むろたさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

むろた

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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.7

統合失調症の周囲に理解されない苦しみ、それと対峙することへの不安はどれほどなのか測り知れない

どんな時だって母親や義父のひたむきな愛を感じた
チームなんだからね!って…

他者とどうやって関係を作っ
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.8

とにかく脚本がよい
兄弟愛、消防士としてのプライド、男同士の友情…どれもバランス良く描かれていて分かりやすい

あとはなんと言っても炎が生きているかのような見せ方がすごい
俳優達の体当たりの演技やアク
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

家族愛に溢れた、心が温かくなる素敵な映画だった

障がい者と健常者で隔てることや障がいにのみ焦点をあてるんじゃなくて、ただお互いを思いやる家族の日常をそのまま切り取ったような「人間」としてのリアルな彼
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.4

気候変動問題をブラックコメディに上手いこと落とし込んでいて、観ている人にも危機感をもたらすエンディングの救いようのなさが逆にインパクト強め

緊急事態が起こった時の
・それぞれの国や政府組織の対応
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.4

久しぶりの邦画らしい邦画

今が旬の役者達を存分に起用しているのとそれぞれがちゃんとはまり役ってのが◎

ストーリーもタイムリープのわかりやすい内容だし、乱闘のシーンもグロさと痛々しさがしっかり描かれ
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

2.9

アメリカの社会問題を風刺のきいた感じでストーリーに落とし込みながら陰謀を暴いていくのかと思いきや、後半戦ってそのまま終わりかい
キャラクターにも感情移入しづらいし、どんな感情で観るのが正解なんだろ…中
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

人生、今日をどうやって生きるか何万通りのストーリーがあるからこそどんな過ごし方で楽しむか…ってことを思い知らせてくれる分かりやすいタイムループストーリー◎

毎日平凡な生活って気楽
だけどその平凡を打
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.8

ミラの心を映し出しているかの様な映像の色使いが印象的なのと、彼女の肌を撫でる様な光の使い方が本当に綺麗だった

ストーリーは終始病気と闘う少女って感じさせないPOPさやbaby teethのような未熟
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.5

脱獄をかけた男達の友情
脱獄への執念に圧倒される

これがリアルストーリーなのかと思うとこの時代の人権なんて無いに等しかったってことがわかる

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.5

わざとらしい情けとか優しさじゃなくてただただ愛に溢れたあったかい映画だった

絶対普通に生活してたら交わることのない2人がいつの間にかお互いの支えになっていて一緒に人生や自由を楽しむ姿が純粋に愛おしい
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

ジュラシックワールドの集大成
今まで前作観てきた好きな人にはわかる!
っていう小ネタが散らばってて最高な終わり方だった
あとは映画館だからこその安定の迫力に拍手

恐竜の健気で本能のままな感じがよき
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

いや〜すごい…
前作へのリスペクトをビシビシ感じたのと胸が熱くなるシーンの多さよ
そしてなんと言っても60歳を迎えたトムクルーズの変わらないカッコ良さに100点

飛行機好きとしては申し分無し!!
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.2

これほどスケールの大きい映画を観たことが無いかもしれない…
同じ俳優が6つの時代で性別、人種、年齢を交錯して登場するあたりとか演じ分けてることもすごいんだけど、やっぱり特殊メイクが素晴らしすぎ

輪廻
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

これぞ国を代表する政治家が為すべき行動だったよな〜と
言葉が持つ力を改めて感じたのと、周りの国に流されずになんとしても国を守りたい彼の強い意志が国を先導し鼓舞していく様には感動した
ゼレンスキー大統領
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.9

当時の混乱をそのままドキュメンタリーに落とし込んだかのような撮影の仕方や俳優のチョイスと迫真の演技に拍手

ハイジャックされた飛行機が他にも3機あったなんて知らなかった…

終始手に汗握り助かって欲し
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スヘルデの戦い(2020年製作の映画)

3.7

戦争の大小だけで今まで知らなかった過去の犠牲がまだあることを思い知った

戦争に対する不安や恐怖
戦争がもたらす悲惨さや死
淡々とストーリーは進んでいくけど、やはり戦闘シーンで容赦なく人の命を奪ってい
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.8

同じ街に生まれて同じように育ってきたのに結局は黒人か白人かで差別される

今まで犠牲になった数えきれない黒人達の命があること、主人公の世間に対する静かな怒りややるせなさをラストの鬼気迫るラップ=魂の叫
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ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー(2019年製作の映画)

3.5

豪華セレブ達に容赦ないブラックジョーク
じわじわくるシュールな笑いがツボになる

番組のこと知らなかったから
改めてYoutubeで見てみようと思った

エンドロールが特に最高

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.8

ただの戦争映画じゃなかった…
戦争で立場とか状況が違っても一人一人の人間同士で生まれる友情とか愛の形を垣間見た
抗えない引力でお互いが引き寄せられていくあの雰囲気がよい

