てくのすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

てくのすけ

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ロマンス(2015年製作の映画)

4.0

ああもう凄い響いてしまった……コメディタッチの小旅行で明かされていく過去の辛さと現実の苦悩。それを乗り越えるための優しさ。主演が大島優子というだけで優子好きのおれには美味しいわけですが、それを抜きにし>>続きを読む

テッド 2(2015年製作の映画)

3.5

自我を持ったぬいぐるみのおっさん化というある意味ファンタジーを現実に引きずり下ろした前作の続編が、さらに現実的に人間とは何かという流れになるのは自然。とは言え下劣でジャンキーな雷兄弟による下ネタの嵐は>>続きを読む

ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

5.0

久し振りに観ると、改めてスゴい作品だなーと感嘆せずにいられない。思わず唸る演出が随所にあって震えます。最初の13階段からもう目が離せないし、十字架の使い方、そこで流すかというマモーの涙、脳の恐ろしいほ>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.5

ダークファンタジーと見せかけてスペイン内戦の実情を描いた悲劇は、何度観てもやはり壮絶。現実との境界をふいに飛び越えるファンタジー部分の想像力は素晴らしく、特に手の目の怖さは夢にみるレベル。デル・トロ監>>続きを読む

暗戦 デッドエンド(1999年製作の映画)

4.0

知能犯ピーターが交渉人ホーに仕掛けた犯罪ゲーム。目的の分からないクライムサスペンスに釘付け。かと思いきや、ラストのあまりの爽やかさに感動。余命1ヶ月なのにひたすらクールなアンディ・ラウがカッコよすぎで>>続きを読む

セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

4.5

僅か300人ほどのセデック族が大砲や戦闘機を有する日本軍に立ち向かう。地の理を生かしたゲリラ戦に始まり終盤の総力戦までほとんどが戦いのシーンで、第2部は完全に戦争映画。それだけにアクションはド迫力。そ>>続きを読む

セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

4.5

台湾の霧社事件を描く歴史もの。美しい自然を背景に、部族間の争いや支配者による蹂躙、文明化していくなかでも忘れない一族の誇りと苦悩、何より「真の人」として虹の橋を渡らんとする男たちの決意、と多くを描く。>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.5

公開時はどうも『アベンジャーズ』への繋ぎみたいな印象が強かったけど、改めて観ると最初のもやしスティーブとのギャップのスゴさとか、防ぐ殴る投げる反射で戻るの盾アクションの痛快さとか、悲しきフォンデュ・ラ>>続きを読む

クーキー(2010年製作の映画)

4.0

クレイアニメかCGと思ってたら実写、しかもチェコ伝統のマリオネット操演というのに驚き。キモかわいいキャラに共演は鳥や虫。実際に森で撮影してるらしくファンタジックなのにリアルな異世界感が独特。ぬいぐるみ>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

すげームカつく!なのに面白い!主人公がゲスいというのは過去にもあるけど、ここまでそれを徹底し挙げ句自分を信じて突き進む男のサクセスストーリーになっちゃってるのが凄い。勝てないと思うし憧れを抱く人が出て>>続きを読む

死霊高校(2015年製作の映画)

3.5

POVホラーとしてはさほど目新しい演出があるわけでもないけど、閉鎖空間と視界の狭さで緊張感はあるし伏線も効いてて、無難ながら意外と丁寧。調子こいて騒ぐ馬鹿な高校生が酷い目にあう、というのが良いです。ワ>>続きを読む

クルードさんちのはじめての冒険(2013年製作の映画)

4.0

石器時代を舞台にすることで、保守的な人々が新たなチャレンジに目覚めていくのが人類の進歩にまで昇華されていて素晴らしい。加えて家族を守る父という普遍的な家族愛に素直に泣ける。『フリント・ストーン』とは全>>続きを読む

ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)

3.0

何が面白いかって、プライドを捨てて地球を守り愛の力で覚醒するべジータ最高!不動明王みたいなゴッドのオーラもイイ。新旧キャラ総出演のアットホームさに緊張感薄目でどこかシュールでさえあるけど、人間賛歌まで>>続きを読む

太極 -ゼロ-(2012年製作の映画)

3.5

時は清代、秘伝の陳家拳を学ぶため陳家講という村へやってきた青年の一大武侠もの、かと思ったらスゴいポップなカンフーアクション。『スコット・ピルグリム』ばりのキャプションを駆使し、スチームパンクの世界まで>>続きを読む

奪還者(2014年製作の映画)

4.0

世界経済が崩壊して10年のオーストラリア、という背景以外は一切説明なしで車を奪われた男がそれを取り戻そうとする追跡劇。マッドマックス1後のような世界観と要素を持ちながらヒャッハーさは皆無。思いのほか静>>続きを読む

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター(2014年製作の映画)

3.0

米大統領とへっぽこ少年という珍バディもの。何と言っても大統領役のサミュエル・L・ジャクソン、あんなニラミ効かせる大統領いねーよというのがね、楽しいです。あと少年の絶妙なかわいくなさ!不味い点は挙げたら>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

4.0

かなり身構えて観たけどPG12なので直接的な残虐さはそこまで酷くない(十分グロいけど)。戦争映画ながら一方的虐殺はあっても合戦は皆無で、戦争自体というよりは極限状態の人間そのものを描き、その結果として>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

