いずみたつやさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

いずみたつや

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Shoot them again! Their soul's still dancing!

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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

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インドを舞台にデヴ・パテル主演で実話の映画化と聞くと、『スラムドッグ$ミリオネア』が浮かびますが、演出力の差は歴然としています。

今作の演出は本当に捻りがなく、どれもが"普通"で印象的な場面はひとつ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

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飲んで、歩いて、踊って、飲んで。

特筆すべきは、画面から溢れるものすごい酩酊感。
というか春夏秋冬が一夜に凝縮された、時空がゆがんだ異常世界はほぼトリップそのもので、ドラッグムービーといっても過言で
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

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「あの時、ドアを開けていれば…」という誰にでも起こりうるキッカケから展開されるサスペンスは、ダルデンヌ兄弟の的確な演出によって極めてリアルなものとして観客に迫ってきます。

登場人物たちが胸の底に押し
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

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Choose Your Future!Choose Life!!

田舎町のどん詰まりの若者が、錆び付いたサイテーの人生のレールから、新しい道へと飛び出して終わる痛快なラストから20年…。アイツらは生
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ハードコア(2015年製作の映画)

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ここ数年の映画の"アトラクション化"は目を見張るものがあり、"体感型"の波が(映画に限らず映像業界に)押し寄せていますが、そうした中で生まれるべくして生まれた新時代のアクション作品です。

その映像は
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

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自分という存在は、他者との関わりの中で築くもの。

ありきたりなメッセージかもしれませんが、「バットマン」でそれを語った瞬間、こんなにもユニークでスペクタクルなドラマができ上がってしまうことには感心し
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

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複雑な原作を分かりやすい"娯楽作"へとアレンジしたことは、大作としては当然でしょうし、それなりに成功(興行ではなく作品として)しているのでは、と思います。

しかし、その"単純化"によってキャラクター
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

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世界一有名な暗殺の再現はショッキングでした。

ただ、身もふたもない感想になってしまいますが、ジャッキーの知られざる頑張りを見たところで「へぇ偉いね」という感情以上にも以下にもならなかったというのが正
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

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100年の恋とはいえ、半年分ぐらいの中身しかないスッカラカンの映画でした(清々しい)!

この話を呑み込むためには、あまりに杜撰で稚拙な物言いを受け入れる必要がありまして、とてもツラいものがあります。
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

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父・ベンの個人の裁量で教育することが、子どもたちに体力面や知識面で大きな貢献をしている一方で、結果的にベン自身が"自由"を奪う"独裁者"となってしまっているのが恐ろしい皮肉です。

ベンが言うように、
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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この作品が昨年の"真っ白なオスカー"や、トランプというゴミ大統領誕生などの影響を少なからず受け、アカデミー作品賞を受賞してしまったことで、いわゆる反ポリコレやポリコレの視点から良い悪いの評価を受けるこ>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

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やっぱり巨大なものは無条件でワクワクする!
デカい奴とデカい奴が戦ってヘリがバンバン墜ちたらアガる!!
といった子どもっぽい感想しか出てこないような、ド派手な映像の連続で最高です。

4Dで観たんです
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お嬢さん(2016年製作の映画)

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予測不能の話がもたらす驚きと感動!

ただの変態映画と見くびってはいけません。というかただの変態映画というだけでも一見の価値があるのに、この映画はさらにコメディ、サスペンス、恋愛、暴力、エロ…とすべて
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SING/シング(2016年製作の映画)

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"歌う"という同じ行為でも、それぞれ全く違う壁を乗り越えていく、群像劇のお手本のような無駄のない脚本に感激しました!

また、一筋縄ではいかないキャラ、バスター・ムーンとマイクの面倒くさい愛おしさも堪
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

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社会派の作品は説教臭くなりがちですが、ケン・ローチは常に弱い者に寄り添い、決して上から目線になりません。そこが皆から愛される理由なのではないでしょうか。

また、キレイごとの感動で溜飲を下げることは、
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

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ジャンルを超越した"斜め上展開"の連続で混沌と狂乱の異世界へと誘う圧倒的パワー!

『チェイサー』『哀しき獣』と、ナ・ホンジン作品のスクリーンから溢れ出すようなパワーには毎回驚かされてきましたが、今回
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アシュラ(2016年製作の映画)

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画面に映るのはクズ人間ばかり!!!

