運転さんの映画レビュー・感想・評価

運転

運転

水の話(1958年製作の映画)

5.0

「水の話」って良過ぎる。ナレーション含め音がいかに重要かということ。キレッキレ。

失われた週末(1945年製作の映画)

5.0

とにかく脚本が良過ぎる
発狂がガチの発狂で笑った

彼女はひとり(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ところどころ変で良いとこもあるが総じてテレビ的。可能性はぼんやり感じる。

激怒(1936年製作の映画)

5.0

大傑作。自分のために許すこと。嫁も、兄弟も、自分に耐えられない。孤独。人間の精神を撮り得ている。ラング的大衆。

ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)

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染谷将太の顔。踊るとこ。ロケット花火ガチで危なくて笑った。

アモーレ(1948年製作の映画)

5.0

2話目のフェリーニ脚本の話がヤバ過ぎる。禍々しい。カットインされる浮浪者の笑顔が不条理そのもので絶望した。大衆。ヤギ。辿り着く。

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

5.0

フォードのベストで、人生の教科書。
誇り高くあれ。

パン屋襲撃(1982年製作の映画)

5.0

神もマルクスもジョンレノンも死んだ。「パン」と「ワーグナーを愛すること」を等価交換。想像しよう。
おそらく3、4年前に原作を読んだのだけれど、よく覚えている。なぜかパン屋をどう襲うかを真剣に考えてしま
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冬の河童(1995年製作の映画)

5.0

光と音を捉え得ている。凄い。もっと見られるべきだろ。

イみてーしょん、インテリあ。(1985年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。最強。ショットありきで作ってる。大好き。お母さん死ぬかも!を軸になんとかしてる。娘結婚するかも!を軸になんとかしてる小津と一緒。とにかくショットがヤバすぎる。好きすぎ。自然、街、室>>続きを読む

Barres(1984年製作の映画)

5.0

アナーキーをクラシックに撮る。
それが一番アナーキー!

黄金時代(1930年製作の映画)

5.0

楽しい。サソリ、ウシ、クソガキ、キリン。シュールをガチでやってるから良い。映画はシュールをガチでやれる表現だということの自覚が重要。

妻は告白する(1961年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

視線の映画。裁判所にある斜面の写真が良い。マジでひどい男。俺でもそうする。そして無罪と保険金勝ち取る。裁判は不毛なので。そこに愛が乗っかっちゃってこんなことに。激重でメンヘラだからそりゃこうなる。でも>>続きを読む

三人の名付親(1948年製作の映画)

5.0

序盤のフォード的勢いもいつものように素晴らしいけど、後半が凄い。神掛かっている。帽子で作る影、置き去りにしていく仲間、荒野、雲、岩場の影、亡霊。砂漠は水ぐらい良い。教訓的物語にも仲間の死に様が影を落と>>続きを読む

黄色いリボン(1949年製作の映画)

5.0

馬が速過ぎる。犬も速過ぎる。
「若者が死ぬのはよくない」「老人が止めないといけない」からの負傷者ゼロ。反戦。
このカッコよさ、このコメディ、群衆、強い女性。宮崎駿は間違いなくフォード、ホークスを継承し
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雨月物語(1953年製作の映画)

5.0

長回しは映画の嘘を暴くと同時にリアリティを付与する。ここには霊的世界が存在している。

ある結婚の風景(1974年製作の映画)

5.0

会話劇を撮るなら見るべき。
あと婚姻届提出前に視聴を義務化するべき。

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

5.0

雄弁なショットの数々。「語り得るものを映し、語り得ぬものを映す」の極北。
悪人であり善人でもある主人公に訪れるのは、地獄であり天国でもある終わり。

M(1931年製作の映画)

5.0

切り返さないこと。

「映画で言われている台詞が全て理解出来るのであれば、それで映画の内容が理解出来るのであれば、目を閉じればいい。私達の仕事はラジオ放送ではありません。私達の仕事は映像と音です。」b
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

5.0

昼と夜、明と暗、静と動、あらゆる対立した要素を行き来することで生まれる緩急。ダニエル・シュミットは映画作るのうま過ぎ。
「何を考えてる?」「何も。」
不条理。

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

5.0

終わりみたいに始まる。現世と前世がシームレスでマジカル。すごい。画面もずっとすごい。映画作るのうますぎ。降り止まぬ発泡スチロールで終わる。

stay チューン(2012年製作の映画)

5.0

ギャグマンガ過ぎる。ヒロインかわいい。変なことたくさんしてて良い。やりすぎだけど。スベリも愛嬌。撮影ゆったりしてるけどテンポ早くて変なリズム。三宅唱による良い画が定期的に来てそれも変。見れた。

宝島(2018年製作の映画)

5.0

まず場が良過ぎる。緑の木々と水。群衆。引いても寄っても良い画面。
ガキ共の不法侵入で始まる。法を犯す。ナンパ(恋)をする。語る。社会がある。これが人生。人生は映画的瞬間の連続。撮るに足らぬ瞬間などない
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Lick the Star(1998年製作の映画)

5.0

映像的おもしろをガンガンやる感好き。それは自ずと反権力になるし、だからこそ若者の映画になる。ラストのカメラの動かし特に良い。

気まぐれな唇(2002年製作の映画)

5.0

精神的ロードムービー
あっちいったりこっちいったり
ホン・サンスは最初からずっと「物語」じゃなくて「映画」撮ってる

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