pikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.0

映画館で見てこそ、映画館で見て良かったー!って作品とは正反対の、自宅でテレビ放送されてたから見たみたいな映画だった。教科書通り綺麗にフォーマットに則ってる構成と展開で初めて見た気がしない。面白いつまら>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

5.0

「デューン」ロス過ぎて、引き続きこちらも再鑑賞。もうロスは終わった。それどころじゃない。これ見ると泣いちゃう。そして刺激を受け、自分の人生ってなんなんだろうと自省させられ、元気が出て活力を得る。鬱にな>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

5年前に見る→忘れる→ヴィルヌーヴ版を見る→原作に興味を持つ→原作読み始めたらドハマリして一気読み→デューンロスに陥る→今作を再鑑賞

長編の原作を一本の映画にしようとすること自体が無謀ながらも、重要
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

4.5

これがフィルム・ノワールの真髄か。。やられた。映画にぶん殴られた。見終わって全く整理ができないので2日後にもう一度見てみたんだけど、1回目と同じく脱力して終わっただけだった。
エドワード・G・ロビンソ
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.5

ずっと見てられる。楽しすぎ。久々に出会った終わらないで欲しい映画だった。全く正反対の二人が出会って一緒に過ごして生活して、どうなるんだろうって関係性にハラハラしたり、冒険で傷つくのだろうかと不安になっ>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.0

久々ロメール。見始めると全く久々な感じがせずすぐに馴染める不思議。ロメール映画の包容力よ。ただ日常の一コマを切り取っているだけのようで映画になっている凄味みたいなものがある。
初対面であんなにガンガン
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地獄への逆襲(1940年製作の映画)

3.5

あ、これ続編なんだ。ジェームズ兄弟って弟のジェシーの方が知名度があるのに兄フランクを主役にした映画とは、視点が新しい作品なのかなと思った。
90分強なんだけど内容ぎっしりで得した気分。的確に必要な場面
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リリオム(1934年製作の映画)

3.0

まず、ジュリーが凄い。変わり者と評されていて、まさにこんな状況ならこう反応するだろうという予想をことごとくハズしていく。マイペースで感情をあまり表に出さないながらも深い愛情を抱えていて独特な雰囲気があ>>続きを読む

西部魂(1941年製作の映画)

3.5

ラングの人物演出が好き。始まってすぐに好きになる。いちいち言葉で確認することなく互いに信頼し合い、関係を築いていく演出がかっこいい。合間にギャグをはさむ緩急も絶妙。全くいやらしさがない。
西部劇は、近
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真人間(1938年製作の映画)

4.5

なんていい映画なんだ。。最高だ。顔がニヤける。心が癒やされる。。始まってソッコー心掴まれて最後まで夢中。どのシーンも好き。なにこれ。。
全くそそられない題名なのにこの内容の素晴らしさ。多くの人に見て欲
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マン・ハント(1941年製作の映画)

4.0

ちょいと過剰なキャラ演出が不思議とどんどん楽しくなっていってキャラを愛で楽しむ映画になっていく。観客の中にあるステレオタイプ像を引き出して、映画の中のキャラ説明を補いながらドラマが進むに連れそれをズラ>>続きを読む

青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

4.0

わお。こういう話大好きなんだよ。。最高かよ。。ビックリだよ。
めちゃくちゃ金のかかってる長編大作映画を劇場で2作見たことを、自宅でスキマ時間にちょろっと90分見ただけのフリッツ・ラングが全部吹き飛ばし
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

よくぞこの内容を2時間半強で描いて最後まで惹きつけたなと、まずその凄さに驚いた。
これ「ジャスティス・リーグ」じゃんって思ったら「マン・オブ・スティール」の方から影響を受けているらしい。そっちか!「ジ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

終わった瞬間笑ってしまった。まじかよ!?ここで終わり!?笑
音響の効果が半端ない。3割、、4割くらい音響に持ってかれた気がする。完全に劇場案件。スルーしかけてたけど終わり間近でも見に行ってよかった。(
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アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語(2017年製作の映画)

3.5

アンナカレーニナ映画版をまだまだ見てみる⑤
アマプラ見放題じゃないんだけどヴロンスキーの役者がドラマ版「悪霊」でスタヴローギンを演じてるとのことで気になって気になってとうとう見てみた。

なんてヘビー
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.0

尻上がりに面白くる映画だった。子供と老人の演出がクソすぎて終始ノイズになったがそれを力技でねじ伏せるクライマックスの盛り上がりとラストの多幸感で見終わったあとの満足感は十分。恋愛や人情ドラマを差し置い>>続きを読む

アンナ・カレニナ(1935年製作の映画)

3.0

久々にアンナカレーニナ映画版を見る④
先日思い立ってウラジミール・ナボコフ著「ロシア文学講義」の「アンナ・カレーニナ」評を読んでいて、「アンナ・カレーニナ」はアンナが主役で、アンナが最重要なんだって、
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道化師の夜(1953年製作の映画)

