情感が半端ない。ベートーヴェンの伝記映画なのにこれぞフランス映画!ってな悲恋ドラマの割合も強くて何がメインなのかわからなくなってくるけどそんなんどうで>>続きを読む

ロビンソン漂流記(1954年製作の映画)

5.0

ブニュエルの未レンタル作品のうちの1本がレンタル開始したというのに全く見る気がおきないまま1年くらい経ってようやく腰を上げて見てみたら衝撃的面白さだった。とにかくただただずーっと面白い。ムツゴロウさん>>続きを読む

都会の叫び(1948年製作の映画)

5.0

チキショーー!!ラスト10分、レンタルしたDVDが傷だらけで再生できず都会ではなく私が叫ぶことに!新しいの持ってきてツ○ヤ!
70年前のモノクロ映画だけど新作と言いたくなるくらいの鮮烈さ。インスパイア
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らせん階段(1945年製作の映画)

4.5

らせん階段と白い壁に映る手すりのシルエットを真上から捉えるショット、バックで流れる不穏な音楽、無声映画「接吻」の上映を見ている少女からシャンデリアにパンアップして階上で起きる殺人へと繋がる一連の流れは>>続きを読む

今宵、フィッツジェラルド劇場で(2006年製作の映画)

3.5

アルトマンの遺作であることといい、珍しくもファンタジックで直接的なドラマ内容といい、「死」というものを意識させる作品で、思えばアルトマンの作品はわりと作中で誰かが死んでいるので今作も突飛な作品ではない>>続きを読む

バレエ・カンパニー(2003年製作の映画)

4.0

バレエ界をドキュメントタッチで描いたドラマって興味ないと楽しめないんじゃ?という不安を杞憂に変えるアルトマンの凄さ。リハーサルから次のカットで本番へジャンプして繰り返すので門外漢でも見やすいし、「バレ>>続きを読む

ゴスフォード・パーク(2001年製作の映画)

5.0

アルトマン最高!笑えて泣けた。推理物映画としても傑作だけどそれだけに留まらず階級社会を皮肉ったり建前の裏っ側にある人間模様から様々なものを炙り出したり、見るたびに多様な魅力が楽しめそうな傑作!
貴族の
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クッキー・フォーチュン(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

傑作!最高!こういう映画に出会えるから映画鑑賞は止められない。
バーから酒をかっぱらって夜中に酔っぱらいながら若い女の乗っている車に声をかけ、寝静まった裕福そうな家に台所の窓から侵入する小太りな黒人、
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

なんじゃこれ!!私は今何を見たんだ!?本人たち主演で勇気の善行を再現!って前情報から想定するあらゆる予想を全て外してきた衝撃作!笑(いや、外してないです)
100分ないのに映画が明後日の方向へ飛びすぎ
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Dr.Tと女たち(2000年製作の映画)

4.5

うぉー!これぞアルトマン!最高!!
「これはこういう映画ですよ」っつー名刺的なオープニングが今回も素晴らしい!わちゃわちゃくっちゃべる待合室の女性たち、どこを見ても女女女!その中で唯一の男性であるDr
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相続人(1997年製作の映画)

3.5

群像劇や神の目視点の演出を得意とするアルトマンには巻き込まれ型サスペンスは相性が悪いのかもしれない。話が魅力というより演出で魅せるジャンルドラマは演出によって味わいがかなり変わってくるので、キャラクタ>>続きを読む

ウエディング(1978年製作の映画)

3.0

すげーよくできてる群像劇なんだけど下劣すぎる(^o^;)最期までイマイチハマりきれず結構キツかった。
猥雑な群衆をバシッと収めるカメラもキマっているし、テンポ良くグイグイ繋げて集中力を途切れさせない群
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教授と美女(1941年製作の映画)

4.5

先にセルフリメイクされた「ヒットパレード」を見たのもあり、ほぼ同じプロットとスタッフなのでどうしても比較したメモになるが、感想としてはどちらも面白い!だった。
音楽歴史学者の部分が元は言語学者だったこ
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

4.0

こういうのを洒落た映画というのだろうか、無機質でスタイリッシュな美術が全く出しゃばらず映画に溶け込んでいて、寒々しい海と島の風景のくすんだ世界が画面に映えまくってる。初期作を見てから見たせいか技術や鍛>>続きを読む

エヴァの匂い(1962年製作の映画)

3.5

キモいー!ジャンヌ・モローの悪女っぷりがどうのって評判だけど、作家の傲慢な成金っぷりがキモすぎてジャンヌ・モローがファムファタールどころかダークヒーローに見える!笑
やれやれ!いてまえ!ざまあぁぁあw
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幻の女(1944年製作の映画)

4.5

事件や捜査に着目して見ると、そんなんでいいんかい!とツッコミたくなる話なんだが内側から見てるから言えることなのねとグイグイ演出で語り尽くしていく傑作!
名も明かさぬ一夜限りの男女の出会い、確かに見たは
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ヒット・パレード(1948年製作の映画)

