てくのすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

てくのすけ

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シンデレラ(2015年製作の映画)

5.0

素晴らしい!話はほぼそのままだし、多少のツイストもそこまで捻ってるわけでもないし、ミュージカルでさえないのに、何だこの震えが走るほどの良さは!どのシーンも絵画のように美しく、ゴージャスさも嫌みがなく気>>続きを読む

マダガスカル(2005年製作の映画)

4.0

野生を忘れ感覚が人間と変わらない動物たちが、自然に還ったときにぶち当たるジレンマを真正面から描くという、意外と骨太なテーマ。それでいて笑いも満載。落とし所はファミリー向け的ではあるけど、この作風なら十>>続きを読む

リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

ストーリーは忘れてもガン=カタだけは忘れない、それほどのインパクト。マズルフラッシュのなか長ラン来たクリスチャン・ベールが神速で敵を倒していく画のパワーが凄まじい。制御された近未来の無機質な雰囲気と、>>続きを読む

2010年(1984年製作の映画)

4.5

『2001年宇宙の旅』はもちろん「スゴい」作品ですが、こちらは「面白い」。どうしても比較されるけど個人的には大好きな作品。米ソ冷戦時代を背景にアメリカとソ連の宇宙飛行士たちが前作で音信を絶ったディスカ>>続きを読む

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.0

原作からの改変や省略は別によいし、ちょっと喋りすぎな台詞も煽りすぎな音楽もまあいいでしょう。むしろエピソードの組み替えは巧みで原作のテーマも損ねてないし、『寄生獣』の映画化としてはうまくいったと思いま>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

5.0

音楽を通して出会う師弟、しかし類は友とならず同族嫌悪となってぶつかり合う。ドラムセットを濡らす血と汗と涙がもたらすのは心震える感動ではなく激闘の高揚感。高みを目指す者にしか見えない景色がそこにある。凄>>続きを読む

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.5

70年代LAを舞台に、ダメ探偵のハードボイルドって雰囲気がジワジワくる。怒濤のもみあげがウルヴァリンのようなホアキン・フェニックスが流されながらも大奮闘でグルーヴィ。ジョシュ・ブローリンがたまらんです>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.5

もうアバンタイトルからして最高!車なのにとにかく飛ぶし元々飛ぶ物もいっぱい飛ぶしで邦題に偽りなし。そして超豪華夢の対決が山盛り!アクション目白押し!これだけ人物が出てるのにそれぞれ見せ場があってジェー>>続きを読む

カイト/KITE(2014年製作の映画)

3.5

原作である日本の18禁アニメまんまなシーンもあったりして原作への敬意も感じる。ゴアなバイオレンスよりもっとアクションが見たかったとかもう少しエロを……とかあるけど面白かったよ。やはりトイレ活劇は良い。>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.5

日常的な風景の向こうから走ってくる怪物の恐怖!しかしモンスターパニックかと思いきやウイルス騒動による非人道的な措置、差別、裏切りと対人間のほうが恐ろしい。そんななか怪物にさらわれた娘を助けるため奔走す>>続きを読む

ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.5

どう見ても茶番になりそうな中学生の裁判がちゃんと成り立つ話運びが本当に凄い。前篇同様に細かい演出、語る映像に興奮。生徒たちの演技は勿論、親たちもそれぞれの形で愛情を示すのが良い。真剣に向き合う親子のド>>続きを読む

ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.5

マイケル・クライトンが原作&監督のSFスリラー。今観るとなかなかの珍作に思えるけど、西部・中世・古代ローマを再現した世界の一員となれるテーマパークという設定、制御不可の危機と科学の暴走という点で、既に>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

4.0

事故って目覚めたら自分の経歴が他人に奪われてたというサスペンス。これは面白い!異国の地で、しかも自身の記憶もハッキリせず何が真実か分からない恐怖。畳み掛けるような展開に加えてアクションもイイ。車が二台>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

5.0

凄い!現実と妄想の曖昧な境界、曲者揃いの人物たち、途切れない驚愕のワンショット、プリミティブな部分を刺激するドラム劇伴、再起を賭ける男の悲哀と衝撃の行動。マイケル・キートンの存在感にやられる。最高にエ>>続きを読む

翠星のガルガンティア めぐる航路、遥か 後編(2015年製作の映画)

3.5

前編最後の不穏感が一気に弾ける後編。海洋アドベンチャーに加え、海戦シーンや新ロボ・マズルの登場が描かれ、この世界の意外な拡がりを見せる。チェインバーのいないガルガンティアなんて……と思いそうだけど、そ>>続きを読む

翠星のガルガンティア めぐる航路、遥か 前編(2014年製作の映画)

3.5

SFロボット成分はすっかり減ったけど元々大海原と巨大船やユンボロという絵面が好みなのもあり、海洋アドベンチャーとして良い感じ。懐かしの面々も総登場で番外編として及第点。チェインバーが回想だけなのは寂し>>続きを読む

ダークシティ(1998年製作の映画)

4.0

記憶を失った主人公が、何が起きてるか分からないまま夜の街をさまよって襲われたり娼婦にかくまってもらったりというハードボイルドな導入部や、ビルや家具がモーフィングし形を変えていく映像にワクワク。記憶がな>>続きを読む

HICK ルリ13歳の旅(2011年製作の映画)

3.5

クロエちゃん初単独主演作。少女時代を脱する一歩手前くらいの女の子の危なっかしい綱渡りのロードムービー。かと思いきや描かれるのは旅の途中。二の腕ムチムチのクロエちゃんの黒髪姿も見れるけど、大人になるため>>続きを読む

