ひーさんの映画レビュー・感想・評価

ひー

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

映画見て家帰ってだいぶ時間経つけど、未だ紅が頭に流れてる…笑

和山やま作品は短編集と「女の園の星」は読んでるもののこれは未読。和山やまといえば、温度低めのゆるいやりとりと笑い、そしてこれまた低温なが
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

登場の音楽とあのテーマそしてゴジラの咆哮は鉄板。あれ聞くだけで心震えるように人間作られてんね…
敗戦直後の日本がなんとか希望を繋ぎ始めた象徴の銀座を踏み躙るゴジラっていう慈悲のなさ=災害感はよかった。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

犬神家に京極夏彦をかけ合わせ、さらにバディものの良さと激かっこよアクションと一途な愛をon!
って軽率に書くとどんだけ盛るねんという感じだけど、ちゃんと誠実でちゃんとおぞましくてめちゃくちゃ面白かった
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.4

事件は起きないし、ものすごい変化もない。
TOKYOのトンチキさと魅力とその中でうまれる孤独感。孤独な2人がささやかな交流を重ね、惹かれあうさまを美しい映像とシューゲイザーで包み込んだ超良作だった…!
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

「ウェスアンダーソンすぎる風景展」行ってこれとロストイントランスレーションみてっていうしゃらくせえ大学生みたいな一日を送ったときの鑑賞記録だけど、これはまじで残りの人生で一番若い時つまり今見るべき映画>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.7

心の多様性を認めるストーリーと素晴らしき友情、そして三世代の解呪のおはなし。

そう、大なり小なり、愛は呪い。
他の方のレビュー拝見して、メイのおかれていた環境と母親に「は??怒怒怒」というリアクショ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

下品だなあと普通に思うシーンも多いしとんでもなくB級感なのだけど、その全体の猥雑さが味でもあり。そして描いてるテーマはとっても普遍的というギャップ。

全ての可能性と今ある人生を肯定し包む愛には少なか
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.6

終始、画面のビジュアルも音楽のチョイスも最高にかっこよくてまさしくファッショナブル。エンタメ的にはめちゃくちゃ好き。
ただ、キャラクターに焦点をうつすと、キュートで脆さもあって、今ウケるヴィランてこう
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

これ書くの忘れてたー!
楽しかった〜IPフル活用の観るアトラクション!3Dの観に行ってもよかったな〜惜しいことした

ブルックリンの街中での横スクロール感に始まり、マリオワールドでは歴代の色んな要素が
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

徹底した情報統制の上でフラットにこの物語に触れたこの体験を大切にしたい。
どういう話なのか一切知らず、目の前のことがどういうことなのか正しく説明されることのほうが少なく、次の展開がわからないのが人生だ
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

怪物だーーれだ。
3部構成で「何が起きているのか」が徐々に紐解かれ”怪物”のみえかたが変わる、脚本と構成がすごいし安藤さくらの鬼気迫る演技もよかったんだけどなんと言っても子役がおそろしく素晴らしい…!
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.3

おそらく本家を見て育った人向け?多分随所の演出に「知っていると気持ちいい」目配せポイントがあったんだろうなという気がしている。
本家を見たことがない身としては、展開する物語を普通に楽しむしかないので素
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

画面と音楽が終始リッッッッチ!感謝しかない。実写岸辺露伴からしか得られない栄養摂取しまくり。
泉くんの天真爛漫さと謎の鋭さも磨きがかかって、ふたりの掛け合いも今回もばっちり楽しい。何も起きない泉くん、
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.0

タイムトラベルして織田信長と絡むならこうありたいよねっていう夢の詰まったお話。終始、堤真一かっこええなあ〜って言いながらダラダラ鑑賞。
タイムスリップ先より、現代パートのホテルのほうが異次元感強くて笑
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

しまったこれ書くの忘れてた。
前作みたのとかもう何年前だってレベルで、おさらいもせず気楽に映画館へ足を運んだのだけど、冒頭からのあの曲でまさに血湧き肉躍る状態にぶちあげられ、あとはもう体感せよ!!とい
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.2

フィクションをわざわざ観てるんだから、もっとバカバカしいまでにご都合でハッピーであってほしかった。※超個人的な暴論なのは重々承知の上での意見
美しくてかっこいい中谷美紀がみれたけども、正直「結局やっぱ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

観賞後真っ先に思ったのは、今尚の当事者が多すぎる題材って難しいんじゃないかということ…。でも絵日記が出てくるまで気づきもしなかった自分がいて(日付で息が止まるかと思った)、思えば最初から明言されていな>>続きを読む

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.5

アニメ2期のほうに心持ってかれてこっちのレビュー忘れてた!
ストーリーなんて「度し難」の一言に尽きる。
相変わらずペドペドしいし、探究心を盾に純粋無垢な少年少女を心身共にグッチャグチャのギッタギタに痛
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

