てつこてつさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.5

東アジアでは唯一同性婚が正式に認められている台湾映画だけあって、LGBTQの方々への様々な権利を守ろうという意識も高いのか、古くは台湾時代のアン・リー監督による「ウエディング・バンケット」、比較的近作>>続きを読む

バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

3.3

Netflixに加入して初めて見た欧米のオリジナル映画が米国版「バード・ボックス」。サンドラ・ブロックが製作、主演を務めていることもあって、斬新な視点のパニックスリラー作品で自分は大好きだったので、数>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

第75回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作。

タイトルとジャケ写から「まあ良くありがちな倦怠期の夫婦かカップルの別れ」を描いた作品かと思いきや、監督がパク・チャヌクだけあって、大きく裏切られ、予想の遙か斜
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宋家の三姉妹(1997年製作の映画)

3.4

U-NEXTで劇場公開時以来の再鑑賞。これだけ壮大なテーマと豪華女優陣の共演なのに、何故か、内容に殆ど記憶が無かった理由も判明。

タイトル通り、中国・清王朝の終焉期頃から名家として名を馳せた宗一族(
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.8

ああ、これは下手な書き方をしてしまうとネタバレになってしまうから気をつけねば・・。

事前情報を殆ど仕入れずに鑑賞したせいで、多少のツッコミどころはあっても、かなり楽しめた。

マンホールに落ちて脱出
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ヒプノシス/催眠(2020年製作の映画)

3.5

U-NEXTで見つけた思わぬ拾い物。

ハリウッドや韓国映画におけるB級ホラーの個人的な楽しみは、失礼ながら大作で主演を張るほどのスター性やルックスを持っていない比較的無名な役者さんたちを知ることが出
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ガチ星(2018年製作の映画)

3.3

自分が邦画を見ていなかった頃のヒット作を見たい・・という事で、「海猿」を探していたら、Netflixの検索結果で何故か引っかかってきて、スポ根物は好きなのでとりあえず鑑賞。

スポ根とは言っても、若者
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.0

せっかくなので、こちらの続編も連続視聴。前作同様、TOTOが全面協力。

結局のところ、第一作と同じ笑いの取り方をしてるので、この続編は少々パワー不足。

オープニングのコロッセオのセットや、グラディ
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.3

原作漫画は未読。この劇場作品も公開当時大ヒットしたが、今回初鑑賞。

良い意味で奇想天外なストーリーは原作漫画によるところが多分に大きいんだろうけど、キャスティングの素晴らしさよ!

主役の古代ローマ
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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.2

劇場公開時に大ヒットし、セカチューブームが到来していた事は当然知っていたが、恥ずかしながらの今になっての初鑑賞。原作も未読。

こうやって鑑賞し終えてみると、やっぱり公開時の自分自身がもっと若かった頃
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隣人-The Neighbors-(2012年製作の映画)

4.0

Filmarksを始めるずっと前、韓国映画にハマりだした時に、とにかくありとあらゆる韓国映画(韓国語は出来ないと書かれているのに日本未発売の作品は韓国版DVDまで購入して!)をアイウエオ順のリストで非>>続きを読む

善惡の刃(2016年製作の映画)

3.6

韓国映画にハマり始めた頃にレンタル視聴した作品がU-NEXTで配信開始。

ここ数年で沢山の韓国映画を見続けてきたお陰で、今になって、主役が好きな役者さんであるチョン・ウ、冤罪被害者の少年役がカン・ハ
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8人の女たち(2002年製作の映画)

4.5

自分にとっては衝撃的だったフランソワ・オゾン監督初体験作品。劇場公開時以来の再鑑賞。

原作が戯曲で、フランスではもちろん、日本でも何度か劇場公演されているだけあって、要所要所の見せ方がとっても演劇調
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涙そうそう(2006年製作の映画)

3.0

1990年代後半から2010年代までの邦画は殆ど見ていないので、話題作を中心に今後は見ていこうと思う。で、「眉山」に続いての「涙そうそう」。

森山良子作詞のこの名曲はもちろん知っていたが、それをモチ
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死を告げる女(2022年製作の映画)

3.0

個人的に贔屓の俳優、シン・ハギュンが出演しているので鑑賞。

シン・ハギュンのこういう役どころは久々の感があるので素直に嬉しかったが、サイコスリラーとしては微妙な出来。

この手の作品は韓国映画のみな
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眉山 -びざん-(2007年製作の映画)

3.0

先月徳島に旅行し、眉山のロープウェイ山頂にいまだにこの映画のポスターが貼ってあったので、U-NEXTで検索したら無事発見。

さだまさしの原作は未読。長崎県出身の彼が、何故、これだけ徳島色が全面に出た
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ダークグラス(2021年製作の映画)

2.8

ダリオ・アルジェント監督久々の最新作!失礼ながら、まだご存命とは知らなかった。

鮮血の美学を貫く姿は好きだが、「サスペリア・テルザ」とか晩年に入ってからの作品は、さすがに「サスペリア」「サスペリア2
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東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

3.3

SIDE:Aを見たので続けて鑑賞。

前編がハマらなかった人は、このSIDE:Bでは、よりコロナ禍に開催された東京五輪の政治・社会的側面にフォーカスが当たっているので、おそらくより厳しいかとは思われる
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東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

