自分でも何を言ってんだと思うが、動物が喋りだした瞬間ガン萎えしてしまった。
『銀牙−流れ星銀−』をリアルタイムで読んでいた人もこんな気持ちだったのかもしれん。
ワンシーンはきれいに撮れている(ラストの雪に囲まれる車内での掛け合いなんて大したものだ)が、ユーリー・ボリソフらが出てくるまで40分以上かけてるのは流石に鈍すぎる…!
鉄工所の作業シークエンスがなかなかの迫力。ブラゼッティはドキュメンタリー撮っても面白いもの作れたのでは。
ロープで崖から落ちそうな男を釣り上げるナイスガッツ!
小屋は燃やすし銃撃戦は至近距離で行う、予想外のパワフルさが非常に頼もしい。
かつての同胞たちの末路を知って真剣を用いるという凶行に走るのが「台本のあらすじを読んだから」というのが、シナリオ先行の映画だなあ…。低予算なのでビジュアルで見せるのは難しかったというのは察するが。
て>>続きを読む
クソガキたちが犯罪行為をガンガンやる完膚無きまでのクソガキっぷりで良い。映画的には極めて倫理的だ。これで大人もぶちのめすようなアクションしてくれたら文句なかったが…。
ファンタジー要素との間合いのとり>>続きを読む
でたらめなタフガイ殺人鬼スリラー。殺しのバリエーションが多くて面白い。護送中に手錠で繋がれた警官がぶち殺されたので死体を引きずらなければいけなくなるシチュエーションとかユニークだ。トラックで爆走中に唐>>続きを読む
再見。
開かずの間となった息子の部屋の佇まいが素晴らしい。扉が強調する断絶と隠蔽。
厭戦ムードの泣かせがしつこいと感じざるを得ないが、戦禍の病理のごとき落とし方には震えてしまう。戦後こそ最も長く苦しい>>続きを読む
チャウ・シンチーが一向に話に絡んでこないシナリオは本当にどうかと思うが、この底抜けのバカバカしいアクションには抗えない。ひたすら横のカンフーアクションをを圧倒する縦=鳥を踏み台にして超高空下からの如来>>続きを読む
スポーツものかと思いきや結局いつもの殴り込みで終わるので拍子抜け。実録路線みたいな手ブレ撮影するし。
大木実は朴訥な善人も違和感なく演じられてて器用な役者だと思う。
アケルマンやライカートみたいな映画かと少し高を括っていたが、いやまさかこんなにもアクティブでスリリングな傑作だったとは!今その場を乱暴に切り取るかのようなカメラがカサヴェテス級のキレ。バーで強盗中のマ>>続きを読む
冒頭の処理に失敗した爆弾の威力が取り返しのつかないレベルでデカくて爆笑。こんな作劇が許されることが何より幸福。
接近戦のカメラが近すぎて何やってんのか分かんないのは大減点。
テキパキ状況が進行する序盤は結構良い…と思いながら見ていたが、異様に首をくねくねしながらありえない憎まれ役をやってる田村健太郎が出てきたとこで目が潰れた。犯人の動機もだがこんな幼稚なディレクションやめ>>続きを読む
まずサーカスの演目がちゃんと面白いのが良い!姿勢を全く崩さずに持ち上げられる小人の体幹凄すぎるだろ…。
無人のサーカス小屋での逃走から都合の良すぎるヒーローの登場、天晴。良いメロドラマだが、一番強い切>>続きを読む
階段を駆け上がる、帽子を投げる、スプーンをなめるとガキのガキらしい生意気運動から始まるが、そこからギャングと社会の戦い(かなり排外的なセリフが跋扈しているのが時代感の現れか)にシフトしていく異色ホーム>>続きを読む
独裁者のミッチャムがいなくなった隙に家族会議…ともならず、そもそもミッチャム以外の人物も全員が絶妙に味方したくならない薄気味悪さをたたえている変な映画。淫売扱いされて被害者ヅラする弟の嫁も納屋でセック>>続きを読む
唐突な強盗から始まり、執拗な追跡劇から悪と悪の殺し合いへ、全ては火と煙に包まれて終わる。グリフィスは始祖にしてアナーキー。
アントワネットとフェルゼンがセックスする(してない)と窓から薔薇が昇り龍のように立ち上るのダサすぎるだろ…正気か……?
ダイジェストゆえの投げやりで違和感だらけな編集ととりあえず曲(英語歌詞はやめろ!>>続きを読む
ジョシュ・バーネットがスタジアムで何かしらの動きを取ろうとする際に逐一入れてくるクローズアップが死ぬほどダサい。
そもそも殺人鬼であるバーネットが一度も”怖い”と思わせないのが致命的。バンピーに車を囲>>続きを読む
音響ひどすぎるだろ…何喋っても実存感ゼロでめまいがした。マカロニウエスタンっぽい画面作るより大事なことがあるだろう。
堤真一が斬首される際の刀のフリと音もズレてるし、とても真剣に作られたとは思えない。
緩くて温かい、今時珍しい古き良きフレンチクライムコメディ。ガジェットも凝ってて堪能した。
殺した刺客の遺体を身代わりにするくだりがユニーク。さっと天井に隠れる身体能力やべー!
味方は全滅する壮絶なラストだが全く悲壮感がなく爽やかに締められる。息絶えたダルタニャンの霊魂をアトスが天界へずっと>>続きを読む
まるでレビューシーンのようなシナトラvsスティーブ・ベックが素晴らしい!書割のような街の裏路地をゆっくりと捉える移動撮影からのベックの登場と大げさな劇伴、現実感0である。
マーサ・ハイヤーとのキスシー>>続きを読む
ヤリチン大地主のせいでこじれまくった人間たちによる重厚すぎる一代記。150分は長すぎる。
でかいソファに座って酒を片手に大型犬に囲まれながら、莫大な資産について息子に語るロバート・ミッチャムが最悪金持>>続きを読む
2時間あって一度も印象的な疾走中のショットがなくて心底落胆した。頼むぜジェフ・ニコルズ……。
寂れた炭鉱町の閉塞感から抜け出そうとロケット作成に勤しむ若者たちの青春劇、ベッタベタだがこういうのが一番泣かせるのも事実。線路の鉄を盗もうとしてたら汽車が来てしまったので慌てて止めようと走るとこエモエ>>続きを読む
住宅前の道の角まで写し込んだファーストショットから暗い屋内と明るい庭先を同一で捉えたラストショットまで、少しフックの効いた画面がちらほら。
メアリー・ピックフォードが落書き小僧をこらしめようと柵から身を乗り出すと、同時に陰から味方のガキどもがわっと現れてたちまち大喧嘩に…なんてにぎやかなファーストシークエンス!スラムの美術も素晴らしく、そ>>続きを読む
何度見てもアクションが死んでる。SFなのに…。
キャリー・フィッシャーを助ける際の銃撃戦はカメラ近すぎて位置関係が全然わからん酷いものだし、壁に潰されそうになるトラップでは登っても落ちてしまう動作を入>>続きを読む
銃撃と爆撃から始まる喜劇なんて面白いに決まってる。玄関で雑に拾われた上に手すりから滑り落とされるヒロインに爆笑。
いよいよショーの場でごろつきを一網打尽にするクライマックスだが、空中ブランコを駆使して>>続きを読む
被写体を自由に変えていくことで長回しを長回しと感じさせない離れ業。群像劇とはこう撮る…と思わせるオープニング。
ヴィンセント・スパーノがジョン・セイルズの車のフロントガラスを殴打する際のライトアップが>>続きを読む