ShoMさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス(2006年製作の映画)

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久しぶりに見たけど、倉田保昭と飯塚昭三(声)が出ること以外忘れていた。
正直TVシリーズの単発エピソードの方が密度の高いドラマが展開されている。アクションシーンも冒頭が一番盛り上がって後は失速。

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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

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手触りや全体的な雰囲気は良くそれなりに楽しめたのだけど、なんというか表面的にまとめてしまった感じがしなくもない。バラバラだと思っていた事件が繫がっていくサスペンスは楽しかった。

原作にあるBL要素、
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劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア(2022年製作の映画)

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『ニューヨーク1997』のようなストーリーを展開する仮面ライダーリバイス劇場版。ハイジャックされた飛行機に妊婦がいるのは『新幹線大爆破』か。

坂本浩一らしくカーアクション、バイクアクション、素面アク
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年製作の映画)

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スーパー戦隊シリーズの定番のひとつ、映画製作エピソードなんだけど史上一番狂っている。これが劇場版ライダーの名作『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』のP・監督・脚本のトリオで作ってるのか……

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キャバレー(1986年製作の映画)

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栗本薫の原作を読み終わり、10年ぶりに鑑賞。まあ散々な言われようですけど、改めて見るとそこまで悪いとも……

早く大人になりたい背伸びした青年が垣間見た大人の世界、と好意的に捉えられたし。倍賞美津子と
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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BL漫画を通じて仲良くなった女子高生と老婦人の友情物語。好きなものに年齢も性別も関係ない。ちょっと勇気を出して前に進むことも、人間において十分な変化=メタモルフォーゼである。劇中マンガ「君のことだけ見>>続きを読む

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

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前半はダイジェストを実写で見せられてる感じで、後半は一応本筋は原作通りながら登場人物の設定・役割を改変。美術やロケーションはめちゃくちゃ頑張ってるのだけど、肝心の話がヤッパリ。このまま続編やらなかった>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

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みんな大好きタイムリープと、ヤンキーものの融合。思ったよりちゃんと不良映画だった。『新宿スワン』と同じ原作者なんだね。原作は未読、アニメも未視聴。

人生唯一の彼女を死の運命から救うため、逃げ続けた1
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

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海の青と男の裸の肌色で占められた、オバカな青春コメディ。いや笑い疲れた。

キョウリュウレッドと仮面ライダービルドに何させてんねん。仮面ライダーバースとメカゴジラの操縦者は何してんねん。くだらねえ〜と
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

原典への愛と、進化を感じるリブート作品。シン・ゴジラ同様ウルトラマンを知らない人も楽しめるし、ウルトラマン好きなら楽しめる小ネタも満載。ただ一部の要素が過剰なのと、やや冗長なのは否めない。

13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

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13日の金曜日にはやはりこれを観るに限る。殺人鬼としてのジェイソンは本作が初登場。だがご存知ホッケーマスクは3作目からで、本作では袋を被ってる。

話の構造は前作とほとんど同じだけど、1作目の方が映画
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機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー(2022年製作の映画)

3.5

世にも奇妙な飯テロ映画……
観たあと、焼肉食べたくなること必定な作品。

ゼンカイ脳全開でファンムービとして正しい作り方。言いたいことは色々あるけれど、やはり“焼肉”のインパクト。マーベラスと魁利の客
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ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急地獄行(1972年製作の映画)

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某○限列車をいい加減に見ようと思いながら、他の列車映画に脱線していって見た1本。

クリストファー・リーが列車に持ち込んだ類人猿の化石。その中で凍っていた異星人が蘇る。列車というクローズド・サークル、
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本陣殺人事件(1975年製作の映画)

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市川崑✕石坂浩二以前の金田一モノ。金田一耕助はヒッピー風な中尾彬。ATG製作で時代背景を現代にしながらも、高林陽一の演出と、西岡善信・森田富士郎ら大映京都のスタッフ陣の手腕よって横溝的な空気を上手く醸>>続きを読む

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版で産声を上げた2人の愛がどんな心音を刻むか──安達と黒沢の2人が結ばれるまでがドラマ版なら、映画版は2人でこの先ずっと一緒に生きていくにはどうするのか? の物語。

魔法で心が読めたことで始ま
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

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氷河期と化した世界を走る方舟。SFというより寓話かな。外が死ぬレベルの気温なら保線作業とかはどうしてるんだ?、とまず思ってしまうし……。

最後尾から先頭車両までが階級社会のメタファーというのは解りや
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烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE(2015年製作の映画)

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ブレイブが武器のキョウリュウジャー、イマジネーションが武器のトッキュウジャー、好対照な2大戦隊の競演作品。両戦隊の対比が上手く、地球規模の戦いをしていたキョウリュウジャーに対し、トッキュウジャーは敵に>>続きを読む

天使のたまご(1985年製作の映画)

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押井守の代表作『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』のネガのような作品。戦車に乗った少年が少女と出逢う場面は、『ビューティフルドリーマー』でレオパルドで買出し中のあたるが不思議な少女に出会う場>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.5

