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「ウナ」「ウナ」「ウーナ」
ディッディが恋人ウナの名前を3回呼ぶオープニング。この映画はウナの視点で語られる。
海辺のふたり。ディッディは遠距離恋愛をしているクララという彼女がいるが、気持ちはウナに>>続きを読む
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自分の生き方を自分で選ぶ人が好きだ。
まわりが空気を読んでいる中、水を差す女性がジェヒ。そんな彼女と同居するゲイのランス。ふたりの視点の物語。
20歳から始まって30代までを描く。ランスは兵役にも。>>続きを読む
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ウォッチリストに入れたままの本作。先日「ルノワール」がかなりよかったので、早川千絵監督作を再生。
近未来というより、あり得たかもしれない現在。75歳になったら命の選択ができるという政策。この政策のそ>>続きを読む
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圧巻だった。
この作品に関わったすべての人は、これが自身の代表作になるんじゃないかと思うほど。
時代は1964年から(この作品は和暦で表現してほしかった。「昭和39年」としたほうが重みを感じるのだが>>続きを読む
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世界の子どもが悲しくて泣いている映像のビデオを見ている11歳のフキ。そんなシーンから始まる。そのビデオはマンションのゴミ捨て場から拾ってもの。その持ち主だった人は、後にわかるのだが、そういう映画ではな>>続きを読む
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クレイアニメーションという情報だけで鑑賞。オーストラリアの作品だったんだ、
姉のグレースと弟のギルバート。双子のふたり。この物語は姉グレースによって語られる。タイトル通りのメモワール。
で、いろい>>続きを読む
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背景美術はとても綺麗なのに、キャラクターの絵がなんか不思議な感じ。手書きを強調したようにくねくねくねくね動く。その絵に最後まで慣れなかった。
ダム建設により失われた村。父親を事故で亡くした小学6年生>>続きを読む
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筒井康隆の小説というより、大林宣彦の映画「時をかける少女」を下敷きにした作品。
舞台やロケ地、お地蔵さんや尾美としのりも。ファションも随所にラベンダー色だったような。
転校生保彦が未来人。300年後>>続きを読む
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結局、他人のことはよくわかるのに、自分のことはわかっているつもりという普遍的な物語だった。
それをそれぞれが特殊能力という形で表現している。とてもうまいなと思った。
高校2年生。同じクラスの男女5人>>続きを読む
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確か公開当時映画館で見た。そのデジタルリマスター版。モノクロ作品。
チャイナタウンに住む数学者マックスコーエンの独白。起床時間から日常の記録。
数学者の神経質な感じ。ドアのチーンキーは3個もつけてい>>続きを読む
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字幕で鑑賞。
字幕の言葉と言語(ゴニョゴニョ語)を聞いているだけでおもしろい。ニヤニヤが止まらない。吹替だとこれが楽しめないということ?
たが、耳なじみのあるコトバが聞こえるので、耳がゴニョゴニョ語>>続きを読む
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自分語りから書くことにする。
私には2歳上の兄がいた。兄は高校を卒業して家出のように実家を飛び出し、好きなことをすると言って、好きな仕事をしていた。と思う。そんな兄が、体を壊し、昨年亡くなった。
弟が>>続きを読む
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インドと中国のだいたい間にある国プータン。大きさはだいたい九州ぐらいらしい。
一時は「幸せの国」として認識するようになったが、Wikipediaによると、現在の幸福度ランキングは、急激に下がり、ランク>>続きを読む
完全にノーマークだったけど、ポスターが気になっていた。で、ちょっと調べると「「音楽」、「ジャンクヘッド」に続く」という惹句に引かれて鑑賞。
まずタクシーのシーンから。家に着くとライフルを構えた人。よ>>続きを読む
原作マンガは既読。好きな泣けるマンガのひとつ。
日高先生の「描け」の言葉には、さまざまな感情がのっかる。そして「描け」がこんなに泣けるようになるとは。日高先生を象徴する言葉として、構成もよかったと思>>続きを読む
このシリーズにさほど思い入れない私。なぜならいまだに記念すべき1作目を見ていない。2作目からは全部見てるんだけどね。
で、本作は1作目のあの有名なシーンのあいつが登場するという。丁寧に説明してくれる>>続きを読む
