しゅんまつもとさんのドラマレビュー・感想・評価

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しゅんまつもと

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ONE PIECE(2023年製作のドラマ)

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嫌いな言葉を使うけど、自分は今"コンテンツ"を見ているんだなぁとまざまざと感じた。これは自分にとって映画でもドラマでも映像でもない。

1話〜5話までは純粋に楽しめた。それは再現度によるものじゃなくて
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エルピス—希望、あるいは災い—(2022年製作のドラマ)

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長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平、三浦透子、全員眼がとにかく良い。
ソーシャルな問題を個人的な飲み込む/吐き出すで描く、近作『ワンダーウォール』『今ここにある危機とぼくの高感度について』を経た渡辺
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silent(2022年製作のドラマ)

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この見方が正しいとはまったく思わないけど、聾を取っ払って"対話できない誰かと向き合うこと"のドラマとして見たいと思った。


回想の公園のシーンが凄すぎてそこだけ3回繰り返して見た。人物を正面か
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ザ・ボーイズ シーズン3(2022年製作のドラマ)

4.0

ソルジャーボーイという存在によって相対化されるホームランダー、ブッチャー、ヒューイそれぞれのmasculinityのグラデーションが浮かび上がるのは意義深いし、何より楽しく観れる。(楽しくというのは安>>続きを読む

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ミズ・マーベル(2022年製作のドラマ)

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E1
「鏡を見ろ」という言葉は「身の程を弁えろ」というナイフにもなる一方で自分を見つめることにもなる。そこから逃げない話になってほしい。公開前にここのレビューに、「映画やドラマくらい整った顔の人たちが
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ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン4(2020年製作のドラマ)

5.0

Part2
冗談抜きで、ストレンジャーシングスをリアルタイムで観れる世代で良かったと心から思った。全人類必修項目に定めた方がいい。

自分がPart2を見る前に期待していたことについてコメントに書いた
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ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン3(2018年製作のドラマ)

4.9

シーズン4のために多分3度目くらいの見返した後の再レビュー。

シーズン2以上に増える場面転換、登場人物、カップリングパターン、相当面白い。
けれど初めて見た当時にも思ったのはけっこう続けていくの苦し
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ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン2(2017年製作のドラマ)

5.0

シーズン4前に何度目か見返した後の再レビュー。

ウィルを通して"繋がる"ことの邪悪さと希望の両面を描く。
ただひとつ、身体に宿る熱だけが確かでそれこそが自分を取り戻すという終盤の展開はシリーズ屈指。
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ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1(2016年製作のドラマ)

5.0

シーズン4のために見返した。もう何度目だろう。何度見てもやっぱり無茶苦茶良い。
何かが欠けてしまったキャラクターたちがお互いの空白の部分をそれでも埋めようと身を寄せ合う。誰も望まない孤独に陥らないよう
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ムーンナイト(2022年製作のドラマ)

3.3

E1でテンションが爆上がりしたのも束の間、緩やかにどころか急角度で密度が落ちた上に、語りたいことを語るためにそれ以外の部分が雑になってるのは流石にきつい。その語りたいことも個人的にはとてもおざなりに思>>続きを読む

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恋せぬふたり(2022年製作のドラマ)

3.6


むちゃくちゃ良いとは思いつつも、片方を相対的に下げることでしか何かの意義を主張できないところは有象無象のドラマとそんなに違わないような気がする。キャベツみたいなアイテムをもっとドラマとしてうまく使
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ホークアイ(2021年製作のドラマ)

4.9

MCUドラマシリーズ現状最高到達点。
規模が小さいからこそ、物語の奥行きと多面性で語る様がむちゃくちゃ良かった。
まっすぐに進みたいのに何かに捻じ曲げられてしまう自分の歩む道、いやでも思い描いていた道
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ミステリと言う勿れ(2022年製作のドラマ)

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①②③
既存のドラマ構成のフォーマットを大きく崩すという部分での挑戦はやっぱり面白く見れる。
2話にして早くも説き伏せること(整にそのつもりはなくても)の羅列になっているのはちょっと自家中毒を感じる部
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初情事まであと1時間(2021年製作のドラマ)

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終始見たことないドラマの作りで完全に橋口亮輔だ…ってなった


思ったことを言うのは大事

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ロキ シーズン1(2021年製作のドラマ)

3.4

ラストエピソードを見終えて茫然自失している世界線の自分のことは一回置いて、冷静な世界線の自分の登場してもらいましょう。


定められた時間軸、決定している終わりという大枠のシナリオから導かれる物語の核
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お耳に合いましたら。(2021年製作のドラマ)

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良い。良すぎる。好き。大好き。
あなたの好きは私の好きになるかもしれないし、わたしの好きはあなたの好きになるかもしれない。
そんな好きの連鎖のなかに自分もいる。と思ってる。というかその連鎖の中で生
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全裸監督 シーズン2(2021年製作のドラマ)

2.8

自分がシーズン1に感じた魅力は皆無になり、流石にここはちょっと、と感じた部分がひたすら拡張されている印象を受けた。きつい。

シーズン1の魅力のひとつは、日本独自の一般化したイリーガルという切り口でア
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大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)

4.8

大豆田とわ子は最高だってこと。あなたはあなたのままで最高だし、わたしはわたしのままで最高だってこと!



