2分間タイムリープし続ける人たちを、0.1秒足りとも時を飛ばすことのない1カットの連続で描くヨーロッパ企画映画。
上田誠が天才だなんて、とっくに知ってたけど、オレの想定を遥かに越えてた。今なお語り継が>>続きを読む
ガイ・リッチーとステイサムがまたまたまたタッグを組んだ、新作スパイ映画。
スパイ映画ではあるものの、007的なものでもジェイソン・ボーン的なものでもない。同じ標的を狙う別々のスパイチームの騙し合いが>>続きを読む
ニワトリたちの大脱走クレイアニメ、20年以上ぶりの続編。
全く期待していなかったが、物語的にも映像的にも、前作より遥かにいい。
「ONE PIECE」で敵のアジトに侵入した後のドタバタみたいな展開が延>>続きを読む
ディズニーよりもピクサーよりもジブリよりもアードマンが好きなガキンチョであったオレは、公開当時劇場で鑑賞。予想を遥かに下回るつまらなさに愕然とした。
ショックを受けたオレは二度と見直すことはなかったた>>続きを読む
押井守が本当にやりたかったであろうことをやり切ったであろう映画。
眠くて怠くて退屈な映画。
「たまごは〇〇を表現している」とか、「空虚な街は〇〇のメタファーだ」とか一々考えながら観る映画。
世界観は良>>続きを読む
ブレアウィッチのラスト5分くらいを2000倍アグレッシブにして、80分に延ばしたみたいなPOV映画。
ジャンルとしては一応ホラーになるのだろうが、主人公がホラーにあるまじきキャラの立ち方をしており、い>>続きを読む
眠っている女の子の顔に光が差す、影が差す、光、影、光、影、光…
作品の主題を象徴するような、このファーストカットの時点で、良い映画であることを確信した。
プロットはモロだが、雰囲気や演出含め想定以上に>>続きを読む
「宇宙戦艦ヤマト」第1シリーズの劇場版総集編4Kリマスター版。
中々の高画質ではあるものの、そもそもがTVアニメであり、全体的に粒状感はかなり強め。素材を考慮すれば、おそらくコレ以上の画質・音質は望め>>続きを読む
チャリチョコに登場した人気キャラ、ウィリー・ウォンカの若かりし頃の物語を今をときめく人気イケメン、ティモシー・シャラメ主演で映画化。
少なくとも自分の中ではウォンカはもっと捻くれた性格のイメージだし>>続きを読む
「チャッピー」以降パッとしないニール・ブロンカンプ久々の大作映画は、まさかのグランツーリスモの実写化。「グランツー映画化するらしいよ」と聞いた時は何かの冗談だと思ったし、こんなに素晴らしいものになると>>続きを読む
何故か日本劇場公開がスルーされた新生DCヒーロー映画。傑作というほどでもないが、最近公開されたマーベル映画(「マーベルズ」)なんかより遥かに面白い。「ミズ・マーベル」と諸々似ているが、彼方よりは絶対に>>続きを読む
リドスコが監督な時点で、「余の辞書に〜」なんて言うことはなかろうと思ったし、破竹の勢いで出世街道を邁進するナポレオンを描くのもあり得ないと予想していたが、昨今の伝記モノにありがちな"偉人の影に女あり">>続きを読む
鬼太郎誕生秘話って「墓場鬼太郎」じゃないの??と思いつつ、評判も良いようなので鑑賞。自分は1期から6期まで墓場も含めTVアニメは全て、映画もほぼ全作観ているし、原作もほぼほぼ読んでいるそこそこの水木フ>>続きを読む
北野武6年ぶりの監督最新作である、戦国版アウトレイジ。お馴染みオフィス北野のロゴがなくなっても、タケシらしい暴力コメディぶりは健在。
以前何かの取材で、「いつか戦争映画を撮りたい」と言っていた記憶が>>続きを読む
坂元裕二脚本のネトフリ新作映画。
アガサ・クリスティ的なのを想定して観たら、つまらない時の三谷幸喜や、つまらない時のウディ・アレンみたいな映画だった。
オレは坂元裕二が大好きなので、この映画の存在は忘>>続きを読む
「ウォーキング・デッド」でお馴染みロバート・カークマンのアイデアを、傑作「レゴバットマン ザ・ムービー」のクリス・マッケイが映画化。この二人が組むだけでも絶対面白いだろうと思っていたが、案の定メチャク>>続きを読む
映画好きの後輩くんが今年ベストとオススメしてくれたので鑑賞。
確かにメチャクチャ熱かったし、予想より遥かに面白かった。原作は読んだことがないので、主人公がジャズにこだわる理由などの背景がイマイチ分から>>続きを読む
オレの友だちみたいな主人公が紆余曲折あった末に山ほど人を殺し、死刑になる映画。
主人公に寄り添うと同時に突き放す、ある意味サディスティックな演出が全編に渡り際立っていて、無音のエンドロールとともに重い>>続きを読む
想定以上にメルヴィル。
