TMCさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画のケンカ描写として日本映画史上最高。現実は大体もっとグダグダだったり凄惨だったりするところをリアルなりにギリ、見ていて面白い暴力にするバランス。ケンカという、ルールのないものにおける強弱というもの>>続きを読む

デッドマン・ダウン(2013年製作の映画)

3.8

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予想外によかった。ノオミ・ラパスが今までで一番美人に見えた。最後活躍したし。ミレニアムの監督と主演コンビ。コリン・ファレルもはまってた。子供を殺されたという、ヒットマンズ・レクイエム(これも良かった)>>続きを読む

リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン(2014年製作の映画)

2.5

刺激だけ強くて安くて雑。劇中の「どうせ味なんかわからないんだから添加物たっぷり入れとけ」をそのまま返す。

光りの墓(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

個人的に「サンサ」以来の気持ちよく寝ながら見た映画。見ながら寝たではなくて。単につまらないなら最後までぐっすりなんだけどそうではなく、中盤まで半覚醒状態で、後半は目が覚めて集中して見る感じ。同じ画面が>>続きを読む

ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)

4.0

さすが内藤監督。光クラブだった。主役二人は他の作品が嘘のように素晴らしかったけどそれ以上にニコとダフの演技が最高だった。AUTO-MOD、筋肉少女帯、そして言うまでもなく丸尾末広から連なる世界を201>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.3

やっぱり最高。ウインターソルジャーの方がバランスよかったけど面白さ優先、加点法で。

アメリカの影(1959年製作の映画)

-

できればスクリーンで見たくて我慢してた作品。どうも無理そうなのでレンタルにて。ストーリーはよくわからないまま独特なカットとキャラの魅力、何より全編に流れるジャズのかっこよさに導かれて最後まで。ミンガス>>続きを読む

SHARING(2014年製作の映画)

4.3

これは見逃さなくてよかった。鑑賞中に連想したのは「Dressing Up」と「完全なる首長竜の日」。時間なくて終わってすぐ出たけどトークショー黒沢清って知ってたら残ってた。キヨシつながり。許可局員は半>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

入江監督の原作ものは三作続けて楽しめなかったのでここまで。次作がオリジナルだったら見に行く。

と怒りに任せて書いたけど映画ポッドキャストをやってくれる人は神なので次回原作ものでも検討しようかな。客
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

完璧な出来では。この監督ぽくない話かなと思ってたけどなんでもできるのか。特に後半の緊張感が物凄くて疲れた。ジョシュ・ブローリンは相変わらずいいし主人公の相棒が和ませ役としていい塩梅だし(M・ペーニャだ>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

なるべく情報を入れないようにしていたので鑑賞前にブランチで母子役の(素の)姿を見てしまったときちょっとイラっときたけど、むしろ見ててよかった、安心した…と思えたくらいリアルできつかった。全編、描写が悲>>続きを読む

讐 〜ADA〜 第一部 戦慄篇(2013年製作の映画)

4.0

一部と二部あわせて評価。コワすぎ!やカルトは最高なんだけど一本選べと言われたら意外に評価が低いこれ。大ネタのどんでん返し以外にも意外性のあるシーンが多数で飽きない。母親とか。カゲボウシ的なキャラがかっ>>続きを読む

ヴァンパイア(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

CS録画。個人的に途中で見るのやめる率ナンバーワンの監督ながら今作はちょっと違うかもと思って見たら面白かった。劇場で見ても後悔しなかったかも。シネマライズ閉館直前にかかってたやつ。

と数ヵ月前に書い
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

基本、合わない監督なんだけど前作の「ヴァンパイア」が思いのほか面白かったのとキャストに惹かれて鑑賞。やっぱり招かれざる客だった。苦手な料理の行列店のような、こればっかりはクオリティとは別の問題で、作り>>続きを読む

小さな世界はワンダーランド(2014年製作の映画)

4.0

WOWOWぷらすとのソーシャルビューイングで解説のみ聞いてレンタルしてみた。(TVオリジナル完全版)BBC+ピクサーということで、確かに今まで見たネイチャードキュメンタリーとは全然違った。メイキングを>>続きを読む