ある範囲内の異物=靴の中の小石、口内炎、カレーパン、白い服につく醤油、穴に落ちる、部屋の中
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リコカツ(2021年製作のドラマ)

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男性/女性、外見/内面、今/昔とあらゆるものを対比させながら何かを見出していくというそれ自体は良いのだけど、それを推進する力がまるでないように見える。
あくまで自分が思うにだけど、テーマやイシュー
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ドラゴン桜(2021年製作のドラマ)

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生徒役のキャスティングで期待した自分が愚かだった。ただの前時代的なドラマでした。


ドラマとしての出来は百歩譲って置いておくとして、勧善懲悪をやるってことは悪い人を作るってことだからね。それを
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コントが始まる(2021年製作のドラマ)

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何かを見つけたとき、何かが始まったとき、そのときに流れる涙のことをおれは知ってる。その瞬間がテレビに映ってた。


ぷよぷよは4つ繋がったら消えるんだよなあ。3人とあと一つなんだよねえ。

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今ここにある危機とぼくの好感度について(2021年製作のドラマ)

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「問題提起」がドラマの全てであってはならない、と思っている。優劣は別として、自分が野木亜紀子よりも坂元裕二に絶対的な信頼を置いている理由のひとつはそれ。
だとすると、渡辺あやは上の二人を両極に置い
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ここは今から倫理です。(2021年製作のドラマ)

3.9

最終回、本当に素晴らしくて身を乗り出して見たし素直に感動してちょっと涙ぐんでしまった。何かを大きく変えることはできなくても、結論は出せなくても、今よりはすこし良い方向に向かえるように、まずはこの教室か>>続きを読む

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生きるとか死ぬとか父親とか(2021年製作のドラマ)

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間違いなくオープニングのカット割は山戸結希のそれ特有の魅力を感じさせられた。圧倒的なカット割のリズム感と連なり。


普遍的でストレートや話に思えて、とき子に起こった出来事に対するリアクションだ
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ファルコン&ウィンター・ソルジャー(2020年製作のドラマ)

4.7

基本的には下に書いたエピソード5までの感想に尽きる。今作ラストにおけるサムの言葉は、ヒーローである以前に誰もが持つべきマインド。
人種や格差や性差を物語に盛り込むと、「ポリコレ」と口を尖らす人がいたり
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ワンダヴィジョン(2021年製作のドラマ)

4.5

基本的にはラストエピソード前に書いたことと同じ。ラストの家の中のシーンはMCU史上一番好きなラストかも。二人に迫り来る別れの時点で屋外からズームするカメラ。
まったく新しい意味で『続きは映画館で』のシ
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俺の家の話(2021年製作のドラマ)

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認知症になってもなお身体に残り続ける能の節回し、自ら捨てたはずなのにそれでも戻ってきてしまう家。その二つの歪な矛盾がとても心地いい。
後者に関しては綺麗な解決というよりは2021年の今だからこそで
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マンダロリアン シーズン2(2020年製作のドラマ)

5.0

シーズン1も最高だったけど、ちょっと比にならないくらいの出来栄えでした。シークエルの失敗を今後反省するとしたらいくらでもここに金脈があるというか、こうあるべきとこうあってほしかったの連続。良い意味の期>>続きを読む

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17.3 about a sex(2020年製作のドラマ)

4.5

2020年、日本で作られたドラマのなかで文句なしに一番良かった。
変な呼び水を感じてしまうようなパッケージに騙されることなかれ。LGBTQという言葉を出して満足してるような、体だけ取り繕ったドラマとは
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姉ちゃんの恋人(2020年製作のドラマ)

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桃子と真人がお互いの存在を意識するきっかけとなったのは、"本物のモミの木を使って装飾したツリーをつくること"だった。それ以降の物語にも全体を通してそのツリーは登場する。このドラマに限らず岡田惠和のドラ>>続きを読む

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ザ・ボーイズ シーズン2(2020年製作のドラマ)

4.3

シーズン1もプロットはもちろん面白かったけど、好きになるほど魅力的なキャラクターがいなくてイマイチだったんだよな〜。でも断然シーズン2は好き!おれはフレンチーが大好き!間違って後悔して間違って、直接罪>>続きを読む

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おカネの切れ目が恋のはじまり(2020年製作のドラマ)

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鎌倉の古民家、御曹司、居候と王道ドラマ要素を押さえながら、『凪のお暇』と『これは経費で落ちません!』を組み合わせたプロット…と参照元があまりに透けて見える感じはするけど、"若年層の貧困"というテー
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MIU404(2020年製作のドラマ)

3.3

 量産される「刑事ドラマ」の形式をとりながら、その核は理不尽に消されてしまった誰かの「声」を掬い上げるという、ずっと野木亜紀子が書いてきた物語の先のドラマ。脚本からは社会の現状への明らかな「怒り」と、>>続きを読む

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