狐木つくねさんの映画レビュー・感想・評価

狐木つくね

狐木つくね

映画(1230)
ドラマ(2)

セルフポートレート(1988年製作の映画)

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 シュヴァンクマイエル監督のだけ単品で観ましたが、粘土コネコネと舌👅でした。
…でしょうね!!笑

 楽しそうで可愛くて何よりです。

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観た回数:1回
直近の鑑賞:20.08.13

陥し穴と振り子(1984年製作の映画)

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 エドガー・アラン・ポー原作、異端審問で閉じ込められた男が味わう恐怖を、シュヴァンクマイエルが白黒の独特の世界観で描き出す。

 迫ってくる振子と、そのマシーンの不気味な造形。火を吹いて近づいてくる悪
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対話の可能性(1982年製作の映画)

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対話を表す3つのストップモーション短編アニメ。3つとも素晴らしかったです。

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『永遠の対話』

 様々な知識・見解を持った人同士が対話を重ねることでお互いの認識を再構築していき、人格が形成され
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.2

"春は終わったわ"
"今日はフロラの夏さ"

【STORY】
 血液検査の結果を待ちながら不安に暮れる女性クレオの2時間を切り取った作品。


【一言まとめ】
●時刻で刻む、待ち遠しい時間
●関係性を
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プリシラ(1994年製作の映画)

4.2

"都会に散々グチったけど、
 私たちには都会しかないのよ。
都会の壁が私達を守ってくれるんだわ"

【STORY】
 砂漠の真ん中を目指すドラァグ・クイーン3人組の波乱万丈ロードムービー。


【一言
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.3

"とうの昔に人生から脱落したと思うことは?どこかでしくじり、あるべき人生の"失敗編"を生きてるって。"


【STORY】
 無職の変態オタク青年が、ロサンゼルスの陰に潜む謎を解き明かそうと奔走する。
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アッシャー家の崩壊(1982年製作の映画)

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 エドガー・アラン・ポー原作でも、シュヴァンクマイエルが映像を作ればこうなる…笑

 人間の姿を見せずに、家具や土木の不穏な動きだけで物語を表現。棺が進んでいくシーンや漆喰がうごめくシーンではゾクゾク
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オトラントの城(1973年製作の映画)

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 女性をかけて戦った騎士達の伝説の物語のアニメーションと、伝説に登場する城を実在すると信じた男を追うモキュメンタリーを交互に見せる。

 監督、騎士達が剣をキンキン鳴らして決闘するの大好きだな。笑
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レオナルドの日記(1972年製作の映画)

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 ダ・ヴィンチの似顔絵や習作をアニメーションにし、その合間合間に様々な人のトライ&エラーや戦いの映像を流す短編。

 砲弾バクバクの表情が面白い。眼球が1回転する映像が繰り返されて気持ち悪かったです…
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ジャバウォッキー(1971年製作の映画)

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 カオス・自由の代名詞ともいえる「鏡の国のアリス」の「ジャバウォックの詩」から始まる短編。

 子供の遊び、無邪気な遊び。無限の発想力は終わりのないカオスを生み出す。

 そしていつしか子供は大人にな
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ドン・ファン(1970年製作の映画)

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 有名なプレイボーイ、ドン・ファンの物語をシュヴァンクマイエルが短編映画化。

 いつも通りのボロい人形達が演じますが、中に人が入っているっぽいですね。でも「人が入ってるのかな?」としばらく観察するく
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コストニツェ(1970年製作の映画)

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 ひたすら納骨堂の内部を映すドキュメンタリー。

 リズミカルなカット割で、人骨による様々な装飾を見せてくれます。

 骨が弦楽器のような形に組み合わされた部分や、子供の頭蓋骨に天使像が添えられている
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.6

マーク漏れ。

『博士と彼女のセオリー』を観た際にマーク漏れに気づきました。

 天才の苦悩や周囲の人々との関係性を描く傑作ですね。

また観たら投稿し直します。

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観た回数:1回
直近の鑑賞
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劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし(2013年製作の映画)

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🐶"バウ"
🐻"いぬはどうぶつえんにはいれないきまりだ"
🐰"でもおともだちです
 せかいでいいばんいいこです"
🐻"せかいいち?
  じゃ いいよ"
🐰"いぇーい"

 「こどもむけにしてもツッコミ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

"戻ったらサラに熱い思いを伝える。
 ノドが乾いてたら水をあげて、
  オナラでどこへでも"

【STORY】
 無人島。絶望し首を吊ろうとしていたハンクは、流れ着いた死体がオナラを推進力に水を進み始
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家での静かな一週間(1969年製作の映画)

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 スパイ風の男が、毎日覗き穴を作っては部屋の中を観察する。

 部屋の中の無音の世界では毎日異なる不思議な事が起きていて…

 花瓶の水を飲んでしまうジャケット、羽が生えて飛ぼうとする椅子。ブルブルと
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部屋(1968年製作の映画)

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 謎の部屋に閉じ込められた男がしようとすること全てを妨害される、可哀想でクスッとくる短編。

 アリスに通ずる不条理不思議感。

 ええ!?そうなる!!?みたいな事ばかり起きるので観ていて飽きません。
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ワイズマンとのピクニック(1968年製作の映画)

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 屋外でバカンスを楽しむ家具や日用品達のストップモーションアニメ。

