tbpolkadotsさんの映画レビュー・感想・評価

tbpolkadots

tbpolkadots

映画(374)
ドラマ(0)
アニメ(0)

トゥギャザー(2025年製作の映画)

4.0

心は離れていくのに身体は引き寄せられていく恐怖。倦怠期のカップルにありがちな気持ちのすれ違いがリアルで説得力があるのに加え、怖いのにどこかユーモアのあるホラー描写が魅力。単に悲劇とは言えないような着地>>続きを読む

白蛇:浮生 〜巡りめぐる運命の赤い糸〜(2024年製作の映画)

5.0

500年の時を経て宣の生まれ変わりである仙と再会する白。美しい映像とアクションが中国アニメの質の高さを物語る。高僧がヴィラン(?)なのも面白い。ラブストーリーだが、異形のものとの共存もテーマだと思った>>続きを読む

ランニング・マン(2025年製作の映画)

4.0

『バトルランナー』では独裁政権や管理社会が、今作では貧困や格差社会が主に批判されていると思う。フェイク映像で人々を騙す手段は共通しているが、現在ではよりリアルで恐ろしい。G・パウエルの魅力で楽しむだけ>>続きを読む

おくびょう鳥が歌うほうへ(2024年製作の映画)

4.0

依存症のリハビリのため故郷オークニー諸島に戻って来たロナ。複雑な家庭環境も見えて来て、ロンドンでの生活のみが依存症の原因ではないと分かる。厳しいが雄大な自然に癒されつつも、過去に悩まされるロナを演じる>>続きを読む

架空の犬と嘘をつく猫(2025年製作の映画)

5.0

主人公が何故ウソの手紙を書き続けるのかわからなかったが、理由が明らかになると彼の抱えて来た苦しみが理解出来た。長い時間がかかったが、ばらばらになった家族が歩み寄れたことには希望を感じられる。架空の犬の>>続きを読む

コート・スティーリング(2025年製作の映画)

5.0

過去の出来事から立ち直れないでいるハンク。大金絡みの事件に巻き込まれて絶対絶命!からの予想を超えたリベンジに驚かされる。ハンクの変容をA・バトラーが見事に演じ切っていた。

YADANG/ヤダン(2025年製作の映画)

4.0

闇のブローカーであるヤダンと、検事、刑事が繰り広げるノワール。権力者と彼らに取り入る者のえげつなさを描いているのが韓国らしい。ヤダンの鮮やかな復讐劇は見応えがあった。

アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ(2025年製作の映画)

4.0

新しい種族の登場、人類との新たな戦い、クオリッチ大佐との因縁の対決と、複雑な要素が絡み合い重厚な物語になっていた。前作同様家族の物語としても感情移入出来た。

世界一不運なお針子の人生最悪な1日(2024年製作の映画)

5.0

針と糸を使って倒産寸前の店を救おうとするバーバラ。見たことのない針と糸の使い方が斬新過ぎて笑った。クライム物なのにとぼけた味わいがあるのも魅力。

ペンギン・レッスン(2024年製作の映画)

5.0

軍事政権下のアルゼンチン。過去に負った心の傷から何事にも深く関わらないで生きて来た英語教師トムが、重油まみれのペンギンを救ったことで変化していく様が自然。彼がソフィアを助けようと行動を起こす場面には心>>続きを読む

佐藤さんと佐藤さん(2025年製作の映画)

5.0

愛し合っていた2人の心が次第に離れて行く過程が超リアル。いつからか互いを思い遣る余裕をなくし、衝突してしまうのが哀しい。決して憎んでいるわけでも嫌いになったわけでもないのに、一緒にいることが出来なくな>>続きを読む

スプリングスティーン 孤独のハイウェイ(2025年製作の映画)

5.0

世界的スターになる直前の時期に焦点を当てて、名盤「ネブラスカ」が生まれるまでの彼の心の軌跡を繊細に描き出した物語。ジェレミー・アレン・ホワイトの歌唱が素晴らしい。過去と向き合い前へ進もうとする姿に共感>>続きを読む

トリツカレ男(2025年製作の映画)

5.0

ミュージカル好きなので鑑賞。何かに夢中になると周りが見えなくなるジュゼッペがペチカに恋をした。何とかしてペチカを笑顔にしようとするジュゼッペの純粋な想いに打たれる。個性的な絵柄や親しみやすい楽曲も魅力>>続きを読む

プレデター:バッドランド(2025年製作の映画)

4.0

プレデターが主人公の新章は、おぞましい動植物だらけの星が舞台。こわいルックスのデクがだんだん可愛らしく見えて来るのが不思議。E・ファニングの魅力も相まって、2人のバディ物としても楽しめた。

旅と日々(2025年製作の映画)

3.0

原作未読。日常から離れる旅の良さと景色の美しさに惹かれた。後半のシム・ウンギョンと堤真一のやり取りは楽しかったが、前半の河合優実パートが雰囲気だけで終わっているようで惜しい気がした。原作通りなのかもし>>続きを読む

爆弾(2025年製作の映画)

5.0

爆弾の場所を探し出すための取調室での対決。爆弾捜索にあたる巡査や容疑者の身辺を探る刑事等、様々な人物が登場して飽きさせない。佐藤二朗の怪演と山田裕貴の熱演が大きな吸引力になっている。エンタメ性に目が行>>続きを読む

愚か者の身分(2025年製作の映画)

5.0

一度入ると抜けられない闇ビジネスの恐ろしさが、3人の視点で語られるためより深く伝わる。抱える事情は違うが、互いを思いやる気持ちを持っているのが救いであり、物語を大きく動かしていく。エグい場面もあるが見>>続きを読む

ローズ家~崖っぷちの夫婦~(2025年製作の映画)

