てんさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

てんさん

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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.2

なんだろう。きっとこの映画の世界線に自分の配役はないんだろうな、って思いながら観てた。
なんでそう思ったかって、この台詞にいちばん共感してしまったから。

「なんか羨ましいです。そういうの。山田さん見
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.5

チョコレートって特別なお菓子だ。
チョコを贈ったら、それだけで意味が伝わる。
チョコを贈ったら、チョコ以外の形でお礼が返ってくる。

チョコを贈られたら、不思議と相手のことを意識してしまう。
チョコを
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

最初は愛だけあれば充分だったんです。
愛を得るために、地位も権力もお金も捨ててきました。

でも地位と権力とお金が降ってきました。
求めていなかったのに、向こうからやってきたんです。偶然。
地位と権力
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世田谷ラブストーリー(2015年製作の映画)

3.2

「むかしむかしあるところに、妻の不貞を知って処刑してしまった王様がいました。王様は世の中の女の人をすべて憎み、毎日新しい妻を迎えては、翌朝に処刑。」

「それを知ったある娘が王様の妻に立候補するの。婚
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余りある(2021年製作の映画)

3.2

自分も相手から一度離れた心が後に戻ったことって、今まで一回もありません。
心が離れてからも付き合い続けるってどんな感覚なんだろ。惰性で付き合い続けるってどんな感覚なんだろ。

「相手のどこが好きかって
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり〈彼女〉は、ずるくてひどくて弱い女性でした。
でも欠落した部分を埋めたくなる気持ちすごくよくわかるし、この一連の出来事を「〈彼女〉は最低な女だ!」で終わらせたくない気持ちのほうが勝ってしまいま
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

Q1.〈彼女〉は、ずるい女性でしょうか?
A1.間違いなく、ずるい女性だと思います。

Q2. 〈彼女〉は、ひどい女性でしょうか?
A2.間違いなく、ひどい女性だと思います。

Q3. 〈彼女〉は、弱
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

4.5

自分の中でいちばん大好きな映画。
自分がいちばん大好きな映画館で初めて鑑賞した映画だったり、きっと物語以外にも色々と補正はかかってる。
でも変わらず何回観ても面白い。感動する。

この映画は韓国で社会
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.5

大人になってから誰かに心を開くってどうしてこんなに難しいことなんでしょう。

鈴子さんの弟に宛てた最後の手紙、すごく心に響いた。
家族でも恋人でも長く一緒にいられるコツって、いちばん大事なことは「言わ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

なんで勉強ばっかしてきた人って、相手に伝えることが下手くそなんだろう。
なんで自分の伝えたいことを特に工夫もせずに1から10まで捲し立てれば、相手にも漏れなく1から10まで伝わると信じて疑わないんだろ
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

結婚する幸せも、結婚したが故の不幸せも、結婚しない幸せも、結婚しないが故の不幸せも、どれも全部考えたことあるけど。
ん〜。まだどれも選べないな、、、。

大学時代の友人も徐々に結婚し出して、早い人は子
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.8

まだ結婚もしていない自分がこのステージに辿り着くには、この映画に映っているよりも沢山の壁を越えていかなければいけないんだろうけど…

きっと男女がわかり合えることは永遠にないんだろうなと思ってしまった
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クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅(2018年製作の映画)

3.5

あれも上手くいかない。これも上手くいかない。
こんなはずじゃなかった。いつも運が良い人は羨ましい。
そう思ったら、今年はこの映画を思い返してみよう。

“運”ってなんなんだろう。
偶然起こるものだから
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

あぁ。2人は大人になってしまったんだね。
同じ会話劇なのに、9年前とは明らかに別物だ。
もちろんどちらも素晴らしく良いんだけど。
23歳で出会い、32歳での再会か。
こんなにも「大人」を感じてしまうと
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

この映画ももう何回も観ているけれど、なんだろう。今回がいちばん良かった。

以前は2人が会話している時の楽しそうな表情が印象的で、会話の内容に魅力を感じて、観ていて幸せな気持ちになったんだっけ。
6年
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新宿タイガー(2019年製作の映画)

3.0

自分は学生時代に新宿の映画館でアルバイトをしていて、この新宿タイガーさんはよく映画を観に来ていたんです。
残念ながら接客をしたことはなく、どんな人か容姿以外なにも知らなかったんだけど気になっていて。
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.0

美しい2人だった。
容姿も美しかった。でもそれ以上に、関係性が美しかった。

現在の2人の会話を表情を仕草を見ながら、過去の2人はいったいどんな数世紀を経てきたんだろうと想像してしまった。

なんであ
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.8

「ニューイヤーズ・イブ」って言葉が素敵。
なにか新しいことが始まりそうな気がする。
大晦日より、断然ワクワクする。笑

今年は過去数年に比べて、すごく心穏やかに過ごせた。
大切な人も増えたし、5年くら
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.8

