賽の河原さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

賽の河原

賽の河原

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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.7

観てから結構経ってるので適当な感想ですけど草生えるレベルで凄かったですね。「サスペンスってこうやるんですよ」っていうお手本として教科書に載る感じみたいな。#最高
あらすじは「地点Aから地点Bまで500
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.2

前作を頑張って予習してから行きましたけど、前作と全く違う話でね...w
原題は違うわけですけど前作はまさに『ボーダーライン』、国境・善悪・敵味方が曖昧になる、それでいて観客と主人公は信じられないくらい
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は昨年華麗に見逃したので、ヨルゴス・ランティモス監督の作品は初めてでしたけど、普通にむちゃくちゃ面白かったですね。
アカデミー賞作品賞にノミネ
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雪の華(2018年製作の映画)

1.0

『ファースト・マン』のガチ考察繰り広げたあとでホントアレなんですけど、この映画に関わった人が気の毒になっちゃう感じの映画でしたね。
いろいろな映画の感想挙げてますけど、ちょっと群を抜いて映画として成立
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.5

『トイ・ストーリー』ってシリーズにウッディとバズというキャラクターいるじゃないですか?速水健朗の本かなんかで読んだんですけど、あれは「アメリカ的なるもの」を投影したものなんですってね。要は子どものオモ>>続きを読む

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.5

正直観る予定なかったんですけどキネマ旬報ベストテンとかいう威厳しかないランキングに入ってたので観たくなっちゃいましたよね。
先週あたり予告も拝見していたんですけど、「家族はつらいよ」的なコメディなのか
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

3.0

「高度経済成長の時代に建築家やってしこたま稼いどいて今更何がスローライフだ、丁寧な暮らしだ!こういうこと言ってる世代が一番ムカつくんだよクソが!『お金を残すことは出来ないけど良い土は残すことができる』>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

4.0

「映画秘宝」のベストに挙げてる識者が多い作品で、例によってリメイクされる前の作品(かなり改変されているそうで)は未見なんですけど「何となくこれは観ておいた方が映画好きっぽい」と思って観てきました。
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.0

めんどくせぇ...。という感想しかない。最高に評判がいい映画です。
「きみの鳥はうたえる」に引き続きですけども「はい、あなた方の仰る生きづらさは分かりますよ。分かります。でもね、本当申し訳ない、サーセ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.0

サッカーの試合で言うとスコアレスドローみたいな映画でしたわ。得点シーンもなければ、失点シーンもないっていう...。
原作読んだ人の話を聞くに「原作に忠実」という話は共通しているので、シンプルに東野圭吾
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.9

チワワちゃんがマジでチワワで最高でしたね。「心が叫びたがってるんだ」の実写版は未見ですけどもこれは吉田志織さん売れますわ。岡崎京子原作作品の映画では一番好きですね。
まずアバンタイトルからオープニング
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.8

別に怒りが沸いてくるとか、クソ映画ってテンションではないんですけど、シンプルに「どこを面白いって思えばいいのか分からねえ...」っていうね。
予告も嘘予告でヒドいと思いますし、ポスター下部の「未体験リ
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

3.0

中国の深圳で20年間もゴッホの複製画を描く職人おじさんが実際にオランダ・フランスへ行って、初めて本物のゴッホの絵を見に行くっていう、あらすじだけで優勝が決定する「ドキュメンタリー映画」を観てきました。>>続きを読む

教誨師(2018年製作の映画)

4.3

最近暇マンなのに映画観れてなくてアレですけど、要は続きものが多すぎて食指が動かなかったんですよね。「シュガーラッシュオンライン」しかり「クリード」しかり、シャマランの新作も「アンブレイカブル」見直して>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

すっげぇカッコいい映画でヤベーと思いました。
話の筋とかね、もちろん語るべきところはあるとは思いますけども、ラストシーンのくだりで分かるじゃないですか。「何がどうなってるか」という内容そのものよりも、
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.3

