ゆーくらしくさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ゆーくらしく

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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・脚本が巧み。夢か夢かと思わせて夢。途中まで全く夢と関係ないのに変な夢の話を聞いてしまった事が上手く伏線になっている。
・邦題も素晴らしい。ブルジョワ(もとい人間一般的に)秘密が多いというのも観ていて
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・犯罪映画から徐々に催眠映画切り替えていくプロットに危うく飲み込まれそうになった。
・あらゆる事象でその技術力を発揮しており非常に見応えがあった
・社会を反映する要素として精神病の妻、催眠治療、不安を
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一番美しく(1944年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・国策映画のような徹底ぶり
・明らかにバレーが上手すぎる気はしたが、2か月かけて滅私奉公のリアリティを出すためにあらゆることを特訓していたらしい。恐ろしすぎる。
・忠誠心や徹底的に曲げない冷徹さを演じ
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・貴族社会と彼らの暮らしぶりが味わえる華やかな映画だった
・差別的な発言や動物殺しは今では作れない映画だろう
・少しタッチ軽く不倫をしていくのもフランス貴族らしい

Qu'est-ce que ça
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Nimic(原題)(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・面白い良いアイディア
・ロブスターから進化してシネマトグラフィーがより洗練されて意味のあるショットになっている。不気味さやアート性を保ったまま分かりやすくなっている。
・男が女に追いかけられる所は引
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

・ミニマルSF
・設定のキャッチーさと実際の取っ付きにくさの乖離が凄い。エンターテインメントをする気はあるのだろうが全く迎合する気がない、むしろ迎合した結果笑わせようとしているのが見え見えの薄いコメデ
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父は憶えている(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・キルギスの土地、イスラム教、文化的なものがふんだんに出てきて見応えがあった。
・ダイアローグは基本手持ち長回しスタイルなのだが、それが少し若い感性に思えた。
・記憶喪失の高齢者がこのように振る舞うか
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カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・王道、あるあるのてんこ盛りのような列車パニック
・少し冗長なシーンが多い(スターキャストが出ているだけで良いのかもしれないが)
・この手の映画で乗客がほとんど死んでくのも斬新だが、オチとして逆らえな
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・帝王級にとんでもない映像。
・メガネに映した殺人シーケンス、家族会議の最中に人殺しからの電話を取る、メガネに映るライターの火、メリーゴーランド上での決闘。勉強になるし面白い、何よりもそのアイディアと
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

・ブシェミが素晴らしすぎて大好きだった。ブシェミ映画ランキングでも上位だと思う。
・内容はイーニドがこれでもかと意地悪をするから途中に大人にボコされるシーンは痛快に思ってしまう。しかしどん底まで向かう
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神の道化師、フランチェスコ(1950年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・1000本目記念はロッセリーニに捧ぐ
・始まった瞬間から訪れる究極の多幸感と何か凄いものを見ているという圧倒感。精神的なものに近いんだろうが、ある種の教え、聖書の様な神がかり方をしている。(もちろん
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Exit The Matrix(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・真実や幸せはあなたの中にあるもの
・触れられる生命の数は限られている
・何故こうもこういう生き方に憧れてしまうのか。本当に憧れなのか?

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・情報量詰め込みまくりの『グランドホテル』
・「6年生の習字の時に飾られなかった」とか絶妙に伝わるエピソードが交わるのが非常にツボ。どうやったら思いつくのか、必死に日常的にネタ集めをしているのだろう
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

・荒唐無稽で現実的、ちょっと楽しそうな1日限りの恋愛だった。自分の思い出だったら良いのだろうが聞かされる分には別に興味も湧かずあまり乗り切れなかった。