坂口拓也さんの映画レビュー・感想・評価

坂口拓也

坂口拓也

I.R.E事務所所属の俳優
インディーズ系の映画好きです
ちょくちょく前に観た映画のレビューしていきます

映画(63)
ドラマ(0)

怒り(2016年製作の映画)

4.4

解消することの無い怒り。それは怒りという純粋な感情だけではなく悲しみややるせなさや高揚感と様々なものを孕んでいることを痛感させられた映画。
俳優陣の演技が素晴らしかった。
複数の場面が同時に展開してい
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

最初思っていた映画と全く違った内容で途中から加速する展開も楽しめた。
要所要所のエドワード・ノートンのナレーションのセリフにいちいちセンスを感じた。
脳の解放は暴力によって行われる
最後のシーンはやは
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

森川葵はとてもかわいいのだが映画全体はどうしても安っぽい感じがしてしまった。しかしなぜか女子側の目線になって観てしまった映画。
後半威力の高いセリフが飛び交っていた。
不条理さというか上手く生きたやつ
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

実際の事件を元にしたフィクションということに驚き。
綾野剛は最初は無知だが真っ直ぐ警察という職務を全うしようとしていた姿から、最後はヤク中になり組織に裏切られ愛する女もヤク中にしてしまうという堕ちっぷ
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.7

さすがディズニーといった大団円。
原作の内容を知らなかったが楽しめた。
アンジェリーナ・ジョリーのオーロラ姫に対する母性を感じさせる演技が素晴らしかった。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしくセンスのある映画だった。
北野武監督の凄さがよく分かる一作。
無駄がなく伏線をしっかり回収し、生と死を哀愁と暴力で描いている。
暴力団の抗争であまりにも呆気なく死んでいく仲間たちと当たり前の
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.5

久しぶりにこういう恋愛映画を観た。
話が出来すぎてる、レンタルビデオ屋の人イケメン多すぎなど色々ツッコミどころはあるが、2人の会話シーンは絶妙な感情が仕草、表情で現れていてよかった。

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

3.7

不思議な魅力を持った映画だった。
物語はファンタジーだが細部がやけにリアリティを持ってたりそうかと思えば風景は雪景色だったりどこか海外の建物のような場所だったりふわふわした幻想のような世界観であって、
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.0

原作とはかなり違うらしいが自分は原作を読んだことがなかったのでこういうものとして楽しめた。
東日本大震災後にこういう作品を作れるというのはすごいと思う。
染谷将太と二階堂ふみの演技が圧巻。
園子温監督
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凶悪(2013年製作の映画)

3.5

誰が凶悪なのか何が凶悪なのか様々な見方があり最後まで考えさせられながら観た。
リリーフランキーの狂人役はとてもハマっていた。
誰も救われない映画は久しぶりに観た。答えがはっきりしてないからこそ観る側の
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しんぼる(2009年製作の映画)

3.0

これは俺がメッセージを受け取れてないだけなのか、ただ深い意味はなく松本人志監督の笑いというものに対する脳内を覗ける映画なのか。
設定に興味をそそられて観たがあまり謎が解決するような感じではなかった。
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.5

岩井俊二監督独特の夢のような幻想的な雰囲気が終始漂う美しい映画。
でも起きてることは日常的なことだったりほんとに遠いようで近いようで遠い映画。蒼井優のバレエのシーンが注目されがちだが鈴木杏の先輩に帯を
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.1

言わずと知れた名画。
今見れば明らかに狂っている日本軍の思考、規律の数々も当時の人は洗脳されていたのかなと思った。
所々無理やりな展開や分からないところがあったが確かに妙に説得力があった。
決して演技
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.4

残酷さ。美しさ。弱さ。哀しみ。愛おしさ。苦しさ。全部の感情が気味が悪いくらい清々しくのどかな田園風景と洗練されたクラシックに乗って流れ込んでくる。学生時代に観たかった。でも22歳になった今でも観れてよ>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.1

大した事件は起こらないかもしれないけど言いたいことがうまく言えないかもしれないけどそれでも誰かを思っていたり上手くいくようにもがくのが人間なのか、と思った。あとから気付かされた。
余韻でこんなに印象が
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渇き。(2013年製作の映画)

3.5

演出が面白くアニメや様々なジャンルの音楽を使い一瞬一瞬の画のクオリティが高かったが、物語の本筋はいまいち伝わってこなかった。人間の恐ろしさのようなものが根底にあるのは分かるがそれにしては演出を付け足し>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

