tdswordsworksさんの映画レビュー・感想・評価

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年間150本前後を映画館で観ています。
採点基準は以下のとおり。
☆☆☆☆☆ 5.0-4.5 生涯忘れられない名作
☆☆☆☆ 4.5-4.0 今年を代表する傑作
☆☆☆ 4.0-3.5 特筆すべき佳作
☆☆ 3.5-2.5 標準
☆ 2.5-1.5 駄作

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい!!!

スローンだけでない。
スローンの不正を知ってから距離を置き始め、聴聞会でも彼女を擁護しないシュミット。
スローンの心の暗部を知り、彼女のために何かできないかと自分に問い、ついに一線
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ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

4.2

ノリのよいロードムービーの形をとっているけれど、登場人物のエモーションにまで踏み込むことはない。エモーションがぶつかり合って化学反応を起こすような人間ドラマは、ここには存在しないのだ。
おそらく敢えて
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仏陀再誕(2009年製作の映画)

3.0

「幸福の科学」の大川隆法氏が製作総指揮。子安武人、三石琴乃といった有名声優を配し、業界有数のVFXスタッフを揃えた超大作。

お口あんぐり、おもしろすぎて画面からひとときも目が離せませんでした。超能力
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トーテム Song for home(2009年製作の映画)

4.4

台湾原住民出身のバンドTOTEMとそのvocalスミンを追いかけた音楽ドキュメンタリー映画。


寄り添うようにいつもそこに音楽があるなら、その音楽こそ、僕を支え、癒し、ときに試し、素直にさせてくれる
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無防備(2007年製作の映画)

4.0

女性にとって「出産」であり、子どもにとって「誕生」であるあの瞬間、男性の胸に去来するのはどんな感情だろうか?自分の手の届かないところで起こるそのできごとを、この目に収めておきたいと思い、映画館に足を運>>続きを読む

古井戸(1987年製作の映画)

4.2

中国が大きな存在感を持つ時代が到来したが、僕らには中国のことについての知識があまりにも少ないんじゃないか。たしかに共産主義だとかなんだかよくわからないし、国際ニュースで見かける彼ら中国人の突っぱねるよ>>続きを読む

ジュテーム わたしはけもの(2008年製作の映画)

2.4

タイトルから受ける印象と実際の内容にだいぶギャップがあると思う。客寄せのタイトルだと思う。

「ふれあいなんて必要ない」と考える主人公がいろんなできごとを経験するというよくありそうなあらすじに、ストー
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国道20号線(2007年製作の映画)

4.0

この映画を観て、「なんて退屈な暮らしだ」「頭の悪いヤツらだ」と思ってしまうのは、俺がエゴイストでない証拠だろう。
もしそこから踏み込んで「この不幸な暮らしを撲滅するために何をすべきか」なんて考えるとし
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

2.2

伊坂幸太郎原作の映画化。音楽プロデュースは斉藤和義が担当。

「もし僕の孤独が魚だったら・・・」


エンディングまで観終えてようやく、これが荒唐無稽な寓話だと認識できるんだけど、そんな荒唐無稽な寓話
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.4

「レナウン」の踊りが、とにかくあまりにも衝撃的!頭から離れない・・・。今年の映画で最も強く印象に残るシーンかもしれない(「おくりびと」の納棺の儀を抑えて)!

そんなことしないだろー!!いや待て、案外
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ひゃくはち(2008年製作の映画)

4.2

後輩から強く薦められた。「高校の部活の現実なんてあんなモンすからね」という言葉を添えられて。彼はサッカー部出身だけど、俺の高校の部活動経験は1ヶ月ほど。知らない世界の話だ。陽の当たらない人物を描く物語>>続きを読む

逆光の頃(2017年製作の映画)

3.8

ただただ高校生の眩しさと京都の風景の美しさに強烈なパンチに喰らわされ、続いて激しい嫉妬を覚えます。
中身はスッカラカンで、観てもなんにも手に入りませんが、この映画については何も残さないほうが正しいでし
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.4

労力の大きさをもって評価するつもりにはなれんのですわ。そんなこと言ったら、ファンタジーSF超大作だってダンサーいっぱい出演するミュージカルだって、驚くほどの労力が結集してできあがるものじゃないすか。>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.4