初日劇場鑑賞〜
プロモ映像で「3Dモデリングの絵の質感とか動き無理かも〜」とか思ってごめんなさい。

まずもってオープニングからかっこよすぎて泣きそうやったんやが(原作愛!歩き方の個性にも泣きそう。そ
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.3

安定感のある楽しさ。散りばめられたあれこれはだいたい序盤なり途中で察せてしまうので特別驚きはしないけど、前作よりは納得感があったかも。
事件だらけなのは困るけど、こんなホテル泊まってみたーい

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.4

本編とオーディオドラマの穴埋め的な補足もあったけど、ほぼ総集編。

微妙に気になっていた、「あの夜山本は彼女をなにがなんでも家に帰すべきだったのでは」という点についても、今回一言補足が加わったからまあ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

密室系サスペンス。
時系列のおきかたやテンポ感もよくて、最終的に話は結構よくできてる(何様だ)わりにハマりきらなかったのは、9人のキャラクターの深掘りがいまいちないからか。こういう種明かしならばこそ、
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ久しぶりに映画みた。いぶし銀スパイもの。
顔と名前を覚えられないたちなのではちゃめちゃに混乱しながら鑑賞。
とはいえ、この映画の魅力は「モグラは誰だ」というサスペンスの面だけでなく(もちろ
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.8

一応戦いの歴史ながら悲壮感を一切出さずにここまで全員を愉快にして振り切ったのはすごいと思うけども、終始若干滑ってるのを、これを笑えるのもセンスのうちと言われているようなしんどさが…超豪華キャスト揃えて>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

執念の怪作きたーー!!
ストップモーションといえば犬ヶ島みてるからなーとか思ってたけどいやこれもうすごい〜〜7年て〜〜〜

まず舞台セットやマリガンの造形、最高。加えてコミカルなやりとりや見せ方の緩急
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.0

匂わせ上手シャマラン監督作品。
ポスターにある3つの約束なんかしてへんがな(9時半以降〜のルールも中盤やし)とか思わなくもないけどそこは宣伝側のアレなので置いといて…
心臓とメンタルに悪すぎる〜う
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

お家騒動ミステリー。イギリス舞台と思い込んでたらアメリカのお話と途中で気付くという。
コロンボ的なフレームにもう一捻り加えつつ地に足ついたストーリーと絶妙な緩さ、構成のテンポの良さ、舞台美術と色々楽し
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

緊張感で肩が凝るワンシチュエーションサスペンス。かつてないほど耳の神経を研ぎ澄ました。イヤホンつけててよかった。
音だけを頼りに展開するストーリーを追うという新体験。さらにそれだけでなく、端々から徐々
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.7

過酷な閉鎖空間で日々にリズムと彩りを加えるごはん。
おじさんたちのゆるいやりとりに笑いつつ、食の楽しさ、ありがたみをほっこりと感じられる映画だった。
ひとり、ふたりと限界の系が切れていくあたりはだいぶ
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

ショービズの夢と希望が詰まってて明るい気持ちになれてよかった!

やり手で見る目もあるのに、なぜこんなにも経営難🐨?楽観的すぎるのか?
話はわりと単純単調だけど、ドタバタの前半に笑って、後半の盛り返し
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.3

ダークヒーロー?邪悪なミギー?って思っていたら思いのほかいいやつじゃん…
界隈でど根性ガエルって言われてるのは笑った。
気楽にみれてよかった〜

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

ずっと不穏、厭な違和感。さりげない「あれ?」「え?」が積み上がる不安。
脚本、間合い、音楽諸々、緩急のつけ方がうますぎる。
そしてビンゴゲームの静かな邪悪さが最高。
終盤のネタバラシ以降はB 級サスペ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

キアヌ無双。

種類豊富な銃器とキレッキレのアクション、あとは掃除屋(じゃなかったな、なんて呼ばれてたっけ…)とかコンチネンタルホテルとか、裏社会のかっこよ〜な感じを見せたいだけちゃうんかって気さえす
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.7

完全に世のブームを追いかけるかたちでアニメをみて、気になって原作を覗いてみたらきっちり沼落ちして大人買い。
が、しかし劇場版はしこたま映画館でやっていたのに見逃しつづけてようやくテレビで鑑賞。

人の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

「あの夏」から12年。家族の愛から、他者への愛へ進化した物語。

ネット版美女と野獣というだけでなく、そっと近くで寄り添い見守る人々、もとい合唱団の奥さまたちの愛が素敵…そしてネット技術に長けまくった
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.4

お仕事ものとしての心の成長、田舎のコミュニティ、山ならではの少し不思議な体験、ローカルな奇祭。
そんな楽しい要素が結構な熱量で描かれており、その中心を担う染谷将太の肩の力が抜けているのが良いバランス。
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