てっぺいさんの映画レビュー・感想・評価

てっぺい

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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

【綾野剛を愛でる映画】
家族とは何か。1人の男の人生を軸に、様々な家族の形が描かれ、見終わってみれば心にずっしり残る重厚感。緻密な脚本力も光り、綾野剛の多彩な演技力を愛でる意味でも見応えのある一本。
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.5

【斬らない殺陣映画】
シリーズ通してのスピード感溢れる殺陣の迫力。最終章ならではのアベンジャーズなワクワク感。“不殺”を貫く、本シリーズならではの一本気。魅力がたくさん詰まった映画。
◆概要
和月伸宏
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

4.0

【逆転の発想映画】
オリンピックと新技術という今の日本ならではの要素を組み合わせた、自由でワクワクな脚本。こと前に進む発想しかないリニアと銃弾が、逆転の発想で繋がる描写は鳥肌モノ。個々のキャラがコナン
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

【エンドロールから顧みる映画】
エンドロールで気づかされる、劇中のノマド達が全員実物だという衝撃。ノンフィクションをノンフィクションのまま映画化したピカイチの作品力で、どの作品よりも、登場人物の悲哀や
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

【卒業する映画】
人物像掘り下げまくり。過去映像も要所で使い、当然ながらの作品愛に溢れてる。ストーリーそのものも抜かりなく、全ての要素を使った伏線回収で、この途方もない25年のシリーズを見事に完結、卒
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

【くすぐる映画】
趣味や思考が徹底的にかぶる男女。その奇跡の連続に否応なしに恋に落ちていく描写が胸キュンの嵐。迎える結末もどこか穏やかでほっこり。ウィットに富んだ表現満載で、脳や心が
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.5

【輝く映画】
山場のシーンで、人生の素晴らしさを全力で伝えてくれる。まるで自分の生き方まで輝かせてくれるような強烈なメッセージを持った映画。独創的な“ソウル”の世界も、キラキラ輝く素敵な映像美。
◆概
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

【救う映画】
ワンダーウーマンが世界を救う!飛んで蹴散らす縄投げ爽快アクション、王道のヒーローもので、メッセージも伝わりやすい。大作が次々と延期になる映画界の年の瀬も救う一本。
◆概要
「ワンダーウー
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

4.0

【ドラ泣き映画】
前作に続き、今作でもボロボロに泣ける、ドラ泣き顕在。そんなラストのために全編があると思えるほど。幼少ののび太やしずかちゃんが可愛すぎる別の楽しみ方もあり、往年の
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

【主役が食われる映画】
主人公が鬼に…ではなく他のキャラに取って食われる映画。でもその分ラストで号泣、人物像掘り下げまくりで、主人公達の事ももっと好きになる。映像美も抜かりなし。話題作として然るべき映
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

【家族に会いたくなる映画】
コスプレで家族写真を撮っちゃう仲良し家族。そんな写真家の次男の成功物語と、東日本大震災が家族のキーワードで見事に繋がる脚本力。様々な角度から描かれる家族愛の雨に打たれ続けて
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

【挟み撃ち映画】
大破した車が元に戻り、弾丸が銃口に戻る不思議な“逆行”アクション、そして本物のジェット機が突っ込むど迫力の映像美。伏線回収で過去と未来が繋がる脚本力。劇中で何度も出る言葉の通り、そん
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

【レス映画】
人種も性別も、マイノリティーがマイノリティーとして描かれず普通に存在する、偏見もジェンダーもレスなイマドキ映画。友情物語もオシャレ感も、本気で笑わせにくるコメディ要素も、映
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.5

【足映画】
“男版アナ雪”と称される、魔法で繋がる兄弟の絆。監督の実体験に基づくラストは、そんな兄弟愛の本質を見るよう。個人的には下半身だけ蘇る父との“足でとるコミュニケーション”の表現が
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

【視覚的殺意映画】
見えない何かに襲われ続ける恐怖。錯乱を助長する音の効果も手伝い、何もない空間の映像が、“視覚的な”殺意に満ちた恐怖の絶頂に変わる不思議。どんでん返しや衝撃のラストも含め、脚本
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

【地引き網映画】
映画中に大量に散りばめられた伏線が一気に回収されるラストは、まるで映画の地引き網。そんな網の中に、隠れキャストが見つかる宝探し要素もあり、絶景を楽しむ眼福要素もある。映画の漁獲高は大
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劇場(2020年製作の映画)

3.5

【観劇と作劇をしたくなる映画】
のめり込んで劇を見るような観劇のワクワク感と、本が一つの劇に変わっていく作劇のワクワク感。一つの恋物語も、又吉らしい言葉選びのナレーションで、奥深い心の機微の物語に変わ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

