いぐあなさんの映画レビュー・感想・評価

いぐあな

いぐあな

映画(235)
ドラマ(3)

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.1

原作著者は、この話はあり得ない、と話す。
これはホロコーストをテーマにした創作。

それを分かっていても、絶望的な気持ちになる。
胸を劈き、息が出来なくなるような苦しみを感じる。
背景にあるのは事実で
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.7

ブルース・リーのカンフーを最大限魅せるための名画。

考えて見てはならない。
感じろ。

Don’t Think!
Feeeeeel!!

昔の香港の風景が見られるのもまたよき。
後半に行くにつれ、ど
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.3

とある年の12月25日から元旦の朝までの間に起きた、不思議な大人のファンタジー。
東京版「クリスマスの奇跡」

しょぼくれたおじさん、おかまおばさん、女子高生の三人のホームレスがクリスマスにゴミ捨て場
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

三時間という時間をかけ、生と死・善と悪・そして罪と罰という問いを投げかけるファンタジー。

時にコミカルにシニカルにシュールに。
めちゃくちゃ嫌なやつが徹底的にやられていくのは、だれもがざまあみろって
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.1

妻を亡くした老いた父と年頃の娘の父子の絆。

働き盛りの女性陣がみな聡明で美しい。
中でも岩下志麻がずば抜けて、輝きを放っている。強く美しく、妖艶。

おっさんがガヤガヤと同窓会を開き、机にはだるまウ
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ケス(1969年製作の映画)

3.9

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」からのケン・ローチ監督第二作目。

1969年公開。

本作もまた、労働者や社会的弱者に焦点をあて、淡々と描かれる。
舞台は薄暗い炭鉱の街。
いじめられっ子のキャス
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インポッシブル(2012年製作の映画)

4.0

賛否両論のこの映画。
津波の恐怖を嫌というほど実感している日本人と津波なんて全然知らない外国の方、
日本人でも津波の被害にあった方、そうでない人では感じ方が違うかと。

2時間という枠の中で、津波がど
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

どこまでも己の信念を貫き通すパパ・グイド。
イタリア人らしい明るくユーモアがある、軟派なやんちゃ男。
まあよく喋る喋る。ほら吹いてまた喋る。
Buongiorno! Principessa!
なんか小
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.1

ぽやーんとしながら観て良い映画。

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、
この三人が揃って外すわけがない。
時にシュールで、時に苦味があって、
のんびりゆったりゆるーい、コメディドラマ。
心がほっこり
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.1

日本の宇宙怪獣モノの元祖。
初代ゴジラ無くしてエヴァはない。

1954年製作、終戦からまだ9年。
同年春、ビキニ環礁沖水爆実験で第五福竜丸が被爆。
国民が復興に向かう日本で、広島長崎の記憶が新しい中
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.2

公開時に観賞後、久しぶりの視聴。
知的障害のあるサムと売春婦の間に誕生したルーシー。
公開当時は、赤ん坊を懸命に育てるサムとルーシーの親子愛に涙した記憶があったが、
今見るとまた違うものを感じ、感動を
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ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)

3.8

パキスタン、サッチャル・スタジオのドキュメンタリー。

イスラム軍事政権により音楽を奪われた芸術の街
、パキスタン・ラホール。
伝統や文化を絶やさないために立ち上がった男たちが、新しい音楽を取り入れな
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.1

2度目の鑑賞。
脚本家・俳優、マット・デイモンを思いっきり堪能できる映画。
ロビン・ウィリアムズの安定の医者役。なんでこの人は少し陰のある心優しいお医者役がこんなにも似合うのだろう。
(パッチアダムス
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スモーク(1995年製作の映画)

3.9

ブルックリンにある煙草屋さんにふらふらと集まる、市井の男たちを描いたオムニバスストーリー。
特に伏線が交差するわけでもなく、他者からしたら取るに足らないような、彼らにとってはちょっとだけイレギュラーな
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.9

2度目の鑑賞。

七人の侍を観てからの、スピルバーグ。
いつかやってみたかったこの流れ。

冒頭のノルマンディ上陸作戦といい、ライアンを探しに行く道中の戦いといい、目を逸らしたくなるような映像ばかり。
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.6

Stand by me が聴きたくて。
夏休みといったらこれ。
個人的統計では、父親が息子に見せたがる映画TOP1。
男の子が好きな映画ですよね。

ベリーパイ攻撃とヒルのシーンが気持ち悪すぎて大嫌い
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.1

ふたりの少年の、純粋すぎる友情の物語。

エリックのピュアさに涙腺崩壊。
ただ、友達を助けたいだけ。
初めて心から打ち解けた親友に、いつまでもそこにいて欲しいだけ。
ただその一心。
大人からみたらバカ
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.3

3時間半弱の長さに手を出せずにいたが、
時間がある今、ようやく手を出せた七人の侍。

冒頭部、農民が何言ってるのか分からず、
その後もそんな部分が少なくはないけれど、
それ以上に惹きつける映像の数々に
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.3

これが実際に起きた事象ということに、驚愕。
ドクターや登場人物にこそ創作はあるようだけど、この奇跡が事実。

これを見る前に、尊厳死を扱った映画「Me Before You」をみて死生観についていやほ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

エンニオ・モリコーネを偲んで、3作目。

豪華すぎる出演陣。
衣装はジョルジオ・アルマーニ 。
みんな、おっしゃれ!!

