三谷幸喜の初監督作品。
ラジオドラマを生放送を行う話。時間の省略がほとんどなく、見ている方もこのドラマはどうなるのかを見届けるしかない。
素人の脚本家もむちゃくちゃになる話を見届ける。
リハーサル>>続きを読む
廃墟となったラブホテルローヤル。そのホテルに勝手に侵入して、ヌード撮影をするシーンから始まる。
で、時代は何年か前に戻って、営業しているホテルの物語が始まる。
ホテルを経営する話やら、従業員の話やら>>続きを読む
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安部公房の原作は昨年読んでいた。学生のときに読んで以来の再読で、これはSNS時代にこそ読むべきだと感じた。
それがこの映画「箱男」で表現されていた。
ダンボールを被って、匿名性を担保にのぞき見る箱男>>続きを読む
本を読むより、本屋が好きな私。町の古書店も大好きで、つい入ってしまう。
この映画を見ている間、あの本屋さんの客になっている気分にさせてくれる。なんなら常連客だ。なんか幸福な時間だった。
店主のリベロ>>続きを読む
何度も金ローで見ているけれど、レビューしてなかったので。1986年の作品だったんだ。
産業革命時代でスチームパンクの世界観。
とはいえ、オートモービルはガソリンが原動力で、機関車はオートモービルに追>>続きを読む
あの続編。
こんどは殺し屋のちさととまひろが、狙われるという展開。狙うのは、同じく殺し屋。簡単にいうと、一軍の殺し屋が二軍の殺し屋に狙われる。
ちさとまひろが一軍なのだが、いつものようにぬるいシーン>>続きを読む
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バツイチの夫じゅん。仕事から帰ると、妻ちえが死んだフリをしている。毎日。
その死に方の仕上がり具合が、とてもおもしろい。
でも、突然なぜそんなのことをするようになったのか。
石川啄木の「一握の砂」を>>続きを読む
見逃していた作品。シネマート心斎橋で1週間限定上映のタイミングで鑑賞。この映画館も10月24日で閉館する。
韓国映画で、実話がもとで、このタイトルで、クライムと書いてるので、重そうな作品だと思ってい>>続きを読む
夏の風物詩「キングダム」も本作で終わりか?
信よりも王騎の戦いに主軸の物語だった。
前作の続きからそのまま始まる。
吉川晃司がめちゃくちゃ強い。吉川晃司に喰らいつく飛信隊。序盤から最高の見せ場。「ト>>続きを読む
マンガがおもしろいらしいという情報と、桜田ひよりが出ているということで鑑賞。
朝まで渋谷で友だちと遊んでいる高校生の矢口八虎。そんなことも周りに合わせているだけで、本当の楽しいとは思っていながった。>>続きを読む
いつだったか。記憶ははっきりしないが、高校生だったと思う。兄がレンタルビデオ(当然VHS)で、本作を借りてきて、いっしょに見た。そういう背景を思い出す。
数年後、この原作になる絵本を読んだ。
絵本と>>続きを読む
朝早くから牛乳配達をしている50歳独身の美奈子(田中裕子)。牛乳瓶を持って坂を駆け上がる。そして空になった牛乳瓶と交換。
昔は実家でも牛乳をとっていた。いつからなくなったのだろうか。
高校の同級生だ>>続きを読む
小学四年生から始まる。
努力して4コマ漫画を描いているのに、5分で描いたという藤野。たぶん目をはらしていた。
そんな藤野が、不登校の京本の絵を見る。圧倒的にうまい。それからの藤野の努力がすごい。
で、>>続きを読む
前2作を映画館で見てるので、今作も付き合うことにした。
前作でもDAY1があったような。確か野球しているときに、、、。
観客は“音を出したら即死”を知っている。でも、主人公たちは知らないという構造。>>続きを読む
アマプラのオススメに出てきたので鑑賞。短めにさっくりと。
人類は大陸からどうやって日本に渡ってきたのか検証するドキュメンタリー。陸がつながっていたんじゃないの? と思っていたが、そうじゃないらしい。>>続きを読む
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新聞の小さな記事から生まれた作品らしい。埋もれてしまう事件や事故も多いのだろうな。これを映画にして、拾い上げてくれた入江悠に感謝。そしていい作品でした。
杏は更生しようと手帳とヨガマットを購入する。>>続きを読む
公開当時、映画館で見た。兄とふたりで。兄とふたりで見た映画は、これだけじゃないかな。兄はテリーギリアム監督が好きだった。私が映画を見るようになったのは、少なからず兄の影響でもある。
なんかおもしろい>>続きを読む
金曜日のレイトショーで鑑賞。鑑賞後、コンビニでジムビームハイボール缶を買って帰った。
本作が初ペイン。
古い映画の始まりは、新作なのに古典の名作を感じさせる。細かいところが徹底していておもしろい。期>>続きを読む
もっとわちゃわちゃした女子高生の釣りの日常だと思ってた。アニメ「放課後ていぼう日誌」を見ていたので混同していたかも。
いじめられていた主人公めざしが、父親の転勤で関西に引越す。これを機にもう“友だち>>続きを読む
「オペラ座の怪人」は、あの音楽しか知らなかった。迫力あった。こういう話だったんだ。