【プレイリストムービー】
本作のビジュアルのような、美しい色使いが多用される眼福映画。各シーンには歌詞の和訳がつくほど意味が合致したBGMが選曲され、まるで音楽のプレイリストを映
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

【毒母映画】
男にだらしなく、育児放棄する胸糞毒母。それでもその母に応えようとする息子が迎える衝撃的な結末とその訳。事実に基づく骨太映画で、長澤まさみの怪演にも注目。
◆概要
実際に起きた事件に着想を
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.5

【逆殺人鬼映画】
勧善懲悪なのか、見る側の気持ちが揺らぐ映画。それほど主人公に降りかかる無慈悲さと、それにより発する彼の狂気が突出している。昔のシリーズだとナメてたら、気持ちをえぐられ持
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

【無限のワクワク映画】
動物に限らず、巨大なクリーチャーから小さな昆虫まで、生きとし生けるものと会話ができる無限のワクワク感。個性爆発のそんな動物達が延々と笑わせにくる笑、王道のファミリーコ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

【何気に眼福映画】
「若草物語」の映画化。それぞれキャラが違う四姉妹の物語が、小説を書く次女の目線で一つの小説になり映画になっていく芸術的な脚本。衣装や景色が何気に美しすぎる眼福映画。
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

【自由すぎるゾンビ映画】
ゾンビに嗜好品がある世界。コーヒーにギターにWi-Fiまで笑、どこか愛らしいゾンビ達と対峙する主人公達の、後半散発される自由すぎる発想に、爆裂笑わされ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.0

【感情大忙し映画】
女子高生達の笑顔溢れる無限の元気にパワーをもらいつつ、培われていく揺るぎない友情に何度も涙する、感情大忙し映画。豊かな映像表現も光る。
◆概要
韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」(
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

【無敵のハッピームービー】
マフィアの愛人が命を追われて修道院に匿われる、これだけでまず面白い。主人公を起点に、シスター達が個性を開花させ、ノリノリ音楽満載でみんながハッピーになっ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

【チョコっといびつな真理愛】
LGBTカップルが他人の子(障害児)と次第に家族になっていく。少しいびつだからこそ、彼らの魂で繋がる真実の人間愛に胸を打たれる。迎えるラストは、事実に基づく物語である事を
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.5

【LGBTQゴーストライター】
性的マイノリティの才女が、同じ女性に想いを寄せる男の恋をゴーストライター的に手伝う映画。詩的で文学的な表現や、クスクス笑えるコメディ要素が満載。結論がな
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

【見どころのアベンジャーズ】
クリヘムの臨場感たっぷりなガンアクション。自在なカメラワークの12分間圧巻ワンカット。少年と次第に心通わせる映画のあたたかさ。誰かと語りたくなるラストシーン。匂わす映画の
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感染列島(2008年製作の映画)

3.0

【感謝が湧く映画】
まさに今のコロナのような状況を、医療の目線で切り取った映画。院内感染など今の状況とリンクする描写はもちろん、過酷な環境で、家庭を犠牲にし文字通り命がけで医療に当たる姿が胸を打つ。今
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

【ホラーテイメント映画】
24時間自分が知らずに中継されていた、妻も親友もフィクションだった世界。完全にホラーながら、ストーリーの進み方の面白さはエンターテインメント。見方によってジャンルが大きく変わ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

【恐怖が感染する映画】
まるで今のコロナウイルスの状況をそのまま映画にしたような2011年の作品。今の状況と合致しまくる不気味さと、その先に描かれる暴動や略奪に、もう映画の恐怖ではなく身近に起こりうる
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

-

【予言する映画】
2020年東京オリンピックを、その中止論まで、1988年に予言していた映画。それにとどまらず、その世界観、圧倒的で緻密な映像美、リミックスされたクリアな音声で没入必至。個人的な思い入
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

【ループにハマる映画】
主人公が無限ループにハマる映画。ホラー要素だけでなく、サスペンスもラブロマンスもある豊富さと、鮮やかな伏線回収。あのユニバーサルのOPクレジットすらループする映像の工夫に、続編
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

【急所を突く映画】
キャストもスタッフも女性が主軸。激カワな悪カワクイーンチームが男の急所を蹴散らす様は、もはや男でも快感。そんな中にもセクシュアリズムや人種のダイバーシティも内包する巧みさ。まさに映
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

【リバー・フェニックス愛】
謎の死を遂げる人気俳優、それを受け入れ成長する少年の物語。監督自身の経験から着想を得たという本作は、若くして天逝したリバー・フェニックスへの監督の溢れる愛そのもの。随所に描
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

【3.11を知る映画】
あの日福島原発で何があったのか、まさに命がけで大惨事を防いだ男達を知る、特別な存在価値のある映画。その臨場感もさながら、沢山の事実を伝える本作は、3.11と復興五輪を控えるまさ
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