大傑作。自分のために許すこと。嫁も、兄弟も、自分に耐えられない。孤独。人間の精神を撮り得ている。ラング的大衆。
2話目のフェリーニ脚本の話がヤバ過ぎる。禍々しい。カットインされる浮浪者の笑顔が不条理そのもので絶望した。大衆。ヤギ。辿り着く。
神もマルクスもジョンレノンも死んだ。「パン」と「ワーグナーを愛すること」を等価交換。想像しよう。
おそらく3、4年前に原作を読んだのだけれど、よく覚えている。なぜかパン屋をどう襲うかを真剣に考えてしま>>続きを読む
オールタイムベスト。最強。ショットありきで作ってる。大好き。お母さん死ぬかも!を軸になんとかしてる。娘結婚するかも!を軸になんとかしてる小津と一緒。とにかくショットがヤバすぎる。好きすぎ。自然、街、室>>続きを読む
楽しい。サソリ、ウシ、クソガキ、キリン。シュールをガチでやってるから良い。映画はシュールをガチでやれる表現だということの自覚が重要。
このレビューはネタバレを含みます
視線の映画。裁判所にある斜面の写真が良い。マジでひどい男。俺でもそうする。そして無罪と保険金勝ち取る。裁判は不毛なので。そこに愛が乗っかっちゃってこんなことに。激重でメンヘラだからそりゃこうなる。でも>>続きを読む
序盤のフォード的勢いもいつものように素晴らしいけど、後半が凄い。神掛かっている。帽子で作る影、置き去りにしていく仲間、荒野、雲、岩場の影、亡霊。砂漠は水ぐらい良い。教訓的物語にも仲間の死に様が影を落と>>続きを読む
馬が速過ぎる。犬も速過ぎる。
「若者が死ぬのはよくない」「老人が止めないといけない」からの負傷者ゼロ。反戦。
このカッコよさ、このコメディ、群衆、強い女性。宮崎駿は間違いなくフォード、ホークスを継承し>>続きを読む
長回しは映画の嘘を暴くと同時にリアリティを付与する。ここには霊的世界が存在している。
雄弁なショットの数々。「語り得るものを映し、語り得ぬものを映す」の極北。
悪人であり善人でもある主人公に訪れるのは、地獄であり天国でもある終わり。
切り返さないこと。
「映画で言われている台詞が全て理解出来るのであれば、それで映画の内容が理解出来るのであれば、目を閉じればいい。私達の仕事はラジオ放送ではありません。私達の仕事は映像と音です。」b>>続きを読む
昼と夜、明と暗、静と動、あらゆる対立した要素を行き来することで生まれる緩急。ダニエル・シュミットは映画作るのうま過ぎ。
「何を考えてる?」「何も。」
不条理。
終わりみたいに始まる。現世と前世がシームレスでマジカル。すごい。画面もずっとすごい。映画作るのうますぎ。降り止まぬ発泡スチロールで終わる。
記憶は創作だということ。楽しい。ホテル一本でここまでやれる。
ギャグマンガ過ぎる。ヒロインかわいい。変なことたくさんしてて良い。やりすぎだけど。スベリも愛嬌。撮影ゆったりしてるけどテンポ早くて変なリズム。三宅唱による良い画が定期的に来てそれも変。見れた。
まず場が良過ぎる。緑の木々と水。群衆。引いても寄っても良い画面。
ガキ共の不法侵入で始まる。法を犯す。ナンパ(恋)をする。語る。社会がある。これが人生。人生は映画的瞬間の連続。撮るに足らぬ瞬間などない>>続きを読む
映像的おもしろをガンガンやる感好き。それは自ずと反権力になるし、だからこそ若者の映画になる。ラストのカメラの動かし特に良い。
精神的ロードムービー
あっちいったりこっちいったり
ホン・サンスは最初からずっと「物語」じゃなくて「映画」撮ってる