よくできた伏線回収映画。話の着地がスマートかつ皮肉もきいててフランス映画らしい完成度。
チープ。面白いヤクザ映画のように臭いが立ち込めてこないのは、地域性も時代性もボヤけてて上っ面だけ取り繕ってるから。
まあ大体こうなることはわかってたけど、ジャルジャルファンであり映画ファンでもある身としては、単純にこれを観ておかないと気持ち悪かったという一心だけ。
このレビューはネタバレを含みます
おそらく令和の現代であろう作品の時代考証的リアリティはよくできていたと思うけど、中身はどこか前時代的というか古臭い印象が否めなかった。それは組織内での葛藤みたいなテーマを筆頭に、既視感のありすぎるお決>>続きを読む
大作のガツンとくる感じを映画館で味わうにはもってこいの映画。その意味で退屈はしなかったけど、めちゃくちゃ面白かったというほどではない。
さすがはこの監督、強烈で韓国映画さながらの踏み込み。胸糞やし一部の登場人物に半端なくムカつく一方、不意に泣かされそうになるなど感情の揺さぶりもすごい。また最後まで、まだ示されていない真実があるのではと>>続きを読む
鈴木亮平の上林フィーチャー回なのは良いとして、松坂桃李がその肉弾戦に付き合わされるのが何か観ていて違和感というかアンバランスというか。
続編としての最低保証はあったけど期待値は超えず。
採点不能。とりあえず自分なんかが観る映画ではなかった。そもそも映画なのかどうかもよくわからないが。
面白い。余白を極限まで削ぎ落として肉弾と銃撃のアクションに全振りしている。
勧善懲悪とか復讐のカタルシスは弱めで、シンプルに触れてはいけないものに触れたらどうなるかという話。その割り切りが清々しい。
ややこしいけど、それなりに魅力的な登場人物。スタイリッシュではあるけど、どこか薄っぺらさの残るストーリー。これぞ正統にアップデートされたガイ・リッチーの娯楽作。
ついに映画の中までコロナに侵食されてしまったのか。何を撮ろうと自由だけどエンタメに昇華させるのを忘れないでほしい。
共感に乏しいストーリーは純平が将来、伝説のヤクザになった際のエピソードゼロとしてなら>>続きを読む
空気感は最高やけど内容的に共感しづらいのがモヤモヤする。
若葉竜也が別荘で空の缶ビールを何回も口に運ぶところが良かった。
1枚余ってた優待券で吉田大八を観るか吉田恵輔を観るか迷った挙げ句、前者に比べて全く宣伝されてる気配のなかった後者のレイトショーにしたらガチの貸し切り状態。吉田大八を観ても同じように思ったかもしれないが>>続きを読む
めちゃくちゃ良かった。
今年に入って傑作と言える邦画を何本か観たけどこれが一番かも。
最後までがっつり観入ってしまったけど、改めてこれ好きかと言われるとちょっと微妙なところ。
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三上はなぜ死んだのか。
周りの善人たちのアドバイスに従い、これまでならブチ切れていたところをグッと堪えてみたものの、発散されなかった怒りのエネルギーは自身の内奥深くに向かい、三上は事切れた。
善人のア>>続きを読む
期待通りすごく良かった。
冒頭の綾野剛がちゃんとノーヘルというだけで、この映画のリアリティに対する矜持を感じた。
日本のヤクザ映画でこの水準となると『孤狼の血』以来かな個人的には。
怪作。
2人の趣味の一致は冷静に見ればやりすぎなんだけど、もはや突き抜けてしまって可笑しくも爽快。
『いま、会いにゆきます』も素晴らしかったこの監督、改めて見ると意外と寡作なんですね。
前半うとうとしてしまい人物相関を追い切れず。とにかくひたすら硬派な映画。
『勝手にふるえてろ』の、のんバージョン。こちらも主演女優の魅力はMAXで、映画は独特の世界観。
ほとんど予想通りに進む展開。ギリギリのリアリティで、それがマイナスになることを回避しているように思えるが、どういう結果であれ多少の違和感は残るもの(それは仕方ない)。
とにかく熱く、素晴らしい映画だっ>>続きを読む
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直前までNetflixでやってるのを知らなかったけど結果的に映画館で観れて大満足。法廷劇をここまでエンタメ化できるのは素晴らしい。
ただ、ラストの戦没者の読み上げを、映画自体のカタルシスに持ってきたの>>続きを読む
悪い映画ではないけど分かりやすい映画でもなく、タイトルのセンス以外に明確に良かった点を挙げるのが難しい。
邦画で、この手のテーマを、感動の押し売りにせず真っ向から撮り切れるのは、もうほとんど奇跡。
ざっくり言えばゴルゴ13だから面白くないわけがない。素晴らしい完成度。
どこまで理解できたかは置いといて、ジェットコースタームービーの醍醐味を最後まで存分に味わうことができた。