trswさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ポルノ・スター達の姿は「社会からキャンセルされた人々」の姿であり、この映画はそっくりそのまま2022年の西側諸国の映画シーンに投影することができる

外部から見ればチープなものにすぎないポルノビデオに
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山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

4.0

フィルムからデジタルへ、
スタンダード→vista→シネスコと時代の変化とともに変化していく映像には単純に興奮するじゃないですか 90年台に批評的な全盛期を迎えた中国映画の歴史を踏襲しながら、中華人民
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

市民を撮るとはどういうことか?社会に馴染んだ善良なマイノリティの権利を擁護することは何も難しいことではない 真にマイノリティの側に立つということは

○○○○と呼ばれる人々の想いを汲み取り、彼らに想
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.4

いい意味でよくできた恋愛映画 「僕らの先にある道」でもそうだったけど中国の恋愛映画は二人の関係と同じくらい二人の家族との交流に重きを置く 深みが出るのと説教くさいのとで両輪なんだけど、新鮮である
ラス
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ZAPPA(2020年製作の映画)

3.6

フランク・ザッパ そのワークの量があまりにも膨大で幅広く、その上ジャンル分けの世界から逸脱しているこの作家はヒマラヤの高峰のようで、近寄ることすら難しい雰囲気を持っている
この映画ではそんな彼をひとり
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グリース(1978年製作の映画)

3.3

「サタデー・ナイト・フィーバー」と地続きでもあるジョン・トラボルタの環境から来る粗さと純情が映える ホモソーシャル、もっと広げてティーン期の自己を表現しきれない苦しみがよく描かれてる

脚本の唐突さと
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別離(2011年製作の映画)

4.1

イラン映画のフィルムの質感が好きだ 映画の映像の質感だけで見たくなる映画ってあるじゃないですか 一時期のイラン映画にはそれがある
この作品は脚本が大変よくできていて、誰もが善良な市民なんだけどギリギリ
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.8

カラックスは面白い 映画って色んなことできて自由でいいな!!って気持ちに久々にさせてくれた監督だ

アネット(2021年製作の映画)

4.1

すごいものを見た、、、今まで見たことのない映画 CGの使い方が素晴らしい CGの違和感を消すのではなく、違和感として取り込んだことがこの映画の肝になっている

最初は自分の物語として観ようとしていたん
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

こう言う映画が1番好き 特定の時代を、小市民が力強いユーモア/批評精神と共に生きていく姿を撮るために映画はある それは中国第五世代の作品やクストリッツァの傑作にも通じるもので、自分のツボなんだと思う>>続きを読む

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

-

爆睡してしまいました!!!
この映画は悪くないです 映画は体調がいい時に見ましょう 自戒として記録します

ノスタルジア(1983年製作の映画)

-

これは難しかった、、、、、「ストーカー」「惑星ソラリス」と観てきて、タルコフスキー意外と理解できるな??と思っていたんですが裏切られた

鋭かったカットをとりあえず上げていきたい 徹底的な横と奥の直線
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

普通に超重い!!!でもそれが良い

家族・宗教・生活の苦しみから脱れるための、ダンスフロアでの悦びすら欺瞞だと気付かされるあのシーンが素晴らしい 地元なんて最低、でも橋向こうだってクソなのは知っている
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.3

バイクの長回し、電車、ギャンブル、、、侯孝賢「憂鬱な楽園」のあまりに明確なリファレンスで映画のハイライト部分のモチーフが構成されており、あの映画ほどのインパクトを感じさせないのでそこの弱さは感じてしま>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

鋭かった 鋭いんだけれども社会問題への切り込みとかよりも、純粋な映画技術の高さに目がいく

重いサスペンスにも関わらず、終盤の殺陣の部分において突然顔を出すコミカルさ(クーラーボックスの「肩透かし」も
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

アンダーソンの作家性の強みでもあり、裏っ返せば嫌味な部分でもある整然とした配置と運動は、アジア的な雑多さと決して綺麗ではないモチーフを経由することによって自らの欠点を補っているし、他の作品にない崇高さ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いろんな意見があると思いますが、僕の審美眼を勝手に巻き込まないで下さい

この映画は素晴らしいです 徹底的に構築されたセットと、物語の展開から人の心情を描き出すハリウッド映画の伝統を、大画面で見せ
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

-

不思議な感覚 とても良かった

原作を読んだことはないのだけれど映画を観るに一つ一つの言葉にこもる意味が強い作品だと思う そうした言葉を演出によって強調するのではなく、会話の中に自然に放流していく
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狂った果実(1956年製作の映画)

4.0

超いい
ヌーヴェルヴァーグに影響を与えた、どころか飛び越えて10年先にアメリカンニューシネマをやってるし、なんなら真っ先に連想するのは「さらば青春の光(1979!)」だし、それが生ぬるく見えるくらい鋭
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.9

The Kinksが大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

The Hand of God(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Coming of Age映画らしい真摯さ(家庭における困難/静謐と激情のコントラストというモチーフから「はちどり」を強く連想させる)と欧州映画らしい絵へのこだわりが合わさったとても良い作品 映画館で>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

もう一回見たい!!!!!!!!!最高の娯楽映画!!!!!

ウェス・アンダーソンの作品って映画館で観ないと絶対良さわからないなって理解できました
映像にあまりに情報が多いから大画面で観ないと堪能しきれ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

笑えるんだけどこいつら何やってるんだ、、、みたいな怒りと半々

ディカプリオはアメリカに拘ってないでさっさと中国に情報売ったら良かったのに、そして彼らの迅速な対応で隕石の危機は回避され、パクス・シニカ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

これだけ大量のキャラクターを「別次元」から呼び覚ましてマーベルファンの欲望を満たしながら優れた一本の作品にできるのは上手いよなあ
MCUって単独作とかだと音楽の力等で引っ張っていくある種の力業(映画
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ローリング・サンダー・レヴュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説(2019年製作の映画)

4.0

これもっと観られなきゃおかしいと思います

ボブ・ディランがバエズやミック・ロンソン、ギンズバーグをはじめとしたメンバーを引き連れてアメリカを回り、その場で出会ったミュージシャンとも共演を重ねていく夢
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.9

ジャームッシュ落ち着く〜〜〜安定に良い

カラーと場所を限定することで会話と細やかな動きに注目させる手法
別の話の中で同じモチーフを縫い物のように繋いでいくことで何か特別な意味を浮き出させるわけでも
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憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

カイエ・デュ・シネマ誌で絶賛されるのは超わかる 観たときは気づかなかったけど振り返ってみればあまりにもゴダール的 ラストなんか超「気狂いピエロ」だよね(見直したい)

「フラワーズ・オブ・シャンハイ」
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フラワーズ・オブ・シャンハイ 4K デジタルリマスター版(1998年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

遊郭ものとかって実は得意じゃなくて、それは自分の経験から引っ張ってきて繋げられる部分があんまりないからなんですよね

何が始まったでもないのに幕が開き、何が終わったでもないのに終わっていく それは世界
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

超いいな〜〜でもこれは映画館で観たかったな〜〜〜やっぱり僕はMCUの全盛期にギリギリ間に合わなかったんだな、、みたいな後悔

この映画の素晴らしいアクションシーンで「マトリックス」的なモチーフを引用し
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