プルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ハートストーン(2016年製作の映画)

4.8

思春期の悩みに見せかけてジェンダー的な問題を含み、しかしながら若さ故の悩みに落とし込むことで誰もが同じように受け止めることができる。

クリスティアンは自らの抱える恋愛感情、のようなものに悩み、ソール
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

4.2

あれほど優しく謙虚な言葉を使う水島くんが、「いいですね。」「はい、いいです。」と誉め言葉をまっすぐに受け止められる、そんなパン屋さんのお話。

ピーチガール(2017年製作の映画)

3.0

ベタベタの恋愛映画だけど、漫画の実写化特有のくささとかはあんまりない。沙絵がひたすらにむかつくんだけど、いいよね。

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.2

相変わらず面白いですね。少し持ち上げられ過ぎ感は否めないけど、期待外れということはない。

帝一の國(2017年製作の映画)

3.0

原作より若干薄いのと、はしょった部分だけ少し気になるかなぁ。まあでも原作を知らなければ問題ないレベル。普通にめちゃくちゃ面白い。菅田くんがなんともいえず可愛いし、帝一のまっすぐさに重なる。

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

これだけしょうもなくてくだらないのにたまらなく楽しい。
壊れたエアコンのクーラーを巡ってタイムスリップを繰り返すわけで、細かい矛盾はあるのかもしれないけど基本の時間軸の説明はしっくり来るし、作りとして
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

2.5

悪くないんだけどなぁ、詰めが甘いと言うか惜しい。
叙述トリックが見え見え過ぎる気がする。

エコール(2004年製作の映画)

4.3

きちんと見たくて、きちんと見られないまま3回くらい借りてしまった。この監督の描き方には少女が似合う。成長そのものをひたすらに美しく描く。

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.2

ストーリーのトリックもさることながら、そのあとが泣ける。叙述トリックのミスリードにきちんと意味を持たせることでトリックも活きるし、そのあとにだれることもなく話が展開される。瑛太は良いね。

乱暴と待機(2010年製作の映画)

3.0

意味わかんないけど面白いな。二度は見ないが、似たような映画は見そう。ローリングの監督か。確かにゲスさは似てる。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.5

シングストリートからこれを見たんだけど、最高以外の言葉が見つからない。音楽が本当にずるい。この映画は歌であり、あの曲たちは映画。

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

3.7

タイ映画って何となく敬遠してたけどめちゃくちゃ後悔した。舞台となる島が、日本でもアメリカでもヨーロッパでもない、独特の文化であり背景で、あの場所ならではのお話だった。むしろ観光地とか旅番組で目にするよ>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

3.7

きっとうまくいく、より少し物足りなさはあるもののなかなか良かった。序盤は下ネタのオンパレードだけど、まあコメディの一部かな。相変わらずの見事な伏線回収。

怒り(2016年製作の映画)

3.9

ある人愛する人を最後まで守り、ある人は愛する人を最期まで思い、ある人は愛する人を最期まで信じ、ある人は最期まで愛を知らなかった。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.8

色んな要素が入っているのにとっちらかることもなく、最後にはきれいにまとまってる。インド映画ということで期待を裏切らない歌や踊りも含みつつ、笑いあり涙ありとはこのことか、という感じ。
人生の喜怒哀楽、生
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.3

どう言葉にすべきか悩んだけど、おもしろくもあり、寂しくもあり、彼が一歩を踏み出すまでの過程がリアルに描かれている。悲しんでいないというより壊れている、それにさえ気付かない。徐々に色んな人と関わっていく>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.8

単純にカメラワークの面白さも見所。単調な日常がいろんな角度から描かれる。でもラスト15分は、見るべき、としか。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.6

偏屈なおじさんだけど、開始15分くらいで憎めない人だなぁと思える。
人を思うことは難しいけど、それはいつも暖かい。

0円キッチン(2015年製作の映画)

2.8

ドキュメンタリーだね。
もったいなさを押し付けたりせず、廃棄されたものだけでこんなに美味しいものが作れるのにという素直なメッセージが刺さる。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.3

初タランティーノ。正直あまり好みではないが、すごい。3時間超なのにも関わらず圧倒的なスピード感。クセになるのもわかる。

天空の蜂(2015年製作の映画)

4.0

これが明確なメッセージとなりうることはないが、映画の立場としてはそのくらいが正解な気がする。
綿密に練られたさすが東野圭吾というスケール、堤幸彦の飽きさせない138分の作り方、役者の温度。全ての感情と
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獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)

4.8

切ないけれど美しい。ホラーじみた描写もあるけれど、決して驚かせるわけではなく、当人の恐怖心を描く。

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

4.8

おそらくテーマがそこではないからだと思うんだけど、自閉症による弊害(というと語弊があるかもしれません)があまりなくて、かといって周りがすごく寄り添って支えているかといえばそうでもない。あえて「変人」と>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.1

確かに欠点が長いことしかない。それも必要性のある長さ。
時折映画が質的に変わるから飽きないし、何か目的を描いてるわけでもないから不自然な展開もない。色んなことを学んで成長していく、ただそれだけ。

ヴィクトリア(2015年製作の映画)

3.4

リアル感は確かにすごい。やはり時間の流れがひとつしかないというのは圧倒的にリアル。
ただしもちろんそれだけに良いところも悪いところもあって、今回は良いところが勝ってたかな。展開は疑問も残るけど、リアル
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マエストロ!(2015年製作の映画)

3.0

この監督は人を撮るのが本当に上手い。
のだめっぽさはあるけど、まあ音楽映画である以上それは普通のことだと思える。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.6

この作品に関しては良かったんだけど、基本的に戦争のお話って良くなかったっていう感想が許されないのが少し腑に落ちないんだよね。

良かった理由としては、お涙頂戴の偏見まみれの話じゃなくて、身近な幸せとか
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.6

どうしても時間が逆行してるというシステムが気になってしまった、、、
でもこの手の話にしては綺麗事も少ないし、何より切なくて良い。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.7

むちゃくちゃ好き、面白い。シンギュラリティとかそのへんの話が分かれば分かるほど面白そう。

二重生活(2016年製作の映画)

3.6

あらすじを読んでいれば受け入れられるけど、確かに尾行なんて聞いたら壊れていくものはあるよね。
される人間、する人間、させた人間、知った人間。

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

2.9

異世界と現実の融合がぬるっとしてたのだけちょっと違和感があってもったいなかったけど全体としては面白かった。ストーリーの軸もはっきりしてたし。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

初ドランだったんだけど、全部こんな感じなのかな。
家族という集合体を、ここまで孤立した描き方をしているのは面白い。作品としては好きだけど物語としてはいまいち入り込めなかった。