順慶さんの映画レビュー・感想・評価

順慶

順慶

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

タイトルで「映画大好き」といっているので、映画好きなら履修しなくては。
原作マンガは読んでなかったけど、入場時にマンガ冊子をくれた。始まる前に読んでおいてよかった。設定を説明してくれている。

ポンポ
>>続きを読む

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭。

映画(もちろん文学も音楽も絵画もいろんなカルチャー)は、作品そのものだけで語ることはできない。知識がないから見たことだけで感想を書いているが、当たり前だが、すべての作品はその時代
>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

10代の終わりに何度も見て、何度も途中で寝てしまって、なかなか最後まで一気に見ることができなかった作品。でも、あのラストの衝撃がトラウマ的で、これまで何度も見てきた。
ぶっ飛んだ発想で、展開が唐突で、
>>続きを読む

きみが死んだあとで(2021年製作の映画)

4.5

1967年の羽田闘争。いわゆる学生運動で機動隊と激突。で、18歳で亡くなった山崎博昭の人物にせまる200分のドキュメンタリー。
この時代になぜかあこがれに似た感じが、ずっとある。思想的にではない。あれ
>>続きを読む

僕が跳びはねる理由(2020年製作の映画)

4.0

本作を見るにあたり、文庫版「自閉症の僕が跳びはねる理由」が家にあったので、読んでいた。当時13歳の東田くんが書く自閉症の世界を知り、少しはわかっているつもりだったけど、いかに偏見だったかを恥じた。
>>続きを読む

英国王のスピーチの真実 〜ジョージ6世の素顔〜(2011年製作の映画)

3.3

「英国王のスピーチ」は公開当時映画館で見た。これはそのジョージ6世のドキュメンタリー作品。
当時の映像でジョージ6世の生い立ちを描きながら、「英国王のスピーチ」の監督トムフーパーや主演のコリンファース
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.2

長男の命日に実家に帰る。長女(YOU)の家族と次男良多(阿部寛)の家族が集まる。良多の妻は、ひとり息子がいて、夫を亡くし、再婚の相手が良多という設定。

良多が実家に帰って、一泊して帰るまでのストーリ
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.7

金曜ロードショーで初鑑賞。128分だったんだ。テレビだと11時半ごろまでやってた。ながっ! でも、そんなに飽きることなく見ることができた。

ある小舟に乗った家族。父親は子どもたちにある物語を語り始め
>>続きを読む

ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.5

本が好き。本を読むより本屋が好き。だからこんなタイトルは見逃せない。

ニューヨークの本売屋。彼らのドキュメンタリー。ずっとジャズが流れている。

豪華な装丁の本が並べられている書架を見ているだけで贅
>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「佐々木、イン、マイマイン」を彷彿とさせる男子映画。男子が集まるとだいたいバカになる。
 
友人の結婚式の余興のために集まった6人。それぞれの道に進んでいるが、6人は高校時代の先輩後輩の仲のいい関係。
>>続きを読む

間宮兄弟(2006年製作の映画)

3.5

久しぶりに森田芳光監督の映画を見た。なんかおもしろいなー。間がおかしくて、不自然な構図がおかしくて、笑ってしまう。

30歳を過ぎて、兄弟ふたりで暮らしている。いっしょにテレビを見て、野球を見て、レン
>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.3

久しぶりに「タイタニック」を金ローで鑑賞(酒を飲みながら)。なんか今さらだと思っていたけど、前後編分けてでも見てよかった。

おばあちゃんになったローズの語りで始まるストーリー。語り終えたローズばあち
>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

3.6

キアロスタミの1974年の長編デビュー作らしい。短めでモノクロ作品。
なるほど、トラベラー。

サッカーが好きすぎて、授業も宿題もテストもおろそかな10才の少年。
都会のテヘランでサッカーの試合がある
>>続きを読む

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.8

途中、一本の奇妙な作品が入ったけど、続けて「ジグザグ三部作」は見ておこうと。

本作は、前作「そして人生はつづく」の一部のシーンに登場する男性に焦点を当てる。そのシーンの撮影舞台裏という感じで、前作よ
>>続きを読む

ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

たしかに「ミッドサマー」的。

時代は1973年。
少女ローワン・モリソンが行方不明になったと知らせを受けて、ひとりの警察が調査のためにある孤島にくる。この島はカルト教の島だった。

調査するも島民は
>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.8

「友だちのうちはどこ?」が公開されたあと、1990年イランに大きな地震があった。
監督は、出演者の安否を確認するべく、息子といっしょにあのコケルに車で向かった。という事実を改めて一本の映画として撮影し
>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.2

初めてこの映画を見たのは大学生のころ。
そのときは、主人公の子どもの目線で、ノートを返しに行く小さな冒険譚と、大人はわかってくれない理不尽さを感じながら見ていた。

