ギルヲさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ギルヲ

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宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

2.4

YouTube松竹plusシアターにて。

松竹映画唯一の怪獣映画。ユルい脚本。どうすればいいのかよく分からないからとりあえず建物破壊みたいなギララの動き、月面基地の檜風呂。ノウハウが無いというのはこ
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13日の金曜日(2009年製作の映画)

2.3

宇宙に行ったりフレディとタイマン張ったりもう我々の手の届かないところに行っちゃったジェイソンを、リメイクすることでもう一度ただの殺人鬼に戻そうとした作品。
うん、失敗作です。
DVDの特典映像を見ると
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ゴーストシップ(2002年製作の映画)

4.0

何度も観てる超偏愛映画。
冒頭のスプラッター描写と少女の幽霊譚と悪魔の陰謀と、ホラー全部乗せのバランスをどう感じるかで評価が割れるんだろうと思いますが、ケイティ可愛いし悲しいし、刻印のせいで手先になっ
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(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ベタなずっこけや男色ネタを織り交ぜて戦国武将をこれ以上ないほど卑俗なところに引き下げるのはいいんだけれど……

まー、秀吉を人たらしとして描く気がそもそも無いので、既存の歴史観に従うつもりはハナから無
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

なんだこの安心感。どんなに犯人が残虐でも、マ・ドンソクのおかげで観客はどんどん癒やされていくという希有なクライムアクション。前作今作で、すっかりマブリーのファンになっちゃいました。
あ、今回は班長も、
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

清濁併せ呑む剛腕刑事マ・ドンソク。自分の身体なのに手が届かないところが多いマ・ドンソク。本作を観るとなぜマブリーと呼ばれるのかよく分かります。確かにラブリー感すごい(笑)

敵の残虐さは現代のものです
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.3

連邦麻薬局の嫌がらせとも言える執拗な追求に焦点を絞ったせいで、ビリー・ホリデイの人生がぼやけてしまったのが残念。『奇妙な果実』にしても曲の背景をもっと描いた方が心に残る映画になったような。

サザンオ
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.4

YouTube角川チャンネルで。
昭和ガメラは背中に子ども乗せたりしてましたが、さすがにそれは無いまでもガメラは人間の味方という設定は堅持。とは言えあんなにデカい生き物が暴れたら被害は甚大なわけで。
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パンデミック・エクスプレス 感染無限列車(2021年製作の映画)

1.2

そこそこお金もかかってるんだろうし頑張ってるのは分かるんだけど。
「そうはならんやろ」と「そこでそれ言うか」しかないある意味珍しい映画でした。
まー、なんとなくでも寝ずに観ることはできます。

獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

4.2

面白い!これもう30年前なのかぁ。忍法帖ものとしては平凡かもしれませんが逆に言えば王道のストーリー展開も画作りもバツグンでした。影を強調する演出のところとかは手書きのアニメじゃないとあの黒い感じは出な>>続きを読む

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.4

イマイチなファミリーミュージカルみたいな前半はあまり褒められたもんではないと思いましたが、後半俄然面白くなります。ちょっと泣けるところも。
よく考えると、暴走するAIの話なので、やったーよかったーでは
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グロリア(1999年製作の映画)

2.5

冒頭の、命の危険が迫るなか状況を台詞で全部説明する会計士で笑っちゃいました。この脚本はイカンでしょう。
80年製作の『グロリア』のリメイクですが、ジーナ・ローランズの演じたグロリアのかっこよさは受け継
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

宗教紛争があろうと失業率が高かろうと、少年にとっては優しいおじいちゃんとおばあちゃん、音楽と映画、初恋のキャサリンのいる街ベルファスト。
社会情勢の深刻さと故郷への郷愁のバランスが難しすぎて、映画に素
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355(2022年製作の映画)

3.2

各国の女スパイ(除1名)が共闘して世界を救う話。
まー早い話が世界の美人さんのアクションを愉しめば良い映画ですが、アクションがもっさりしてる部分が多いのと、ラストも分かったような分からないような漠然と
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.4

サイコキラーに監禁された少年の話。
通じないはずの黒電話からの情報、不思議な夢を見る妹、ホラーというよりちょっとだけ怖いファンタジーでした。
スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒル原作と知ってなんだか
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.2

YouTube角川チャンネルで配信されてたので久しぶりに。
以前、『市川崑と犬神家の一族』(春日太一著)という本を読んで、「いつかまた観直さなきゃ」と思ってたのでちょうど良かった。
何度も観てる映画な
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ジャングル・ツアーズ(2021年製作の映画)

1.6

ヒドい脚本だなあ(笑)

小さなカエルでも大勢で向かってきたらちょっと怖いというのは発見でした。ヤドクガエルが噛むとか聞いたことないけど。
しかしまー、同乗者が水面ジャンプしてきたピラニアに喰われちゃ
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

死に至るまでの個体差がよくわからなくてご都合主義に感じるとか、燃料無いと煽るわりにむっちゃ飛んでるとかラストは蛇足だとかあるけれど、これはかなり面白かった。お涙頂戴と言われようと後半の乗客の決断や猪突>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.1

