OSHOさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.3

13歳と90歳と闘鶏のロードムービー。
メキシコを移動してから滞在してという流れは、「電波少年」の猿岩石じゃなくて、ドロンズのヒッチハイクの旅を思い出した。
そういう意味ではそれなりには楽しめた。
>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

3.5

『男はつらいよ』1979年のシリーズ24作目

アメリカ人の珍道中の回。
東京の街で、外国人(当時は「外人」と言っていた)をときどき見かけるようになったのも、この頃だった気がする。
いまでは、渋谷とか
>>続きを読む

暗殺教室 卒業編(2016年製作の映画)

2.7

私は『暗殺教室』(前作)は好きだった。
それは原作も何も知らない私が、特殊な設定のストーリーを一つずつ理解していくという楽しみだった。

この後編は、すでに設定を知っているので、冷静に観れてしまう。
>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.6

最近のアメリカ映画の流行は救いようのない話しなのか。
体重だけでなく重い映画だった。
この映画も「A24」の制作か。

愛するゲイ仲間の恋人が死んでから過食症で272kgに。歩行器がなければ家の中の移
>>続きを読む

スーパーマン II/冒険篇(1981年製作の映画)

2.9

1981年の映画だから仕方ないけど、まず、特撮がしょぼい。
『2001年宇宙の旅』のように、伝説になっている映画は別だけど、その他大勢の昔のSF映画は、いまの時代だと見ていられないかも…

強すぎるス
>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.5

気難しくわがままな調香師の女とドライバーの男の物語。

女は、Diorの元人気調香師。ただ、仕事のプレッシャーで鼻が効かなくなり退職。その後、鼻は元に戻るもわがままな性格もあって香水の世界に戻れない。
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.8

私も当時winnyユーザーでした。
当時の状況(winny開発者の金子さんが逮捕されたこと、無罪になったこと、若くして亡くなったこと)もなんとなくは知っていたけど、
ぼんやりした知識を繋げてくれた映画
>>続きを読む

ストーカー(2002年製作の映画)

3.4

2002年の映画、ちょうどフィルムカメラからデジタルカメラに移行するころ。
いまの若い世代は、フイルムをカメラ屋さんに持って行って現像してもらっていた…なんて知らないかも…

2002年、カメラ屋さん
>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

3.7

感動系、大どんでん返し映画になるのか。
私は、前半である程度、ラストのオチまで見えてしまったけど、これまで見たことがないタイプの映画であるのは確か。

銃乱射事件で帰らぬ人になった息子、
2年後、エリ
>>続きを読む

午前0時、キスしに来てよ(2019年製作の映画)

2.5

CSチャンネルNECOで放送していたので、ついつい観てしまう。
予想どおり、いや、予想以上に私が苦手な映画でした。

人気ナンバーワンのイケメン俳優と普通の高校生の恋愛という設定なんだけど…いまどきラ
>>続きを読む

蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.8

強欲な男の悪のわらしべ長者物語。

昼は、大企業に勤める表向きはまじめなサラリーマン。
ただ、会社の裏情報を手に入れるため経理部長の愛人の愛人になる。
また、会社をのっとるために社長令嬢と結婚しようと
>>続きを読む

暗殺教室(2015年製作の映画)

3.5

期待値ゼロで観ると良いですね。
それなりに楽しめた。
そして、原作は読んだことないけど、きっと原作はかなり面白いのだろうな…と思った。

月の7割を破壊し、一年後の3月には地球を滅ぼすと宣言したタコ型
>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.0

『四畳半神話大系』
『サマータイムマシンブルース』
の融合。
私は『四畳半神話大系』は観てないけど、
映画のプロットは『サマータイムマシンブルース』とまったく一緒。
大学の汚い部室が、汚い学生寮に変わ
>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.4

きっと大多数の人には面白くはない。
だけど、私にはどストライクのアニメ映画でした。

こういう特に意味はないのに、
物語がサクサク前進する感じ。
だけど、結構練られているストーリー、
こういう映画が観
>>続きを読む

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.7

Netflixの自然ドキュメンタリー

タコは道具を使う
タコは臆病者
タコは知的好奇心が強い
タコは戦略を立てて獲物を捕まえる
タコは食物連鎖の最上位にいる訳でない

劇的な進化を遂げる前の人類と状
>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.9

1960年の映画。ビリー・ワイルダー監督。
ビリー・ワイルダー監督作品は、4作目だけど、導入部がわかりやすくて、ストーリーに入り込みやすい。
そして、それなりに深くて面白い。

今作は、ニューヨーク、
>>続きを読む

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.0

すごく面白かったけど、
ストーリーも映像も、ディズニー映画というより、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのようなRPGみたいだった。

人(クマンドラ)と龍が暮らしていた世界。
そこに魔物(ドル
>>続きを読む

ミッキーのクリスマスの贈りもの(1999年製作の映画)

3.6

Disney+(ディズニープラス)に加入したので、一番Disneyらしい映画を観てみた。

ドナルドの甥っ子3兄弟篇
グーフィー&マックス篇
ミッキー&ミニー篇
の3部構成だった。

そして、全部観る
>>続きを読む

白い巨塔(1966年製作の映画)