1930年代アメリカ・シカゴ、実際に起きた禁酒法をめぐるギャング、アル・カポネ
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.1

アメリカン・ヒストリーXの後に観たので、感動ひとしお。
こういう繋がりもあることに安堵する。

はなのすきなうし-Ferdinand
今こそ大人が読みたい絵本。

実在のNFLアメフト選手マイケル・ル
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.9

タイムリーなテーマ、安楽死、尊厳死を問う映画。
※邦題は意識しないで見た方が。。。

主人公は事故で脊椎損傷を四股麻痺となり名家である実家で静養する実業家の青年と、家族の生活を背負い、彼の介護者として
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

アメリカという国が病的に抱える問題。
人種差別を一つの家族の歴史とともに描いた映画。

消防士であった父が黒人に殺された事でネオナチとなり、街で白人至上主義を率いていた兄。
その兄を神と崇め、自身もネ
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.0

これはもう、原題「St. Vincent」のまま観て欲しい映画。
タイトルに深い意味がある。

隣に住む粗くてぶっきらぼうなおじいちゃんと、その横に引っ越してきた少年の友情。
ベトナム戦争に従事し、人
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あの日の声を探して(2014年製作の映画)

4.2

父母は銃殺され、残された赤ん坊の弟を抱え逃げるチェチェン難民の小さな少年"ハジ"
EUの人権委員会としてチェチェン紛争の人道的支援をするフランス人女性"キャロル"
そして補導され警察によって軍に入隊さ
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.2

アメリカ旅行中に夫と喧嘩し車をおりたぽっちゃりドイツ人女性が辿り着いたバグダッド・カフェ(兼モーテル)で出会ったのは、眉間にしわありまくり不機嫌の塊、夫までも出て行ってしまったカフェの女主人。
アメリ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

淡々と進むストーリー、抑揚が少ないのにたまにシュール。
フィンランドなのにどこか小津安二郎を感じさせる。

レストランのみんなはやる気がなくてふざけているのかと思ったら本人的には本気だったり、
突然全
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.4

元NASAエンジニア、ホーマー・ヒッカムJr.さんの自伝を映画化した作品。
ホーマーさんと友人たちが若き高校生の頃、宇宙を夢見てロケット作りに挑戦した日々が描かれる。
実話とは思えない、スカッとする展
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

家庭に問題を抱える、多感な時期な少年少女のためのグループホームを舞台に、
そこで働くスタッフと心に傷をかかえる子供たちの姿を描く。

柔らかでピュアな子供の心は、簡単に傷つき、一度付けられた傷は深くえ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

優しさしかない。
命をかけて映画を愛する人たちを描いた、映画愛が詰まった映画。

第二次世界大戦直後、
まだまだ戦争の傷跡が色濃いシチリアのはずれ、ジャンカルド村。
多くが労働者層である荒っぽい村人た
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.2

ルパンの中でもずば抜けて良い話。
緑ルパンなのに中身が赤ぴんくルパン風なのがまた好きな理由。
宮崎駿推しとしては必ず押さえておきたい一本。

ルパンも銭形警部も、次元も五右衛門も不二子ちゃんもみんなみ
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.2

1984ー1985年イギリス、サッチャー政権下の炭鉱ストライキを行う炭鉱組合へ、ロンドンの同性愛者の若者たちがLGSM(炭鉱夫支援同性愛者の会)という形で、支援した実話を元にしたストーリー。
(映画リ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.9

白人以外の多様な人種が住むようになった街デトロイトに住み続ける、
1950年代を引きずる元軍人でマッチョで超頑固なポーランド系アメリカ人のおじいちゃん。

朝鮮戦争で心にトゲが刺さった元軍人、というス
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.2

逆シンデレラ!ローマの休日的な要素も!
ヒュー・グラントが素敵♡
ジュリア・ロバーツが可愛い♡
こんなラブストーリーなら何本でも観たい!
大好きな一本。大人のラブコメ。

ラブストーリー部分はもちろん
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.1

映画「シンプル・シモン」のシモン兄弟をみていて、ギルバート&アーニー兄弟がその姿にかぶり何年ぶりかに視聴。

原題はWhat's Eating Gilbert Grape?
何がギルバートを苦しめてい
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.8

囚われの皇帝、清王朝最後の皇帝、愛新覚羅 溥儀の一生を描いた映画。
大学生ぶりに視聴。
英語なのがやはりひっかかる。
難しいとは思うけど、そこはやはり中国語?漢語?でやって欲しかった。

が、この壮大
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