namさんの映画レビュー・感想・評価

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

切ない。
いろんなところで賞賛される意味がわかる
最後は理屈なしに思わず泣いてしまった。

劇的でもなんでもない日常で、
ドラマティックな大恋愛でもないし
奇跡的な再会でもないんだけど
新地を築いて、
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

プロレスのことは本当に詳しくなくて恐縮だけど、だからこそ新鮮に楽しめるのかと思い鑑賞。
知らないからこそ、デイビッドの死の瞬間とかケリーの事故、マイクのその時の心情とか映画的に画でちゃんと見せてほしか
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

音楽で劇的に(IMAXの迫力はよかったほんと)しすぎてて、アカデミー賞他ノミネート作品の役者の細やかな表情で真に迫るとかここぞの時の音楽の方が個人的には好きだなと思った。
昨年夏から待たされすぎて勝手
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.6

ジュリア・ロバーツ見たくなって。
ほんとジュリア・ロバーツが綺麗で
リチャード・ギアが紳士やけど寂しさ漏れ出てる男でかっこよ。ちゃんとビビアンに翻弄されていくのもよき。
施しの愛は受けねぇのもよき。
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

LALALANDに感化されて
ロサンゼルスに行って
グリフィス天文台に行ったのがもう8年も前なのか。
また観たらまた泣いた。
バッドエンドだと言う人もいたけど
わたしはハッピーエンドだと思った。
ハリ
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.9

昔観てたの忘れて再鑑賞。
釘付け。ジュリア・ロバーツ美しい。
美人の不遇というかもどかしい日常も描いていて
ベースとなった実話には考えさせられるものあり
エリンの口悪いけど痛快な嫌味もがははと笑えた。

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.1

ニコラスに共感しっぱなしで苦しい。
なんでみんな「親になる」んだろう。
「親にならないとわからない」なら
子供だったことがある自分から寄り添えばいいのにっていつも思ってた。
でも、みんな大人になって親
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.4

こうならなければ、というか
普通なら他人に公開されることのない
醜い感情のやり取りに
勝手に他人が翻弄される。
結局このあとも、家族の日々は続くし
すっきりさっぱりではないけど
この母子と犬が幸せでい
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.5

人間のクソ滑稽な部分ばっかで濃縮してて
面白かった。
会話の内容とテンポもリアルでよい。
「愛がなんだ」の人が愛を綴る。
結局振り回されたりなんだかんだ純粋ではいられないけど、ちゃんと自分の気持ちに寄
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.8

娼婦のあれこれの葛藤を見せる訳じゃなくてあくまでもポールの目線で見せるホリーが魅力的。
奔放で気まま、ぶっ飛んでるホリーだけど、まだ不自由を感じている。自分の人生を生きることを夢見てる。なんと映画的で
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.7

PMSの描き方が、「こういうものがあるよ」みたいな感じで10年前ならそれでもいいけど…って思ったけど、実際そんくらいな認知のされ方かもな。と、密かな衝撃を受けた。
原作読んでないからわからないけど、も
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.9

観る前からポスターのシーンが何故か好きで
このシーンがいつくるのかと思って観てたら
一度体験したのかと錯覚するほど自然とここで、この展開になる事がわかる不思議な気持ちになった。コットが一瞬自分に見えた
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.5

確かに映画にしたい人、するべき人。ダイアナ・ナイアド。

挑戦しない事はきっと失敗するより深く苦しい。過去の言葉では言い表せない辛い経験を自分なりに昇華させるためには挑戦し続けるしかない。

ナイアド
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

殺戮ロボットに支配される未来でも
どこもかしこも前衛的でネオシティみたいな未来でもない、現在と地続きの近未来。
でも、ここまでの間に何かとてつもない事変が起こっての今なのだと思わせる細かい描写が。
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

さらっと日常の風景で見せてる皮肉が面白い。モンクのキャラクターが嫌いになれねぇ。カタブツでちょっと共感しちゃう。けど生きづらい。
思ったより途中ハートフルなお話も入り交じって
ここに存在する人たち、日
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ブラッドリー・クーパーと
キャリー・マリガンが良すぎる。
俯瞰で走り出して劇場みたいな思い切った撮影も、カラーからモノクロからアスペクト比変わるところも自然で、そのアスペクト比である意味ある切り取りで
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

アリ・アスターの描く「トュルーマン・ショー」と言ってはハートフルすぎるか。
行きたいのに行けない。
危険だらけの世の中、誰かに見張られてる、自分が何かしてしまったのでは。
意外と誇張でもなんでもなく幼
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Cerdita(原題)(2018年製作の映画)

3.2

短編も!
短編としても、刺激的な作品だった。
改めて長編で追加された母との確執というか、ティーンエイジャーならではの反抗期というか、親子の関係性がすんごい良かったなー。
だから短編も切り取りがうまいん
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(2023年製作の映画)