僕にとってアートとは熱量のあるものなので、冒頭のグリッター・アートがぜんぜん響かなくて…。
あと、劇中劇のスタイルに対する苦手意識は克服したけれど、小説を読み進めていくスタイルはまだ慣れないな…。
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

4.6

まったく共感できないDQNで容姿端麗な主人公が、行き当たりばったりに行動して周囲の人に迷惑をかけまくる。ストーリーは、ジョシュ&ベニー・サフディ兄弟監督のセンセーショナルな前作「神様なんかくそくらえ」>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.2

前後篇あわせて5時間の超長編ともなれば、違和感のある展開や人物描写の少しくらい当然にあるもので、たしかにあるんだけど、それが何故か腑に落ちるのです。
それって単に浅いだけかもしれない。けれど、人間は、
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.8

卓球を題材に、ガッキーとヒロスエと蒼井優と瑛太と瀬戸康史…。泣けてくる。

おれも15年のブランクあるけど卓球やりたくなった!

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

人種差別には馴染み無いよ、なんて敬遠しないでほしい。このホラーがテーマにしているのは、差別の根源にある人間の恐怖心と卑しさだから。

石頭(2017年製作の映画)

4.0

石頭と菜包とサル。

ボールを買いに街に出るまでがめちゃくそ退屈すぎて、途中で退出しようかと思うほどだった。というか序盤爆睡してて、パンクしたとこ観てないし…。

でも終盤はサイコーだった。

模範生
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セクシー・ドゥルガ(2017年製作の映画)

3.8

「ヴィクトリア」が撮影の勝利だったのに対して、本作はプロットの勝利。観客の好奇心を鷲掴みにしたまま結末までそれを離さない。賛否あって当然だろうけど、僕はめっちゃ楽しめた!

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

3.6

3人が心を崩していることにとても説得力があった。

役所広司めっちゃ若い!
宮崎あおい全然変わってない!
いちばん印象が強かったのが将にいちゃん。真利子監督の中編「NINIFUNI」はナオキの出所後の
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三尺魂/3ft Ball & Souls(2017年製作の映画)

3.8

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭のSKIPシティアワード(国内作品の奨励賞)受賞作として、東京国際映画祭で上映。

Q&Aでベイビードール役の木ノ本さんが「脚本がすばらしい」と話していましたが、そのと
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

2.6

ものすごくイライラさせられる。イライラさせようという意図をわかっていながら苛立つ自分に気づいていて、それが可笑しくて笑えてくる。

ラストシーンの意図を踏まえて考えても、「ファニーゲーム」のフォーマ
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.2

コックピットにいないとわからないこともあるし、コックピットにいてもできないこともある。

もしも9.11がなければ、この事故がこれほど世界中に注目されることはなかったかもしれません。また、AIが航空機
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ポーカーの果てに(2017年製作の映画)

2.8

笑える場面はとても多い。
でも会話劇として見ると、キャラクターの内面に動きがなくて、物足りない。

マリリンヌ(2017年製作の映画)

4.6

女優を目指して上京したマリリンヌ。映画監督にそのオーラを見出されて大事な役に抜擢されるも、失敗して、怒鳴られて、耐えられずに現場を飛び出してしまう。自信を失くした彼女は、男と遊び、うだつの上がらない仲>>続きを読む

殺人の権利(2017年製作の映画)

3.2

徹底的に、この事件の唯一の生還者の視点で描かれるのが潔くて、監督自身が語るところによれば、まさにそれがやりたくてもともとドキュメンタリーを撮ろうと思ってたのをフィクションに切り替えたと言うのだから、こ>>続きを読む

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

3.8

二宮健監督作品の鑑賞は3本目です。
本作は商業用ということでさすがにハイクオリティ。絵も一切崩れず、安心して妄想世界に身を委ねることができました。
叙情性は「SLUM-POLIS」に、衝撃度は「MAT
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ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年製作の映画)

3.4

ナチス映画の新機軸。
とても優れた作品であることに異論はありません。けれども、話は超特急で進んでいくし、主人公の二人以外の登場人物についてあまりにも説明がなさすぎて、鑑賞する側は置いてけぼりにされ、端
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月と雷(2017年製作の映画)

4.2

僕が住んだことのあるのは、東京・埼玉・茨城の3都県。それぞれの風景というかカメラから醸し出される空気感が懐かしくて、愛おしくて、愛してしまったり頼ってしまったりする気持ちに対するリアルな想像力が研ぎ澄>>続きを読む

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