倫理かけご飯さんの映画レビュー・感想・評価

倫理かけご飯

倫理かけご飯

映画(77)
ドラマ(0)
アニメ(0)

アス(2019年製作の映画)

3.3

映像の美しさや温度に本物を感じました
内容については、密度の濃さに感嘆しました
伏線の張り方やすべてを社会の現状へ落とし込む姿勢、そもそも社会の今や現在を落とし込んだような作品です
ただ、それなら残虐
>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

4.3

登場人物の背後から追うようなカメラワークで、いきなり正面からのカットに変わった時なんかにいろんな憶測が逡巡する
会話や生活の音だけではなく、もっと細かく音へ集中させるような演出が、映画全体の緊張感をう
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

社会への風刺とそれを重いままで終わらせないコメディ要素がちょうど良いバランスでした
ただ映像がほんとに面白くなかったです
内容は本当に良かった、経済的格差から生まれる同じ国に生活する人々同士の摩擦、対
>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.5

ずっと観たかった三部作完結篇
色々考察はあるけどクリストファーノーランは絶対答えを散りばめている

しかも本作はそれがわかりやすく組み込まれていた
ここまで完璧な映画に生きているうちに出会えたのがかな
>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

2.8

最後の歌が良かった
無駄な演出を省いて30近いカップルのリアルな流れをリアルに表現していた
正直あまり好きなジャンルではないのでそんなに面白くはなかったです

愛がなんだ(2018年製作の映画)

1.5

何も起こらないので退屈でした、笑わせにきてるのかどうかハッキリわからないような演出が
シュールな空気にしている部分がありました
好きって言う人はこの映画が好きなのか、この映画に共感できる自分が好きなの
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

観た人のパリに対する価値観を裏打ちしたりひっくり返したり、そういったことがストレートにできる映画
現在のものの見方の視点を置き換えて、憧れがちな過去が果たして最高のものなのか、何もかもを置き去りにして
>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラッククランズマンに似て、アメリカの抱える闇をブラックユーモアを詰め込んで表現した作品
個人的に世論調査の件はかなり好きでした
わかりやすくアイロニカル
vice (悪) とvice preside
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

なんで今まで観なかったんだという感じ
謎を解くのではなく1つの事件をきっかけとして、なにひとつタイミングが噛み合わないながらも2人の人間性の変化や感情の揺れ動きを、的を得た表現で伝えてくる作品
こうい
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

差別、反抗、怒り、理不尽が混在していて、感情や理念が起こす悲劇や、それが繰り返されることの無意味さを感じられる映画
すこし喜劇的でもあった

We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.4

恐ろしく眠かった
マルジェラの側にいた人の苦悩ばかりが挙げられていた
かなしい

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

ストーリーはベタだったけどいちいち笑えるし演出がとにかくズバ抜けてよかった
どうなってんのこれって感じ

劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

4.6

作画、音響、ストーリー、すべてが最高でした
爆音上映待ってます

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・ミューズ
映像が嘘くさい
画面の向こうの話って感じで自己満感があった
短編でやる話ではないと思った。
・mirror
タイトルが出た時はワクワクした
感情の揺れを捉えたいっていうのが伝わるけど演技が
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.9

想像よりも面白かった
心身の痛みが生きている確信を得る拠り所になることを痛感した
現代の家庭に対する風刺要素が多かった
キャッチコピー通りホラーエンターテイメントだった
何度かじわじわ笑いそうになった
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.7

後にも先にもカンニングを題材にしてここまで見入らせることのできる作品は出てこないんじゃないかと思う
カンニング行為の地味さに過剰な音楽演出がうまく作用してた
それでもゴミ山のシーンが一番好きだと感じた
>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

2.1

半年くらい観たいと思っていて期待値を高めての鑑賞
古い映画だから仕方ないけど構成が整っていてストーリーの流れもありきたりでつまらなかった
個人的にミュージカル映画はあまり得意じゃないのでキツかった
>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます


未来の東京駅をPOVで駆け巡るシーンは本当に良かった
けど
時をかける少女の使い回しみたいなシーンはうんざりした
ただ泣かせたいだけのような感じ
受け取るものがない
ただただうるさくてつまらなかった

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

頭パーにして観れる
結局ベルボトムスが一番カッコよかった

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.9

当時のヌーヴェルヴァーグを代表する作品のひとつとしての立ち位置を知った上で鑑賞
ゴダールのジャンプカット、急なクロースアップなどの抽象的表現が当時の映画作品の枠組みを壊す手法であった事を踏まえて見ても
>>続きを読む

マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

4.5

子供みたいに屈託のない笑顔で繊細な靴を作る職人でありデザイナー
ちょっと太ったガリアーノと肩を組みながら談笑する様子が可愛かった、どっちもめっちゃ可愛い
子供のようでいて実は繊細で、しっかりとした軸が
>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

カッコいい、楽しい、可愛い、面白い
ダンスやってないけど踊りたくなる
考えるのをやめてただただ全身で楽しみたいときに観る作品
全身で幸福感を得るという貴重な体験が出来る
キャスティングの豪華さが振り切
>>続きを読む

>|