容赦ない暴力の連続から、地獄絵図のクライマックスへと雪崩れ込む。その度を超えた光景は、スクリーンから今にも血の匂いが漂ってきそうなほどです。

役者の強烈な演技に
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

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一度きりの人生で、"したいことをする"というのは簡単なのに難しいことです。今回は本編前の短編映画『インナー・ワーキング』と合わせて、"したいことをする"勇気をくれるような作品でした。

どんな人でも油
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ヘッド・ショット(2016年製作の映画)

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オープニングのテンポの良い編集と、ベタだけど的確な演出に「これは良作間違いなし」と思いました。

話も超シンプルで王道展開の連続なんですが嫌味がないし、アクション場面はさすがの迫力。キツ目のバイオレン
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アサシン クリード(2016年製作の映画)

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監督もファスベンダーもシリーズファンじゃないらしいけど、なんで作ったんですかね…。

ファスは製作までやってるし、それなりに本気で取り組んではいるんでしょうが、ゲームプレイ時の興奮にはまったく及ばない
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アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

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アイヒマン実験については広く知られるところですが、どんな人でも簡単に残酷な行為に加担してしまうことについて、改めて考えさせられました。

自分があの実験に参加していたら、アントン・イェルチン(まるで別
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

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まず、衣装の美しさが印象的な作品でした。場面ごとに次々と豪華絢爛な衣装が見られる作品は、なかなか最近では珍しいのではないでしょうか。

それだけでなく、撃たれた頭から血がピュッピュッと吹き出すバイオレ
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

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これまたドニー・イェンが最高のドニー・イェン映画なのでした!おしまい!

というのはあまりに乱暴なので、ネイマールが嬉々としてネイマールを演じて(マジです)、サミュエル・マザファッカ・ジャクソンと夢の
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

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ジェリコ(ケヴィン・コスナー)!かっこよすぎる!!!

この最低最悪で極悪非道のクズが、予想を上回るバイオレンスを展開してくれて、本当に驚きました!

あまりに酷すぎて、こんな人が主人公でエンターテイ
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マン・ダウン 戦士の約束(2015年製作の映画)

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衝撃のラスト7分46秒、あなたの心は"えぐられる"!

これはこの映画のキャッチコピーですが、もうこの手のやり口はやめていただけませんかね…。
"ラストにドンデン返しがある"と紹介することは、その時点
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セル(2015年製作の映画)

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原作は読んでないんですが、「携帯電話で感染」というのはちょっと恥ずかしくなるほど陳腐で説教臭くないかなあと思います。映画の見栄えも大量にある感染者モノ(=走るゾンビ的なパニック映画)で観たことがあるよ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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「ミュージカルが苦手な人でも見やすい」という声を聞きますが、それは裏を返せば「ミュージカルが好きな人には物足りない」ということなのかもしれません。

僕自身、ミュージカル映画としては華やかさも躍動感も
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

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ややマンガ的で強引な部分も多いですが、キャラそれぞれのかっこ良さで押し切られました!

ひとりひとりの魅力について語り出したらキリがないんですが、特にデンゼル・ワシントンのキャラクターは、ビジュアルか
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ファウンド(2012年製作の映画)

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学生映画感があって、チープだと一蹴できない愛くるしさがある作品でした。

確かに映像や役者の演技は、いわゆるメジャー映画のようなリッチなものではありません。これはこの作品に限ったことではありませんが、
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

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人生の解体。否が応でも進み続ける人生だからこそ、"文字通り"急ブレーキをかけることは、隠喩をそのまま実行してしまう男の奇天烈な旅の始まりにふさわしいものだったのではないでしょうか。

初めて予告編を見
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

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ネオナチやパンクスのかっこ良すぎるビジュアル、奇想天外な展開、ユーモアの挟み方も絶妙で、密室から出たり入ったり出たりするだけの話なのにハラハラドキドキが止まりません。

とは言ってもどこかスローテンポ
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ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016年製作の映画)

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冒頭でいきなり阿鼻叫喚の地獄絵図が広がって、まさかそんなものが観られるとは思ってなかったのでびっくりしました!

理不尽な法律や思想に反旗を翻したニュートン・ナイトの主張は、人種差別がいかに非論理的か
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

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"周りと違う"ことを武器に戦うという、胸躍るヒーロー映画でした!雑な言い方になりますがティム・バートン版『X-MEN』と言えば分かりやすいかもしれません。

それぞれのキャラクターが立っていて、どの子
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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家族は結局のところ、どこまでも他者であることを描く厳しい作品でした。

しかし一方で、突然踊り出す母に呆れながらも、思わず家族の間に笑みがこぼれる素晴らしい名場面もあります。これもまた紛れもない家族の
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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平衡感覚が狂うような映像や、もの凄いトリップ感(4Dで観たらほんとにどうにかなりそうでした)、ところどころ挟まれるユーモアがめちゃくちゃ楽しい作品でした。

アトラクション的で話の満足度には欠けるし、
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スノーデン(2016年製作の映画)

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愛国者ゆえの葛藤にフォーカスし、スノーデンをやや類型的な天才オタクのキャラに落とし込んだことで娯楽要素が強調され、エンタメ作品としてとても面白かったです。

恐らくスノーデンを超カッコ良く描くことが目
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