ケムール人さんの映画レビュー・感想・評価

ケムール人

ケムール人

色々見ます。
今まで見てきた作品の中で気に入った作品の感想を書いていきます。なので見た順番とレビューの順番は異なっている場合があります。
S…4.5~5.0
A…4.0~4.4
B+…3.5~3.9
B-…3.0~3.4
3.0未満は基本的にレビューしません。

映画(113)
ドラマ(0)

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.0

ポール・ニューマン×ロバート・レッドフォードのアメリカンニューシネマの名作西部劇。西部劇だが異色の作品である。

まず驚いたのがあのよく聞く曲(「雨に濡れても」です笑)ってこの映画の挿入歌だったんだ、
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愚行録(2017年製作の映画)

3.7

ポーランドで映画を学んだ石川慶監督の長編デビュー作。『悪人』の妻夫木聡と満島ひかりが共演している。

まず、オープニングが秀逸。質感といい画面のタッチといい他の邦画には感じられない雰囲気を纏っている。
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父と暮せば(2004年製作の映画)

3.3

黒木和雄監督作品。原爆投下後の広島に生きる娘と幽霊となった父親の交流を描く。山田洋次監督の『母と暮せば』と対をなす作品。

登場人物が3人だけで、物語のほとんどが美津江の家の中で展開される。井上ひさし
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.1

友人宅のホームシアターにて。
『21ジャンプストリート』の続編。今度は大学に潜入捜査をしている笑。

話の大まかな筋自体は前作とほぼ変わらない。だが、このプロットを取って面白くならないはずはなく、最高
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

3.6

友人宅のホームシアターにて。
オードリー・ヘップバーン主演のサスペンス。終盤の暗闇でのスリラー、という設定は『ドント・ブリーズ』にも影響を与えたと思われる。監督は『007/ロシアより愛をこめて』のテレ
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炎628(1985年製作の映画)

4.9

80年代のソ連製の戦争映画。

ナチスのアインザッツグルッペンによる白ロシアにおける虐殺行為をあますことなく描いている。被害者たちがどのようにして殺されていったのか、その過程の一部始終を全て見せつけて
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

5.0

三池崇史監督の1963年製作『十三人の刺客』のリメイク版。

時代劇、と聞くと僕ら若い世代には少し難しい敷居の高いジャンルとなっているのが今の現状である。その現状を踏まえ、時代劇を現代の人々にもエンタ
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シェーン(1953年製作の映画)

4.8

西部劇の金字塔、と呼び声高き名作。

『マッド・マックス』、『ドライヴ』、クリント・イーストウッド作品…
後の諸作品のヒーロー像に大きな影響を与えたことは間違いない。ヒーローの原点とも言える。かっこよ
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.5

原爆投下後の長崎を舞台に、原爆で命を落とした息子と終戦後の貧しい日本に生きる母親の交流を描いた山田洋次監督作品。

本作は直接的な生々しい原爆描写や戦争描写は全くない。全てを語りだけでもって描こうとし
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.7

昭和初期から東京大空襲あたりまでの東京を舞台に、とある小さな家族の中で起こった「恋愛事件」を描いた山田洋次監督作品。

直接的な性描写はほぼないのにも関わらず、生々しいセクシャルな匂いがプンプンしてい
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.5

友人宅のホームシアター(プロジェクターで白壁に映して見ました)にて。
ここまでのハイスコアになったのはこの視聴環境によるところが大きいと思う。この手のスリラーやホラーは視聴環境が重要だということを再確
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

エドガー・ライト監督の異色ミュージカルカーアクション。まさに前代未聞で新鮮だった。

様々な楽曲のリズムに合わせて展開するアクション劇はリズミカルで気持ちがいい。カーチェイスも迫力満点で見応えがある。
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オペレーション・ワルキューレ(2004年製作の映画)

3.8

WW2中のナチス政権下のドイツで起こった、ヒトラー暗殺クーデター「ワルキューレ作戦」の全容を描いた作品。

序盤の出来栄えからして、実はそこまで期待度は高くなかったのが正直なところではある。物語として
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.8

映画ファンなら一度はそのタイトルを耳にしたであろう名作中の名作。

3時間という長さで、比較的スローペースだが、そのどのシークエンスも必要であり、スパイスとして機能している。特に冒頭の結婚式は、映像で
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

スタンリー・キューブリック監督が描いた正統派ホラー映画。『レディ・プレーヤーワン』でも物語の鍵として引用されてるあたりから、スピルバーグにも影響を与えたであろう名作。

展開としては、普通にホラー映画
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半落ち(2003年製作の映画)

3.6

母親にかなり強く薦められて見ることにしました。

梶は何故、妻を殺したのか。何故、心中せず、生きることを選んだのか。梶にまつわる「何故」に直面した人々は誰もそれがわからない。人それぞれに立場があるから
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.4

『プラトーン』のオリバー・ストーン監督のエドワード・スノーデンの実話を基にした作品。ジョセフ・ゴードンレヴィットの演技は一級品。声色からスノーデン本人に似せている彼の職人技はこの映画の一つのポイントだ>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.8