以前ビデオレンタル開始直後に観てて、その時はポリコレ重視のキャスティングに反感持っちゃって素直に楽しめなかったんだけど、今回ヘイリー・ベネットが出てたということを改めて知って彼女目当てで再鑑賞。

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ゾンビボーダーランド ~めざせ!アンデッドのいない国境地帯へ~(2019年製作の映画)

1.9

クロアチア産のゾンビ映画ですが、諷刺コメディの要素が多いみたいで、クロアチア・セルビアを巡る問題や、コソボ問題、旧ユーゴのことをあまり分かってない私はただ漫然と観てしまいました。
低予算と投げっぱなし
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レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

2.5

妖精さん(ちょっと違う?)を元の世界に戻すためにマンションの住人が力を合わせる話。
シャマラン監督が我が子に語ったベッドタイムストーリーらしいんですが、ちょっと退屈でした。なんで中年オヤジが主人公なん
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バイオハザード ディジェネレーション(2008年製作の映画)

3.0

何百キロ(何トンか?)を支えてもビクともしないレオンの右腕と膝で減点。
アニメだから出来ることでも、そのことで視聴者を白けさせてはイケナイかと。
あーそうそう、アンジェラの私服も気に入らん(これは趣味
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

原作未読ですが、シリーズはゆっくりながらも追っていて、年々カドが取れて丸くなっていく湯川先生になんとも言えない気持ちになってたんですが、ついに行きつけの居酒屋さんの娘とパレードの見学に行ってずっと動画>>続きを読む

ラバーボーイ(2014年製作の映画)

2.7

冒頭のラバーボーイ:ファーストキルが1番怖い。
あとは動けるおデブの逆恨み大虐殺の巻ですが、いまいちサスペンスが盛り上がらないのが残念でした。
主人公は、お金に困ってポルノサイトのガールハウスでバイト
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.0

面白いんだけど、学園の平和で不穏な日常が描き切れてないまま、パンツ嗅ぐとか眼が喋るとか無駄な描写がいっぱい入ってるせいで残念なB級ホラーになっちゃった感じです。
ま、残念なB級ホラー大好きなので、これ
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.4

死霊館シリーズはウォーレン夫妻のものとアナベル主役のものの2系統あって、今回は両方登場。アナベルがタイトルのものは初鑑賞。
ウォーレン夫妻の娘ジュディとベビーシッターのメアリ-・エレン、その友達のダニ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

国連加盟のためのロビー活動をやや滑稽に描いた前半と、ソマリア内戦に巻き込まれ祖国との連絡の手段の無いままの脱出行の後半の落差よ。
北朝鮮大使団との反目と合流も熱いし、お手製装甲車や、前半おまぬけに見え
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤は普通のサスペンスホラーな感じですが、後半の盛り上がりが凄い。ガブリエルの戦闘能力の高さよ。キアヌやデンゼル・ワシントンに勝てるとしたらこいつだわ。
呪われた双子の話はホラーでは無くもないとは思う
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない』の超人気キャラ岸辺露伴が、過去の記憶と共に「この世で最も黒く、邪悪な絵」を求めてルーブル美術館へ行く話。
「後悔」を「見る」という発想が素晴らしいと思いま
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

2.2

ウォータースライダーの途中にギロチンの刃みたいなのを十字に仕込んで大惨劇ってアイデアは悪くないし、3本あるウォータースライダーのどれに仕掛けてあるかわからないドキドキもまー良かったんだけど、ストーリー>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.0

前は山火事後ろは殺し屋という状況でアンジーと父を殺された少年が逃げまどう話。
今回のアンジーは山林火災部隊員とはいえヒロイックな存在ではなくて、心に傷を負った普通の人です。ララクロフトじゃない彼女がい
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.3

面白かったし、よく出来ているとも思うんですが、不満が先立ってしまう。
ポワロにアクションシーンはいらない。
ポリコレに配慮したのか、乗客の設定を少し変えているのもマイナスにしかなってないように思える。
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

4.5

アマプラでケネス・ブラナー版を観たらどうしてもこちらを観たくなって。
もう何度も観てますが、なんかねー、観るたびに好きになる映画です。
原作小説のトリック(というか結末)は、もう一般教養のうちなんじゃ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.6

3人組の若者はワケありでいいやつなんだけど強盗だし、盲目の男はほとんど怪物めいているけど思えば不幸な過去を背負った可哀想な男なので、どちらか一方だけを応援するというわけにいかないのが面白い。
おかげで
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

3.3

スティーヴン・キングの原作に『E.T』で人気の子役を当てた、商売ありきのなんだか品の無い企画にも思えますが、そこはディノ・デ・ラウレンティス製作総指揮だけあって、脇にオスカー俳優を3人揃えてB級に墜ち>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.5

実際には毀誉褒貶激しいウォーレン夫妻ですが、映画の中ではバツグンの安定感。今回はミステリ寄りでしたが、スプラッタ描写に頼らず惹き込んでくれるところは好感度大です。
悪魔の存在がどれだけ証明できたのか、
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