アイデアがズバ抜けて素晴らしい映画ですね。まあもうストーリー語るのは面倒くさいんで放っておきますけど「カンニングがこんなアクションシーンになるんだ...!」っていう驚きですよね!銃も剣も派手な殴り合い>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.8

期待してたよりずっと面白くて2019年は優勝できそうだと思いましたね。
「来る」というタイトル通りに何が来るのか楽しみにしてたんですけど、何が来たのかっていう点ではなかなか面白い映画でしたな。登場人物
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

2.0

「とりあえず2018年の映画鑑賞を納めてえ」っていう謎の動機で観に行きました。納まって最高でしたわ。
もともとイーストウッドがやるみたいな話から結局ブラッドリー・クーパーが監督をやるということで、不勉
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.0

90年代の原作とは到底思えないアクチュアリティで、それはグローバル化が云々という文脈とか「バンコク・ナイツ」的なるものとは一線を画している。
安田顕さんの突き抜けた演技も最高ですけど、安田顕がなぜアイ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

先に「タクシー運転手」で光州事件について学んでいたんですけど、あんだけ頑張ったのに「えっ...全然進展しとらんやんけ...」感に引きましたし、相変わらず剥き出しの権力構造とか暴力が最高でしたね。

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.9

映画としての出来はどうこうっていう話もありますしアレなんですけど、例えば昨今の将棋映画「3月のライオン」や「聖の青春」に比べると、圧倒的に「持ってないヤツ」の話でもう大いに好みなわけですよ。
将棋とか
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.2

この2日間、実質オフみたいなものだったんで緊張の糸的な何かが切れてしまったのかクッソ体調が悪いというね。明日からの方が面倒なのに本格的に仕事向いてなくて笑いますわ。
早く寝たいので手短に書きますけど「
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

アフリカの子供達並みには貧困なんで、これだけ映画観てますけど普通の日に1800円払って映画観ることは滅多にないわけですよ。
というのも、この映画、評判は良いんですけど公開規模がそこまで大きくない(とい
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

2.5

「映画 夜空は最高密度の青色だ」は昨年観た映画の中でも、最高クラスに腹が立つ作品だったんですけど、キネマ旬報の年間1位取ってましたからね。まあ、文字通り最高の作品だったわけですよ。
「きみの鳥はうたえ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

「アベンジャーズ」ではガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは別格としても、ジェレミー・レナー演じるホークアイが一番好きなんですよね〜とか思って観たんですけど、この映画、スカーレット・ウィッチも出てるじゃ>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

若おかみこと、おっこちゃんの友達、ヴェノム。最高でしたね。
「えっ、ヴェノムってヴィランなんじゃないですか?」とか思いつつ「どんな話になるんだろう。」と思って観てきましたけど「うん!まあ...一応面白
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.3

全然「スマホを落としただけ」じゃなくて困惑しましたね。
中田秀夫監督と言えばまあやっぱり「リング」が有名じゃないですか。要はビデオテープに呪いとか霊がのっかっちゃってるっていう。別に私は日本の所謂Jホ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

すっげーエモかったです。
もう誰が観たってラスト20分のウェンブリーでのライブエイドのシークエンスは優勝するでしょうよ。これがもう本当にエモい。
音楽系のパワーのある映画って、いわゆる「批評家」の評価
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.9

今時、霊長類最強と言ったら吉田沙保里ではなくシャーリーズ・セロンですわね。「マッドマックス怒りのデスロード」のフュリオサは勿論、私は未見ですけど「アトミック・ブロンド」とかね。「強い女性」を演じさせた>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

2.5

全編がPCの画面や監視カメラの映像とかニュース風の映像などで作られていて、「新しい映像表現に先鞭をつけた」という意味ではチョー偉い映画だと思いましたね。
ただ肝心の中身はわりかし退屈という感じでまあ「
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