いずみたつやさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

いずみたつや

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Shoot them again! Their soul's still dancing!

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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

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高速ダブルタップ、豪快リロード、投げ技多用の接近戦、そしてえんぴつ(!)。

前作以上の派手さ、かっこよさ、アイデアに満ちた楽しすぎる作品でした!監督がスタントマンということもあり、アクションシーンの
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

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食に関する話にとどまらず、巨大な力の前に命あるものが"物"として扱われるという構造は、そのまま人間にも置き換え可能です。

ホロコーストを思わせるショッキングな光景が最もそれを強く示しているし、この場
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地獄愛(2014年製作の映画)

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"バツイチ子持ちで見た目も美人"という主人公の設定は、この話に合ってないのでは…。単なるメンヘラというレッテル貼りに繋がり、キャラクターを単純化してしまっているように感じます。

壮絶なバイオレンス描
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ハネムーン・キラーズ(1970年製作の映画)

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どこか滑稽でかわいらしい2人が犯す凄惨な殺人のギャップが強烈。

シャーリー・ストーラーの演技が最高で、"やっと掴んだ恋"という感じが切なさを増大させます。彼女の存在が、表面上は理解しがたい異常性にも
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レイルロード・タイガー(2016年製作の映画)

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サイレント映画のような動きで魅せたい…という志は感じましたが、テンポが悪いし、編集や撮り方が上手くいっていない印象で、肝心のアクションシーンがどこで誰がどう頑張ってるのか見えづらかったです。

日本人
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

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怪物が出てきてお話をする→現実世界にちょっと変化が表れる→また怪物が出てきてお話をする→やっぱり現実世界にちょっと変化が表れる→また怪物が…という工夫のない単調な構造で「夢」と「現実」がはっきりと区別>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

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日常が一瞬で壊れ去ってしまった、目を背けたくなるような惨状。そこから怒涛の展開で犯人を追い詰めていく、手に汗握る緊張感!

この捜査の光景は、極限状態でのプロの活躍を描くことを得意とするピーター・バー
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ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

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オープニングから"ビョーキ"としか思えない悪趣味な光景に、ガツンと喰らいました。登場人物もラストの演出も、すべてが狂ってる!

非常にユニークで、実験的で、独創的で、ポール・シュレイダーが『ラスト・リ
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アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

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いやいや、そんな話なんですか!と誰もが思ったのでは。←もちろんこれは嬉しい驚きです。まだ未見で興味ある方は、以下の文も予告編も何も見ないことをオススメします。

思春期の孤独や葛藤、社会からの疎外感、
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ある決闘 セントヘレナの掟(2016年製作の映画)

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暑苦しく、気怠く、不穏な空気感が切り取られている点は、"荒野モノ"(西部劇ではなく荒野が舞台のもの全般)が好きな僕にとっては嫌いにはなれないものがあります。

というのもこの作品は「西部劇」とは少し違
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

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傷だらけの体が語る罪と罰。

西部劇をモチーフにしたことで、アメリカが根源的に持つ贖罪の物語も浮かび上がってきます。少女がスペイン語を話すことも象徴的。

大作の上に、マーベルシリーズが現在進行中とい
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ブラッド・ファーザー(2016年製作の映画)

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バイクと銃を手に不良マッチョ親父が荒野で大暴れする、一見、超アメリカ映画ですが、実は仏監督による仏映画。そこがこの映画が面白い点です。

例えばオープニングは銃社会への皮肉で始まるし、メル・ギブソンへ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

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アート作家らしい色設計とトリッキーな映像表現、音楽の使い方がよかったです。

また、服装や振る舞いなど、役者たちの活き活きとした"自然なかっこよさ"はため息が出そうになるほどでした。

話は監督の前作
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ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

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ビジネス寄りの話かと思っていたら、かなりエンタメ寄りの作品でとても観やすかったです。

マコノヒーは自ら製作を務めたのもあってか、いつも以上に活き活き演じているような気がしました。

「カネよりもロマ
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美しい星(2017年製作の映画)

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これは毒です!単純で説明的で薄っぺらい感動を受動的に観て泣くことに慣れてしまった現代人にとってはきっと猛毒になりうる作品です。

強烈な演出や編集、音楽など、狂いに狂っていて楽しいし、物語が壊れながら
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ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

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これからやっと面白くなりそう!というところで終わってしまうのが残念です。さすがに中盤が水増しにしか思えません。

大仰な予告編や宣伝を目にして、「うわぁー観たくない!けど気になる!」という思いを胸にい
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夜に生きる(2015年製作の映画)

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優等生的な仕上がりに見えますが、裏を返せば何の特長もない凡庸な作品とも言えるかと…。

ロバート・リチャードソンのおかげで画面からは重厚なハードボイルドの雰囲気が伝わってくるのですが、どうも表面上のも
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ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017年製作の映画)

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自分は絶対的なリーダーで、全てにおいて正しい。という恐ろしい勘違いをした男の姿は、まるでアメリカそのものを体現しているかのようでした。