あれから25年、同じ気持ちで見よう
>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

会社勤めを長く続けていると、ノマドウォーカーってあこがれる。インドアなくせに、キャンピングカーで移動するとかもあこがれる。
しかしこれはそんな映画ではない。リーマンショックで、働き口がなくなり、住む家
>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」(2011年製作の映画)

4.0

カンバーバッチ怪物版。

いきなり照明の演出とともに生まれ落ちる怪物。
最初はぴくぴく。真上のカメラからその様を映している。これがNTLの良いところ。
それから少しずつ動き出し、自分の身体を思うように
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

今年のベストはこれに決まりかな。
とっても心地いい映画だった。この調子なら3時間でもよかった。

大阪在住なので、噂でしか知らない下北沢という街。その街だけの話。
古本屋があって、バーがあって、カフェ
>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

人類に新種のウイルスが襲いかかり、人口の30%が失われる。この設定の話を7年前から考えて作り続け、いま公開されるという恐ろしいタイミング。

“日本人が”とか“ひとりで”とか“独学で”とか“7年かけて
>>続きを読む

旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

4.0

気になっていた作品。イスラエルの映画だったんだ。直前まで知らなかった。

実は(というほどのことでもないが)、私はADHD(グレーゾーン)と診断された息子の親なので、ちょっとこういう内容は身につまされ
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

よーーーやく見た。
いつ見ようかなと思いながら、いつまでたってもやってるから後回しにして、アニメの2期も始まるし、上映時間がちょうどタイミングのいい時間から始まったし。で、ようやく見た。

あまりにも
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの「ミナリ」は、韓国語で「セリ」とのこと。あの春の七草のひとつ目の。

韓国移民のある家族の物語。
農場をもつことを夢みて、アーカンソー州の片田舎に引越す。夢みているのは、夫のジェイコブだけで
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「あなたのことこっちで調べさせてもらいました。この話、進めてもらっても構わないから」
その後、庭の池に石を投げ続ける幸一郎(高良健吾)。「興信所じゃない? そういうの当たり前じゃない?」って、恐ろしい
>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.7

タイトルもはっきり覚えないまま、仕事を早々に切り上げて、先入観なく映画館の席に座った。とても気持ちのいいラブストーリーだった。

予備校の数学の先生の大野(成田凌)。その大野にマンツーマンで授業を受け
>>続きを読む

夏時間(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画の冒頭。オクジュは空っぽになった部屋にひとり残り、名残おしそうに、最後に部屋を出る。
夏休みに祖父といっしょに暮らすことになったオクジュの家族。でも、そこには母親はおらず、弟と父親と3人で引越す。
>>続きを読む

小説の神様 君としか描けない物語(2020年製作の映画)

3.0

遅読のくせに小説が好きなので、小説を題材にした映画は嫌いになれない。一本の映画を見るスピードは、みんな平等だ。小説はじっくり読むと時間がかかるけど、映画はじっくり見てもスピードは変わらないという意味で>>続きを読む

迷惑帽子/これらのいやな帽子(1909年製作の映画)

4.0

せっかくなので、この作品についても記録を残しておこうと思います。

メインの「キートンの大列車追跡」が始まる前に、流れた3分の作品。
こちらも当然ピアノの生演奏付き。

大きな帽子をかぶって劇場に来る
>>続きを読む

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

5.0

この名作を映画館で、ピアノの生演奏で楽しむことができたことに感謝。
http://www.cinepre.biz/cinepiano202103
抽選で当たったことに感謝。これ無料でいいの?

で、最
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.2

かなり前に一度見た。やっぱり傑作だった。

塀の外に出た途端、トイレに行きたくなるというビリー。ここからおかしい。そのままバスに乗って、しばらくトイレ難民。やっとトイレにたどり着いても、あれ? おしっ
>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

富春江という大きな河がある町のある家族のある1年間の物語。
家族や親戚やらが集まって、中華料理店でおばあちゃんの長寿を祝うシーンから映画は始まる。

長男はその中華料理店を営み、次男は漁師として生活、
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

正義感が強すぎると許せないことが多すぎる。“普通の生活”をおくるには、自分と関係のないことは、見えないふりをして関わらないようにする。そして、母子を描いた最高の映画だった。

殺人を犯した三上(役所広
>>続きを読む

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.7

やっぱり「レギオン」も見なくては。

北海道に宇宙から隕石として落ちてきた怪獣レギオン。
小さい(といってもそこそこデカイ)レギオンが、地下鉄を襲い、目が合った瞬間はビビった。
そいつが、昆虫のようで
>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2017年製作の映画)

3.0

言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられた成瀬順。なんだその設定は、と思いながら見ていたけど、成瀬が伝えたい気持ちを発するたびにグッときて、涙が出た。油断していた。

成瀬は自分がしゃべり過ぎ
>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載中のマンガを読んでいた。公開してからかなり経つが、人が入っていたのは、大阪がロケ地(?)だったからか。私の住んでいる街に、ジョゼと恒夫いるような実在感があった。

車椅子のジ
>>続きを読む

>|