ていていさんの映画レビュー・感想・評価

ていてい

ていてい

映画(903)
ドラマ(13)
アニメ(0)

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

とても良作だったけれど予習なしに観ると全体像が掴みづらい。
ソフィは若かりし頃のナタリーポートマンを彷彿させる可愛さでその可愛さとリゾート地の美しさに酔いしれているうちに物語が進む。進んでいくうちに父
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

鬼才ヨルゴスランティモスらしさ炸裂。
鑑賞後に原作があることを知ったが監督と原作の相性◎な作品。
噛めば噛むほど味が出てくるようなこの作品はレビューが難しい。
『支配からの解放』『女性の自立』『非道な
>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.1

賛否両論ある本作をようやく鑑賞。
『セッション』や『ララランド』よりも興行目的じゃない監督の「好き」を前面に押し出したような作品。
前述の2作が好きなのでそれらと比較するとグロテスク(というか下品)な
>>続きを読む

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.4

シーンの変化は少なくキャストの増減もなく4部作の中で1番地味でコストかけてない気が。
毒薬やネズミとフェレットの話、エアー(ジェスチャー)で表現してたけど、1匹のネズミ以外も小道具使って欲しかったな…
>>続きを読む

白鳥(2023年製作の映画)

3.7

アンダーソンの朗読劇はこの尺がちょうど良いかも(ヘンリーシュガーは自分には長かった😞)。結果、集中を切らさず見れたし、短い中に伝えるべきことはまとまっていた。
アンダーソンらしい仕掛け扉や黒子役(サス
>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

原作には敵わない(というか初めて観た時の感動が大きすぎたのかもだ)けれどトムハンクスは完璧に適任だし、うまくリメイクされていてこちらも良かった。
知っている結末でもマリソルがオットーを想い、オットーが
>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

好きなタイプなのになぜか見ていなかった本作を初鑑賞。面白かった。

2023年には作れない、けれど1990年以前でもない、2000年代らしいちょいダサ、ちょい古めの作品で、レトロ。
抑揚の少ない映像な
>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

相変わらず全コマ美しくかわいすぎる舞台セットと映像(色使い)、全クレジットのフォント💯
ベネディクトカンパーバッチの七変化も楽しめる。
病院での透視おじさんのくだりはおもしろかったけどあまりに舞台セッ
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.1

良かった。
おそらくリアリティを追求したのだろう、無駄に派手にせず『スキャンダル』『スポットライト』をさらに抑揚を抑えた仕上がりにした感じの映画と感じた。
映画的にはやや面白み(盛り上がり)に欠けると
>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

気になっていたヨルゴスランティモス作品初鑑賞。
『Poor Things』がアカデミー賞候補に挙がりそうとのことで手始めに。
結論、面白かった!
粗削りというか、ホテルで過ごす前半からの森で過ごす後半
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

B級映画としては抜群のセンス。最高。
アクションあり、コメディあり、下品さあり、感動ありでおもしろい。
ただ何もかもがブッ飛びすぎていて本当にあのアカデミー賞作品賞をとったのかと未だ信じられずにいる。
>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.8

クレヨンしんちゃんの映画はいつも子どもが爆笑できるシーンと親が泣けるシーンが入っていて、親子で観ることを想定して作られてるよく出来た作品ばかりだなと感心させられる。おバカメインのテレビシリーズとは違う>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

1950年代のイギリスが舞台でオープニングのクレジットから凝ってて吸い込まれるように始まる(☜大好き)。
ビルナイの静かで味のある演技、声、歌声が心地よい。
BGMがとても美しく、美しいイギリスの街や
>>続きを読む

AND JUST LIKE THAT... / ザ・ドキュメンタリー(2022年製作の映画)

4.2

SATC、AJLTファンはセットで見るべき!
撮影シーンの裏側が赤裸々に撮られていてどういう経緯であの服を着たのか、なぜあのキャストを起用したのか、あのシーンを撮ったのか、新章season 1のごく一
>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

4.0

子どもと鑑賞。
エディマーフィー版は見たことない無い(か、遠い昔で記憶ない)けどロバートダウニーJr.ならハマり役だと思って見たところ期待通り💯
ノリノリのロバートダウニーJr.好き。
(ついでにバン
>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

美しく、切なく、怖く、寂しく、愛おしい様々な感情が入り乱れる映画だった。
ティミーとテイラーこの2人主演じゃなければ見てなかった。
Wavesでファンになったテイラーラッセル、いつも彼女の素の美しさ
>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.4

う〜ん、粗削り。。
撮り方はかっこいいし、街並みや色使いや映像は好きだし、テーマ(変わりゆく故郷、大好きな古家を守りたい)は好きなんだけど不必要なシーンが含まれているのかテンポが遅いのか重みが足りない
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

『水の中のつぼみ』でセリーヌ・シアマ監督とアデル・エネルに魅力され本作を鑑賞。『水の〜』より静かだけど力強い、秀逸な大人の作品。良い意味でセリフによりも役者の演技に全てを委ねてる。
『キャロル』の2人
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

上映終わる前に間に合ってよかった!
絶対配信待つより駆け込みで映画館で観るべき映画!
所詮アニメでしょ、と侮ること勿れ。
これほど高評価の作品を今更見ると期待値が高まりすぎて結果その期待外れ…という不
>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.1

ずっと見たかったけど見れずにいた本作が配信されていたので鑑賞。フランス映画らしい、恋愛や性に興味を抱く10代の不安定な心情が3人の女の子を通して見事に描かれた秀作。スイミングプールが舞台になることでよ>>続きを読む

さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)

3.9

よくある設定(死ぬまでにしたい事を叶えるための旅)なのだけどこれほど余命数ヶ月の人が間際までやな奴なのは珍しいかも。ちょっと旅中にあった出来事の回収具合が甘い感じ(バンドマン、マットが断ったけど彼らが>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.9

静かで、美しく、無駄なものを排除したヨーロッパ(特に北欧や東欧系)らしい自分好みの映画。
叔父さんと過ごす日常シーンを通して徐々にクリスと叔父さんとの関係性が見えてくる。
映画の中の周囲の人も視聴者も
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

親子で鑑賞。子ども時代スーファミやゲームボーイで遊んでた世界が立体感躍動感溢れる映像で何十倍もの大画面で見られる時がくるなんて。大人になりすっかりゲームから離れていたにも関わらずシーンやキャラ、音楽は>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

面白かった!先が読めそうで読めない展開が新鮮。アカデミーがこの脚本を評価したのは意外だったけど近年の多様性に富んだ作品が評価される傾向の一環かな。
キャリーマリガンの演技は相変わらず素晴らしいし、メイ
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

マッドデイモン✖️ベンアフのタック、エアジョーダン誕生秘話ときたら見ないわけにはいかず。映画館逃したと思ってたらあっという間にアマプラで放映スタートしたのでさっそく鑑賞。
誰が見ても理解しやすいわかり
>>続きを読む

2ハート/命という名の贈りもの(2020年製作の映画)

3.9

ジェイコブお目当てで普通のラブロマンス系かと思って見たら思いの外ストレートなヒューマンドラマでしっかり泣かされてしまった。
配役もストーリー構成もとても良く、臓器移植の賛否に対する問題提起作品でもあり
>>続きを読む

モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~(2017年製作の映画)

3.5

自分含めUKロック好きな人はあらすじ見たらまぁ見るよね。blurきっかけで出会うカップルとかUKロックオンパレードな映画必至やん、と。
The libertinesとかstereophonicsとかイ
>>続きを読む

>|