YukariYamadaさんの映画レビュー・感想・評価

YukariYamada

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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『青野くんに触りたいから死にたい』をコメディと言わしめた「マンガのラジオ」を聞いて以来、恐怖と可笑しさの感情は一続きにあるんだと妙に納得している。人はどうしようもないときおもしろくもないのに “笑うし>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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言葉は本来、身体と魂から湧きあがるように生まれくる。その身に起こったこと、女として、母として、人として感じたことをぶつけ合う対話。

荒削りで言語化もままならないところから、終盤にさしかかって自分たち
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

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デスプルーフばりの痛快な反撃にスカッとするものの、真の魂の解放とは、地に足のつかないものなんだろうか。前向きにとろうと思えばとれるけど、くっきりと影をのこす、リドリー・スコット監督作品。ブラピは見事な>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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男性でもできなさそうなキレッキレアクション。ごちそうさまでした・・

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

5.0

はまらないパズルをあるべきところに。最終的にはファミリー映画だった(PTAといえば?)。
ビルもお家にいるところが一番泣けた。世界一のそっ閉じを忘れない。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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2023年越し映画。ホラー耐性よわよわなので十分怖くて痛くて面白かった。
前の持ち主の弟(あれ兄?どっちだったっけ)は続編でもうちょい効いてくるのかな。
タイトルの意味、そして『死霊のはらわた』もミア
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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思ったよりシーンの切り方も演出も良いし、翻訳も美しかった。何も起こらないことが人生という物語である。
モルモットや動物を大切にする道をコージーも娘も歩むべし、よ

バービー(2023年製作の映画)

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可愛い、美しいという評価は取っ払えそうもなくて、憧れることもまた自分を愛することなんじゃないか。自分が心地よいことがプロダクトにそのまま置き換わるとは限らない、現実のギャップが効いてた。見たり愛でたり>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

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いつもどっかいかれちゃうけどいつも待ってるノア。バービーから、いやドライブ観てからライアン・ゴズリングブームが終わってくれない

メメント(2000年製作の映画)

4.0

コクソン観たあとにたまたま選んだのでなんも信じれん・・!わからないことは面白くないとは同義ではない、と当たり前のことを。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.0

これを作らせた「時代感」が当時たしかにあったのだと思う。
何度も観たくなるような内容ではないけど「キモい」が褒め言葉になる。重い気持ちにもならなかった。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

助けられ、衣装が変わって色も変わって、、とナウシカも感じつつ
自然の厳しさと人間の業の深さでとんでもないスケールだった。人工物が入ると一気にシーンが変わる、意味がわかった。
ウィンド・リバーもなかなか
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

キャリー・マリガン目当てで観たらライアン・ゴズリングは良いし映画のつくりも良くて大当たり

怪物(2023年製作の映画)

3.0

海外対策なのか、セリフの抜けがあんまりなくてもたれた。良きアルバムはキャッチーさと風通しが必要なの。そして家広すぎ。

ケミカル・ハーツ(2020年製作の映画)

4.0

文学や新聞部(?)が舞台なだけあって、セリフがとても良い。10代でこの繊細さのなかでもがけたら、とっても豊かな大人になるだろうよ。「リベンジ・スワップ」のヒールが見事に心の清い青少年だった。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

とにかく前に進むしかない。進んでいると信じるしかない。

反感を買えば狙われかねない、安心して眠れないし最悪家族が犠牲になることもある緊張感。誰か一人がある日突然救いにきてくれることはなく、みんなで、
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

LITEの劇伴が物語のテンポとスピードを盛り立ててめちゃくちゃ最高

いくら面白い企画だからといって進める人がいなければ始まらない、ついてこなければね

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.5

プライマル・スクリーム
各学期の期末試験中の日曜日の夜中12時にストレス発散で学生が寮の窓からキャンパスに向かって大声で叫び声を上げる伝統行事。同様の伝統は、ハーバード大学、コーネル大学、スタンフォー
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.0

日本語キャッチコピーのミスリードったらない。わざと落として上げる意図?
魂の伴侶

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

5.0

どこかでは歪みで、排斥されても、誰かには求められるようにできているのが世界で、中心などない。妙に爽やかな後味。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

うさちゃんをサスペンダーに挟む可愛さよ。時代と、俳優の人生を、物語に織り込むことは「わざとらしさ」に感じるかなと身構えたけど、変化してこそ伝統という覚悟を感じた。

おじさんで、身長高くなくてもダニエ
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.8

何が「うまくいく」で「うまくいかない」なのかはいつだって曖昧だしそれが他人から見て理解できるのか、という

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

沙莉ちゃんと池松くんもさることながら、國村さんはなぜあんな空気を纏えるのだ、、

SKIN 短編(2018年製作の映画)

5.0

長編のほうみる勇気出ない。あまりにも短絡的な、無差別の差別。胸まで痛い。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

冒頭のボックスの謎解きなんだったの、、?ってあとからじわじわくる、、!こういう面白さは斬新かも。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.3

タランティーノ映画の面白さをとくと解説してもらいながら観た。フィニッシュはみんなでガッツポーズして爽快。最高正月。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

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脚本が原作に忠実すぎだったのか、もっと生身の人間から出てくる言葉になっててよかったと思うのですが。ずっとぬるかった。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.9

難所が何段階もあるのもハラハラして面白いけど削ぎ落としてどストレートなのもやっぱりいい。仕事は仕事、子育てはお世話なんじゃなく、そばにいるだけでいいね。お父さんが楽しそう&目の前で人を喜ばせる仕事して>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

リバー・フェニックスからのハリソン・フォードなインディ、骨格からちがくね?にじわじわきつつ、、王道アドベンチャーたのしかったです!動物輸送列車はパンダコパンダを微笑ましく思い出しながらみましたお正月

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

配信待ってました!
シンプルな設定でものすごく不穏。
愛するものができた途端、閉じ込められていた性が溢れ出す。母の女の顔を見てしまったときの消化できず腹に残る感じ、、
人の生活圏と自然の境目にはいろん
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

「NOPE」よりもバッチバチ黒人差別のエッジが効いてるストーリー。友人以外みんな、主人公すら2つの顔を持ってる。白人警官オワタ、、と思ったら最後にやっと息抜けた。
つい「弱者」側で観るけれど、白人俳優
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.2

ロブスターのとこでトーキングヘッズのサイコキラーをかけたセンス好き。
家庭料理は義務でなく、手を動かす生活のたのしみとなりうることは半世紀前も現代も共通。手の込んだレシピはそれはそれで、没頭できるもの
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.5

冒頭のダニエル・クレイグ出し惜しみなカメラワーク、そしてクレイグ扮する「名」探偵もまた、最後の最後まで見せ場をとっておく贅沢さが、余韻として押し寄せてくる。

ぬるい邦画を観た後だったのでつくり込んだ
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