とみぃさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

とみぃ

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アラジン(2019年製作の映画)

4.2

なんなんでしょ、最近のディズニーのクオリティーの高さは。いや、ディズニーは昔から一定以上のクオリティーだけど、美女と野獣の実写化然りメリー・ポピンズリターンズ然り、一切妥協せずつくっているのがさすがで>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

林業の世界に"なぁなぁ"な若者が飛び込んでいくお話。ありがちといえばありがちだが、林業の世界(神様とか組合?の仲間とかお祭りとか全部ひっくるめて)に少しずつのめり込んでいく様がよい。
"頑張る日"、お
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.3

素直に楽しかった!
連ドラのときからハラハラのラストが最高だったけど、さすが映画はそれを何倍も上回る!話がどんどん展開していくから全く飽きないし、なんと言ってもラスト20分くらい?がもうスッキリ〜〜〜
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

2.9

面白いけど、震災で蝋燭の火で照らしたり給水所に水くみに行ったりした身からしたらそりゃないだろーっていうツッコミを入れずにはいられないところがあって、点数低め。
ただ人間の感情の動きとかはリアルだったか
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.0

一貫して話が繋がってはいるものの、それぞれのエピソードがオムニバス的でぶつ切りされ、あまり深堀りされない。例えばアルゼンチンパートの最後の展開も、衝撃的な印象を与えたかったのだろうが、アルゼンチンパー>>続きを読む

長州ファイブ(2006年製作の映画)

4.0

幕末の長州五傑の話。派手さはないが、今から150年前も前にイギリスに渡り勉強した若者たちの実話がベースで素直に面白かった。
エミリーとのやりとりにほっこり。史実はどうかわからないが、映画的にエミリーと
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.0

前半はともかくとして(あのお屋敷の主人との関係性が最初よくわからなかった)、比較的わかりやすいストーリー展開のコメディで楽しめた。
が、細かいところの粗さが…。それを気にせず観るのいいんだろうけど。中
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーかと見紛うような、白黒の粗い映像。緊張感のあるシーンが続く中で"女"や"酒"のくだりが挟まれることで、緩急がついて少しばかりホッとできた。そういうのがなければ、(3時間はあっという間だ>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.5

ディズニーやってくれたな!!(いい意味で)
前作メリーポピンズの熱狂的ファンなので、どうしても感想も前作ファンの視点になってしまうのだが、当初、今になって続編の制作、公開には個人的に疑問符が付いていた
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

2.9

宮沢賢治は故郷岩手県を舞台にイーハトーブという理想郷を童話の中で描いたが、この映画は北海道という土地を舞台にした理想郷での夢物語のようだった。突然現れた美人、おしゃれ女子キャンプのような食事、農家・警>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.7

いきなり今年ベスト級がきてしまった。
迷子を送り届ける話、といえばそれまでだが、国と国の関係性、宗教の違い、そういう個人で超えるにはハードルの高い問題を、劇中でもセリフがあったが「愛」で乗り越えるとい
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君から目が離せない ~Eyes On You~(2019年製作の映画)

2.9

公開初日、「月とキャベツ」との2本立て+舞台挨拶+主題歌etcのライブ付というかなり贅沢な初日イベントで観た。

この映画は主役の"秋沢健太朗のために"作られた自主制作映画である。なので彼のPV的要素
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.3

期待以上!
鹿野さんとボランティアは立場が対等。だからお互いに言いたいこというんだ、っていう鹿野さんが仰る関係性がすごく良く描かれていた。お互い弱いところ見せて、相談もして、性別年齢関係なくボランティ
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蟹工船(2009年製作の映画)

3.0

コミカルなシーンが挟まれるので、ずっと緊張感のある感じではなく、そういった意味では観やすい。セットや衣装は好き(リアリティはないが)。
原作未読なのであれだが、過酷な労働をコミカルに描きすぎでは?
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麦子さんと(2013年製作の映画)

2.8

母親の若いときそっくりな麦子さんが、憎き母親の歩んだ軌跡を辿り、人々と交流し母親の人生を疑似体験していく、というストーリーは良かったと思うが、麦子さんとお兄ちゃんと母親の"昔"に関する描写、母親の愛に>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

完璧に近い出来だと思う。動物だけの世界を通して差別というハードルの高いテーマに向き合い、そしてそれがディズニーならでは(もうダメだーって思わせておいての逆転や、良くも悪くもキャラクターの第一印象からの>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

宣伝では長澤まさみ✕高橋一生というところがプッシュされていて、その二人の物語がメインなのかと思っていたが、どちらかというと長澤まさみ✕吉田鋼太郎のロードムービー的要素のほうが強い。宣伝で全然プッシュさ>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.5

前半、「魚」が美味しい、理容師の刃物、ねちっこいキスシーンなど、生々しさが作品に漂っていて、小さい街全体に気持ち悪い空気が漂っているような感じ。それに「のろろ」っていう謎のお祭り。強風。ますます怪しく>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

