ぽかぽかさんの映画レビュー・感想・評価

ぽかぽか

ぽかぽか

遊び(1971年製作の映画)

4.0

激鬱すぎる境遇に忙しねえ恋愛。劇場内でぺちゃくちゃうるさすぎるしマジで何も解決しないまま強引に終わらせてるのああこれでいいんだって納得させられる。労働や家庭環境からの逃避としての「遊び」。

マリとユリ(1977年製作の映画)

4.3

トリュフォーっぽい百合でシャワーシーンとかあざといとは思いつつグッときてしまう。こんな感傷的なのに湿っぽくなりすぎないのすごいし場面転換速くて良かった。クローズアップのリズムとか、簡単に切り返しにいか>>続きを読む

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

2.7

マジでウザい内容だしはよ生活保護もらいに行けやって話なんだが前半はちょっとホン・サンスっぽいシスターフッド感が笑えてよかった。終盤の展開がバカすぎる。

犯す!(1976年製作の映画)

3.8

音楽と暗すぎる画面がかっこいい。リスに噛まれて指の血を舐めるところで笑った。なんて美しいラストなんだ。

コンクリート・ジャングル(1960年製作の映画)

5.0

刑務所から出てまた入ってまた出る構成。車→ボート→車から最後の雪と逃亡やべー。細部をまだよく分かってないので要再見。

ドイツ零年(1948年製作の映画)

4.0

アマプラ入ったらみんなロッセリーニ見ればええやん。父殺し、飛び降り自殺、最後は音に引き寄せられて死に向かったように思える。

劇場版 ほんとうにあった怖い話~変な間取り~(2024年製作の映画)

4.2

最初のゆきぽよとゆみちぃのPOVが『闇動画24』「別荘」の姉妹版みたいでめちゃめちゃアガった。「変な間取り」というより「変な間」の映画。音の使い方とかも児玉和土フォロワーっぽいし、最後の裏拍手する人が>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

1.8

プロット・モンタージュの繋がりに"〇〇になってしまったから〇〇しなければいけない"みたいなアメリカ的緊張感の連続が無いのと、クストリッツァ十八番の結婚式とか祭り・儀式の処理が軽すぎて荘厳さに欠けるのが>>続きを読む

少女娼婦 けものみち(1980年製作の映画)

5.0

砂浜で生活の豆知識みたいなのいくつか話して「あんたはガキよ。あたしもガキ。あたし父親になれる男が欲しいの」と言って立ち上がった先で太陽光フレアが差してきたり、船の上でこれから何回ヤレるか話しながらセッ>>続きを読む

過去を逃れて(1947年製作の映画)

4.3

鬼速くて複雑。タオルを投げてライトが倒れ風でドアが開くところ何回も見たい。釣竿殺人の華麗さ。とにかく速い。

ヌーヴェルヴァーグ(1990年製作の映画)

-

横移動。自然と水。雲の流れとボート。自動車とチャリ。いかにもゴダールすぎてゴダールオマージュしまくってるみたいなゴダールの映画。何より手のアップがエロい。赤い服で溺れさせてるのが肝。

富江・最終章 禁断の果実(2002年製作の映画)

4.2

宮崎あおい超絶。すごいサクサク展開していくし濃厚な百合にキモイ造形と狂いで怪作すぎる。主要人物3人とも狂ってるという。裸眼の方が可愛いと言われて途中からコンタクトになるんだが虐められてる時のメガネ姿が>>続きを読む

タッカー(1988年製作の映画)

3.6

Theアメリカな内容で気持ちいい。照明かっけー。

ニセコイ(2018年製作の映画)

3.2

池間夏海マジかわいくてドキドキした。ラスト雪が降ってて真っ白と真っ赤の衣装着てるの良い。

キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

ピンク髪のFukaseが知り合いにめっちゃ似ててなんかうれしかった。確かに皆さん書いてるとおり美術が良くてFukaseの部屋とか見応えあり。小栗旬の死んだ目カットから中村獅童の横顔に繋がる。窓と時の流>>続きを読む

黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

5.0

「人間、ファックしとる時に神様にもなるし動物にもなる」とくねくね歩く女のケツを触りながら男が熱く語る後ろの方で園児たちが行列をなして歩いていてそのまた後ろにキリンがいるショットすごい。「イスっちゅうも>>続きを読む

小麦の買占め(1909年製作の映画)

-

セット内では出せない奥↔手前の運動を屋外で存分にやる。

ドリーの冒険(1908年製作の映画)

-

人間も馬車も樽も画面奥から出てきて手前へ抜けていく。遠近を強調させる運動。今までちゃんとグリフィス見てこなかったの恥ずかしくなった…。

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

4.3

『イカとクジラ』→『ファニー・ページ』→の流れで家族の本当の歪みと決裂を描きつつ愛のような何かに着地する曖昧な話を90以内で簡潔に繋ぐ手際の良さ。アメリカ映画にはこういうのを求めてるんだよなって安心す>>続きを読む

どろろ(2007年製作の映画)

2.0

麻生久美子ママと雪。雨の中で「どろろー!」と叫び合うシーンが1番良かった。中盤のモンハンみたいになる辺りからチープさに笑えるようになってくるが、主演2人が生理的に無理だ。

小さな赤いビー玉(1975年製作の映画)

4.0

すべてのシーンすべての物語すべての要素がキスシーンのために並べられてるみたいな映画ですごかった。舌を1ミリも使わないガキンチョのぎこちないチューを撮るために命かけてるような。集合写真に死のモノローグ。>>続きを読む

権力の陶酔(2006年製作の映画)

3.5

過剰なドアの開閉。ショートカットイメチェンユペールかわいい。飛び降り自殺未遂した夫が滑稽に見えるの不思議。

ノー・ホーム・ムーヴィー(2015年製作の映画)

-

後半画面が暗くなって急に白飛びへ。これで最後なのはすごくアケルマンらしいと思う。