 屋外では陽光もすぐ動いてしまうだろうし、影の表現とか大変だったでしょうね。

 服が何か食べては種を吐き出しているのが可愛かった
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

"ただの言葉さ、いつかは消える"

【STORY】
 個人的に詩を書き続けるバス運転手の1週間を描く穏やかな作品。


【一言まとめ】
●何もないけど何かあり続ける日常


【感想】
 終わりがなく、
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

4.2

"私が誇りに思うのはママの信念よ。
 ママの生き方や人生観よ。
 諦めない人だわ。
 最後まで必ずやり遂げる。"

【STORY】
 "家族に迷惑になる前に自ら死ぬ" と宣言した92歳の老婦人と、その
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

"お前の血か?"
"違う大学生のだ。いきなり体を突き刺して俺の上で死んだ。"

【STORY】
 山奥の小屋で休暇を楽しもうとする2人のおじさんタッカー&デイル。
 しかしその森に遊びに来た大学生との
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庭園(1968年製作の映画)

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 友人の家に招かれた男は、庭を守る奇妙な生け垣を目にすることになる…。

 台詞の少ない16分ちょっとだけでも、強迫観念、洗脳、といった不穏な恐怖を感じます。

 終わり方が好き。

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観た回数
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自然の歴史(組曲)(1967年製作の映画)

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 魚介類、虫、魚…と自然界の様々な生き物をフィーチャーし、様々な撮影でコラージュしたような作品。

 音楽との合わせ方はディズニーの『シリー・シンフォニー』シリーズのようなのに、"生と死" を生々しく
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地下室の怪(1966年製作の映画)

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地下室ってなんか怖いし、無限の "恐怖の可能性" が眠ってるようか気がしちゃいますよね。

無限ループじゃが芋、睨んでくる猫、手招きおじさん、黒い不味そうな料理(?)を作るおばさん…そして絶望。

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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.1

"独占欲が強いの。"

新文芸坐のシュヴァンクマイエル3本立上映にて鑑賞。

【STORY】
 子宝に恵まれない夫婦。夫は気休めに "赤子のような切り株" を持って帰るが、妻は想像以上にその切り株を愛
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ファウスト(1994年製作の映画)

3.8

"ピルケ!"
"ぶるぶるぶるぶるぶる…!"
"パドルケ!"
"ぶるぶるぶるぶるぶる…!"

新文芸坐の3本立上映にて鑑賞。


【STORY】
 怪しげな地図を元に辿り着いた場所で、男は夢とも現実とも
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アリス(1988年製作の映画)

4.2

👄"…と帽子屋は言いました"

新文芸坐のシュヴァンクマイエル作品3本立にて久々の鑑賞!

【STORY】
 あの「不思議の国のアリス」を、奇天烈アート監督シュヴァンクマイエルが映画化したら…。
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肉片の恋(1966年製作の映画)

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 切り分けられた肉片が、男性と女性のようになり恋に落ちる1分間の短編。

 面白いなぁ。どうして肉片をストップモーションで動かそうと思ったんだろう…?
 天才の頭の中は分かりませんね…。

エトセトラ(1966年製作の映画)

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・翼で飛ぶ実験を繰り返す人

・調教師と動物

・家の絵を描いては消す人

の3本立て。
何がしたいのか分からないのにクセになる映像ばかり。生粋の芸術性を感じます。

棺の家(1966年製作の映画)

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 モルモットを愛でる人形と、通りかかった人形が何やら交渉決裂して喧嘩に。

 互いを殺したつもりになっては相手を棺に入れるが、中々互いが死なずに喧嘩は続く…

 人形の肌のボロボロ具合が過去の遺物感を
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J.S.バッハ G線上の幻想(1965年製作の映画)

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 腐ったリンゴを放り捨て、隣にあったリンゴに齧り付くと、男はパイプオルガンを弾き始める。

 バッハの旋律に乗せて、石壁がめくれたり戻ったり、扉が閉まったり開いたり。

 パイプオルガンの音色が何か邪
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石のゲーム(1965年製作の映画)

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 チクタク鳴る時計とオルゴール。

 蛇口から出る水のように現れた様々な石が、延々と色々な動きをしながら様々な形を作り続ける。

 おどろおどろしさはあまりなく、子供のような遊び心を感じる。正直あまり
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シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック(1964年製作の映画)

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 面長で不気味な人形2人が凄技を披露し合う目まぐるしい短編。

 バイオリンの高音など、キンキンした音の数々が耳を掻き毟る。

 "バイオリンの弓をすり抜ける甲虫" といった、気味の悪さと何とも言えな
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.4

"マリファナばっかり吸ってるからよ!
 人生の半分は狂ってるから!"

"ごめん、上手く説明できなくて…"

"これって現実…?"

【STORY】
 "血を流し死んだ正体不明の男" の真相を追う警察
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

"議論の余地はないわ。
 彼は生きなくては。"

【STORY】
 障害を患ってなお真理を追求し続けたスティーヴン・ホーキング博士と、その妻だったジェーンを中心に描く伝記映画。


【一言まとめ】
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.3

"…家に戻りたい"

"おかえり。"

【STORY】
 音楽と妖艶なダンスが持ち味のクラブ「バーレスク」。
 経営者テスは店を他人に売り渡したくないが、裏では借金に圧迫されていた。
 そこへやってき
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