久々に観賞。やはりとても素晴らしい傑作。
ダニエル・デイ・ルイスとポール・ダノの緊迫の演技合戦が根幹を成す。さながら神との対決。
孤独な男がバランスを崩していく姿をPTAの映像美とジョニーグリーンウッ>>続きを読む
狂気と狡さ。井浦新の何を仕出かすか分からない冷たい怖さは特筆。ジェフミルズは個人的に好きだから大音量で聴けるのはおまけ付き感覚だけど、正直マッチしているかと言うと微妙。狂気は感じるけどどうしてもクラブ>>続きを読む
男に引きずられ、傷つけられるも支え、折り合いをつけていく物語。主人公に感情移入して号泣。
乗り越えて前に進む勇気。傑作。
ゴッホの死を巡るサスペンスフルな旅。やはり動く油絵には終始圧倒されるところだが、脚本自体も興味深い。
誰もが見たことはあるゴッホの作品の構図そのままに登場人物たちが動き、喋るのは今まで感じたことのない>>続きを読む
ミステリー仕立てのラブストーリー。「共感できないけど紛れも無い愛」を売りにしている通り、直球の愛を見せつけられる。ゲス男たちに嫌悪し売り文句通り全く共感できない中、ラストに号泣してしまうとは予想外だっ>>続きを読む
今年一番ド派手に泣いてしまった。母と娘の関係性は各々違えどその愛情たるや共通なもの。
キャプテンアメリカことクリス・エヴァンスがイイ味を出し、オスカーウィナーのオクタヴィア・スペンサーが脇を固めつつ、>>続きを読む
マイティソー第3弾は楽しいアトラクションムービー。このシリーズはこの演出が一番適しているんじゃないか。
ツェッペリンの移民の歌が効いている。
トムフォードの描く美麗で残酷な物語。強烈に目に残るビジュアルや衣装が圧巻。
演技派俳優が顔を揃え、どうやってものめり込んでしまう傑作。
人生の選択について考えさせられる作品であり、ラストシークエンスは>>続きを読む
怖さや笑い、感動が絶妙なバランスのホラー。少年少女たちのアドベンチャーを主軸に、大人からの抑圧や自身の中にある恐怖に打ち勝つ成長物語。子供達の視点でのみ語られるのが面白い。
子役たちはみな魅力的だけど>>続きを読む
京都の色とりどりの風景とさやわかな青春が瑞々しい。主演の高杉真宙の気だるいながらも芯のある演技も良いけど、葵わかなの可愛さがまたなんとも。
個人的に好み。サントラは買いたい。
OPNの緊迫感あるスコアに乗せて体験する悪夢の一夜。主人公コニーが登場するカットから、カメラはその表情をズームで捉え続ける。
どうやっても好転しない状況を前に、ロバ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
信仰がエスカレートした先の狂気を過剰なまでに描く。希望の見えない先にどんどん転がり落ちて行く展開に脱帽。そこは韓国映画、救いなんてあったもんじゃないがなんとも面白い。
これは敬虔な有神論者が観たらどう>>続きを読む
黒沢清監督らしい不穏さと笑いの微妙なバランスは活きていて、その着地点が最後の展開なんだけどこれがまた良い。
そんなことより、とにかく長澤まさみが美しい。やんなっちゃうなあって言われたい。
このレビューはネタバレを含みます
ポルトの街並みが心地良い。ストーリー自体は単純で刹那の恋について。男性の視点、女性の視点、双方併せてで3部構成。
恋の盛り上がりから終わってしまう儚さまで、1時間ちょっとで描く。「言わなくても伝わる」>>続きを読む
オゾン新作はミステリー仕立てのラブストーリー。現実と虚構、現在と過去がモノクロとカラーで鮮やかに切り替わる。真実だけがいつでも美しいとは限らず、なんとも切ない。
オゾンはこういうクオリティの作品をコン>>続きを読む
緊張感あふれる戦争映画。とにかくハンスジマーのやりすぎ音響とCGを頑なに使わないノーランの狂気。
体感時間は2時間超。スタイリッシュで血生臭くないので、その意味では評価が分かれるか。
名もなき者が走っ>>続きを読む
トムフォードの美意識とコリンファースの魅力の邂逅。悲しくも美しいラブストーリー。
トムフォードのアイウェアは特に欲しくなる。
胸を打つ作品。死と向き合い、それを移植という形で昇華する題材。静かなトーンでズシンとした問題提起がなされる。
人種差別を表向きに繰り広げられるスリラー。スリラーとしてのめり込むほど面白い。
分からない恐怖が繰り広げられるかと思いきや、意外とコミカルで、劇場からは笑いも出るほど。この辺は監督も分かってやってるか>>続きを読む
NASAに関するノンフィクション。主人公たちのキャラクターがとにかく良く、脚本もテンポがいい。
原題が素晴らしいのに邦題が謎映画。副題取るならタイトルも一新しちゃえば良かったのに、、、
TIFFにて観賞。上映終了後の拍手はかなりの時間続いたと記憶。
アデルの情熱が痛いほど感じられ、喜怒哀楽は観客を巻き込んでいくエモーショナルな傑作。
待ちわびたケシシュの新作、しっかりと日本公開をお願>>続きを読む
タルコフスキー作品の中では、ビジュアル的な面でも一番好み。寺院のカットなんかは鳥肌モノ。
非常に素晴らしいドキュメンタリー。
映し出される人々の顔。登場人物は一癖あり、笑いさえ起こる。
ラストシーンは震えるほど好き。
恋人や家族との愛の物語にタイムトリップ要素を加えた異色作。とはいえいつものリチャードカーティス作品の系譜で間違いない。
観賞後は1日1日の大切さを噛み締めて悔いのないように生きようと思うはず。
愛すべきダメ夫とその家族。観客は、主人公たちの境遇に完全に重ならないまでも、「思い描いていた人生とは違う人生」を歩んでいるという点での共感が大きいはず。
台詞一つ一つに優しさがあり、理想と現実の食い違>>続きを読む
産まれながらにその人生がほぼ定められた世界が背景。SF映画の様相を取っていながら、普遍的な人生の物語へ。各キャラクターも非常に魅力的。個人的に、アンドリューニコルの作品ではやはりこれが1番に挙がる。
ノーランによるオリジナル脚本が素晴らしい。ありそうでなかった設定と、シンボリックなシーンの数々。エンタメ性を強調しつつ、ドラマ性も失わない展開で体感上映時間はかなり短い。
恐ろしいまでの「静」、残虐で緊張感溢れる「動」のコントラスト。真に伝えたいテーマはラストの一言に凝縮されることになるが、単純に映画としてもものすごく面白い。
完璧な映画。胸を打つ映像美と、もはや頭がおかしいレベルのカメラワーク。主演2人もこれ以上ない。
ジェシカ チャスティンの美しさと演技力が出色。
騙し合いからラストのカタルシスが心地よい。
激しいアクションとやけに人間味のあるキャラクター。服の汚れは気にするし、消耗しながら戦う。