完璧主義がゆえ、失敗した時のひずみがコントのようにみえるファスベンダーの演技が素晴らしい。
モノローグが途中で切れるような音の編集も、音楽の編集もコントっぽい。
映画を完璧にコントロールし洗練された>>続きを読む
ギャレス・エドワーズのベストアルバム。
エヴァ、AKIRA、ブレードランナー、地獄の黙示録、ローグワンのやり残しなど、好きなもの詰め込んだことによるイビツな感じが愛らしい。
ただ既視感だらけなので、個>>続きを読む
映像は言うまでもなく凄いけど、
常に流動的な音の作り、音の配置も緻密に作られていて素晴らしい。
90年代設定なので、90sヒップホップクラシックがこれでもかと流れるのだけは良かった。
ビーストウォーズ色が薄すぎる。
「キラー・ビー」(Swarm)見てたのでドミニク・フィッシュバックの良さがまった>>続きを読む
悲しきサイコパス。
あの家に足を踏み入れたら最後。
ミア・ゴス無双。
誕生日はもう来ない。
宣伝なしは戦略というより、宣伝不可能だったのだな。
悪意と糞にまみれたこの世界だが、元気に生きていこう。
あの時はわからなかったこと、
時を経て解ったけれども
もはやどうにもできない切なさ。
ダンスホールへ見送ったのは救い。
幼少期の思い出でビビットに覚えてるの
なぜか夏のことばかり。
酷すぎて笑いそうになってしまった系。
そこに自分がいて最悪な出来事に関わっているかのような、居心地の悪さ。
日常に存在するさまざまな差別問題とともに、
「暴力」は人間の本質なのか?ということも考え>>続きを読む
レビューやインタビューを見たりして自分なりに考察して完成する作品。
個人的には腐敗からの再生ととりました。
ジェームズ・ガンの悪趣味はいつも通りながら、きれいに収まった。
トータル・リコールのシュワルツネッガーからのアダムの創造。
シリアル食べる音がずっと残ってるのは、アイアンマンのオマージュなのか笑>>続きを読む
アカデミー賞にはまったくかすりもせず、
ひっそり公開されてカルトムービー化したパラレルワールドを想像してしまった。
ミシェル・ヨー版「千年女優」。
スコット、ジャネット、キャシーそれぞれ良かれと思ってやったことが結果的に裏目に。
良かれと思ってやったことが悪い方向にというのは、もはやMCUの伝統芸だ。
サノス同様、カーンも良かれと思う事業計画があ>>続きを読む
デイミアン・チャゼルは、滅びゆくもの、消えゆくもの、廃れてゆくものなど、
退廃的なものに美を感じる作家なのではないか。
女性監督役は、チャゼルのパートナーのオリビア・ハミルトン、レッチリのフリーに似>>続きを読む
生存本能 vs (絶望+絶望+絶望)
予告編がいちばん面白い系かと思いきや、いろいろちゃんと考えられてて楽しめた。
高所恐怖症なので、最も怖い映画体験ができた。
途中「ゼロ・グラビティ」を思いだした>>続きを読む
フレッシュな演出はないものの、
ドールものは静止している時が1番不気味なので、そこは上手くて全体的にも面白かった。
PG13なので、レーティングあげてもう少し攻めた感じを見てみたかった。
ラストシー>>続きを読む
改めて、キャラクターデザインが凄すぎる。
オープニングの5人揃って色がついた瞬間の高揚感は、アベンジャーズ・アッセンブルにも匹敵する。
これから中国で公開されたら大ヒットするのでは。
説明をできるだけ排除して映像で雄弁に語る大傑作。
音に耳を澄まさざるをえない演出がすごい。
実は音の映画。
エンドクレジットの最後の最後まで素晴らしい。
クレジットにソノヤ・ミズノあったけど、
ポリスコールのオペレーターの声出演だった。
多くのカットで画がキメキメなのが美しい。
生殖器系のメタファーが多いけど、1度見ただけだと解釈が難しい。
アレッ>>続きを読む
恋とは何なのか?恋と愛の違いは何なのか?という問いに正面から向き合った傑作、パンチラインの応酬。
メイン4人のキャスティングが完璧すぎる。
目線と表情で心情を細微に演じる西野七瀬が出色。
2度目の鑑>>続きを読む
ナラティブ、信仰の強さと危うさを描いた傑作。
ある種の田舎ホラーでもある。
マシュー・ハーバートの音楽が美しい。
好きな気持ち、愛情とはいったい何なのかという問いに挑んだ傑作。
とても丁寧な仕事。
今泉監督、稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナによるこのトークセッションを見てさらにこの作品が好きになった。
https>>続きを読む
鑑賞後、タイトルの意味とポスターの見え方がなんとも言えない気持ちになる笑
生々しいぶん「ブルーバレンタイン」よりキツイし、ラストカットは「ジョゼと虎と魚たち」を思いだした。
演劇関係という設定とあ>>続きを読む
飲みかけのハイボール缶を相手に渡して自分は新しいのを開けるところが伏線になってたのか。
ミステリー、ホラー要素もあり
辛く苦しいけど、映像、美術、音楽とCHANELの衣装すべてがが美しい。
アン・ブーリンのことを少し調べてから見るのをオススメします。
読後感が良い名作絵本のような作品。
親と子も人と人。
73分というところも絶妙。
やはりセリーヌ・シアマはすごい。
電力が落ちると、音声機器はバツンと音が切れるはずのに、再生速度が落ちてくところはおもしろかった。
個人的には話が通じない相手への恐怖を感じた。
これこそ真の意味でDon’t Look Up。
言語化できない多幸感。
ビーチでわいわいのシーン最高かよ。
3年劇場公開延期した理由がわかった。
70〜80年代のポップサイドがトレンドの昨今、
その時代のダークサイドを描いたのは新鮮。
欲を言えば、妹のキャラがとても魅力的だったので、後半もう少し見せ場が欲しかったかな。
さまざまなホラー映画のオマージュだけで楽しいうえに、リコリス・ピザな感じの良き70年代の風合いが良い。
意味深なセリフがたくさんあり、考察しがいがありそうなので何度か見返したいし、続編もたのしみだ。>>続きを読む
モブキャラ、脇役の顔がみんな良すぎる。
いろんなホラー映画、残酷シーンのオマージュあるけど、
この監督、特にPジャクソンの「ブレインデッド」好きそう。
やはり地下鉄のところがいちばん怖い。
原作コミックでは幸せなワンダは存在しないらしいけど、
今作と「ワンダヴィジョン」が新しいサーガで
いずれワンダが救われるだろうフリになってるはずだ。
バイクのシーンほんとに乗ってるの?というのにかなりドキドキした。
カラックスは変わらず革命児だった。
実存に対する不安、潜在意識と現実からの解放。
近未来っぽいのに妙にアナログっぽいし、血がでるところにフィティシズム全開で良い。
ジュリア・デュクルノー監督は、父親が皮膚科医で、母親が婦人科医という出自が少なからずな影響を与えているのかなと。
クローネンバーグの正当なフォロワーとして、ずっと追いかけていきたい。
軽めのジョン・バーサルが新鮮。
テニス試合シーンもドラマティックにしすぎない演出がリアルで良い。
ウィル・スミス覚醒。