孤高の遠吠(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

満点。新しいジャンル作ってるからしょうがない。ドキュメンタリーでもモキュメンタリーでも実録ものでもなくてどれでもある。上手いとか下手とか関係なくなる反則。実はうまい。テロップのセンス!(サンダーロード>>続きを読む

鉄と鉛 STEEL & LEAD(1997年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

未ソフト化。日本映画専門チャンネルでようやく見れた。小説版を先に読んでたせいでちょっと物足りなくはあったけどこの映像版がなければ小説もあそこまでブラッシュアップできてないと思うし、キャストも良くて単体>>続きを読む

グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半は面白かった。良くできた映画だと思うし、作り手がやろうとしてる事はうまく行ってそうだから後は好みの問題。個人的に登場人物が好きになれなかった。優柔不断だったりがさつだからではなく。特に主役の男と家>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

どんなに酷い場面でも実際目にしてしまえばそこまでなんだけど見せない事で無限に想像できてしまうタチの悪さ。展開も全く読めないため緊張感が凄かった。反応に困る場面も多数ながら段々見方がわかってきてラスト手>>続きを読む

幕が上がる(2015年製作の映画)

3.8

出演者素晴らしかった。夏の午後とかに劇場で見てたら最高だったろうな。あと監督が違ってたら。余計なことするからいい場面でも気が散った。

イエローキッド(2009年製作の映画)

4.5

東京芸大のDVDで数年前に。演技も演出もすばらしく尋常じゃない絶望感。新作の前に見返す気はしない。

ぼんとリンちゃん(2014年製作の映画)

3.8

山本しんや監督がラジオですすめてて、その意外性と山本監督の開拓精神にちょっと感動して見てないみたら面白かった。題材も登場人物にも興味もてないのに面白いのはすごい。ということは間口が広い作品。価値観の衝>>続きを読む

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

町山さんがラジオで紹介してて見たくなった作品。町山さんの語りは映画より面白いときあるから注意してたんだけど、これは実際面白かった。
スタイリッシュな映像と話のテンポがいいし、子役の男の子が一番怖いとい
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

メモ。ジェニファー・ジェイソン・リーのキャリー状態、ギター弾き語り。タイムマシンとしてのモリコーネ。ゾーイ・サルダナの贅沢な遣いみち。洋製安岡力也M・マドセン。フォントセレクトが完璧。

あ、ゾーイ・
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

らしい手堅い作りで楽しめた。Jホラーからの過渡期感ある。

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開時は何となく重そうに感じてスルーして、評判の高さに押されてようやくDVD鑑賞。個人的に「ONCE」もそうだったけどこういう抑制の効いたintimateな作品は深夜ヘッドホンで一人で見るのにいい>>続きを読む

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.6

コーヒーとトークつきのイベント上映でかなり楽しめた。これを見終わってすぐコーヒーが飲めるのは最高。サードウェーブは苦手なのでFUGLENも正直合わなかったんだけど、映画の中であるバリスタがエスプレッソ>>続きを読む

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.0

三宅監督がお薦めするだけあっていいですねこれ。プロットはメタながらド直球のホラー愛と笑い(とくに約2名(笑))とオマージュにあふれてて非常に好感がもてる。キャスト映像音楽どれもちょうどいいし。基本を押>>続きを読む

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

これはちょっと珍しい体験。面白いか面白くないかで言うと面白くなかった。というか映画として失敗してる。好きなところは多々あるんだけどそれが作品に貢献できてないというか。

ハードルは上げすぎてないと思う
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

好きなセンス。勝手に怖さを期待してしまってちょっと肩透かし感はあった。音楽と映像最高。けどヒロインに移した彼は移した後もソレが続いてるって何でだろう。謎をとくヒントか意味なしか。あとはセックスの定義は>>続きを読む

ガチバン MAX(2010年製作の映画)

4.8

完全な偏愛作品。窪田君は当然ながら鈴之助と鎌田奈津美がすばらしい青春ファンタジー。