プランB製作で自ら主演を務めるというだけあって、ブラピの気合の
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

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小汚いチンピラのオッサンがヒーローに!という夢に溢れたおとぎ話なのですが、オッサンの粗暴っぷりが生々しいところが、ハリウッド製のヒーローものと一線を画すところです。

だって見てくださいよ、あの走り方
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

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アナ・ケンドリックが超可愛いし、サム・ロックウェルがめちゃくちゃクール。

しかし、この2人のキュートな一挙一動以外に見所のない作品でした。

特にアクション演出が下手すぎるのは一番気になるところで、
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

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アニメーションの描写もストーリー展開も、完全に常軌を逸しています。

しかし!この作品の驚くべきところは狂っているだけではなく、ちゃんと万人にオススメできる、そして受け入れられる魅力のあるエンタメ作品
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

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どうにも越えられない壁があって、立ち向かうのをやめてしまった人を負け犬と呼べるだろうか…。

失敗した人、間違いを犯してしまった人に対するケネス・ロナーガンの優しさが滲み出るような映画でした。

この
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

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まさかの結構なホラー映画だったのが嬉しい驚きでした。

携帯に届く送り主不明のメッセージを通じ、この世とあの世、存在と不在に迫る極めて独創的なストーリーにぐいぐい引き込まれました。

さらに、クールな
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

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オープニングからキャラの魅力全開で楽しい(前作のタイトルバックも最高でしたが)!

今作もノリノリでハッピーなアゲアゲ映画なんですが、それは前半までで、しんみり展開になる後半は好き嫌いが分かれるような
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

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個人的には『ブレーキダウン』『ヒッチャー』『サランドラ』などなど、アメリカの砂漠(荒野)でヤバイ奴らと遭遇して、暴力の渦に巻き込まれていく映画が大好物です。
青い空とどこまでも続く大地、照りつける太陽
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メッセージ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

遠未来へのロマンに憧憬の念を抱かずにはいられませんが、結局は"今"をどう生きるかということに立ち返ってくるのが面白いです。

ただ、ドゥニ・ヴィルヌーヴの作品はどれも好きですが、今回はいまひとつ乗れま
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潜入者(2015年製作の映画)

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麻薬界の裏帝王ハイゼンベルグVS麻薬王パブロ・エスコバルだと‼︎これは胸熱!!…と言っても直接的な対エスコバル戦が展開されるわけではありませんでした。残念!

話はよくある潜入捜査官モノで、偽りの絆が
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僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

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映画全体を"嘘"が覆っている、非常に複雑で厄介な作品でした。妄想や夢が現実と入り乱れながら虚実皮膜の間を縫う様が楽しく、今見ているのは真実か嘘かと終始疑念が拭えません。

老い、人生、芸術などのテーマ
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

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人生はサイテーだ。何ひとつ思い通りにはならない。

しかし、そんな人生を実は面白がってもいるウディ・アレンの捻くれっぷりがまたしても楽しい作品でした。

ウディ・アレンの作品数は膨大ですが、例えば"過
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

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キャラクターが平板で、サスペンス的な緊張感もなく、アクション演出はアイデアに欠ける…だらだらと長いだけの残念な作品になっていました。

いわゆる"密室モノ"のバイオレンス作品ということで、限られた空間
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追憶(2017年製作の映画)

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まず驚くのが、新作だとは容易に受け入れられないほど、昭和感が漂う映像やセリフ回しです。

例えばほんの一例ですが、柄本祐が殺害されたニュースを小栗旬が「新聞」で知る場面があります。さり気ない場面ですが
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

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※最後にちょっとだけラストの展開に触れてます。

ウッディ・ハレルソン先生がめっっちゃ最高(絶対変人だろうとヒヤヒヤしました)なのに救われますが、話はあまりにご都合主義すぎるのでは…。

主人公はいわ
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

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息が詰まるような臨場感!実話ということもあって、結構マジで息をするのが苦しくなりました。映像と音の凄まじさには、何度も鳥肌が立ちました。

一方でドラマ部分が物足りなく、「善人」と「悪人」がいるだけで
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

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ドニーさん最高!詠春拳最高!これが揺るぎない事実であることは強く言っておかなければなりません!!

しかし、期待し過ぎたせいか、今回は物語部分のパワーダウン感にめちゃくちゃガッカリしました。ストーリー
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パージ:大統領令(2016年製作の映画)

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このシリーズは導入部が強引すぎて、どうも乗り切れないんですよね。
"絶対にありえないこと"を見せてくれるのは映画の楽しみのひとつで、その作品内で納得できる世界観が構築されているなら構わないんです。
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グレートウォール(2016年製作の映画)

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予告編を観た時点で誰もが気づいたことだと思いますが、これはマジメに観たら負けです!「バカだなあ」と愛でながら楽しむ心の余裕がない時に観るのはオススメしません。

内容は万里の長城版アバター、ラスト・サ
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