3.5

序盤は設定と雰囲気説明の部分であり、仕方がないとはいえちょっとつまんなくて、初期作ならこんなもんか?と思ったら中盤から火がつきまして、さすがだなと。ベッタベタな設定で大したドラマも起きない話なのにエン>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.0

初日の初回に見に行って「普通だった」というだけで感想もなにもない状態でフォローしいる方々の感想を追ってたら評価が高くて冷や汗出てきた。マジで?
香港映画とかそっち系のアクション映画を一切通ってきてない
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

「ホワット・イフ」の4話を見たので再鑑賞。
最初見たときにめちゃくちゃ楽しんでて結構好きだったのに巷の評価はイマイチ気味で「私がおかしいんか?劇場効果?盛り上がりすぎ?」と不安に思いながら4年半ぶりに
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

さすがシャマラン。ハズレがなく期待を裏切らず高品質な映画を数年ごと定期的に提供してくれてありがたい存在です。感謝。
毎度のことながらシャマラン映画って1回でいい、忘れたくらいに2回目見てもいいかなくら
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

面白かった!前作というのか、エアー版にガッカリだったし最近のDCにハマれないこともあって期待していないどころか劇場はスルーでいいかなとまで思ってたんだけど劇場へ行ってよかった。大当たり。Filmark>>続きを読む

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

5.0

初めて見たときにスーパーツボにハマったのでBlu-rayを買い、原作を読み(初ピンチョン!)久しぶりに見てみた。
原作を読んでいる途中で見たからか、まんま原作通りであることの凄さをタイムラグなく実感し
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

3回目を無事に見終えたので感想をまとめる。
劇場版を最初に見たときから絶対にザック・スナイダー・カットは存在していると信じていたよ。
遂に見ることが叶ったスナイダー・カットは何度も見れる、何度見ても面
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

最近『予告の方が面白かった映画』や『予告で見たまんまただ引き伸ばしただけの映画』が散見される中『予告なんて屁でもないくらい本編が面白い映画』だった。個人的に単体なら『エンドゲーム』より好き。家族ドラマ>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.0

劇場スルーどころかレンタルや配信されても今更見るくらいの期待値だったので驚くくらい面白かった。
ハイテンポでポップな演出はやり尽くされた感が多少あるけどそんな懸念をふっ飛ばす演出さばきの鮮やかさが良か
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだこれ!!これアリなの?ここまで原作通りに作っといてこのオチなの!?制作中完結してないからとかのレベルじゃないよね?原作の精神を全く汲み取ってないよこれ。
さすがにあり得ない。。。

半分くらいま
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.0

意図してないのに大友監督作品を連続で見てしまった。
原作を読み深く感動し、映画の存在を思い出しレビューの低評価を見て期待値を下げて見たからか思ったより楽しめた。
漫画実写映画の1本目って再現度が高けれ
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

2.5

題材自体が映画向きだしここまで積み上げてきたんだから失敗しようがないのに、、、なぜこうなったーー!?!?作り手が自分に酔ってる(役者以外)感が半端ない。とりあえず1.5倍速してくれ。見てて「早く先に進>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

縁映画だった。真剣佑が全部食ってた。るろ剣実写映画は原作キャラに近づけてて違和感が少なくその点は安心して見れるシリーズなんだけど、真剣佑の縁は原作超えてた。原作では志々雄が一番強烈なキャラで人気もピカ>>続きを読む

文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年製作の映画)

4.5

今頃筒井康隆を読み始めドハマリし、本作の原作を含む長編11冊短編集10冊関連本2冊読んでまだまだ沼へ突っ走って楽しんでる最中、休憩がてら映画化作品でもと見てみた。

エロありドタバタありギャグ満載の上
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

積極的に見に行く気があったわけではなく、子供の付き添い半分、ここまで話題になってるからには劇場で見て損はないだろう期待半分で見に行って概ね満足。
原作は全巻既読ながらもアニメは流し見程度だったのは原作
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.0

個人的には刺さらなかった。終始冷静な状態で、これから来る!これから面白くなる!と身構えてたら終わってしまった。
良いところたくさんあったし普通に面白いし基準値ってものがあるならば超えてるレベルによく出
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.0

原作を読んだので見てみた。母親の話と悪夢はオールカットされている。入れちゃうと2時間で収まらないからだろう。そのためかオチがカットされている。
アレックスのくだりは改変の方向性的には機能しているし上手
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.0

偶然にも続けて見た「マルクス・エンゲルス」と同じ監督だった!
ナレーターはサミュエル・L・ジャクソンなんだけど、ジェームズ・ボールドウィンの原作を映画化しているだけあり、彼の目から見たものや起きたこと
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マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

4.0

漫画で読破シリーズの「資本論」と「共産党宣言」を読んだ程度の無知っぷりで見始めたので誰が誰やら何が何やらわからない状態で途中調べながら見たんだけど無知でも十分楽しめる素晴らしい青春伝記ドラマだった。>>続きを読む