午前10時の映画祭にて上映されていたので見に行きました。79年の大作がスクリーンで見られたのは、僕ら「遅れてきた世代」にとっては財産だと思う。

当初、本作の企画を進めていたのは実はジョージ・ルーカス
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.2

高良健吾×吉高由里子の青春映画。
長回しが多く、まったりのんびりしたペースになっている。

長回しの多用とリアル重視な会話、人物描写が基盤になっていて、横道世之介や祥子というやや浮き世離れしたすっとん
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.1

スターウォーズのスピンオフ作品。デススターの設計図を反乱軍は如何にして入手したのかを描いた、『新たなる希望』に直接繋がる作品。

話としては『新たなる希望』の冒頭のたった数行だけ(しかも周知の既成事実
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

コメディアン出身のジョーダン・ピールの監督デビュー作。

アカデミー賞脚本賞受賞作というだけあって脚本の出来がずば抜けている。ほんの1ヵ所(とある人物の正体が明らかになる下り)を除けば全く無駄がない。
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スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 特別篇(1997年製作の映画)

4.3

ルーク編スターウォーズ3部作の最終章。ダース・ベイダーとルーク、帝国軍と反乱軍の戦いの決着を描く。

スターウォーズの楽しさの一つとして、人間以外の様々な知的生命体やロボットの造形やその可愛らしさ、あ
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普通の人々(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『大統領の陰謀』などの俳優ロバート・レッドフォードが監督を務めたアカデミー賞受賞作。鬱心理を丁寧に描きながら、一つの家庭が崩壊する過程を描く。先日レビューした、サム・メンデス監督の『アメリカンビューテ>>続きを読む

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.3

ライアン・ゴズリング×エマ・ストーンでしかも舞台はLA、という完全に裏ラ・ラ・ランドな設定のバイオレンスアクション。実話が基になっている。

本気を出して文字通りの快進撃を続けるLA市警のギャングチー
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.6

スターウォーズシリーズ第二弾。シリーズ最高傑作との呼び声も高い。

前作『新たなる希望』がラストのデス・スター攻略で全てをグッともっていったのを本作の冒頭でも引き継ぎ、更にパワーアップさせている。ワイ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

5.0

サム・メンデス監督のアカデミー作品賞受賞作。アメリカ的核家族の崩壊の過程を描く。シリアスなテーマながらコミカルなシーンや掛け合いが盛りだくさん、というトリッキーな作品。

サム・メンデス監督の作品は『
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.9

ようやく鑑賞。
言わずもがなのジョージ・ルーカス監督の大作SF大河シリーズ第一弾。

誰もが親しみやすい単純明快なテーマ、それまで誰も思い描かなかったであろう宇宙世界、社会の予想図及びそこに住む生命(
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

「俺はガンダムで行く」
スピルバーグだからこそ成し得た名キャラクター、名マシーンたちの豪華共演SFアドベンチャー大作。見る者の語彙力を皆無にしていく迫力と感動があった。

ストーリーとしては至ってあり
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.0

先日亡くなった高畑勲監督の作品。

高畑勲監督の訃報を受けて金曜ロードショーで本作を放映すると聞いたとき、正直見るか迷った。というか、結論から言うと僕は見なかった。それはこの作品が本当に「恐い」からだ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.5

デレク・シアンフランス監督×ライアン・ゴズリング×ミシェル・ウィリアムズの恋愛映画(というより結婚映画か?)

『(500)日のサマー』と同じように過去と現在を並行して見せており、心の底から愛し合って
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ウイラード(1971年製作の映画)

4.7

『クリープショー』がゴキブリホラーなら『ウイラード』はネズミホラー!と言っていいのかわからない作品(なんじゃそりゃ笑)。ホラーというよりむしろスリラー、サスペンス性の方が濃いかもしれない。

上述した
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大アマゾンの半魚人(1954年製作の映画)

4.2

アカデミー賞で作品賞を授賞したギレルモ・デル・トロ監督作『シェイプ・オブ・ウォーター』の元ネタ。54年の作品でモノクロ。初めて水中3Dで撮影された作品らしい。恐怖映画というジャンルにおいて鉄板キャラと>>続きを読む

ソウ3(2006年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人気スラッシャー、サイコサスペンス映画のソウシリーズ第3弾。

ジェームズ・ワン監督の1作目の出来があまりにも良すぎた上、極めて続編の作りにくい作品であったために『ソウ2』はどうしても各キャラクターの
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

5.0

ナチスドイツ総統のヒトラーが現代に甦るとどうなるかをシュミレーションしたブラックコメディ。一般市民にヒトラーがインタビューする一連のシーンは台本無しのドキュメンタリーの方式を取っている(即席のアドリブ>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.8

ライアン・ゴズリング主演のカーアクション、と見せかけて実は違う異色作。カーアクションの要素もあるにはあるが、それだけとは言い難い、単一のジャンルには収まらない作品。

本作は元々ヒュー・ジャックマン主
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.0

体育会系マッチョとオタク系インテリおデブという凸凹コンビの刑事の潜入捜査を描くアクションコメディ。

いわゆるバディモノ、スクールカーストモノの一種でコンセプトとしてはよくあるパターンだが、かつてスク
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