4.5

最高過ぎて死にそう!延々と面白さしかない!メタメタに良かった!むちゃくちゃ楽しかったー!っつって見終わって色々調べたらセルフリメイクだと知り、その元の作品である「教授と美女」について調べるとホークス作>>続きを読む

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.5

車外からカメラを回し、フロントガラスに映った木々の反射の陰影の変化で人物が浮かび上がるオープニングタイトル。男女が何やら話しているがまだ声は聞こえず、運転手が交代するタイミングでカメラも車内へと入り込>>続きを読む

袋小路(1965年製作の映画)

5.0

愛しのフランソワーズ・ドルレアック!映画の1/4は裸なんじゃと思っちゃうくらいの脱ぎっぷりが麗しい笑。あんな美と肢体が目の前にあればカメラに収めたいと思うのは自然なことだとかなんとか。それにしてもポラ>>続きを読む

召使(1963年製作の映画)

5.0

傑作以外の何者でもない傑作!めちゃくちゃ面白い!
召使と主人のどちらからでも見れるようにどちらにも寄せていないギリギリの視点が絶妙。
召使が歩いているところから始まるのでなんとなく召使の視点から眺めよ
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私の好きなモノすべて(1992年製作の映画)

3.5

何がどう良いとか上手く言葉にできないんだけどめっちゃ面白い。映画に余白がたっぷりあるので見ながら色々考えていたが示唆的なものとか暗示的なものとかどうもわからないし、見ていくと映像外のことなんてどうでも>>続きを読む

三重スパイ(2003年製作の映画)

4.0

ロメールの他の作品と比べて評価が分かれているみたいだけど個人的には好きだ。グイグイのめり込まされて面白かったし最後はガツンときた。余韻が。。
スペイン内戦の最中フランスが共産主義に溢れた時代の実際に起
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反撥(1964年製作の映画)

5.0

うおーーーーー!!!!!マジヤベー!最後まで文句なしの凄さ!ヤバさ!面白さ!
表現主義やシュールレアリズムが大好物なのでツボというツボにガンガンきました!どちゃくそ最高の映画!
昨今色々な体感映画があ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

自分のアンテナには全く引っかからずスルーしてたけど世間の評判がスルー力(りょく)をガンガン落としてアンテナの先に引っかかっちまって思わず見てしまう、ってのは自分一人では出会えない新たな魅力を開拓できる>>続きを読む

三人の女(1977年製作の映画)

4.5

うほー!面白い!!不安定な視点から始まるオープニング、主演二人の不穏な顔面力、「緑の光線」かよ、みたいな噛み合わない居心地の悪さまで序盤からガンガン飛ばしててとにかく最高!グイグイグイグイと最後までの>>続きを読む

クィンテット(1977年製作の映画)

4.0

遊んでいるというかなんというか演出で色々と実験していて興味深い。映画の一貫性も念頭に置きつつ様々なテクを寄せ集めたらどんなんなるかなぁと試験しているよう見て取れ、それらが面白さに繋がっているかは別とし>>続きを読む

キャッチ22(1970年製作の映画)

4.0

不条理やシュールレアリズムの映画が大好きなのでオススメされて見てみた。
この映画(原作の方か?)によって堂々巡りの状況を「キャッチ22」と言うようになったってエピソードが生まれるくらい、まさに言葉だけ
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

事前情報では好きそうな気がしてたんだがこの監督の前作「イット・フォローズ」がダメだったのでどうだろうかと思っていたら生理的に無理なやつだった。
「ロング・グッドバイ」も「インヒアレント・ヴァイス」も劇
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ビッグ・アメリカン(1976年製作の映画)

5.0

開始3分で傑作な匂いしかしない。「あー、これ好きなやつだ」と感じたまま、最後まで延々と最高だった。
序盤は何が起きてるのかわけがわからないくらい事前知識がないと置いていかれるスピード感だけど、基本的に
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ジェイムス・ディーン物語(1957年製作の映画)

3.0

ジェームズ・ディーン出演作を1個も見たことがない状態でアルトマンの流れからこのドキュメンタリーを見る暴挙に出てみたが、むしろ知らずして見てよかったとは言えないまでも取っ掛かりとしての価値は十分で、なに>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハリポタの魅力はそのままに私の不満全てを解消してくれた前作「魔法使いの旅」がめちゃくちゃ最高だったのでこの2年間まだかまだかと期待して楽しみにしていた。。。だからこそ文句がたらたらと。。。普通に面白か>>続きを読む

ジャックポット(1974年製作の映画)

4.5

きたきたきたー!こういう映画むちゃくちゃツボ!愛おしくてたまらない!良い!!
「アメリカの影」で初めて強烈に感じた、理由なんて野暮なことよりもまず楽しかった!最高!という感情に満たされる大好物なやつ。
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

3.5

さすがに長いな155分。でも思ったより長さは感じずスルスル見れた。群像劇が苦手ってのもあり、惚れたアルトマンの代表作だけど他の作品に比べてハマらなかった。
「ショートカッツ」を先に見てるとは言え24人
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