Tocoさんの映画レビュー・感想・評価

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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.0

アメリカの人種差別も複雑だ。黒人向けの警察から身を守る方法というパンフレットがあれば、よそ者の白人はコミュニティに溶け込もうと悪ぶったり。変わっていく住民たちの摩擦もあって、なかなか難しい。ウーバーで>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

ワンスアポン…というのは、おとぎ話の最初に使われる「むかしむかし〜」という意味のようなので、これは"ハリウッドのおとぎ話" 内容はシンプルなのに、リックの撮影シーンとか冗長に感じる場面も多々あった。主>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.3

イーニドのファッションが最高に好みで、それを楽しむ映画だ。周囲の人を振り回してばかりいるイーニドはかなり性悪だが、どうにもならない彼女の生き方が妙にクセになる不思議な映画だ。スキップ・ジェイムス良いな>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

登場人物の全てが満たされていない。
無関心な両親に傷ついたジェーンの気持ちをリッキーが埋め、平凡さに苦しむジェーンの友達は父親を求める。彼らを媒介しているものはマリファナ、拳銃、物欲である。家族問題は
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

2.2

これは良くないと思う。カメラワークやレトロフューチャーな雰囲気は良いんだけど、なぜダニエルが金に固執したのか不明で、ハンターやダニエルが何をしたいのか全く伝わってこない。ダニエルがどうやって麻薬をさば>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.1

娘を失っていたのか。月面着陸という人類の大きな偉業を家族の悲しみのレイヤーを重ねて見るという新たな視点の映画

アポロ13(1995年製作の映画)

4.0

映像とか演出は正直古めかしいのだけど、エンタメ機能がきちんと作動してる。
オープニングの一本のネジ、テレビ放送されていると思って頑張るクルーたち、2アンペア足りないけど最終的には賭けにでるエンジニア、
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

2.5

ゼインは生きる力があるんだけど、悲しいかな彼の生きている世界に彼を生かす術がない。
この映画では、親の養育放棄は貧困と難民問題が絡み合っているのだが、「誰も知らない」とか、現代日本の虐待問題とミクロな
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

宗教性というものを現代社会に持ち込む異質感。冗談を理解できないラザロは善良というよりも発達障害のよう。小作人の老け方がまちまちなのはキャスティングの問題だろうか。タンクレディは老人にしか見えない。(タ>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.1

わかりやすい映画。「本当に最悪」というものの追求例ではある。じわじわといたぶる感じが本当にサイコ。フランスが舞台だから妙に優雅。犯人役の小太りなインテリがちょうどよいかんじに実はやばいやつオーラを出し>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

2.7

キャラクターはグラン・トリノと同じ。やってることはアメリカン・スナイパーと同じ。。

退役軍人、悪口を言い合うような絡み、アメリカ版懐メロ、携帯電話が嫌いで、ポークサンドイッチを愛する、二グロと言っち
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

4.0

エンディングシーンに全部持っていかれた。ちいさな独裁者という邦題はなかなかいい。実際、あの時代にヒトラーの真似をする奴は沢山いたのだろう。暴力の連鎖と同じである。しかし肉片がよく飛ぶ映画だ。

エンデ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

2.7

村上春樹の小説が元で、ストーリーを追う必要はない映画。韓国が舞台になっていても違和感はあまりない。村上春樹の世界観の凡庸性が生きてるが、小説から着想を得た別物と考えてよい。
ヘミは美しい。サン族のグレ
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.7

晩婚化社会×国際結婚×差別×格差×嫁姑問題×シングルマザー…と、あらゆる問題が詰め込まれたごった煮で胸焼けしそうな内容なのに、強引にまとめられたのは、主人公・岩男の愛が真実だったからだと思う。登場人物>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

2.6

戦争の傷跡…というよりも、多民族国家アメリカで失われていく古き良きアメリカがテーマだ。高齢者問題や人種差別、若者の失業など現代的な問題が数多く描かれているのも興味深い。
点数が低いのは、モン族のチンピ
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.2

いかにもアメリカ人によるアメリカ人のための映画なのだが、イラク戦争の失敗を知る今の私から見れば、911テロをきっかけに「国を守る」「家族を守る」というクリスが掲げた正義は暴力なのである。
彼の出身地は
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

2.7

タンジェリンの過激さとビッチっぷりは相変わらず。 もうちょっと母と娘の関係性が描ければ作品に奥行きが出たのかもしれないが、彼女たちの周辺の出来事も色々ありすぎたために、最後のシーンの盛り上がりに欠けて>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.6

笑える時代劇と思ったら、ふつーに良い映画だった。
金に目が眩んだ老中に対して、貧しくても仁義を貫く湯長谷藩の人々に感情移入してしまう。深田恭子は浮いてたけど、家来一人一人の個性をよく描いてる。猿の名前
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.4

土地が人間の心を蝕む、というコンセプトに、ネイティブインディアンの迫害の歴史が重ねられたストーリー。
アメリカの大自然とスノーモービルの機動性が作品に美しさと速度を与えている。主人公はネイティブインデ
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

2.7

映像は綺麗だった。登場人物のリマ・ジタンと修理工?のファイはどちらも鳥のように見えた。離婚問題はどの国でも共通。。

黄色い大地(1984年製作の映画)

3.0

中国地方の土着的な風習を存分に味わえる。窓の切り絵に反応。甲高い歌は耳に残る。黄河の偉大さ、人間の貧しさを存分に味わえる。

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

一言で言えば「中国はとても病んでる」
ジャ・ジャンクーの描く中国地方の閉塞感が好きなのだが、この映画はもっと息苦しい4時間だ。カメラは人物にフォーカスされ、大気汚染とぼかし処理された背景が、いっそう画
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⼗年 Ten Years Japan(2018年製作の映画)

2.5

香港版十年は、言語や地方と都市の問題など、もっと社会背景を基盤としたリアリズムがあった。プラン75やいたずら同盟、DATAに関しては倫理的な実現可能性が薄く、「十年」というコンセプトから離れてしまって>>続きを読む

罪の手ざわり(2013年製作の映画)

3.5

実際に中国で起きた事件が参考にされたオムニバス形式の作品なのだが、登場人物たちの状況はゆるく重なり合う。青の稲妻と被るシーンもあり(ボロいバイクで走る、野外京劇など)監督の作家性を強く感じる。

列車
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