楽しくない人生が、松浦亜弥と出会って、ハマって、ハマっている人たちと出会って、人生が楽しくなっていく。そんな作品。
街のCDショップで、イベントのチラシを渡された、イベントを見に行く剱(松坂桃李)。>>続きを読む
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これは自分のための忘備録でもあるため、この映画の仕掛けも残すため、大事なネタバレも書いています。
1977年のイギリス。
男性のジャーナリストが、老いたリーミラーにインタビューをしている。テーブルの>>続きを読む
おい。小西よ。ちょっと鈍感すぎないか? あんなに楽しそうに風呂掃除しているさっちゃんに気づかないか? 中盤のさっちゃんのセリフは名シーンだ。小雨ふる中、さっちゃんが小西に向かっての長セリフ。何も返せな>>続きを読む
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まず、タイトルのフォントがカッコいい。スクリーンいっぱいにバーーンとかましてくる。
卵の黄身に注射をすると、黄身が分裂して2つになる。その黄身のイメージをそのままに、エリザベスとスーは、黄色のコート>>続きを読む
夏。プール掃除をする女子高生の話。
水のないプール。プールに溜まっているグラウンドからの砂を掃いて出す。
基本、4人の女子高生の会話だけ。
異性としての男と自分は女であることを精一杯意識する年齢。>>続きを読む
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こういうタイトルにだまされないようにしていたつもりだったが、つい見てしまった。ポケットからハンカチを出して挑んだのだが、まったく泣けない。泣けないどころか、まったくハマらなかった。
全体のストーリー>>続きを読む
スケボーにのるふたりの少年のシーンから始まる。結構長いシーン。静かな町にスケボーの音が響いている。
映画は大きく3部構成になっている。
まず、カイルとコルトンは、森で遊び、川で遊び、カセットテープ>>続きを読む
済州4.3事件のこと。恥ずかしながら知らなかった。
ベッドのオモニが、娘のヨンヒ(監督)に語る事件の悲惨さ。オモニは、子どものころ済州4.3事件を経験した。韓国人が3万にも殺された事件。これが知れただ>>続きを読む
スーパーでお米を買うデザイナーの真知子。風俗で働く七瀬はおにぎり。売れない元子役の鈴はキッチンで米を研ぐ。ギャルでバイトで自立している美和はパックご飯をレンジでチン。
生活することは自分のお金で食べる>>続きを読む
刑務所で舞台演劇をする。
まず、やりたい題材を役者たちが順に発言する。バラバラになったので、それを全部ぶちこんで、タイムマシーンで時代をつないで、喜劇にするという。普通にこの舞台を見たくなった。
ま>>続きを読む
危なっかしい青年たちの危ないストーリー。考えの浅いこういうヤツらの行動を見ているとイライラする。で、後戻りできないところまでいってしまう。
そういう作品。
映画としてはおもしろいのだけど、人の話を聞>>続きを読む
興味本位で再生。角川春樹が監督していたんだ。
モノクロだったことに再生して気づいた。最初、Wi-Fiの調子が悪いのかと思って、一旦止めた。
時代は「昭和四十年四月」と何度も出てくる。ということは19>>続きを読む
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という諺から。「個性に応じた手の掛け方をすることが大切」ということ。
その個性の扱い方が難しいなと感じた。塚地演じるチュウサンが自閉症で、決められた時間に正確でそれ以外は許>>続きを読む
かなり久しぶりに見た。つくづく変な話。
手に入れた一軒家とトウモロコシ畑。そこに野球場を作る。“謎の声”を聞くレイ・キンセラ。その声に従う。
意外とテンポよく進み、球場を作るまでが早い。そして奇跡も>>続きを読む
すべて見たわけじゃないが、佐藤泰志原作の映画は、自分に合っている。追いつめている感じがひりひりする。
スケボーで街を走る長回しから始まる。顔ははっきり見せない。
そしてシーンが変わり、病院の和雄。自>>続きを読む
やっと見た。
やっぱりコナンくんに占拠される前に大きいスクリーンで見るべきだった。
ストーリーは単純だし、わかっていても映画の価値が損なわれることはない。
冒頭。西の悪い魔女が死んだことで街中が喜ん>>続きを読む
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なるほどこういう映画でしたか。巧みな作品でした。
タイトルの意味がわかるシーンで、これまでの違和感が納得できた。ネタバレして見ると、この納得感を得られないところだった。
カミオカンデに行ったり、灯>>続きを読む
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最初のカフェの津田と秀吉の会話が、どうもセリフくさいと思ってたら、津田が書いている小説だとわかる。
小説内の話と現在を行き来するが、土屋太鳳とバーで話をしているのが現在。で、小説が進み、いまいるバーま>>続きを読む
ギリ桜の季節に間に合ったか。
女子校。春の創立記念日に、演劇部がチェーホフの「桜の園」を演じる。それがその学校の伝統。
基本的に演劇部内だけの話で、早朝から「桜の園」の幕が上がる瞬間までの時間をほぼ>>続きを読む
映画には、いつもの見慣れた風景を変える力がある。
この映画は公開時、難波の松竹座(当時は映画館だった)で見た。スクリーンで見た砂漠の風景と坂本龍一の音楽に包まれて映画館を出た私には、道頓堀の街が異化さ>>続きを読む