バトル・オブ・シリコンバレー(1999年製作の映画)

3.0

スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの若き日から出会いや対立までを描く。あ、これTV映画なのね。ドキュメンタリーぽくしつつも説明セリフが多いとか、演出がちょっとダサいとかはあるけど、天才と称される二人が>>続きを読む

ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

4.0

面白い!金恐怖症の男というのが異質すぎて田舎の人が純朴さを見せる前に唖然となるところからもう笑いっぱなし。一部ヘヴィな展開もあるものの思ったより癖はないし、田舎に逃げた男が自分を見つける的な話でありな>>続きを読む

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.0

テイタムは肉体、ジョナ・ヒルは(多少の)頭脳を駆使し、今度は大学で潜入捜査!とか言いながら捜査はわりとどうでもいい!これは倦怠期の二人が愛を取り戻す一大ブロマンス!こんなん笑うなって方が無理だってば。>>続きを読む

A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

3.5

元はR18アニメながらインターナショナル版なのでエロはなし。殺し屋の少女とそれを操る男の愛憎渦巻く関係にもう一人の殺し屋の青年が淡い希望として絡み、エロなど関係なしに引き込まれる。60分弱に込められた>>続きを読む

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

1.5

嘘を軸にした群像劇コメディ。こういうのは複数のエピソードを最後にどう繋げていくかだと思うんだけどその点は上手いことやってるし、分かってはいてもジワリとくる場面もある。ただ始まりから途中までが恐ろしくつ>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.5

不幸や不気味が好きなオバケ一家というホラーっぽいくせにカラッとしたコメディ。家族の特徴を描ききる前に兄が登場しちゃったり、愛憎の基準が若干あやふやだったりと穴も多いんだけど、なんか憎めないのよ。あのテ>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

4.0

救いのない日々の冴えない顔、幸せの絶頂で輝いてる顔、全てを葬る悪魔の顔と遷移するキャリーの表情だけで長々と語れるくらいシシー・スペイセクの演技が凄まじい。幸せシーンが本当に可愛いんですよ。それでいて車>>続きを読む

ニンジャ・アベンジャーズ(2013年製作の映画)

3.0

カタコト日本語喋りまくりのスコット・アドキンス&ケイン・コスギのアクションを堪能!何なんすか一回空中で回る間に3回蹴るとか!上段回し蹴り→下段回し蹴りのコンボとか!しかも速い!格闘や刀はもちろんニンジ>>続きを読む

ブライド・ウエポン(2014年製作の映画)

3.0

最近ロンダ・ラウジーにお株奪われ気味のジーナ・カラーノだけどこれは良いです。さらわれた夫を救うため花嫁が奔走という逆『96時間』。カリブの島を舞台にわずかな手掛かりで細い線を手繰るサスペンスもなかなか>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

4.0

すっかり一般人のマニー、同じく年配で性欲だけは強いネッド、どう見てもいきがってるだけの若造キッドと不安しかない賞金稼ぎの一行と、一方は恐怖の暴力保安官という対峙の構図が示されるも、これが必ずしもカタル>>続きを読む

ドゥームズデイ(2008年製作の映画)

3.5

死のウイルスが蔓延するという設定ながらパンデミック人間ドラマでもゾンビものでもなく、なぜか現代と世紀末ヒャッハーな世界と中世グラディエーターな世界が同じ時間軸に存在するという奇跡のような世界観。なんじ>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

3.5

前半はよくある家に取り付く悪霊みたいな話だけど、自分の領域である家に異質なものが存在する恐怖を臨場感ある長回しとポイントを押さえたサプライズで持続させるのはさすがのジェームズ・ワン。降霊シーンの斬新さ>>続きを読む

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.5

子供の消えた世界の閉塞感と諦めが全編に渡って心を締め付けるなか、命がそこにあるという奇跡に誰もが動きを止める。終わり行く世界に差すたった一筋の光明は、幾多の犠牲の上に明日という名の船で旅立つのだろう。>>続きを読む

ジュピター(2014年製作の映画)

2.5

良かったところ。前半のビルの合間の空中戦良かったです。エディ・レッドメインはとても気持ち悪くて最高でした。ミラ・クニスの王女様は発情期なんでしょうか、アクティブすぎです。そしてとんがり耳で空スケーター>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

久々鑑賞。至るところで胸筋ピクピクさせるシュワが意外と身軽。そして負ける気がしねえ。弾なんて当たりませんからね!鎖は簡単にちぎれるし、武器庫の扉も開いちゃうし、巻き込まれ女性がサポートしてくれるとかご>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.0

デジタルリマスター版で観賞。一組の夫婦、不良少女、カメラを持つ男と一見無関係な男女が少女の悪戯電話をきっかけに徐々に歪んで繋がる。何気ない日常の向こうで響く銃声、無造作に転がる死体、腕だけ見える窓とい>>続きを読む

インド・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

4.0

すんげー面白かった!ここまでのゾンビ・コメディがまさかインドで作られるとは!『ショーン・オブ・ザ・デッド』へのリスペクトもありつつ『ゾンビランド』のアッパー感と『ロンドンゾンビ紀行』のギャグテイストが>>続きを読む

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

3.5

繰返しギャグの重ね方、序盤のネタの再利用、細かいコントの釣瓶打ちと磐石のコメディ。ブラックさ皆無なのでお子様にも安心。話もシンプルだし、メインになる動く物も絞ってあるので前作感じた煩雑さも軽減。良いで>>続きを読む