3.5

スポーツ全般が好きだし、このコロナ禍に実施された東京五輪も、日本で中継された競技種目はほぼ全部録画視聴したくらい個人的には思い入れが大きい大会なのでアマプラで視聴。

まず驚いたのは、先日鑑賞したWB
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

どんよりとして陰鬱な気持ちにさせる作品ではあるが、内容が濃密で世界感に引き込まれた。

阿部サダヲの独特な容貌を活かしたこの役どころは見事にハマっていて、ちょっと言い過ぎかもしれないが「羊たちの沈黙」
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.7

これ、アマゾンプライムでもう配信されてるんだね。いくらなんでも早すぎない??まあ会員としては嬉しい限りなんだけど。

ここ二年くらいのにわかプロ野球ファンとしては、東京五輪同様に今回のWBCも、それこ
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かくれんぼ(2013年製作の映画)

3.6

U-NEXTのジャケ写だと、もっとホラー寄りのテイストだったので、そういう作品かと思いきや、かなり骨太な心理サスペンススリラー。主人公が見る悪夢の描写はホラーテイスト満載だったりするが、それは「模倣霊>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.6

「新感染 ファイナル・エクスプレス」の監督ヨン・サンホが脚本を手掛けているということで鑑賞。

アクションエンタテインメントの大作としてなかなかの出来映えで流石だなあ。ゾンビと謳ってはいるものの、「新
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.0

確かにタイトルに'THE END’と入っている通り、もうこれ以上の続編の製作は無いだろうと予想(希望?)させる結末。

一応、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督のリブート版三部作の最終編ということだが
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ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズカット版(2010年製作の映画)

2.5

1993年製作のオリジナル版の雰囲気がとても好きだったので、17年もの歳月を経て、同じ石井隆監督の手で正統続編が製作されていたと知り、U-NEXTで早速鑑賞。

ディレクターズカット版・・すなわち、上
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狼たちの墓標(2021年製作の映画)

-

久々の途中離脱作品。よって評価は無し。二回トライしたんだけど、同じようなキャラ設定の浅~く描かれた人物が複数登場し、人間関係が複雑で、韓国ノワール作品は沢山見てきた自負はあるものの、途中で置いてけぼり>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

3.7

ジャケ写のイメージよりも随分と重いストーリーなのに驚いたが、三姉妹をそれぞれ演じた女優陣が、各々の個性をしっかりと出しており、見応え大。韓国のいくつかの映画祭で主演女優、助演女優賞を獲得しただけのこと>>続きを読む

潜入(2006年製作の映画)

2.0

ビッグスターが出演しているからといって、必ずしも見応えある良作ばかりではない・・というお手本のような作品。

ファン・ジョンミンの名前に釣られてレンタルしてみたが、オープニングタイトルから10分くらい
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.6

なかなかの佳作。

時代はソウル五輪を二年後に控えた1986年、舞台となるのは国道が通らず、おまけに駅すらないため、住民たちは最寄り駅まで危険を覚悟で線路を歩かざるを得ない小さな田舎町。そこで暮らす一
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ヌードの夜(1993年製作の映画)

3.6

以前から見たかった石井隆監督作品。

邦画ではなかなか難しいハードボイルドな雰囲気が見事に出ていて個人的に好きな作品。

主演の竹中直人は、「シコふんじゃった」や、最近では「翔んで埼玉」のようなコミカ
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愛に奉仕せよ(2022年製作の映画)

3.3

「ビー・デビル」「シークレット・ミッション」という全くテイストが異なる二作品のチャン・チョルス監督作品だが、これまた違う作風で、なかなか見応えがあった。

時代と舞台は1970年代の北朝鮮と思われると
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

原則、映画鑑賞の際は、なるべく事前情報を仕入れないようにしているのだが、本作に関しては裏目に出た。まさか、150分もの上映時間をもってしても話が完結しないとは・・。幸い、来年には続編が公開されそうなの>>続きを読む

声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

3.8

事前情報無しで鑑賞したら、ぶっちゃけ、軽く本作の倍以上の制作費を掛けているかと思われる「非常宣言」より、ずっと面白かった!やっぱり脚本が作品の命だね。

ここまで巧妙で大規模なの?と思わせる韓国におけ
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.5

ルイ・マル監督作品「五月のミル」の後に続けて見ると、やはり、ホン・サンス監督作品ってフランス映画のテイストに凄く近いと実感する。

まあ、本作は「アバンチュールはパリで」に続いての、ほぼ全編フランスロ
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五月のミル(1989年製作の映画)

3.5

学生時代にVHSレンタルで鑑賞して以来。HD版DVDが存在したのでレンタル。

1968年にフランスで起きた「五月革命」を時代背景に、平穏な田舎町を舞台に、亡くなった老女の葬式のために集まった個性豊か
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悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)

3.3

金田一耕助物の映画群の中では、唯一、サブスクでは視聴が叶わなかったこの作品。ゲオの旧作55円キャンペーンに乗っかり、やっとレンタル。

横溝正史の原作は未読だが、テレビ版は視聴していたので犯人や大体の
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