いずみたつやさんの映画レビュー・感想・評価

いずみたつや

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Shoot them again! Their soul's still dancing!

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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

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改めて言うまでもないかもしれませんが、頭を一切使わずに笑える作品です!

一方でちょっと意外だったのは、“軽い作品”としては十分ちゃんとしたドラマも用意されていたこと。

容姿やレッテルや思い込みによ
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

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奇跡の連続の上にしか成り立たないトリック、冗長なラスト…と考えれば考えるほどダメな部分が気になってくる作品です。

でも、観ている間は意外と気にならない点も多いのが映画のマジック、演出の上手さでしょう
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

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目が眩むほど鮮やかな映像、胸踊る広大な物語!

オープニング、わずか5分で数百年の宇宙史を見せる場面は感動的でした。

言語も姿形もコミュニケーション方法も違う生命体が、地球人に歩み寄り、こちらが差し
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

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養成所、任務遂行、拷問…

スパイ映画の”鉄板ネタ”とも言える部分が超面白いんです。

鉄板とはいえ、どれもが刺激的かつ新鮮なものばかりで、目が釘付けになりました。

特に拷問シーンは強烈。暴力描写を
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

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アリシア・ヴィカンダーのしなやかな身のこなし、豪快さと相反する可愛らしさなど、彼女の魅力が詰まった作品だと思います。

しかし、やはり前シリーズの”ポリゴンのカクつき”まで加味したアンジーという人選は
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ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)

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一度は日本公開が決まったものの延期され、いつの間にかAmazonプライムビデオでひっそり公開されてしまっていた作品です。なぜ!

いきなり技術面の話で恐縮ですが、この映画のクライマックスは「4K」「1
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ラッキー(2017年製作の映画)

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知的でユーモアに溢れ、感情的でパワフルで、他者への愛にも満ちたラッキーという最高の人物は、自分もいつもこうありたいと思える存在です。

この人の素晴らしいところは、すべてを達観した仙人では決してなく、
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

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まず、キャラクターの表情の豊かさに驚きました。特にクライマックスのおばあちゃんの姿。目の奥にパッと記憶が蘇る瞬間が見事に描かれていて、これは涙無くして見られません。

さらに本作最大の貢献を果たしてい
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

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シブい演技合戦が見ものの作品ではありますが…とは言ってもやはり全体的に地味な印象です。

ただ、『大統領の陰謀』『ペンタゴン・ペーパーズ』と合わせて観ることで一気に魅力が倍増する作品でもあります。
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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シュールな世界観が、過去作に比べてやや奇を衒っているようで鼻についた気もしました。

これまでの日本公開された作品では、隔離された空間=『籠の中の乙女』(傑作)、近未来=『ロブスター』といった具合に"
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

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オリジナル版に比べて、性描写や暴力描写がマイルドになった結果、とても薄味に感じました。

オリジナル版は"男性目線"、今作は"女性目線"、という変化をつけたアイデアは面白いんですが、それほど大きな効果
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

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予想していたドタバタコメディとは全く違う、強烈な風刺がきいたドラマで驚きました!

アレクサンダー・ペインにしては派手な設定だなと思ったんですが、縮小化の処置を施される場面のなんとも言えないグロテスク
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iBoy(2017年製作の映画)

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しがない16才の少年が、ギャングに銃で撃たれた拍子にバラバラになった携帯電話の部品が脳に突き刺さったことで、なんと超人・携帯電話マンに!!!!

携帯電話マンは、脳内で周囲の人の通話を盗聴したり、メッ
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

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めちゃくちゃ奇妙で実験的!

15:17の奇跡を導いた"日常の偶然の積み重ね"を淡々と描きますが、いわゆるアンビリバボー的な再現ビデオとはまったく違った味わいを残す作品です。

と言うのも、この作品は
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

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皆と違うからという理屈で批判される理不尽さ。

同性愛に比べて、トランスジェンダーに関してはまだまだ理解が進んでない(自戒を含め)ように感じますが、本作は何のどういう部分にそうした人々が憤りを感じてい
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

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"お見合い"の残酷さは、表面上のものでしか互いを評価できないところだと思います。"みんなそうやってきたから"という以外の理由もなく、当たり前のように全員に強要してしまう慣習は、すべてにおいて最悪です。>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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水中でのラブシーンの息を呑むような美しさ。艶かしく、神秘的な作品で、大変感動しました。

感動したんですが!些か予定調和で単調に感じるし、ギレルモ・デル・トロ作品にしてはほとんど甘ったるいと言っていい
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

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アフリカベースの世界観がかっこいい!