4.0

『アベンジャーズ』観てから改めて観ると面白いなあ。結構コメディなシーンも多くて、カップ叩き付けて割ったり、デストロイヤーを「スタークのか?」と言ったり、コールソンを「コールの息子」と言ったり。銃を取ろ>>続きを読む

映画 レイトン教授と永遠の歌姫(2009年製作の映画)

3.0

謎解きパズルで有名なゲームが原作。謎解きは前半だけだし完全ファミリー向けだけど、原作の世界観の再現は徹底していて良い。英国紳士レイトンがインディ・ジョーンズ張りの活躍を見せて「レイトンって一体何の教授>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

4.0

荒野を舞台に個性的な住人たちが繰り広げるモンスター・パニック。それでいて乾いた感じがどこか呑気でイイんですよ。三人で棒高跳びしちゃうシーンは最高。田舎の兄ちゃんケビン・ベーコンのカッコよさもさることな>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.0

これは素晴らしく怖いスリラー。養子に引き取った少女の危なさに一体どうなるのかと思いきや、とんでもないラスト。背筋ゾクゾクしましたよ。危険を訴えても周りに理解されないもどかしさも秀逸。これはジョースター>>続きを読む

ズーランダー(2001年製作の映画)

4.0

いやあ泣いた、笑いすぎて。キメ顔「ブルースティール」を持つトップモデルが国際的陰謀に巻き込まれるって設定からバカ。ライバルとはウォーキングで勝負!バカです。ベン・スティラーにオーウェン・ウィルソンにウ>>続きを読む

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)

3.5

セス・ローゲン演じる主人公のあまりのダメっぷりを笑いに繋げ、カトーのアクションでビシッと締める。ここまで何でもデキる奴となんにもできない奴がバディってちょっと記憶にない。『ラッシュアワー』のタッカーで>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

5.0

さすがに『ゴースト・プロトコル』を越えることはないだろう、とどこかで思ってましたが…何だこれは!全く遜色ない、どころかとんでもない面白さ!まさにインポッシブルの連続!もはやトム・クルーズはスパイを越え>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

3.5

原作&アニメ済だけど極力別物として観た。何と言っても巨人の不気味さ。人をヒョイとつまんでは食いまくる巨人の群れはまさに地獄絵図。隣に座ってた小学生男子が「気持ち悪い…」と声を漏らしたほど。半端なリアル>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.5

最高です!シリーズのポイントを全て盛り込み、その上で予想を越える展開!楽しい!面白い!手に汗!乳揺れ!そしてなんと言っても恐竜!恐竜が見事に見所なんですよ!あと乳揺れ!ワクワクしてドキドキしてハラハラ>>続きを読む

ミニオンズ(2015年製作の映画)

4.0

超楽しい!脇役だったミニオンを堂々と主演に据え、恐ろしいほどのテンポの良さで一気に駆け抜ける。舞台となる英国を徹底的にネタにし、60年代の音楽もふんだんに使い、様々なガジェットや体を張ったギャグも健在>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

3.5

12時間だけ殺人が合法になる日というかなり無理のある設定ながらそれを押し通す力技と、一軒家という閉鎖空間での想像できる一通りをブチ込んだ展開が良いです。二つの事件が同時に始まるのもスリリング。ただ一方>>続きを読む

リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

3.0

園子温が原作読まずに作ったと明言しただけあって原作とは全くの別物でブッ飛んでるけど、意外とタイトルは合ってるかも。女性しか出ない、パンチラしまくり、ゴア描写満載という不条理劇。劇中の人物が「シュールに>>続きを読む

南の島のラブソング(2015年製作の映画)

2.0

ベッタベタのラブストーリーではあるけど、眩しい太陽、青い海、白い砂浜、そして波の音が心地良いです。つまり最初と最後は良かったです。あとピクサーの擬人化もここまで来たかって感じですかね。もはや日本の神話>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.5

外に広がる話が多いピクサーにしては感情の擬人化という内へ向かう話は結構チャレンジング。でも脳機能のビジュアル化というEテレ的アプローチにとどまらず物語として上手く成り立たせてる。11歳の色褪せゆく思い>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.5

ワクワクする冒険、ハラハラする活劇、といったものを期待すると若干肩透かし。父と息子の話としても師匠と弟子の話としてもどうにも半端ではあるし、落としどころも「普通が一番」という感じで微妙 。あと楓ちゃん>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.5

なるほどそう来たか。タイムスリップものを前面に押し出し、関係性を論理的に組み合わせて仕上げた感じ。言いたいこともあるけどなかなか突き抜けてるので否定しがたい。何と言ってもやはりシュワですね。年を取った>>続きを読む

映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

4.0

台詞なしで音楽と擬音チックな言葉だけで展開するクレイアニメ。キャラは可愛いし、ブラックさ薄めで細かいネタの詰まった笑いにクスクスして、後味じんわり。大人も子供も楽しめる。映画好きなら数々の映画ネタにも>>続きを読む

悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.5

荒野を吹きすさぶ風の音も荒々しく始まる復讐の西部劇。復讐の理由となる描写が丁寧すぎてカタルシスよりいたたまれなさのほうが残るけど、搾取する者の横暴と虐げられる者の歪みをタイトな尺に無駄なく詰め込んでる>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

5.0

とんでもない情報量。恐ろしいほどの高密度。クライマックスのオンパレード。そして紛うかたなきヒーロー映画だ。もうどこから語ったらいいのか分かんないよ。ジョス・ウェドンよくまとめたよ偉いよ。最高です。>>続きを読む