3.4

いやそんな事だろうと思ったよ!って話なんだが
こんなカンバーバッチ観たかったしウェス・アンダーソンの世界で観れるから楽しい。可愛いみんな。

彼方に(2023年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

題材も良いし、主演の人が良い。
撮影がちょっと好みではなく
最初からずっと何か起こりそう
車に轢かれる?撃たれる?連れさられる?
って何か起こりそうな謎のカット割りで
ほのぼのした世界に急に!!とはな
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.9

マッコールさんの日常映画としても
もう好きなのに緊迫感からの勢いの描写がちょーどいい。
撮影が、良すぎる。
外でたらそんまんま露出飛ぶのとか
タトゥー辿って反転したかと思ったら街に繋がるのとかなかなか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

まずは本能の欲望のまま
それから知識を得て世界を垣間見て
感情が溢れ出す。
成長したことを認めてもらえないこの世界で
「自分」は抑えられ、誰かの欲望のままになる。
そんな社会の成り立ちと
未だ変わらな
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

2.8

クスッと笑える小ネタだけでよくここまで大作作ろうと思ったなってくらいストーリーがイマイチだった。あ、悪い意味で。
小ネタは面白いけどね。それならコント観るし、GOTGみたいにしたいのわかるけどあれは物
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

可愛い〜。ずっと可愛い。
始まった瞬間あ、好き。ってなった。
そのあとタラタラ続くどっかわからんけどTHEアメリカっぽい"普遍的な"街で過ごしてるのも、今改めてよい。

ずっとずっと自分を主張した服着
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市子(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

世間からは「犯罪者」「悪魔」と定義されて片付けられるものを、その人の立場に立って何がそうさせたのか伝える映画は好きだけど単純に市子というその人に寄り添えたかというと、わからん。

舞台をそんまんま映画
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

この映画にストーリーとかは
そんなに求めてはないんだけど
役者に金かけたから金ないのか
合成!CG!が10年以上前のクオリティで残念。
おじさんである良さを引き立ててほしいのに
ねーちゃんの話やら下世
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ティル(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

苦しい。
ひどすぎる。
「南部では普通のこと」なんて
自分の子供だったら?
裁判所でもケラケラ笑って
平気で差別用語吐き捨てて
誰が見ても嘘の証言に
下手な芝居で付き合う弁護士。
これがほんとの話だっ
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いじめっ子を
見殺すか、救うか。
勢いのある刺激的な予告だったから
本編はじわじわと迫る感じで
そのテーマも予告の期待とは違う形だったけど
今までにない挑戦な映画。
ラウラ・ガランなくして出来ない作品
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

60代の「街の上で」。笑
東京という街の
ある一部で日常を過ごす男の話って意味で。

日常の非日常、
同じことの繰り返し
人から見たらつまらん日々も
くだらん習慣でも
一日として同じ日はない。
好きな
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.3

タイトルとか車の停めるとことか
夜の雨の街の感じとか
デヴィッド・フィンチャーらしさもあり
面白かったんだけど
退屈でもあった。
モノローグ嫌いじゃないけど
主人公が暗殺者っていう職業以外
ふつーのビ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

妖怪とか怨霊とか漫画要素追加しただけで
水木しげるが見た日本ってまんまこれだったんじゃないかな。
今更どうしようにも変えられない戦時中の玉砕覚悟のやり方批判に留まらず、戦後の高度経済成長とか今にも繋が
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

映画観て泣いた作品は数えるくらいなのに
ドランの映画は全部涙を堪えずにはいられない。
なのに、映画を作らないなんて。そんなこと言わないで。なんて言えないから、観ていなかったドラン作品を観ていく。

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

チョコレート食べたくなるファンタジー映画って他にないからやっぱ偉大
超ミュージカルでティモシャラの歌から始まるって、お前歌も出来るんか。好き。

チャーリーとチョコレート工場の、ティム・バートンのダー
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.0

ウォンカの前に再鑑賞。

子供向けにわかりやすーく
間を作って伝える感じ。
結局、欲張らずに
家族とファンタジーとチョコレートってことやな。

(2023年製作の映画)

4.0

けらけら笑った。
コントだったわ。

「本能寺の変」という事実はあるものの
何通りもある説からピックアップした
秀吉の策略説に加え、
そこに絡む人物達の心情やら画策やら
歴史として残るものだけではわか
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

ティモシャラの演技の幅にまたも感動。
どんな役も出来んのかよー。
役者みんな素晴らしくて、4姉妹が愛おしかった。

主人公がめっちゃわたしだった。
でもこの時代にわたしで在るのはきっともっと生きづらい
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