無味さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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映画のモデルになったとしか思えない、田んぼのど真ん中にあるイオンモールで見た おかげであの街に対する記憶の彩度が上がった

Summer of 85(2020年製作の映画)

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先回りの自衛 幻想も方便 心と体はちぐはぐで、言と動すら仰け反り合った 飽きたと言いつつ追いかけた

The Son/息子(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンドを発散した唐突な銃声が今も鼓膜にこびりついている。実際にはゆるやかな死だった。その死が決定事項でなかったことは理解しつつも、どうしても宿命論的な諦念に打ちひしがれてしまう。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.5

まあとりあえず、乗ってみようか これは環状線だから 何度だって繰り返せるし、何度だってやり直せるよ

怪物(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

わたしは今ここにいるきみが好きで、きみは今ここにいるわたしが好きなんだから、わたしはわたしのままでいたいし、きみはきみのままでいてほしい わたしときみの問題のために、わたしときみが生まれ変わる必要はこ>>続きを読む

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

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オンオフしかないロッカースイッチ、調光機能はありません、明転暗転、それだけで十分なのもしれない、でも、最近は薬のおかげか感情の起伏がスライド式に動かせる(もちろん動かされているんだけど)感覚があって、>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

宇部新川駅のホームの階段を半分くらい駆け上がったところで息が切れたから、とぼとぼでもないしのそのそでもなく、ただ一歩ずつ足を動かして階段を上がった 私はこの物語のなかにおらんねや、と ほんまにおらんね>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

魂が震えるってこんな感覚のことを言うのかな〜。
幼い頃魔法少女になることを夢見たようなニュアンスで、こんなアニメを作れる人になりたいと思ってしまった。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

トリガー 私が大丈夫じゃない よくナンパされる なめられない女になりたいけど、ナンパされないことを目的に私を変えたくない 女として認識されたくない くせに お酒の席でバカな女のふりをして 良いものを与>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

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恋の気持ちを思い出そうとしたときに想起される人物像は過去に好きになった男じゃなくてなぜか女の子のフォルムをしているし、黒髪ロングストレートで、肌が白い

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

カメラは誰かの視線の代替 そんなわけで、写真が苦手 目からビーム あっつい青 そそがれてあふれる 誰かの顔をこんなに長く見つめたことがなかった 泣き喚いてもよかった

偶然と想像(2021年製作の映画)

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燃えよインディーズ シネマスコーレ ここにあり

↑上映が終わってそそくさと退館して冷たい風がびゅっと吹いてなんとなく夜空を見上げたときに目に入った気高く光る看板のすばらしさに全部持ってかれた

街の上で(2019年製作の映画)

5.0

東京は新宿 関東出身のふたりと初めてエンカウントしたとき、「また私の住んでる街にも来てよ」と言ったら、「“また”って、私ら1回も行ったことないじゃん」って笑われたことがあった こっちでは“もう一度”>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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ラッキーストライク、初めて吸ったとき、吸わせてもらったとき めーっちゃおいしくて感動して、感動を伝えようとしたけど、タバコ、ろくに吸ったことなかったから、上手に食レポできなくて、笑ったし むせたし ラ>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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カーステレオからカネコアヤノの窓辺 堰を切ったように 叫びながら泣きながら 瞳孔の動きは美しく 満月を眩しく思いながら 深夜高速 走りました 恥ずかしながら