4.1

人生初『白い巨塔』
1978年、2003年にテレビドラマ版があったのは知っていたけど、1966年に映画化もされていたのですね。
1978年ドラマ版とこの1966年映画版の主演は田宮二郎。

ざっくり大
>>続きを読む

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.6

京極夏彦さんの京極堂シリーズ、最近なら呪術廻戦のような世界観のなかでのシンデレラストーリー。

(見る前の私の期待値が低すぎたから)
思っていたよりは遥かに面白かった。

鬼や妖怪を退治するための特異
>>続きを読む

今求められるミニマリズム(2021年製作の映画)

3.5

Netflixにありがちの教育系ドキュメンタリー。
映画としてみたら、本当にたいしたことないけど、
『家にあるものの8割〜9割はいらない物』
という考えにはとても共感した。

資本主義は消費者が大量消
>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

3.6

現在社会を反映しているし、
ちょっとハラハラドキドキする映画。
たぶん、名作なんだろうけど、日本人(私)には、刺さりづらい映画。

主人公は借金の罪で服役中の男
2日間の保釈期間(休暇)に、服役中の男
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

1968年のベトナム戦争時、反戦運動が激しさを増し、
国の権力者たちは、反戦運動のなかで目立っていた人たちを逮捕、刑務所送りにすることを決める。

ただ、法治国家、裁判を経ないと刑務所にいれられない。
>>続きを読む

still dark(2019年製作の映画)

3.3

40分のショートムービー。
ショートムービーの場合は前後の説明は不要だと思っているし、主人公が挫折しなくて良いとも思っているし、観ている側がなんとなく良い気分になれば成功だと考えている。

そういう意
>>続きを読む

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.7

アメリカの里親と里子の物語。
Filmarksの区分ではコメディなんだけど、エピソードがリアルで、私は笑うというより、ずしりと重く感じる映画でした。

養子と里子は違う。
アメリカでは、養子は裁判所が
>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

3.0

昼は鍼医者、夜は仕掛人(暗殺者)、
江戸時代、藤枝梅安(豊川悦司)の物語。

(私が時代劇が苦手という前提で)
そんなものかな…という感じでした。
殺人依頼を受けた人の後ろにそっと立ち、鍼一本で誰にも
>>続きを読む

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(2015年製作の映画)

2.9

スヌーピーの3Dアニメ。

スヌーピーはかわいいし、
ウッドストックもかわいいし、
チャーリーブラウンもかわいいけど、
ごく普通のギャグ&ファンタジーアニメ。

最近のアメリカのアニメは、ストーリーも
>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

4.2

1957年制作の法廷映画

アガサ・クリスティ原作
ビリー・ワイルダー監督
この時点で面白いと思っていたけど、
ラスト10分から二転三転、四転五転する展開、
想像以上だった。

仕事だけが生き甲斐、や
>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.5

「そこに山があるからだ」
イギリスの伝説の登山家マイローの言葉。
ちなみにマイローはこの映画にも出てくる。

山に取り憑かれた男(羽生丈二)の物語。

本当に取り憑かれている。
この映画によれば、無酸
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

ストーリーは完璧だった。
『ルパン三世 カリオストロの城』、城の大ジャンプは賛否あるかもだけど、全体のストーリーは本当に完璧だった。
『リメンバー・ミー』も、死者の世界が美しすぎるのは賛否あるかもだけ
>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.9

途中までは普通のボクシング映画だった。
クリント・イーストウッド監督だから、普通では終わらせてくれないけど、
途中までは確かに普通によくできたボクシング映画だった。

主人公が女性というのが昔とは違う
>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

17歳のドイツ兵から見た第一次世界大戦の終盤の陸軍最前線の物語。

ひたすら殺し合う。
そして死体の山。
それだけの映画。

愛国心を持った17歳の青年、英雄になることを夢見て、兵隊に志願する。
そし
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.6

アニメ映画としてのクオリティの高いし、終盤はほろっとなったけど、そこまでハマらなかった。

おもちゃたちが活躍する『トイ・ストーリー』はアリだけど、
ゲームキャラクターたちが活躍する『シュガー・ラッシ
>>続きを読む

ZARD LIVE 2004「What a beautiful moment Tour」Full HD Edition(2020年製作の映画)

4.2

ZARD、唯一のライブツアー、9会場11公演。
私は2004年4月8日のパシフィコ横浜で観ていた。

あの日、はじめて目の前で動いている坂井泉水さんを観て、やっぱり綺麗な人だと思った。

そして、
>>続きを読む

つぐみ(1990年製作の映画)

3.4

平成のはじめ頃、吉本ばななの一大ブームがあった。
当時、私も吉本ばななを一通り読んでいたけど、そのなかでも、一番読みやすかったのが『TSUGUMI』だった。

一方、吉本ばなな原作の映画化は観たことは
>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

4.1

事実をベースにしたハラハラドキドキ展開のアメリカ映画は外しませんね。

1979年のイラン。
アメリカの庇護のもと、国の金を一人占め、典型的な悪政を敷いたパーレビ政権。
市民たちは暴動を起こす。(イラ
>>続きを読む