1919年のパリ。荒廃したオペラ座でオークションがかけられていた。
出品作品は、シンバルを鳴らすサルのオルゴール。>>続きを読む
青春映画の名作としておこう。前2作の分ものっけて高評価で。
新の告白から始まる。
青春の恋物語が中心になると嫌だなと思ったが杞憂だった。
恋は、千年前から今につながる歌として、この作品の中心に置かれ>>続きを読む
先週見た「上の句」の続き。
新に会いに行く千早と太一ところから始まる。
全国大会に出場する千早たち。カルタをやめた新。
カルタを続ける理由を考えるという展開になっていく。
クイーン若宮の名前を知った>>続きを読む
昨年に続いて、ムビチケをもらったので鑑賞。
主題歌は、いまいろいろあるaiko。タイトルが「相思相愛」というのも皮肉なところ。
で、本編。
函館が舞台で、五稜郭やら倉庫街やら函館山やらを観光すること>>続きを読む
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公園で楽しそうに遊ぶ美羽のシーンから始まる。唇を振るわせてふざける。海と花火の楽しい夏。
で、タイトル。
次のシーンで、美羽が失踪して、3ヶ月が経っていた。駅前でビラを配っている母の沙織里とその夫の豊>>続きを読む
アマプラで再生。
広瀬すずの目にやられた。
高校になってカルタ部を創設する千早。カルタに一途で、天真爛漫で、賢くないけど情熱がすごい。
まわりを巻き込んで、無事にカルタ部か動き出す。
太一と新と千>>続きを読む
ドラマ版は見ていない。でもアニメは好きで見ていた。だからこの作品は、高木さんの「西片!」のいい方が大切だと思っている。永野芽郁の「西片!」はよかった。
西片と高木さんは結婚して、娘が生まれて、という>>続きを読む
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アウシュビッツの所長は、その隣で家族と豊かな暮らしをしていたという事実。
壁の外側はまったく見せず、内側の家族の風景だけを描く。大きな庭があって、プールがあって、子どもは楽しそうに。赤ちゃんもいた。>>続きを読む
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森の木々を下から見上げるシーンから始まる。それが結構長い。音楽がなんか不穏で、そして不自然に急に止まる。
丸太をチェーンソーで切って、斧で薪をつくる巧という男。覗き見をしているようなカメラ。
これが>>続きを読む
前作「怒りのデスロード」の前日譚。あのフィリオサになる物語。
バイク軍団の総長ディメンタスへの復讐物語。
復讐に燃えるアニャの目力がいい。
思えば、「マッドマクス」の一作目もそうだった。娘を殺された>>続きを読む
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ジミーの記憶をたどる物語。そのきっかけは、仕事を辞めて実家で、ふと見つけたアミからの手紙。ジミーは日本へ旅に出る。過去への決別と再スタートだっと思う。
劇的な展開もないけれど、じんわり温かい気持ちに>>続きを読む
子どものころは何度か見ていたが、押井守監督だと知ってから見たのは今回が初めてかもしれない。
楽しい時間は、永遠に続けばいい。学園祭で楽しいのは、本番ではなく前日までの準備。その時間をくり返すという設>>続きを読む
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まず、タイトルの出るタイミングがいい。
これが監督と長編デビュー作らしい。すごいの撮ったな。
狂暴な9才の少女ベニー。特に顔を触られると怒りは制御できない。これは父親からのトラウマだろうが、それだけ>>続きを読む
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自分でもびっくりするくらいハマった。なぜだろ? 弱っているのかな?
人と関わりたくないという清澄(川西拓実)。好きな音楽をひとりで作る。それだけでいいと思っていた。が、同じマンションに住んでいる潮(>>続きを読む
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まず、“あまろっく”を説明してくれる。小学生の優子の作文として、うまくエピソードに入れてくる。そして家族関係も作文に入れる。無駄がない。
正義感が強すぎて、努力して、優秀な成績でも、まわりとうまくや>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
山田太一の「異人たちとの夏」は、小説も映画も見てない。タイトルだけしか知らない。そんな感じで、本作を見たのだけど、好みの幻想譚だった。
ロンドンのタワマンにひとりで住むアダム。その部屋に同じマンショ>>続きを読む
正直にいうと、こういうニュースから目を背けていた。それでも入ってくる情報は、彼らの命をかけた仕事だったのかと思うと、ジャーナリズムの大切さがわかる。
2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻。>>続きを読む