5.0

カンバーバッチとコールマンの演技合戦もすごいが、脚本が抜群によく出来ている。夫婦の立場が逆転することで関係が崩れて行く様子がリアル。終盤の怒涛の展開が恐ろしすぎる。

ホウセンカ(2025年製作の映画)

5.0

日陰を歩んで来た男の不器用だが一途な愛。愛する人との暮らしが幸せだったからこその彼の選択が哀しい。多弁なホウセンカと寡黙な男の会話が独特の空気を生み出している。彼が願った大逆転にホウセンカが何気に一役>>続きを読む

トロン:アレス(2025年製作の映画)

4.0

突っ込みどころはあれど、映像のカッコ良さ、スタイリッシュな劇伴だけでも気分が上がる。「トロン」を愛する人達が作り上げた世界観にどっぷり浸った。前2作との繋がりも◎

ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

4.0

逃走劇でハラハラさせつつも、移民、人種差別などアメリカが抱える問題を痛烈に批判していて見事。様々な人々が出て来るが、父娘の物語にブレがないためスッキリしていて見やすかった。

ラスト・ブレス(2025年製作の映画)

5.0

飽和潜水士が深海に潜るまでの準備から丁寧に描写されていて、いかに危険な仕事かがよく分かる。酸素残量がわずか10分という状況で、必死に救助にあたる船の乗組員とダイバー仲間の、最後まで諦めない姿に涙。実話>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

偶然の映像がきっかけで動き出した計画。利用する側される側の駆け引きがスリリング。二転三転する物語から目が離せなかった。一言で言えば、サイコパス恐ろしやという映画。

ザ・ザ・コルダのフェニキア計画(2025年製作の映画)

4.0

ストーリーを追うより、映像にどっぷり浸って観ていた。細部のこだわりが楽しく眼福。豪華俳優陣も監督の世界観を構成する一部になるのを喜んで演じている様に見える。父娘の関係の変化がメインテーマだろうが、語ら>>続きを読む

宝島(2025年製作の映画)

5.0

原作未読。英雄オンを探す3人(グスク、ヤマコ、レイ)の生き様を通して、沖縄の抱えて来た痛みや苦しみがより深く心に突き刺さった。民衆の怒りが爆発するコザ暴動のシーンには圧倒される。本土復帰後も現在まで続>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

誕生日の1日だけを遡って行くことで、2人の変化が描き出される。別れは突然のように見えるが、少しずつ心は離れ始めていたのかもしれない。特別な日がそうでなくなるのが恋愛の終わりなのかも。

遠い山なみの光(2025年製作の映画)

3.0

映画は原作の疑問点をミステリーとして解き明かそうとしているが、そうすることで物語の味わいを減じてしまっているのではないかと個人的には思った。現実か妄想かの曖昧さが深みをもたらす魅力のように思えるので。>>続きを読む

ふつうの子ども(2025年製作の映画)

5.0

今の時代、環境問題に敏感な小学生はかなりいると思うが、心愛のこだわりは普通ではない。心愛を好きな唯士と、いたずら好きな陽斗が3人で起こした行動が思わぬ事態を生んで…。心愛の隠された心情が明らかになる下>>続きを読む

アイム・スティル・ヒア(2024年製作の映画)

4.0

軍事政権下のブラジル。突然夫を奪われた妻の闘い。軍の横暴を暴き、夫の失踪の真相を追及するエウニセの意志の強さが、彼女の眼差しから伝わる。人権侵害が軍事政権だけに限らない今、声を上げ続ける大切さを改めて>>続きを読む

パルテノペ ナポリの宝石(2024年製作の映画)

4.0

人々を魅了するパルテノぺ。美しさ故の悲劇が彼女の運命を大きく変える。その後の人生で、彼女は喪失感と痛みを埋めようとしていたように思える。その旅路は、彼女にとっていかにその愛が大きいものであったかを知ら>>続きを読む

お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

民主化によって初めての選挙が行われることになったブータン。村の高僧が抱いた危惧は、民主主義も万能ではなく、選ぶことで引き起こされる対立まで見据えたものであったことがわかる。対立が争いを生み、戦争に至る>>続きを読む

長崎―閃光の影で―(2025年製作の映画)

4.0

原爆投下後の長崎で、被爆者救護にあたった看護学生達。被爆により次々と命が失われるなかで、強い使命感を持って救護し続けた彼女達の姿に心打たれた。被爆から80年。当時の惨状を伝えていくことは、ますます重要>>続きを読む

⽊の上の軍隊(2025年製作の映画)

5.0

本土から来た少尉と沖縄出身の新兵。樹上での2人の会話を通して、生まれ育った場所が戦場になる残酷さが胸に迫って来た。潜伏生活を送るうちに変化していく2人の様子に、戦闘とはまた違う戦争の恐ろしさを感じた。

アーサーズ・ウイスキー(2024年製作の映画)

4.0

若返りのウィスキーにより、やり残したことに挑戦する3人の女性達。精神は70代なので見た目とのギャップが笑えた。自分を好きでいること、ありのままの自分を受け入れることの大切さに深く共感。

ストレンジ・ダーリン(2023年製作の映画)

4.0

物語を章に分け、見せる順番を変えることによって観客を惑わす巧みさに感心。観客に実際は何が起こっていたのかを想像させるので吸引力は半端ない。このシリアルキラーの異常さ、狡猾さ、しぶとさが恐ろしかった。

夏の砂の上(2025年製作の映画)

4.0

息子を失い気力を無くした治の元に預けられた姪の優子。妻に去られた治と母に置いて行かれた優子には、どこか重なる心情があったのだろう。世界を醒めた目で見ていたような優子が終盤に感情を解き放った時、治の心も>>続きを読む