フィンチャーが演出巧者であることは間違いないし好きな作品もあるが、演出を重視するあまりストーリーに捻りがないし、役者に対する信用の無さが深化していると感じる。
繰り返される「計>>続きを読む
今までは映画だけ観ていればギリ何とかなったものの、いよいよドラマ発のキャラクターをメインに据えた、キャプテン・マーベル関連女性ヒーロー集合映画。
今の世に女性しかいないヒーローチームの話をやるわけだか>>続きを読む
武、死す。
タケシは映画の中で自らを殺し続けてきたわけだが、どういうわけか何度でも甦ってしまう。
タケシの自画像は千変万化し続けるループに嵌る。そこにあるのは、始まりも終わりもない悲しみ。
タケシた>>続きを読む
「タケシの映画って、ぶっちゃけ面白いの『ソナチネ』くらいまでじゃね?『HANA-BI』あたりからはもう大衆向けって感じで、『BROTHER』以降は別物っしょ」
「ファッキンジャップくらい分かるよバカや>>続きを読む
タケシ映画初心者にオススメの、タケシ版座頭市。タケシ映画の中では、最も娯楽性が高く、誰もが楽しめる作品になっている。
効果音が音楽に、音楽が効果音になる演出的な遊びが楽しい。金髪にすることで、ビジュア>>続きを読む
シルヴェスター・スタローン製作による、シルヴェスター・スタローンの半生を振り返るドキュメンタリー。
彼の作るものはいつだって自作自演だが、ドキュメンタリーまで自作自演とは興味深い。
それは「オレの作>>続きを読む
歴代主人公オールスターズが集結した、フルCG劇場版バイオ第4弾。
ツッコミどころは多々あるが、ゲームのムービーパートを観ている感覚で楽しめる。アルカトラズ島にやって来た観光客がゾンビ化して大パニック!>>続きを読む
ほぼ全編ブルーバック撮影されたサスペンス映画。
「Avalon」や「CASSHERN」のような、いかにも合成感のある背景で、戦争によって歪められてしまった世界や主人公の心理が表現されているのは面白い。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「シン・ゴジラ」以来7年ぶりとなる和製ゴジラの新作にして、生誕70(−1)周年記念作品であり、シリーズ第30作。
山崎貴は特撮ヲタクに嫌われがちなので、自分の友人や知人の期待値は低かったものの、オレは>>続きを読む
寡黙なジジイがナチを皆殺しにする、フィンランド版ゴールデンカムイ。
ジジイの人物像を台詞なしで見せてからのファーストキルまでの流れはかなり良かったものの、そこからは予想通りの単調な展開の連続かつキルカ>>続きを読む
「七人の侍」くらい長尺なスコセッシの新作。
スコセッシらしい見せ方の上手さで、全く飽きることがない。ただ、白人と先住民に置換されただけで、いつものギャング映画とほぼ同じ演出かつプロットなので、意外性は>>続きを読む
みんな大好きオレも大好き「ローグ・ワン」でお馴染み、ギャレス・エドワーズ監督の新作SF。
ポスターや予告からスター・ウォーズ的な空気が漂いまくっており、実際スター・ウォーズはもちろんだが、「エリジウム>>続きを読む
クドカン脚本による超面白いTVドラマの劇場版。
映画らしい豪華さも、劇的な山場も全くないが、観ている間はずっと笑える。エンドロールが象徴しているように、坂間一家がワチャワチャしてるのを覗き見しているだ>>続きを読む
ベン・アフレック監督の最高傑作。
画面いっぱいにデカデカと現れる1984の文字。そこに映し出されるのは、ジョージ・オーウェルが描いたディストピアな未来ではなく、混迷を極める現在から振り返れば、間違いな>>続きを読む
キングの初期短編をロブ・サヴェッジが映画化した作品。
正直全く期待していなかったが、メチャクチャ面白かった。
暗闇に潜む怪物。
最愛の人を突然失う悲しみ。
子どもにしか体感できない恐怖。
家族の絆。>>続きを読む
ラッセル・クロウが実在したヴァチカンのエクソシストに扮した、悪魔祓い映画。
エクソシストのイメージを覆す、主人公の型破りな性格や振る舞いが魅力的。そもそもラッセル・クロウがエクソシストというだけで既に>>続きを読む
「X」より面白い「X」の前日譚。
古典映画の雰囲気で殺人鬼の誕生を描く、というコンセプトがかなり面白い。
切り返さずカメラが動くことすらない長回しの告白、パールの妄想描写(オズの魔法使)、クライマック>>続きを読む
「リング」や「CURE」など、Jホラーの影響を感じるホラー。
開始早々コレはとんでもないものが始まったぞと感じたが、アヴァンがピーク。笑顔が孤独を、孤独が死を呼ぶアイデアはかなり良いものの、今一つ生か>>続きを読む