家族とはなにか。血が繋がっていなければいけないのか。人との繋がりの在り方と正しさとは何なのか。色々考えさせられた。
画面から生活感がばしばし伝わってきて本当の家族より家族っぽくてそれがなんとも切なくて
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告白(2010年製作の映画)

4.0

人間の底知れない恐怖を感じた。松たか子さんの独白で物語が紐解かれていく様子が良かった。
残酷さが全面に出ていて映画全体のトーンも好きだった。

メランコリック(2018年製作の映画)

4.3

興味をそそられるテーマ、飽きさせない意外な展開、メッセージ性、どれをとっても素晴らしかった。
設定はちょいちょい無茶があるところが目立ったがそれよりも絶妙な空気感が好きになった。
なんとなく東大を出て
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見下ろすとそこに(2018年製作の映画)

3.5

新しい感覚だった。終始窓の外の向かいのマンションの窓たちが映され人々の動きを観察する形。だがしかし内容は深かった。外で事件が起きてるような音がした時野次馬根性で窓から顔を出して見る人、干渉したくないと>>続きを読む

Aプラス(2018年製作の映画)

3.0

イランの映像作品は初めて観たが面白かった。最後にクスッと笑ってしまった。

おわりはじまり(2019年製作の映画)

2.8

絶妙なローカル感が画面から伝わってきて良かった。

頑固者(2018年製作の映画)

3.1

出演者一人というショートフィルムであった。余計な演出がなく良かった。

ロブ(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ロブの持っている漫画と自分が今置かれている状況がリンクする場面は良かったが、この手のストーリーはもっとお金をかけなければいけないような気がした。またもっと展開があって欲しかった。

石が現れた(2016年製作の映画)

4.0

ITのピエロ、ペニーワイズを演じたビル・スカルスガルド主演のショートフィルム。
極限まで情報を削ぎ落とした映像でありスタイリッシュで好きだった。
一見異端な空間であるが実は私たちの生活の比喩であり、石
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名前って、ふたつ以上の鐘の音(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

テーマが面白かったが展開は予想通りであった。部屋いっぱいに飾り付けられたコンドームは画的によかった。

クローバー(2019年製作の映画)

4.2

SSFF&ASIA2019秋の映画祭にて観賞。
日常にある幸せを改めて感じさせてくれる映画であった。菅田将暉、仲野太賀たちサラリーマン四人の演技がほんとに自然で空気感がよかった。狙いすぎてない分逆に色
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.7

楽曲のシーンが多く効果的に使われていない気がした。しかしハルとレオの心情が複雑に変化し交差するシーンを絶妙に演じていた門脇麦と小松菜奈は素晴らしい女優であると再認識した。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

自分はマモちゃんの気持ちがよく理解できてしまい怖くなった。客観視すると他人に対して深く考えていないことへの罪深さが浮き彫りになって見えた。部屋の長回しのシーンなどリアルな描写が多く普段映画を観る時より>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.7

観客としても役者としても衝撃を受けた一作。ホアキン・フェニックス演じるアーサーの悲哀に満ちた笑顔と笑い声が頭に何度も蘇る。どこまでが現実でどこからがジョークなのか解釈は自由だし正解はないと思う。

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.5

父親の暴力の記憶に打ち勝つため、弱い自分に打ち勝つため、憎め憎め憎めと一番大切な仲間に戦いを挑むそんなケンジに涙腺がやられた。

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.5

復讐を誓いボクサーを目指すただそんな話ではなく自分との戦い、才能の違い、だからこそ倒さなくてはならない一番大切な仲間など要素が詰め込まれていた。菅田将暉とヤン・イクチュンがまさにお互い殴り合いの演技で>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.5

柳楽優弥の不気味な演技が良い。暴力に明け暮れる若者と満たされない何か。それを助長するNUMBERGIRL向井秀徳のテレキャスターのシングルコイルジャキジャキの音楽。素晴らしい。

海月姫(2014年製作の映画)

3.5

少女漫画原作という感じ。話は面白かった。菅田将暉の女装への役作りには脱帽であった。

何者(2016年製作の映画)

3.7

就活という人生の岐路を通して、人間の信用性の薄さや自分への過大評価など浅ましい部分が浮き彫りになっていく様は見事であった。

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