高度経済成長のシンボルたる“新幹線”に爆弾を仕掛けた犯人の実像は……。

爆弾犯となった零細企業の元社長・高倉健、国鉄の運転指令長・宇津井健。爆弾犯と新幹線の運行管理者、対決する2人はともに社会の歪み
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

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走るクローズドサークル=オリエント急行が舞台のアガサ・クリスティ原作のミステリ映画。

初めて見るけどトリックや結末は知っていたので、謎解きよりもローレン・バコールにイングリッド・バーグマン、ショーン
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毛の生えた拳銃(1968年製作の映画)

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大和屋竺による奇妙なフィルム・ノワール。『ルパン三世』に結実する作品の一つ。

麿赤兒と大久保鷹の殺し屋コンビが、標的である吉澤健に親しみを覚えていく。ルパンと銭形みたいな関係性かと思いきやもはやBL
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

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リンチ版『サンセット大通り』夢幻地獄編。思ったより解りやすい。最初アダムが撮ろうとしている映画が、ナオミ・ワッツとローラ・ハリングの話だと思ったんだけど、そうじゃなかった。

『サンセット大通り』同様
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

フィルム・ノワールというより最早怪談なハリウッドの光と影の物語。『黒い十人の女』や『火垂るの墓』なんかと同じく「死者の語り」で始まる。

現実を拒絶して過去の栄光の中に閉じ籠もるサイレント時代のスター
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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壮大な映像や衣装・美術は良かったのでスクリーンで見るべきだったと後悔しつつも、いや〜盛り上がらない……。中盤のハルコンネン軍の侵攻が一番のハイライトか。あくまで今回は世界観と主要人物の紹介で、本題のク>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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ギャレゴジがシリーズ1作目だったとは思えない飛躍のしよう。しかしモンスター・ヴァースはどんどん平成ガメラ化していったな。少女ジアとコングの関係性は草薙浅黄とガメラだし、地球のコアのエネルギーは『レギオ>>続きを読む

烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS(2014年製作の映画)

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「帰りたい場所」「守りたい虹」。TVシリーズのコンセプトをゲストキャラクターに同期させ、30分の短い尺にまとめるのは見事。トッキュウジャーサファリの場面で串田アキラ(と堀江美都子)の歌を流すのはズルい>>続きを読む

ウルトラマントリガー エピソードZ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これまでのニュージェネ映画のようにお祭り騒ぎにならず、TVシリーズ後の物語をしっかり描いているのは良い。

TVシリーズがティガの劇場版『FINAL ODYSSEY』ベースなら、本作は「地の鮫」「影を
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仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

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怒る人の気持ちも分かってしまうのだけど、個人的にこれはこれでアリではとも思えてしまう複雑な感情に……。

10年の変化を感じさせない俳優陣のビジュアルと、10年の成長を感じさせる芝居が凄まじい。ある部
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劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル(2011年製作の映画)

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「絆」を「手を繋ぐ」に集約させたファミリー映画。色んな要素が出てくるけど、TVシリーズの基本設定と重なる形になっているのでイキナリ感はない。タカ・トラ・バッタのタトバが基本フォームの仮面ライダーオーズ>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

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ようやく観に行った。監督は『トリビアの泉』『時効警察』の三木聡。キャストにはオダギリジョー、ふせえり、岩松了、笹野高史、銀粉蝶、松重豊、村松利史。挙げるとキリがないけど三木組常連だらけ。

なのではじ
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ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ホラーだと思ったら、オフビートなコメディだった。痛いシーンは結構あるけど……。

ドッペルゲンガーは早崎(役所広司)が否定したい深層にある欲望が分離して形になった姿で、彼を殺したことでまた一緒になった
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

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今や飯テロドラマのかわいいおじさん・井之頭五郎こと松重豊がサイコパスな警備員を演じるホラー。

田舎町ではなく都心のビルがレザーフェイスやジェイソンのような怪人による殺人の舞台に。安全を守る警備員が一
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.0

長い間確執のあった兄が倒れたと聞いて、トラクターに乗って旅に出た老人の実話を基にした映画。

リンチ作品の中ではマトモという話であって、映画のバランスや物語の配分は結構おかしい。幕切れのアッサリさとい
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ティーン・ウルフ(1985年製作の映画)

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80年代のティーン向け映画を今見ると共感性羞恥がはたらいてしまう。

思春期男子の男らしさへの憧憬、変身願望、性への好奇心、周りが見えなくなり得意気になってしまう行動を、「狼男への変身」に凝縮させる作
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仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(2022年製作の映画)

3.8

TVシリーズで見られた(やや空回りしている部分もあった)コメディ要素はなぬかなり、主題歌通りに“Bittersweet”な物語が展開。前情報に触れずに見た方が楽しめるかな。

BGMはほぼなく、ロケ場
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Twin Peaks: The Missing Pieces(原題)(2014年製作の映画)

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『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』のカットシーンをリンチ本人が再構成したもの。

これを観ると劇場公開版のまとめ方がむしろ巧みに見えて来る。カットされた場面はリーランドのノルウェー語レ
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