物語も手が込んでいて、鎖国か外交か、アメリカ・ファーストよろしくの自国優先か否かという政治的かつ極めて現代的なテーマに、このレベルの大作が踏み込んだことに驚きま
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

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これもジャンル不明の奇作。

"ポップでキッチュな…"といった枕詞がしっくりくるような、シュールかつアートな装いの作品なのですが、蓋を開けてみればそこに広がるのは血生臭さと艶かしさが漂う異常な光景。
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ザ・ボルト(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

クライムもの、スリラー、ミステリー、ホラー…とジャンル不明の展開にワクワクしました!

ちょっと早めにオチが読めてしまった感はありますが(予告編を見た時からジェームズ・フランコのダサい口髭が気になって
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68キル(2017年製作の映画)

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頭のおかしい人がわんさか出てくる面白さ!

アナリン・マッコード+二丁拳銃っていうビジュアルの圧倒的フェロモンが凄いです。アリーシャ・ボーも可愛いし、もう美女に囲まれてるだけで地獄のような光景も天国な
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切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

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まるで無意識のうちにミスリードの"種"を埋め込むような、複雑な構成に惑わされっぱなしでした!

霧と闇のロンドンの風景、血生臭いストーリー、ショッキングなラストなど魅力の詰まった作品です。

ビル・ナ
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

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ロープを探すだけの"超地味"な話ですが、いわゆるドンパチがある類の戦争映画とはまた違った新鮮味とスリルに満ちた秀作でした。

NGOの日常的な活動や、国連との微妙な関係性などを、説教臭さやお勉強的な堅
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

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邦題のようにレイが主役の物語ではありませんでした…。

つまり、トランスジェンダーの話というよりは、"家族"について考察する作品です。3人の女性の生き様から浮かび上がった家族の形は、良くも悪くも"個々
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アウトサイダーズ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭、子どもに車を運転させながらウサギを追う場面の底辺っぷりが強烈!

ヒッピーのような犯罪一家の姿が新鮮で、ほのぼのとしながらも地獄というギャップがまた印象的でした。クライム・アクションとして宣伝さ
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オープンハウスへようこそ(2018年製作の映画)

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思っていたのとは違って、謎が謎を呼ぶ"不条理"ホラーでした。なので、スッキリしない作品が苦手な方にはおすすめしません!

僕はこの手の不条理ホラー、例えばハネケの「ファニー・ゲーム」とか結構好きなんで
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

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"過剰"を突き詰め、見たことのないものを追究した熱意に圧倒されました。

全編FPSという驚きの作品『ハードコア』もありましたが、今作はまずオープニングでそのFPSを表現技法として使いこなしている演出
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羊の木(2018年製作の映画)

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人は人生を"生き直す"ことができるかという話。

無理があるとはいえ、6人の殺人犯が同じ町に集まるという設定は興味を引きます(てっきり殺人鬼たちのバトルロワイヤルが繰り広げられるものだと勘違いしてまし
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

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確かに過激な描写はあるものの、そうした全ては愛という普遍的なテーマを描くための道具であるため、"過剰なショック"を与えるものではないという点で、ホラー映画を期待した人にはきっと物足りないだろうなと思い>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白い!面白すぎる!最低で最高な人々。全登場人物がちゃんと"人として扱われている"ところに優しさを感じるし、そこが1番の見どころにもなっていると思います。

あいつがそいつにそんな行動を!という驚きと
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デトロイト(2017年製作の映画)

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ちょっと言葉では伝えきれない、物凄い緊張感でした!

役者陣の演技は満遍なく素晴らしく、やはり特筆すべきはクソ警官を演じたウィル・ポールター。

誰がどう見てもクソ野郎感満載の面構えはもちろんのこと、
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

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「現実をただ描くことは、観念的な物語を生み出すだけ」という監督の言葉が非常に印象的で、これは言われてみればあの異色作『ホワイト・ゴッド』にも通じる考え方だと膝を打ちました。

確かに今作は寓話的アプロ
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ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

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飛行機内で"映像"が流れるシーンはなかなか新鮮でバカバカしくて良かったんですが、その後はあまり目新しいものはありませんでした。

厳密にいうと"貞子"は登場しないわけで、その分を別の要素で補うことで新
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

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"アルツハイマーの連続殺人犯"という設定は面白いんですが、このキャラが主人公として成立していないのが残念です。

この男は、ある人物のことを「コイツ若い頃なら即殺してたわ」とか平気で考える人である一方
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ロスト・シティZ 失われた黄金都市(2016年製作の映画)

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何かに取り憑かれ、家庭も顧みずそれに没入していく男の姿を描く、僕の好きなタイプの狂人ドラマでした!

撮影も非常に素晴らしく、ロケで撮ったというアマゾンの圧倒的な美しさ、また人知を超えたものが絶対ある
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アルツハイマーの夫と末期ガンの妻という、難病モノのかけ算みたいな設定なんですが、湿っぽくなりすぎないのはドナルド・サザーランドとヘレン・ミレンの老練な演技によるところが大きいかと思います。

特にD・
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