他人が幸せかどうかの判断ってすごく難しいよなぁ。
トウマ君がシオンに「幸せの基準は人それぞれ違うんだよ」って教えてて、言われてみれば当たり前のことなんだけど、そうですよねぇ、って思ってしまった。

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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

映像がここまで進化しているなんて知らなかった…最近のアニメ映画のアクションシーン、すごいのね。特級映画に認定します。

この作品は作者もほぼ同年代で、作風や設定が『NATUTO』や『BLEACH』や『
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

同じセリフを喋ってるのに、同じ空気感と同じ笑いは絶対に生み出せないんです。
お笑い芸人は本当にすごいと思うわけです。

大学時代の合宿でいつも、各学年から代表1組ずつを出してコンパ芸を競っていた。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

これで4回目の鑑賞だ。
すごく大好きで、すごく大切な作品。
当時、上映開始後すぐに観に行って「なんて優しい映画なんだ!」と感動した。

最初はミニシアターだけでの上映だったのに、クチコミでヒットしてど
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クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

3.5

こんばんは。今シーズンはクリスマス映画を例年に比べて多く観ましたが、サンタさんのためにクッキーと牛乳を置いておくのが常識だなんて、恥ずかしながら今年まで一切知らなかったてんさんです。

サンタさん、今
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.5

おぉ、、、身に覚えがありますぞ。
付き合いたての「好き好き大好き!」モードも、ちょっと経ってからの情緒不安定具合も、お酒飲んだら我を忘れて人や物に当たり散らかす感じも。
めちゃめちゃ、、、身に覚えがあ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コナーの家族のことを考えると、これは決して美談にしてはいけないし、絶対に許されてはいけない嘘だと思う。
この行為は、最低最悪極まりないと思う。

でも嘘だと認めてからのエヴァンの謝りかたは、結構良かっ
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シャークボーイ&マグマガール 3-D(2005年製作の映画)

3.2

今から16年前、小学生の時に初めて1人で観に行った映画です。
今観たらあの時のワクワクが薄れてしまっているかもしれないと思っていたけれど、決してあの時と同じワクワクではないかもしれないけれど、ちゃんと
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ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

3.2

中学1年生の時に1人で観に行って、すごく心に残った映画を再鑑賞。
その後、原作の小説も読んだ。
中学の卒業文集で好きな曲を「決意の朝に」って書いてた理由がわかった。
この映画の主題歌だったんだ!

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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

そうそう!こういうのでいいんです(^ ^)!
笑えて、迫力あって、短くて。
こう、観たいものがギュッと濃縮されてて満足!!

エディとヴェノムは前回よりも仲良く?なってて、ずっと一緒にいるからお互いに
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.5

俺の、いや俺たちが数十年後に集まった時、きっと懐かしくて爆笑しあうであろうエピソードを聞いてくれ。

俺には中学の時から仲のいい男友達が6人いて、毎年12月31日は集まってみんなでHUBで年越ししてい
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

スマホいじりながら観ようと思ったけど、スポットライトがパッと点いて舞台上で”Seasons of Love”の歌唱から映画が始まった時、あっこの映画好きかもって思った。

その後、車道を自転車で駆けな
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.2

だいぶ久しぶりにMarvelとDC系以外でゴリゴリのアクション映画観た。笑

重厚な音楽と銃撃音でもうお腹いっぱい…
楽しかったけどいつのまにかアクション映画に免疫なくなっててなんか疲れた…

銃撃戦
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

3.8

幼い頃の物事への出会い方って、その後の趣味嗜好に大きく影響するってことをあらためて!
僕は小さい頃からずっと、漫画と小説と映画が好きだ。
出会い方も全部はっきりと覚えている。

初めて読んだ漫画は『犬
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.5

欲しいと思ったものはそう思った瞬間に手に入れようとしないとすぐ消えて無くなる。
でも、手に入れて大切だと思った物もたった一晩で平凡なものに変容してしまう。

すべてを話せるわけじゃないし、相手が答えた
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

あぁどうして僕は、あなたを美しいと思ってしまうんでしょう。

微塵の優しさも感じられない刺すようなその瞳を、なんの躊躇いもなく引き金を引くその仕草を、狂気的に踊るその腰使いを。
どうして、美しいと思っ
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スプリット(2017年製作の映画)

3.5

傷つくことを、傷つけられることを、苦しむことを、失意に沈むことを、「進化」すると呼ぶんですね。
苦しんだことのない魂には、存在価値などないそうです。

スリラーでホラーな映画なのに、静かに、静かに進ん
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

ずっと観たかった!そして面白かった!
愛すべき馬鹿馬鹿しさに拍手!
誰かと永遠に同じ1日、過ごしてみたい!

無駄な1日を過ごすことをみんな嫌うし、
無駄な時間を過ごすことも嫌だけれど、
愛すべきパー
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