彼のキスが自分の命を犠牲にし
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

昔の映画のオマージュのようなシンメトリーの構図とモノクロの映像
終始続く灯台の霧笛、機械音の不協和音
スクエアの窮屈に感じるような閉塞感

社会と隔絶された状況を視覚、聴覚的に観ている人にも追体験させ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

親密な友人間でのドキュメンタリーだからこそ、繊細な部分とかなかなか表現できない心の変化とかがヒシヒシ伝わってくる

スケボーすることがdragって言ってたけど、辛い事とか悩み事とか全てのしがらみから解
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バレット・オブ・ラヴ(2013年製作の映画)

3.2

シャイアラブーフのPV見てるような内容でストーリーが中途半端というか薄く感じてしまった

母親の死に悲しむシャイア→ブカレストで恋に落ちるシャイア→全速で走るシャイア→殴られて殺されかけるシャイア→そ
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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

まず対照的な2役を同時に演じてしまうあたり、流石ジェイク・ギレンホール

クローンとかドッペルゲンガーの話かと思いきやその斜め上をいく内容でラストには度肝を抜かれた

蜘蛛が暗示することをたどっていく
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コントロール(2007年製作の映画)

3.9

やっと鑑賞
とりあえずイアン・カーティスの再現度がやばいし、ストーリーが進んでいくのと同時に名曲が流れるタイミングもよき
あとは全編モノクロでイギリスの重苦しい曇り空とか鬱鬱とした彼の心情が映像からも
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

思春期を迎える前ってこんな感じだよね

歳上の不良少年達への憧れ
少し背伸びして無茶な真似をしながら自分がcoolだと感じるものを吸収していく
こうやって大人になっていくんだな〜って改めて思った

9
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アイ・アム・マイケル(原題)(2015年製作の映画)

3.4

宗教や神の存在
ゲイであることと同時にクリスチャンであることへの矛盾はいつまでも存在し続けるんだろうな

主人公が本当に神を受け入れて異性愛者になれたのであればよかったなと思うけど、ゲイであることを否
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

今までの作品と比較すると凝ったカメラワークとかアート、BGMへのドランらしさっていうのは薄く感じたけど、今回もしっかり母親との複雑な関係性から背けられない愛情を感じられるシーンもあったりと、ドランが表>>続きを読む

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.3

騙し合いの戦争
正義とかどれをもって戦争終結とするのかを考えさせられる

アメリカを皮肉ったようなストーリーが面白いなとは思うけど、なかなか中途半端に感じてパッとしないまま終わった…

一般人を巻き込
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ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)

3.5

ジムキャリー薬やってるんすか?てなくらいのテンションぶち上げ状態がやばい
いつもの面白い表情とか演技がサイコパスと表裏一体なことがわかった笑

友達欲しさにストーカーチックな行動取っちゃうところとか、
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

4.0

相手を思いやって支え合うって単純な事だけど、素直に素敵だなって思える映画だった

2人のジョークの裏に垣間見える優しさとか愛情に思わず笑みが止まらずホッコリしてしまう

背中をそっと押してくれる人
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.3

期待しすぎちゃったな〜
最新のCGを使いすぎてて、逆にチープにわざとらしく感じてしまった…

あとは色んな人にフォーカスを当てすぎて登場人物に感情移入がしづらくて物足りない

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

復讐心に燃えて人を殺しまくるスカッと映画
シンプルにわかりやすい
やられたらやり返す精神潔くていいよね

ただもうちょっとスピーディな感じのアクションをイメージしてしまってたので少し物足りなさが…
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.2

人生って型にはまった生き方とか従順に生きることが正解な訳ではないってメッセージが心に響く

「今を生きる」
詩を通して先生が教えてくれたことによって、なんとなく生きてた日常がどんどんキラキラしていく感
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

ストーリーっていうよりもウェスアンダーソンの世界観を楽しむものだよな〜

彼はやはり個性の塊
どうしてこの作品が美術賞とかを取らないのかが不思議すぎるってくらいアートに溢れてた
美術館に訪れたような感
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.7

チープで馬鹿らしい感じ(褒めてる)としっかり皮肉も込められたストーリー仕立て、映画だからこそのエンタメ見せ方がうまい
あとはポップである程度グロい世界観が好みだった

偏見とか思い込みが1番怖いんだよ
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チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.6

チャーミングで強いって最高
女の子の憧れが詰まってるな〜

ちゃんと勧善懲悪なストーリーでキレッキレのアクションシーンもよき