正直QUEEENは有名曲しか知らないというレベルだったが、皆さん仰るように最後の20分のライブエイドが凄まじかった。曲や観衆、あのライブの雰囲気はもちろんだが、あのライブで選ばれた曲の詞がとても良く、>>続きを読む

ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

3.7

ダラダラしてるだけのおじさん松田龍平と、小学生ゆきおくんとのやりとりが良い。原作通りなのかもしれないが(未読なので不明)、突然話が海外に飛んでしまったので、普通の日常をもっと観たかったなぁという気もす>>続きを読む

海辺の生と死(2017年製作の映画)

2.8

テンポの遅い映画でも飽きずに観れることが多いが、これは中盤までちょっと退屈だった。1時間45分ぐらいでよかったのでは。
子どもたちとのシーンと島の美しさ、B自然の音がBGMになっている点は良かった。満
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教誨師(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしかったです。今年ベスト級。
初日の舞台挨拶付で観させていただきました。
漣さんはもちろん、6人の死刑囚もそれぞれ熱量がものすごく、熱演とはまさにこのことだと。特に玉置玲央さん演じる高宮の序盤の
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レインマン(1988年製作の映画)

4.0

ダスティン・ホフマンがとにかく上手い。芝居なのかあれは?というレベル。
二人の関係性が少しずつ変わっていくのはわかったけれど、(私の理解力がないからか)最後のチャーリーの訴えに至るまでの、彼の感情の動
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

間違いなく予備知識無しでみたほうが面白い!前半のおっそろしい展開、からの怒涛の後半がもう、テーマパークのアトラクションに乗っているかのような面白さでした。としかネタバレなしでは言えない!
完売満員の映
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.2

差別にも負けず実力で周囲に認められ、NASAに貢献した女性たち。実話というだけあり、物語に力強さと希望があってとても良かった。一方で、人類が宇宙に行ったのも、黒人女性差別がくっきりしていた時代もたかが>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.8

原作未読なのでわからないけれど、内容がキュッとしていて結構淡々と進んでいく感じだった。頭のほうのナレーションがあるなら『日常』がもうちょっと長いほうがいいかな、とは思ったが、その後そのナレーションが後>>続きを読む

ミックス。(2017年製作の映画)

3.5

スポーツラブコメディーとして素直に楽しめた。ガッキーと瑛太の組み合わせが絵になる美男美女だし観ててすごく楽しい!このふたりのやりとりをずっとみていたいくらい、今までありそうでなかった幸せな"ミックス">>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

4.0

瑛太の芝居が凄まじすぎる。舞台挨拶付で観たが、彼の話を聞くと役に入るまで考えて試して演じていることが伺えて、感覚的な役者だと思っていたがそうではなく、さすが引っ張りだこなだけあるなと思った。
目を覆い
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.3

う〜ん。ポスタービジュアルがとても素敵で、大泉洋と小松菜奈の恋愛映画って良さげ!と思って観たのですが。
序盤はまぁ良かったのに、後半の20分くらいが……話は中途半端、その割に蛇足な演出が目立って。話の
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

演技が凄すぎる。この女優さん以上の演技ができる役者がいるだろうか。
何を言っても薄っぺらくなりそうだが、、一瞬コンジュの理想というか想像が描かれることはあっても、終始現実が突きつけられる。
幸せなシー
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

期待値が高かったぶん、ちょっと残念だった。というのも実写版SINGというレベルで話がSINGと似通っている。こちらは伝記映画的側面もあるので、そこにいちゃもんをつけるのは筋違いな気もするが、どうしても>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

最高。良いところ挙げたらきりがないくらい…
レオンの心が変わっていくまでの日常生活の描写とふたりのやりとりがほっこりする反面、殺し屋業のシーンはハラハラドキドキ。これぞ映画!
ナタリー・ポートマンがひ
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Jam Films S(エス)(2004年製作の映画)

2.5

うーん、どれも微妙というか当時のハイセンスな感じなんだろうけどいかんせん短いのでよくわからないまま終わった感じ。そんななかすべり台は短い時間をうまく使ってて面白く、出演短いながら山崎まさよしの自然な存>>続きを読む

草の上の仕事(1993年製作の映画)

3.0

ただただ草を刈るという意味では同監督の「深呼吸の必要」に通じるし、鮮やかな緑のなかにふたりだけ、という意味では「月とキャベツ」に通じる。この作品がその後の作品にいい意味で影響しているなと思った。草刈り>>続きを読む

南部の唄(1946年製作の映画)

4.8

ずっと観たかったが日本ではDVD化されておらず、何年も探しては半分諦めかけていたところでVHSを某蔦屋で発見!
アメリカでの公開は1946年。およそ70年前の作品。よくここまでのクオリティーの実写とア
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blank13(2017年製作の映画)

3.7

お葬式という状況の使い方、タイトルが入るタイミング、役者陣の配役、どれもうまい。最初と最後の火葬の演出も好き。
近くでやってる家のお葬式との対比(と最後のオチ)もよかった。お葬式のあいだの遺族側の3人
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